前回のA64FXに続き、ARMプロセッサーの後編はAppleのMac(Macintosh)向けApple Siliconの話である。が、いきなりここに飛びつく前に、まずは過去の経緯を簡単に振り返っていこう。 何度もアーキテクチャー変更があった Macのプロセッサー遍歴 冒頭に書いておくと、Macがプロセッサーアーキテクチャーを変更するのは、公式にはこれで3度目。非公式には4度目になる。 つまり初代のMacintoshやMacintosh II、Quadraなどに使われてきたMC68Kシリーズ、PowerMacに移行が決まる前に、非公式に移植が進められてきていたMC88K、そしてPowerPC、x86ときて、今回がARM v8-Aである。 MC88Kがあまり知られていないのは、製品が出ていないのだから当然であるが、68K→88Kのエミュレーターが完成した段階で、MC88KからPowerPCの
Intel搭載Macは、マルチコアCPU、強力なGPU、セキュリティ、SSDコントローラー、モーションコプロセッサ、画像処理プロセッサ機能を搭載したT2チップなどで構成されている。 Apple SiliconはCPUやGPUなどさまざまな機能をワンチップにまとめたSoC(System on a Chip)で、CPUとGPUがPCIバスを通してデータをコピーしたりといったことが不要なユニファイドメモリアーキテクチャが使え、ビデオエンコーダー/デコーダー、機械学習関連の処理に特化したニューラルエンジン、機械学習の演算速度を向上させるためのプロセッサ、Intelプロセッサが対称型であるのに対してApple Siliconでは非対称型マルチプロセッシングであるといった特徴がある。
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