ジョー・バイデン米副大統領が、環太平洋パートナーシップ(TPP)協定交渉の年内妥結を目指し、東京にやって来る。日本のメディアの関心は農産品の関税に集まるかもしれないが、内部告発サイト「ウィキリークス」が先月末に公開したTPPの交渉文書を見る限り、この協定は、保健衛生と医薬品の入手問題にもさまざまな悪影響を及ぼすことになる。 ウィキリークスが公開した文書から、日本政府の立場も分かってきた。米国が求めている条項案は、他のいかなる貿易協定よりも医薬品の入手機会を脅かすものだが、残念ながら、日本政府は、いくつかの最も有害な条項を支持している。そしてこの姿勢は、アジア太平洋地域の弱い立場の患者を大いに苦しめる可能性がある。 米国が推している厳しい知的財産条項とは次のようなものだ。20年を超える特許期間の延長、医療行為や動・植物への特許付与、既存薬に対し有効性向上を伴わない構造変化に対する特許付与、製
誰が化学兵器を使ったか?8月21日、2年以上にわたって内戦が続くシリアの首都ダマスカス郊外で、化学兵器によるとみられる攻撃が発生し、子どもを含む数百名の死者が出ました。これを受けて、シリア情勢は緊迫の度をこれまでになく高めています。 シリア政府は国連による現地調査の要請を受け入れましたが、安全上の問題から、調査団の活動は予定より遅れています。そのため、8月28日現在、誰が化学兵器を使用したかについて、国連は正式な発表ができていません。 しかし、その一方で、米国やフランス、イギリスをはじめとする欧米諸国は、既に「アサド政権が反体制派を攻撃するなかで化学兵器が使用された」とする見方を固めています。また、サウジアラビアなど近隣アラブ諸国からなるアラブ連盟も、アサド政権が化学兵器を使用したとする決議を採択しています。欧米諸国はアサド政権への制裁として軍事介入を辞さない構えで、(西側向けの原油輸出国
Preferring to let the work speak for itself, Kawakubo has not sat for a portrait since this 2004 photograph and rarely grants interviews. ILLUSTRATION: Photograph by Eiichiro Sakata Since she launched her Comme des Garçons (French for "like the boys") fashion brand 41 years ago, Rei Kawakubo has always played by her own rules. Fascinated by challenging conventional standards of beauty, she's recon
【ロサンゼルス=藤えりか】米メディアによると、東日本大震災での米軍の救援活動「トモダチ作戦」に従事した兵士8人が、「東京電力が情報開示を怠ったため危険なレベルまで被曝(ひばく)した」として東電を相手取り、損害賠償を求めて米サンディエゴの連邦地裁に訴えた。 訴えたのはカリフォルニア州を母港とする米空母ロナルド・レーガンの乗組員8人。東電が米軍に「間違った安全感覚」を植えつけ、「脅威となるほどの放射能レベルではなかったという錯覚を起こさせた」と主張。損害賠償として1千万ドル(約8億6千万円)、詐欺や怠慢などへの懲罰的賠償として3千万ドル、医療費をまかなう1億ドルのファンドの立ち上げを求めている。 東京電力広報部は「提訴されたとの報道は認識している。訴状が届いていないのでコメントできない」としている。
日本で新興のブログサイトが新聞協会賞を受賞することがあるだろうか。まず無理だろうが、アメリカは違う。ブログサイトとして出発したインターネット新聞のハフィントン・ポスト(ハフポスト)が4月16日、創刊7年目にしてジャーナリズムで最も栄誉あるピュリツァー賞を受賞したのである。 受賞作は連載企画「戦場を越えて」。全国ニュース部門での受賞で、イラクやアフガン戦争で重傷を負い、身体障害者になった退役軍人や家族の状況について生々しいエピソード満載で伝えている。ネットメディアと聞くと「低コストでスピード重視」を連想しがちだが、8ヵ月にわたる長期連載だ。 筆者は66歳のベテランジャーナリスト、デビッド・ウッド。1977年にアフリカのゲリラ戦争取材のために雑誌タイムのナイロビ支局長に就任して以来、世界各地の紛争を取材する軍事専門記者として30年以上にわたって活躍してきた。直近ではイラクとアフガニスタンの戦線
スペイン・バルセロナ(Barcelona)で開かれたモバイル機器関連の展示会「モバイル・ワールド・コングレス(Mobile World Congress)」で講演する米インターネット検索大手ヤフー(Yahoo)のキャロル・バーツ(Carol Bartz)最高経営責任者(CEO、当時、2011年2月16日撮影)。(c)AFP/JOSEP LAGO 【9月9日 AFP】米インターネット検索大手ヤフー(Yahoo!)の最高経営責任者(CEO)を解任されたばかりのキャロル・バーツ(Carol Bartz)氏が、米経済誌フォーチュン(Fortune)のインタビューで、同氏一流の辛辣(しんらつ)な表現を使ってヤフー経営陣への怒りをあらわにした。6日にロイ・ボストック(Roy Bostock)会長から電話で解任を告げられて以来、バーツ氏がインタビューに応じるのは初めて。 バーツ氏は6日夜、ボストック会長
とはいえ、相手は残念ながら奥様ではない。もちろん彼女でもない。犬?、違います。猫は飼っていません。実はお相手は、携帯電話機、アイフォーン(iPhone)なのである。 腕立て伏せをして床に置いたアイフォーンの画面に向かって、ちゅっとやるとアイフォーンが可愛らしく回数を数えてくれるのだ。 画面にはご丁寧に、腕を曲げて、伸ばして、息を吸って、吐いて、とリズムと息遣いが表示されている。そのリズムに合わせないと回数を数えてくれない。 腹筋も同じで、電話機を持って腹筋すると回数を数えてビート音で教えてくれる。10回ごとに音が変わって画面を見なくても回数が分かる。 設定した回数の運動が終わると、そのデータは記録されてグラフ表示され、また自動的にツイッターでつぶやいて他人(ライバル)にお知らせして競争心を煽る仕組み。 NTTドコモのiモードは携帯電話機でメールができるなど画期的なものだったが、スマートフォ
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きし・ひろゆき/1962年東京都生まれ。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授。経済財政政策担当大臣、総務大臣などの政務秘書官を務めた。現在、エイベックス顧問のほか、総合格闘技団体RIZINの運営などにも携わる。 岸博幸のクリエイティブ国富論 メディアや文化などソフトパワーを総称する「クリエイティブ産業」なる新概念が注目を集めている。その正しい捉え方と実践法を経済政策の論客が説く。 バックナンバー一覧 9月23日に、米国でかつて最大手DVDレンタル・チェーンだったブロックバスターが経営破綻しました。そこに至るまでのレンタル市場の変容やライバル企業の躍進を学べば、メディア・コンテンツ産業にとって重要な教訓を得ることができるのではないでしょうか。 経営破綻に至る経緯 1990年代から2000年代の前半にかけて、米国のDVDレンタル市場はブロックバスターの独壇場でした。そのブロックバスター
経営権売却額が1ドルだったニューズウィーク 【ニューヨーク=山中季広】米有力誌ニューズウィークの経営権売却額がわずか1ドル(約83円)だったことがわかった。AP通信が6日に報じた。同誌は米紙ワシントン・ポストが所有していたが、8月に「JBL」「インフィニティ」などの音響各社を経営するシドニー・ハーマン氏(92)との間で経営権売買の合意がまとまった。 明らかになった売買条項によると、同誌の買い取り価格は1ドルちょうど。推定1千万ドル(8億3千万円)に達した負債や同誌社員の年金もポスト紙側が負担する。一方、ハーマン氏は、ポスト紙側が求めた(1)同誌社員約300人の大半の雇用を維持し、(2)雑誌発行とニュースサイト充実を続ける、などの条件を受け入れたという。 同誌は1933年創刊で、61年にポスト紙が傘下に収めた。質の高い報道を続けてきたが、部数減で広告収入が落ち、昨年は3千万ドル(約24
9月20日、ユーチューブはグッゲンハイム美術館と共同で、芸術性の高いビデオ作品を紹介するプロジェクトを開始。写真はニューヨークのグッゲンハイム美術館。2月撮影(2010年 ロイター/Shannon Stapleton) [ロサンゼルス 20日 ロイター] 動画共有サイト「ユーチューブ」は、ニューヨークなどにあるグッゲンハイム美術館と共同で、芸術性の高いビデオ作品を紹介するプロジェクト「ユーチューブ・プレー」を開始した。新たなアーティストの発掘などを目指す。 同プロジェクトには、世界91カ国から作品2万3000本以上の応募が寄せられた。20日には同サイト上のページ(YouTube.com/play)と、ニューヨーク、ベルリン、ベネチア、ビルバオにあるグッゲンハイム美術館で、選ばれた作品125本が公開された。審査委員会はその後、125本の中から特に優れている20本を選出し、10月21日にニュ
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