アリアン・ド・ロスチャイルド男爵夫人はプライベートバンクからワイナリー、フランス・ムジェーブのスキーリゾートにまで至る膨大な一族の事業を、4年の歳月をかけて再編し、一族の名前を冠したスイスのプライベートバンクを新たな段階へと発展させる準備を進めてきた。 アリアン夫人は一族が経営権を握るスイスのウェルスマネジメント会社、エドモン・ド・ロスチャイルドの非公開化を提案した。非公開化に伴い、フランス事業をスイス事業に統合し、日々の経営をビンセント・トーパン氏に委任する計画で、細分化されている富裕層市場で同社の競争力を高めることを狙う。