現代のスマートフォンチップに重大なセキュリティ脆弱性が存在することを認めた後、そうしたチップ設計企業の1社の最高経営責任者(CEO)は、より恐ろしいニュースを伝えた。 Arm HoldingsのCEOを務めるSimon Segars氏は先週、ラスベガスで開催されたCES 2018でのインタビューにおいて、「実際には、(その脆弱性のように)長年安全とみなされていたものが、おそらくほかにもあるはずだ。セキュリティ脅威に執着するひねくれた頭脳の持ち主が、本来なら完全に安全と考えられていたはずのシステムの悪用方法を発見するかもしれない」と述べた。 1月上旬、現代のプロセッサの多くに脆弱性「Meltdown/Spectre」が発見され、それが原因で、コンピュータやスマートフォンが攻撃に対して無防備になる恐れがある、とのニュースが報じられた。IntelやArmなどのチップで使われる設計上の手法を悪用す