石田衣良(いしだいら)さんによる小説『池袋ウエストゲートパーク』。「池袋のトラブルシューター」こと、真島誠(マコト)が、次々起こる難事件に立ち向かうというストーリーで、池袋という土地柄や人々の様相を描いた人気作です。 本作は2000(平成12)年、TBSでテレビドラマ化。主演は長瀬智也さん、ほかにも窪塚洋介さん、山下智久さんなどが出演しました。また脚本を『木更津キャッツアイ』『あまちゃん』などの宮藤官九郎さん、演出を『金田一少年の事件簿』『トリック』などの堤幸彦さんが担当するなど、キャスト以外のスタッフ陣もそうそうたる顔ぶれとなっています。 劇中でマコトが仲間と集まる場所として頻繁に使われていたのが、池袋西口公園(豊島区西池袋)です。ドラマ内で、この公園は行き場のない若者がたむろする場所として描かれています。実際、かつては「薄暗くてガラのよくない場所」という共通認識を持たれていました。