F/T20『ムーンライト』を東京芸術劇場にて上演する村川拓也。 上演に先駆け、村川の過去作品の中でも近作『Pamilya』に焦点を当てたトークを展開する。トークゲストに『Pamilya』ドラマトゥルクの長津結一郎を迎え、本作をさらに深く掘り下げていく。 『Pamilya(パミリヤ)』 福岡の高齢者福祉施設で働く、フィリピンから来た外国人介護福祉士候補生。彼女が自らの日常を舞台上で再現し、演じる。異国の地で不慣れな環境の中、それでも明るく淡々と仕事をこなす彼女と、高齢により話すことや体を動かすことが思うようにいかなくなった日本人の利用者。「パミリヤ」とはタガログ語で「家族」を意味する。 彼女自身の家族との結びつきも語られるなか、「介護する/される」人間関係の新たな奥行きが浮かび上がる___。 2020年、福岡きびる舞台芸術祭「キビるフェス」にて上演。 演出:村川拓也 ドラマトゥルク:長津結一