世界初の空飛ぶタクシーサービスを開発中の中国企業「EHang」は10月31日、米ナスダック市場にIPO申請を行った。同社は1億ドルのADR(米国預託証券)を発行する。 EHangは今年1月、中国政府から史上初のエアタクシーサービスの始動に向けた認可を受けていた。同社は本拠を構える広州市で、EHang 216と呼ばれる二人乗りの自律飛行式ドローンを用いた旅客サービスを開始しようとしている。 一般的には旅客ドローンを開発中の企業として知られるEHangは、数百台の小型ドローンを用いる光のショーや、監視システムの販売でも売上を上げている。同社の共同創業者のDerrick Xiongによると、光のショーで必要となるドローンネットワークの構築で得た知見が、今後始動する旅客サービスでも役立つという。 同社の顧客には、観光客向けの旅客ドローンに関心を持つ中国企業や、従業員や物資の輸送を計画中のノルウェー