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ブックマーク / www.festival-tokyo.jp (30)

  • トークイベント_村川拓也『Pamilya』をめぐるトーク|フェスティバル/トーキョー20

    F/T20『ムーンライト』を東京芸術劇場にて上演する村川拓也。 上演に先駆け、村川の過去作品の中でも近作『Pamilya』に焦点を当てたトークを展開する。トークゲストに『Pamilya』ドラマトゥルクの長津結一郎を迎え、作をさらに深く掘り下げていく。 『Pamilya(パミリヤ)』 福岡の高齢者福祉施設で働く、フィリピンから来た外国人介護福祉士候補生。彼女が自らの日常を舞台上で再現し、演じる。異国の地で不慣れな環境の中、それでも明るく淡々と仕事をこなす彼女と、高齢により話すことや体を動かすことが思うようにいかなくなった日人の利用者。「パミリヤ」とはタガログ語で「家族」を意味する。 彼女自身の家族との結びつきも語られるなか、「介護する/される」人間関係の新たな奥行きが浮かび上がる___。 2020年、福岡きびる舞台芸術祭「キビるフェス」にて上演。 演出:村川拓也 ドラマトゥルク:長津結一

  • 「対立多発時代」に非人間的視点から世界に臨む演劇 ―マグダ・シュペフト インタビュー

    フェスティバル/トーキョー19で新作を上演予定のポーランドの演出家マグダ・シュペフト。演劇とインスタレーション、ドキュメンタリーとフィクションなど、横断的な創作をする彼女に、これまでの活動やプロジェクトの構想について、TPAM(国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2019)会場で話を聞いた。 ――あなたはヴロツワフ大学でジャーナリズムと批評を学んだのち、クラクフ国立演劇大学に入学しなおし、そこで演出家としての勉強と活動をはじめました。24歳のときにベルリンHAU劇場で発表された処女作『dolphin_who_loved_me』(2014)は、イルカの人間に対する恋愛感情を描くSF的物語であり、それでいてジャーナリスティックな批評性にも支えられた作品でした。SF的想像力とジャーナリスティックな批評性は、その後もあなたの作品では採用されつづけます。「サイエンス・フィクション」と「ノンフィクシ

    「対立多発時代」に非人間的視点から世界に臨む演劇 ―マグダ・シュペフト インタビュー
  • ロゴ発表|フェスティバル/トーキョー19

    フェスティバル/トーキョー(以下F/T)は、新しいロゴデザインを発表いたしました。 2009年より開催している当舞台芸術祭は、10年目の2018年よりディレクターが交代し、ディレクター長島確、共同ディレクター河合千佳の下、社会における芸術の新たな可能性を追究しています。 新体制への移行が完了する年、「人と都市から始まる舞台芸術祭」であるF/Tのコンセプトをより強く発信していくため、アートディレクターにAllright Graphicsの髙田唯氏を迎え、ロゴデザインを一新いたしました。 新ロゴマークは、芳賀あきな氏のイラストレーションを用い、人でしか生み出すことのできない舞台芸術や、人と都市の関係の中で立ち上がる幸福な時間(フェスティバル)を表しています。デザインのフィールドに留まらない多様な活動を通じて、人と都市の新しい関係を表現する髙田唯氏のアートディレクションにより、F/Tのコミュニ

  • ディレクターズラウンジ.2019.6|フェスティバル/トーキョー19

  • F/T19 ディレクターズメッセージ|フェスティバル/トーキョー19

  • 対談:森栄喜×山縣良和『A Poet: We See a Rainbow』

    私たちは、私たちの虹をみたのだった。同じ虹を、私と、隣にいるだれか、あるいは、もうここにはいない誰かも見上げているのかもしれないと夢想した。去る10月20日からの3日間、昨年の『Family Regained: The Picnic』に続き“まちなかパフォーマンス”シリーズに参加した写真家の森栄喜さんは、『A Poet: We See a Rainbow』と題した今作の根幹にポエトリーリーディングをそえた。全5公演を終えた森さんの表情もまた、虹が垣間見えそうなほど晴れやかだった。 『A Poet: We See a Rainbow』公演写真・10/21(Sun)南池袋公園 サクラテラス 何とも形容し難い存在感を放つ“白い衣装”に身を包み、書店のギャラリースペース、公園のパブリックテラス、東京芸術劇場前の広場と館内の屋内広場と、性質が異なる複数の環境を舞台に発表された朗読パフォーマンス。書き

    対談:森栄喜×山縣良和『A Poet: We See a Rainbow』
  • 【レビュー】メッセージ・イン・ア・トラム -福田毅『ラジオ太平洋』を彩るマテリアル-

    F/T18まちなかパフォーマンスシリーズ『ラジオ太平洋』は、福田毅(中野成樹+フランケンズ)によるソロ作品であった。福田はF/T16から3年連続でまちなかパフォーマンスに抜擢されており、南池袋公園のカフェ(『ふくちゃんねる』)、劇場横のアトリエスペースや劇場ロビー(『アドベンチャーBINGO!!』)に続く今年は、東京さくらトラム(都電荒川線)を貸し切っての、車内での上演となった。 劇場の外でおこなわれる演劇では、「現実」と「虚構」の境目をあやふやにし、そこにドラマツルギーを生み出すことに作り手の視点の鋭さ、およびテクニックが表れる。劇場で俳優が「役を演じる」ことによって観客が物語に没入する「暗黙の嘘」とは異なる「現実」が必要になるわけで、F/Tのまちなかパフォーマンスは、その境界を探ることに挑戦してきたシリーズだ。 しかし、まちなかパフォーマンスを語る上で、「虚構」に対置する語としての「現

    【レビュー】メッセージ・イン・ア・トラム -福田毅『ラジオ太平洋』を彩るマテリアル-
  • ドキュントメント『Changes』レビュー (佐々木敦)

    範宙遊泳山卓卓初監督映画、ドキュントメント、あとはタイトルしか知り得ない状態で試写を観たのだが、いかにも卓くんらしい作品になっていて、とても良かった。冒頭のシーン、劇場の楽屋口前の坂道を主演女優が歩いてきた時から、なぜか胸が熱くなった。彼女が範宙遊泳を辞めていたことを私はこの映画で知ったが、素の彼女(という言い方はもちろんナイーヴ過ぎる、ということはすぐ後で述べる)の姿に、彼女が範宙で演じてきた幾つもの印象的な役柄が重なって見えた。ドキュントメントはドキュメントなので、どうして山卓卓がこんな映画を撮ろうと思い立ったのかは映画の中で触れられている。だがドキュントメントにはフィクションの要素もある。それは範宙の演劇を観たことがある者であれば、最初の方のオーディション再現場面ですぐさまあからさまにされる。もちろんそれは映画の中でも「再現場面」として演じられているのだが、むしろすぐ特定可能な俳

    ドキュントメント『Changes』レビュー (佐々木敦)
  • F/T ディスカッション「アジア・トランスフィールド プノンペンの最新カルチャー」

    【12月16日開催】 F/T×アップリンク クロスオーバー企画 ドキュントメント『 Changes(チェンジズ)』特別上映&トーク (出演:山卓卓&長島確) ドキュメンタリー映画の手法をとりながらも、その枠に収まらない実験的な映像作品としてF/T18で初上映されたドキュントメント『 Changes(チェンジズ)』。作の監督で劇作・演出家である山卓卓は『 Changes(チェンジズ)』を単年度・単一の作品として考えるのではなく、2年をかけて撮影・編集・公開を重ねることで、公開の度に、作品の創り方・見せ方にも変化を起こします。 今回の特別上映後のトークでは、F/T18ディレクターである長島確をナビゲーターに、山卓卓と作品の背景や今度の展開など、プロジェクトの全体像を読み解いていきます。 山卓卓(やまもと・すぐる) 範宙遊泳主宰。劇作家・演出家。幼少期から吸収した映画・文学・音楽・美術

  • 【レビュー 】ドキュントメント『Changes』(夏目深雪)

    あなたは世界である 山卓卓の『Changes』はとりあえずドキュメンタリー映画であると言っていいだろう。一人の俳優に焦点を当て、生い立ちから掘り下げて作品化する山のソロプロジェクト「ドキュントメント」の最新作である作は、80分程度の映像作品であり、かつて山の主宰する劇団「範宙遊泳」でも役者をやっていた田中美希恵というふくよかな女優が痩せていくことを(一応)主題としている。「ドキュントメント」というのは、山の造語で、「ドキュメント」(記録)と、「DQN(ドキュン)」という痛い人を指すネットスラングを掛け合わせたそうだ。 「とりあえず」「程度」「一応」などと保留の言葉が多いのは、この作品がいわゆる「ドキュメンタリー」からも表向きの主題からも、逸脱している点が多いからである。上映分数については、試写や上映の度にその映像が付け足されていくそうで、80分程度というのはあくまで私が観た試写で

    【レビュー 】ドキュントメント『Changes』(夏目深雪)
  • ナシーム・スレイマンプール×ブッシュシアター|フェスティバル/トーキョー18

    劇作家と俳優、ぶっつけ番の出会いの先にあるのは― 毎ステージ異なるキャストで、リハーサルはなし。俳優に求められるのは、作品の内容、自分の役割について、何も知らずに番を迎えること。そんな一風変わった作品で、45カ国以上の劇場を旅してきたのは、イラン出身で、ドイツ・ベルリン在住の劇作家、ナシーム・スレイマンプール。作は、『白いウサギ、赤いウサギ』など、世界各地で翻訳上演される戯曲を手がけてきた彼が、「母語のペルシア語で伝える」ことを主眼に執筆した作品です。 いったん番が始まれば、俳優は、たった一人で、作家人が出す指示に従い、話し、行動するのみ。次第に打ち解け、リラックスしたムードで展開する二人のコミュニケーションは、時に観客をも交えながら、言葉の力、言葉とアイデンティティの結びつきといったテーマへと接近していきます。 Photo: David Monteith-Hodge Photo

  • 境界を越えて~アジアシリーズのこれまでとこれから~|フェスティバル/トーキョー18

    これまでのアジアシリーズの記録映像を一挙放出! 劇場で観る新しいアーカイブ体験 今年のアジアシリーズ*では、プログラムの上演・上映に加え、過去4年分のアジアシリーズの作品に出会える、アーカイブ空間を東京芸術劇場シアターイーストにオープンします。お気に入りのシーンを繰り返したり、興味の赴くままにいくつかの作品を「つまみぐい」するような、リアルな舞台とは違った映像ならではの観劇体験が可能です。会場内は「くつろぎ」や「集中」などのキーワードで空間が区切られ、自分の好みやペースに合わせてお選びいただけます。映像を通したアジア周遊をお楽しみください。

  • バングラデシュを読み解く|フェスティバル/トーキョー20

    11/1(Tue) 18:30 「パフォーミングアーツから見るベンガル文化」 ベンガルと呼ばれる地域は、現在ではバングラデシュとインドの西ベンガル州に分かれていますが、同じベンガル語を使用し、千年以上にわたって共通の文化を育んできました。豊かな伝統を誇るベンガル文学は長らく韻文を中心に歌われるものとして発展し、その歌から演劇や踊りなどのパフォーミングアーツも花開いていきました。近代に入るといわゆる近代演劇も上演されるようになりましたが、それに一石を投じる作品を発表し続けたのが、ノーベル賞詩人のタゴールです。今回はそのタゴールも含め、ベンガルのパフォーミングアーツを中心にその文化を紐解いていきます。 丹羽京子 (東京外国語大学 准教授) 東京外国語大学修士課程修了後、コルカタ(旧カルカッタ)のジャドブプル大学大学院比較文学科博士課程で学びPh.D.取得。東京外国語大学准教授。専門は近現代のベ

  • FTブックス|フェスティバル/トーキョー18

    フェスティバルに参加するアーティストからの選書・選曲をご紹介する「F/T Books & Music」。音楽を通じて、フェスティバルの作品世界や舞台芸術に足を踏み入れることのできる企画です。 今年は「○○な人へ」というテーマに自由に選んでいただきました。 観劇前に、観劇後に、アーティストにとっての表現の燃料や、世界の切り取り方をのぞいてみませんか?きっと、観劇がより楽しいものになるはずです。

  • 上演前ストレッチ|フェスティバル/トーキョー20

    演劇を観る前に、身体を動かして、少し頭をスッキリ、体に優しいストレッチをしてみませんか? 講師には、"We are healthy soldiers for our bodies' piece"をモットーに活動を行うホワイトレオターズから、ダンサー・映像作家の吉開菜央さんを迎えます。 普段身体を動かさないひとでも大丈夫。身体をほぐしてゆるりとした時間をすごしましょう。

  • ディレクターズ・ラウンジ|フェスティバル/トーキョー18

    「ディレクター/ディレクションのこれから」 10月25日(木)16:00 吉開菜央 10月27日(土)16:00 ハラサオリ 10月28日(日)16:30 相模友士郎 ※時間が変更になりました 10月29日(月)19:00 マグダ・シュペフト ※逐次通訳あり 11月08日(木)19:00 額田大志 「背景? 前景?」 10月24日(水)19:00 ムハンマド·アル=アッタール ※逐次通訳あり 11月09日(金)17:00 ダリウス・コシニスキ ※逐次通訳あり ※その他、複数回開催。 ※スケジュール・登壇者などの詳細は追加が決定次第、こちらのページにて発表します。 ©️Natsuki Kuroda ダンサー・振付家・映画作家吉開菜央 生き物ならではの身体的な感覚・現象を素材に、「見て、聴く」ことに集中する時間を映画にしている。新作触覚映画《Grand Bouquet / いま いちばん美しい

  • シンポジウム|フェスティバル/トーキョー18

    10/16 (Tue)  19:00  「いま」のお祭りを考える 美術批評家福住 廉(ふくずみ・れん) 1988年東京都生まれ、同在住。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。国内外約30の地域に関わりながら、中長期的なフィールドワークを経て多様な人びとと協働し、日常に問いを投げかける場を共同体の内部に出現させる「コミュニティ・スペシフィック」を志向したアートプロジェクトを実践しつづけている。2016年には、国際交流基金アジアセンターのフェローシッププログラムで1年間インドネシアに滞在。以降、日とインドネシアを行き来しながら活動を展開している。2016年には米経済誌フォーブス「30 Under 30 Asia」アート部門に選出された。 写真家/著述家/NPO法人Art Bridge Institute代表理事港 千尋(みなと・ちひろ) 1960年生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科

  • MI(X)G|フェスティバル/トーキョー18

    カラフルな「アジア」のグルーヴに出会い、巻き込まれる! カラフルでキッチュな衣裳に身を包んだ「サル」たちが躍動する『Toky Toki Saru』(F/T17)でも好評を博したタイのダンサー・振付家、ピチェ・クランチェンが、再び南池袋公園での新作上演を構想。今年もフェスティバル/トーキョーのオープニングを飾ります。 今作のテーマは「変化し続けるアジア」。アジア域内で加速するMigration(=移動)、Immigration(=移住)による未知(X)の出会い、それらを受け入れる融和(=Grant)の喜びが、アジアの各地域から集ったダンサー、振付家6名と、オーディションを経て選ばれた日在住のダンサー24名により、伸びやかに表現されます。 ダンサーたちは、ユニークなバルーン型のオブジェを装着。色も形もさまざまなオブジェが揺れ動くさま、DJの生み出すグルーヴ……。ステージを設けない開放的な広場

  • F/T17事業実績報告書を公開しました

    2017年9月~11月開催のフェスティバル/トーキョー17の事業実績報告書を公開しました。 ▸F/T17 事業実績報告書(PDF、4.5MB) 報告書に関するお問い合わせ フェスティバル/トーキョー実行委員会事務局 広報: press@festival-tokyo.jp

  • 新ディレクターの就任を発表しました

    フェスティバル/トーキョーのディレクターに長島確 共同ディレクターに河合千佳が就任 フェスティバル/トーキョー実行委員会(名誉実行委員長:高野之夫 豊島区長、実行委員長:福地茂雄)は、フェスティバル/トーキョー(以下F/T)の新ディレクターに長島確が就任することを発表いたしました。 F/Tは2009年の開始以降、東京で開催される国内最大規模の国際舞台芸術祭として、日のみならずアジアの同時代の舞台芸術を牽引してきました。今後もF/Tは新ディレクターの長島確、共同ディレクター河合千佳の下、舞台芸術の多角的な魅力を発信し、東京や日文化・芸術の発展に貢献していきます。 なお、今秋のフェスティバル/トーキョー18の開催概要については、5月に発表予定です。 ■メッセージ この10年にわたって演劇・ダンス・アートの現在を牽引してきた国際舞台芸術祭フェスティバル/トーキョー(F/T)のディレクターを