フェスティバル/トーキョー19で新作を上演予定のポーランドの演出家マグダ・シュペフト。演劇とインスタレーション、ドキュメンタリーとフィクションなど、横断的な創作をする彼女に、これまでの活動やプロジェクトの構想について、TPAM(国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2019)会場で話を聞いた。 ――あなたはヴロツワフ大学でジャーナリズムと批評を学んだのち、クラクフ国立演劇大学に入学しなおし、そこで演出家としての勉強と活動をはじめました。24歳のときにベルリンHAU劇場で発表された処女作『dolphin_who_loved_me』(2014)は、イルカの人間に対する恋愛感情を描くSF的物語であり、それでいてジャーナリスティックな批評性にも支えられた作品でした。SF的想像力とジャーナリスティックな批評性は、その後もあなたの作品では採用されつづけます。「サイエンス・フィクション」と「ノンフィクシ
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