2012/11/2111:0 『飯田のミクロ 新しい経済学の教科書1』出版記念 ふらっとすぽっとライブトーク 『飯田のミクロ 新しい経済学の教科書1』(光文社新書)の刊行を記念し、紀伊国屋新宿南店のイベントスペース<ふらっとすぽっと>にて、トークショーが開かれた。経済学者の飯田泰之が、経済学を学ぶ意味や経済政策について語った。■『飯田のミクロ』 ――最初に、いま経済学を学ぶことにはどんな意味があるとお考えかお話ください 飯田 経済学に限らず、「なんとか学」を学ぶということは、自分の中に考えるための型を持つことだと思っています。そして「思考の型」を持つためであれば、文系ですと、法学と経済学が適している。というのも法学と経済学はその教育課程自体において「思考の型」が明確に意識されている学問ですから。他の、文系分野はそれをあまり自覚していないように感じられる。「思考の型」を持つためにも、経済学を