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ブックマーク / www.vansjournal.com (17)

  • 仕事場としてのスタジオ話 | Van's Photojournal

    今日は写真を撮ったりそれについての文章を書いたり動画を作ったり、という活動をしている私が、自分の仕事場であるスタジオでやっている業務あれこれについて書くという、恐ろしくニッチなお話です。 最近急に、年を一つ重ねたせいでしょうか「もっとでかいスタジオが欲しいなあ」「可能なら自前の」と思うようになってきました。現在のスタジオは何へーべーだとか何畳というのは覚えていないのですが、ちょっと変わった形ながら事務所スペース + ちょっとした撮影スペースを同時に設置できる状態にありまして、まずまずの広さです。そこへ毎日通勤しており、現在の私の活動のほとんどがそこで行われています。 問題というほどの問題もなく、以前は雨漏りがあったりしたのですが、大家さんがすぐに対処してくださいまして、以後何のトラブルもありません。周囲の環境含め大いに快適です。 入居の前後にはエアコン費用をクラウドファンディングしたところ

    仕事場としてのスタジオ話 | Van's Photojournal
  • Contax T2 & RDPIII, フィルムってつぶつぶよね | Van's Photojournal

    「つぶつぶ」というと別にポジティブでもネガティブでもない感じがするのに、「ぶつぶつ」というとなんだか嫌な感じがしませんか? わたくしフィルムをデジタイズする度に「フィルムって粒が集まっているんだなあ……」と当たり前のことながら少し感動します。 実にプロビア色。 そう、フィルムは粒です。粒子です。 デジタル写真は四角く区切られた升目を塗り絵していく形でして、解像度を高めていけばいつかはガクガク、ギザギザが見えなくなって美しいカーブが見えてくるよね、という考え方ですから、そもそも粒で表現するフィルム写真とは成り立ちが違うのが面白いんですね。 私自身はデジタルカメラが実用レベルに入ったな、というあたりでカメラを買い、高画素化の一途を辿るセンサーと一緒に育ってきた感じがありますから、たまにフィルムをやるとその構造の違いに毎度新鮮さを感じます。 パララックスで見事に耳が切れております 今日の写真は寄

    Contax T2 & RDPIII, フィルムってつぶつぶよね | Van's Photojournal
  • New FD50mm F1.4 | Van's Photojournal

    Lightroomのカタログをまさぐっていたら、2015年頃にSony α7で撮ったCanon NFD50mm F1.4の写真が出てきました。 このレンズ、私自身はもともとキヤノンユーザーだったのですが、FDマウントのレンズはEFマウントのボデーにくっつけることができず、しかし実家にはCanon AE-1というシャッタースピード優先のAEフィルム一眼レフがあってそのレンズとしてあったりと微妙にご縁があるレンズでありまして、いつか使ってみたいなと思っていたところにミラーレス機であるところのα7を購入したので喜び勇んでFD→Eマウントアダプターを購入して使ってみた次第です。長い。 2段くらい絞っていると思います。多分。 実際に使ってみると、これが良いのね! いま改めてRAWを見てみますと、レンズで色乗りがしっかりしており、下手をすると少々バタ臭いんじゃないかという感じるくらいこってり。しかしな

    New FD50mm F1.4 | Van's Photojournal
  • 2018年7月11日 ロンドンにて | Van's Photojournal

    こんにちは。 過去の旅写真をひとつのLightroomカタログに入れて管理しておりまして、ちょうど3年前の今頃、ロンドンをうろうろしていた日があったのを知りました。今日はその日の写真でも見ていただきましょう。 ごそっとまとめて写真を扱うと、ひとつの旅のすべての写真からセレクトし直すのはなかなかしんどかったので放置しておりまして、このジャーナルブログで扱った過去の旅写真記事は全写真の中から「これは使うだろうな」と荒くセレクトしたもののなかからピックアップしたものでした。 ところが今回、この7月11日と限定して残っていた写真すべてからセレクトし直したところ、「現地を紹介したいならこっちだよね?」という感じでセレクトが全然違うものになりました。 写真作品としてなにか見せたい、写真を撮る技能が見せたいみたいなところにどうしてもこだわってしまっていたんだなあ、と思うと同時に、現在のセレクトが違うとい

    2018年7月11日 ロンドンにて | Van's Photojournal
  • エゴとのバランス | Van's Photojournal

    わたくし写真講師をやっておりまして、ぼちぼち生徒さんの中から写真で稼ぐ人が増えてきています。 もともと「上手い奴は勝手にプロになっちゃう」理論でやっているもんですから、勝手に上手くなって勝手にプロになりゃ良いじゃん、プロにならせるっていう名目でお金を余分に取ることは現状やっていないし、俺もプロ向けコースみたいのをどこかで履修したからプロになわけでもなく、プロというのは状況のことであって……という感じでいます。 ですからオンラインサロンを運営しておるのですが、そこでは「プロになるため!」とか「よそのカメラマンをしばくため!」「ナオンにモテるため!」みたいなことは全然話題の中心ではなく、ただただ自分と戦う道場として運営しているんであります。 そもそも自分と戦える人って強いんですよね。 コンテストみたいな場では他人と戦うことの無意味さに「知らんがな」とどっちらけになってしまうのでたいへん弱かった

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  • Nikon Z6/Z7で撮影したRAWをLightroomで読み込むと強制的にレンズプロファイルが当てられてしまう問題 | Van's Photojournal

    こんにちは。YouTubeと連動で、タイトルの通りNikon Zで撮ったRAW画像をLightroomに読み込むと、強制的にレンズプロファイルが当たってしまった困っちゃう問題の対処策について記したいと思います。 発端 ことの発端は、Nikon Z6に電子アダプター経由で他社製レンズを使っている際に、なんだかおかしな歪み方をしているなと違和感を抱いたこと。 たとえばNikon Z6にTechart TZM-01(電子接点付きAF化マウントアダプター)経由でLeica Summicron-R 50mm F2 ROMをくっつけて撮影し、そのRAW画像をLightroomでRAW現像していると、写真のサムネイルをダブルクリックで拡大し、RAW内のJPGプレビューからLrが演算し直したプレビュー画像に切り替わる際、歪み方が変わる例がたくさん見られたのです。 勝手にLrレンズプロファイル補正がかかった

    Nikon Z6/Z7で撮影したRAWをLightroomで読み込むと強制的にレンズプロファイルが当てられてしまう問題 | Van's Photojournal
  • 猫に遭遇 | Van's Photojournal

    わたくし自宅から徒歩圏内にスタジオを借りて事務所兼用で使っておりまして、そこへ向かう途中で時折に遭います。 このは子の頃から顔なじみのレギュラー。名前は特にないのですがご近所さんに勝手にタマちゃんと呼ばれていたりするようです。チャームポイントは緑の目と短いしっぽ。 ポーズのバリエーションが下手なグラビアアイドルよりも素晴らしい! 撮影はPanasonic DC-G99にパナライカ42.5mm F1.2でありました。もうちょっと柔らかく撮れたら最高なんですがが可愛いので別に誰もそんなことは気にしないと思います。

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  • 画質とカメラについてあれこれ考えること | Van's Photojournal

    こんにちは。 最近、月額で写真を見てもらうサービスを始めたおかげで、求める写真の画質についてより敏感になっている気がします。思考がアート商売寄りになり、飯は美味くなり、世の中にひとつチャンネルが増えたような気がしています。 これまではざっくり「仕事で使うカメラ」と「それ以外」みたいな感じで分けており、仕事用はその時々でちょこまかとレンズもボデーも入れ替えつつ、それ以外用にコンデジであるDSC-RX100、みたいな風にクラス分けをしておりまして、それはそれで明快でわかりやすかったんであります。 ところが、YouTubeをはじめてしばらくすると、仕事の中でも教える仕事の比率がどんどん大きくなってきたもので、依頼されて撮る写真よりも作例としての写真の方が仕事っぽくなってきました。 さらに最近、改めて作品をちゃんと撮ってプリントを売れるようにしないといかんな、と一念発起しまして、そうするとまた求め

    画質とカメラについてあれこれ考えること | Van's Photojournal
  • 旅に出たい & ワークショップ再開したい | Van's Photojournal

    ブログのタイトルは一定以上長いほうがSEO的には良いという話ですが、長ければ長いほど便利情報ブログ向きになっていく感じがしますね。実際に自分が検索する時、たしかにある程度タイトルで教えてくれているとクリックしやすいものです。 私のジャーナルブログはぜんぜん親切設計ではないので、自分で後から振り返ってみても、タイトルだけだと「なにを書いたポストだっけ」となりがちです。よろしくないんですが、タイトルは簡潔なほうが好き。 ドゴール空港の駅。ずぎゅーんと超広角。 休み 今日は休みなので当は自宅でゆっくりすれば良いのでしょうが、明日ちょっと廃村を撮りに行こう、という話になったので、毎週火曜にしているPatreonの更新を今日設定しておこう、というのでいつも仕事に使っているスタジオへ行って作業しておりました。今は帰宅して、自宅のこたつに入ってノートPCを相手にしています。 この休み、フリーランスどこ

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  • 石神井公園へ | Van's Photojournal

    昨年末、Nikon Z6にNikkor Z 35mm f/1.8 S……でしたっけ? をつけて石神井公園に行ってきたときの写真をば。 いやー良いレンズ。当たり前レベルがめちゃくちゃに高いんだけど主張せず控え目です。この傾向、撮った人が嬉しい嬉しくないよりも写真で何をしたいかを考える人間にとってはたいへん好ましい傾向だなと思っています。 ただ徘徊撮りしたものをダラダラアップするだけになってしまっていますが、とりあえずカメラとレンズの感じは伝わるといいなと思っています。繊細で良いでしょ。 カメラをいじくっていると、どうしても写真よりもカメラ趣味の方に重きをおいてしまうので「いかんいかん」と定期的に自分を律しないといけません。と言いながらこのジャーナルブログの、とくに徘徊日誌については撮っている自分が楽しいかどうか、すなわち撮っていて楽しい機材かどうかがどうしても優先してしまっていますね。 20

    石神井公園へ | Van's Photojournal
  • Nikon Z6ユーザーがZ6IIを使ってみた | Van's Photojournal

    こんにちは。 先日、ニコンさんからフルサイズセンサー搭載のミラーレス一眼、Z6IIを試してみない? と声をかけていただきまして、初代のZ6ユーザーとしましては一体どのへんがどう違うのか興味があったものでふたつ返事で引き受けることにいたしました。 普段はYouTubeでレビューしてもらうかわりに商品をあげるんで、という色んなメーカーさんからのお誘いを断腸の思いで断り続けているのですが、今回はYouTube外であること、また金銭の授受なしにカメラを貸していただくのみなのでOK! という形です。 前回のブログにも書いたと思うのですが、YouTubeをやっている私とこのジャーナルブログを書いている私、不可分なのでYouTubeでレビューしちゃうのもアリだなあと思うんですよ。どうせ自分から見てアレなところはアレと遠慮なく指摘しますしね。 大事なのは利益相反があるかどうかを明示することと思いますので、

    Nikon Z6ユーザーがZ6IIを使ってみた | Van's Photojournal
  • 写真にするとは | Van's Photojournal

    昨日の「スナップのすゝめ」、気に入っていただけた方もいたようで、Twitterでちょいちょいリツイートの通知が来ておりました。私の周り、基的に写真を撮る人ばかりなもので、そのあたりのネタが響くのはさもありなんという感じ。 しかし当ジャーナルブログは写真を撮る人に限らず、むしろ写真と社会をつなげていきたいという目論見でスタートしているので、スナップのすゝめを見て写真を始める方がいたら嬉しいです。 どちらのカメラを買ったら良いですかみたいな「どっち系」質問には回答しませんが、写真を撮る上で悩みがちなことはけっこう共通ですから、とくにYoutubeを通じて悩みを解決しよう系のお話をよくしております。 写真にならない その中で、真面目な人ほど悩む「これ写真になってなくない?」問題について今日は書こうと思います。 シャッターボタンを押して写真を撮っているはずなのだけれども、単に「写った」だけになっ

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  • フリーホイールの片山さんとこにお邪魔 | Van's Photojournal

    こんにちは。ポッドキャスティング計画は進んでおりませんが、取材撮影はちょいちょい行かせてもらっております。 先日、Youtubeで「仕事人を撮りたいから声をかけてほしい」とメッセージを広めたところ、「うちに撮りに来ませんか」と声をかけて頂いたのが、このフリーホイールの片山さんでした。 サイトを拝見すると、バイクやトライクの製造や販売をされている会社だそうで、もともとバイク好きな私としては強く惹かれるところであります。 メールでやりとりしていたところ、片山さんは音楽、特にHMのジャンルがお好きな上に、私のYoutubeチャンネルをご覧いただいていたくらいなので写真もお好きとのこと。こりゃお会いして話が盛り上がらないわけがないわ、と事前から楽しみにしておりました。 主旨 主旨といいますか要旨としましては、このジャーナルブログでは「おしごと」をテーマとして扱っていきたいと思っています。コロナウイ

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  • Nikon Dfでひとがポトレ撮ってるところに邪魔をしに行く | Van's Photojournal

    こんにちは。 先日、お友達がお友達を撮るというので、そこへNikon Dfを試しに行ってきました。 レンズは前半スナップパートがAF-S Nikkor 35mm f/1.8Gで、後半人物撮りパートがAF-S Nikkor 85mm f/1.4Gです。 Df、色めっちゃきれいやん……と衝撃を受けました。 ここまでが35mm。 このレンズ、最近Nikon Z6でも多用しておりまして、もともと35mm、ちょい広角の画角がスナップでは大好きなのですが、けっこう素通し系の、よくも悪くも優秀で優秀で優秀すぎて味がない系のレンズなものですから、ボディー側でこうやって色がきれいに出てくれると非常に嬉しかったです。 そしてニコン純正のお高い方の中核をなすAF-S Nikkor 85mm f/1.4Gに付け替えてみると。 モデルはさとさんです。人のおさんぽポトレにくっついていっておいて「あっちょっと良いですか

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  • MFTコンプレックス | Van's Photojournal

    MFTコンプレックス、それはマイクロフォーサーズのセンサーが載ったカメラを使っていると、よりサイズが大きなセンサーのカメラを使っている人から「ちっちゃい、画質が劣っている」と言われることでじわじわと心の底に苛立ちがつのり、ついには「MFTはさ」という出だしを聞いただけでブチッ! とキレてしまったりする症状のこと……というのはさっき私が勝手に思いついたことです。 そんな大げさな言葉にしなくても、たとえばホンダ・STEEDという400ccの和製アメリカンバイクに乗っている人は、よりエンジンも車体もでかいハーレーに乗っている人から「可愛いの乗ってるね」とからかわれて怒ったりします。 ハーレーの人が余計なことを言わずに「それぞれ楽しければ良いよね」と思っていればそれで良いんですが、何度も何度もくりかえしていくと、ハーレー乗りが近づいてきただけでSTEED乗りは「おっ来るのかてめえ」と身構えるように

    MFTコンプレックス | Van's Photojournal
  • ごあいさつ | Van's Photojournal

    こんにちは。目につくあらゆるものを写真にする病気の職業カメラマンかつ写真講師であり同時にライターでもある伴貞良が、国内外で働くひと、仕事をテーマに写真を撮り、エッセイを綴る……ことを目的にしつつ、コロナ禍であまり無責任にあちこち出かけるわけにもいかねえなあ、というので近所を徘徊したりして写真を撮りまくっている伴貞良写真日誌です。 これまでカメラマン業や写真講師業の傍らで延々と趣味的な撮影を継続してきました。 趣味的な撮影は「撮ることが目的、目的は撮ること」という自家撞着のような状態でありながら、あちこちへ足を伸ばしてスナップしておりまして、その延長線上で何か面白いことは出来ないかと考えていたところ、以前からテーマだった「社会とそれを支える仕事」を旅と絡めて皆さんにお見せするのが面白いのではないか、と思い立ちました。 そこで、メインテーマを「国内外の働くおっさんを撮る」に設定しました(カテゴ

    ごあいさつ | Van's Photojournal
  • 写真を撮る人間としての好み | Van's Photojournal

    以前からよく考えていることがあります。 私もそのへんのカメラ趣味の皆さんと同じように趣味として写真を撮り始めたクチでありまして、とりあえず目につくものを片っ端から写真に撮りながら技術を磨いてきたわけですが、世の中写真を撮る人間としての好みと、ただの人間としての好みが完全に一致している人というのがいるんですね。 たとえばラグビーをやっていた人が、自分が愛し人脈もあり内実がわかるラグビーを撮りたくなる、撮ると上手く行くというのはよくあることです。 私の場合であれば音楽出身なので音楽関係の写真を撮るのが一番簡単だったと思います。実際、手当たりしだいになんでも撮りたい! という時期に、声をかけやすいのもバンドをやっていた時代の人脈からです。人間社会ってそういうもんですからね。写真を始めたからっていきなり新規人脈が出来るわけではありません。飛び込み営業していかないと新たな人とは繋がれないものです。

    写真を撮る人間としての好み | Van's Photojournal
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