環境省の「平成の名水百選」にも選ばれた岩手県盛岡市の湧き水「青龍水」で水が枯れていることがわかりました。住民に親しまれている清水の異変に驚きが広がっています。 (リポート) 「盛岡市のこちら、青龍水なんですが、現在ポンプでの水のくみ上げを停止しているため、このように底が見えてしまっています」 盛岡市鉈屋町にある「青龍水」。江戸時代から地域住民に親しまれている湧き水で、2008年には環境省が選ぶ「平成の名水100選」にも選ばれました。青龍水に異変が起きたのは一週間前、今月10日でした。 「10日の日、実は私たちちょうど掃除の日で、掃除が終わって9時過ぎに引き上げるときは正常に水は出てたんですけど」 こう話すのは毎週ボランティアで湧き水の掃除を行っている、青龍水を潤す会の吉田政弘さんです。掃除で一旦、枡の水を抜いた後、通常であれば2時間ほどで水は一杯になるといいます。しかし、この日吉田さんたち