SSL=Solid State Logic(ソリッド・ステート・ロジック)から、まさに本命といえる1フェーダーのフィジカルコントローラー、UF1が発表され、6月10日より国内での発売が開始されます。価格はオープンプライスですが、実売価格は税込み99,990円と、DTM用途のフィジコンとして安くはないですが、コンソールの老舗であり、本家ともいえるSSLの機材だけに、まさにホンモノのコントローラー。モータードライブで動く、100mmストロークのタッチセンシティブ・フェーダーは、業務用スタジオにあるフェーダーそのものです。 特筆すべきは大小2つのカラー液晶ディスプレイが搭載されており、ここにアナログ風VUメーターや、トゥルーピーク対応レベルメーター、フェイズスコープなどが表示できるという点。もちろんDAW側のトラック名を表示させたり、現在の小節・拍・Tick番号を表示させたり……といったことも可
座席のカテゴリの変更は、コンサート直前の5月18日、大胆におこなわれた。変更前の座席レイアウトは、W会員シートとSS席はアリーナ席(グラウンドエリア)、S席は1階スタンド席、A席はバルコニー席と2階スタンド席だった(図1)。 ところが、SS席がアリーナ席に加えて、1階スタンド席の一部に追加され、S席は1階スタンド席のほかにバルコニー席、2階スタンド席の一部に追加、A席はバルコニー席がなくなり2階スタンド席のみとなった(図2)。 読売新聞の報道によると、“格下げ”されたチケットは、2万4000枚に及んだ。 消費者庁がこの3社に確認したところ、1階アリーナ席(SS席)は約3300席分を確保していたが、1日あたり約7200席のSS席を販売していたという。コンサートは2日間にわたっておこなわれたので、SS席は約6600席に対して約14400席が販売されたことになる。そのため、SS席の一部がS席の位
そうしたパラドックスを乗り越える、ほぼ唯一の解決策が「ブレードランナーLIVE」、すなわち映画で流れたヴァンゲリスの音楽のほぼすべてを、映画本編から切り離さずに演奏するライヴなのだ。別掲のセットリストが実際にライヴで演奏される楽曲一覧だが、この映画の熱心なファンならば、楽曲名を見ただけで、ヴァンゲリスの音楽が流れるシーンの映像が即座に思い浮かんでくるだろう(唯一の例外はヴァンゲリスが作曲した挿入歌“One More Kiss, Dear”で、これだけは劇中に流れるソース・ミュージックという扱いになり、映画本編で使用されたオリジナルがそのまま流れる)。 ヴァンゲリスが「ブレードランナー」のために作曲した音楽が、作曲家本人のアレンジに忠実なまま、しかも物語順に演奏されるのを聴けただけでも、「ブレードランナーLIVE」は感涙ものであった。だが、もうひとつ、このライヴを体験してよりいっそう深く理解
メタバース(3次元の仮想空間)で行うバーチャルライブなどでの楽曲利用ついての問い合わせが増えているとし、日本音楽著作権協会(JASRAC)がこのほど、考え方を公表した。 メタバースでバーチャルライブを行う場合は、動画配信の規定に基づきライセンスする。例えば、有料のバーチャルライブをストリーム形式で配信する際は、月間の情報料・広告料など収入の2.1%(最低使用料5000円)を徴収する。 メタバース上の店舗でBGMを利用するケースなら、音楽配信の規定に基づく。例えば、広告やアバターアイテム課金などによる収入があるサービス内でBGMをストリーム配信する場合は、月間の情報料・広告料など収入の3.5%(最低使用料5000円)になる。 JASRACは「メタバースをはじめとしたWeb3における音楽利用についても適切なライセンス環境を整え、音楽クリエイターが適正な対価を得られる取り組みを推進する」としてい
坂本龍一ロング・インタビュー。あるがままのSとNをMに求めて坂本龍一の新アルバム『12』を記念し、雑誌『美術手帖』2017年5月号の坂本龍一特集より、冒頭を飾った坂本龍一のロングインタビューを公開。坂本龍一が考えるS(サウンド)とN(ノイズ)、そしてM(ミュージック)とはなんなのか? 17年のアルバム『async』の制作のほとんどを行ったというニューヨークで坂本が語った言葉に注目。 聞き手・文=松井茂(詩人・情報科学芸術大学院大学[IAMAS]准教授) All photos by GION ──ワタリウム美術館での展覧会が始まります。展示の中心は、8年ぶりの新譜『async』による5・1chのサウンド・インスタレーションです。 坂本 『async』でしたかったことは、まずは自分の聴きたい音だけを集めるということでした。あまり家から出ないので、雨の音が鳴っていると嬉しくて、毎回録音してしまい
ザイン・グリフがアルバム『ザ・ヘルデン・プロジェクト//スパイズ』を発表した。 1980年にアルバム『灰とダイアモンド』でソロ・デビュー。ポップでロマンティックな音楽性とそのヴィジュアルで、“ニュー・ロマンティックスの貴公子”と呼ばれるに至った。 高橋幸宏の『WHAT, ME WORRY? ボク、大丈夫!!』(1982)にゲスト参加したことで日本でも幅広い人気を獲得したザインの新作は、“古くて新しい”アルバムである。 元々本作は1983年、今や映画音楽の巨匠として知られるハンス・ジマーとウルトラヴォックスのドラマー、ウォーレン・カンのプロジェクト“ヘルデン”の作品として始動。ザインは最初期から深く関わっていたが、当時は完成されなかったものだ。その音源をザインが(ハンスとウォーレンの合意の下で)再レコーディング、公式リリースすることになった。 どこまでもポップでありながら気品すら漂う調べ、女
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、エディ・ヴァン・ヘイレン(Photo by Samir Hussein/WireImage, Richard E. Aaron/Redferns) レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(Red Hot Chili Peppers)が最新シングル「Eddie」をリリースした。 【動画を見る】レッチリ新曲「Eddie」試聴動画 この曲はタイトル通り、2020年に亡くなったエディ・ヴァン・ヘイレン(Eddie Van Halen)に捧げたもので、1985年にヴァン・ヘイレンを脱退したデイヴィッド・リー・ロスについても言及。10月14日リリース予定のニューアルバム『Return of the Dream Canteen』に収録される。 同曲について、アンソニー・キーディスはこのように語っている。 「アーティストが亡くなるそのときまで、自分たちがどれだけ深い影響を受け、
DJミキサーの歴史は、1971年にオーディオエンジニアのAlex Rosner(アレックス・ロズナー)が、フェーダーとキュー機能を備えた原始的な3チャンネルの「Rosie(ロージー)」と呼ばれるミキサーを作ったことから始まりました。 1960年代に「DJのゴッドファーザー」と言われているFrancis Grasso(フランシス・グラッソ)は、曲と曲をスムーズに繋ぐためにビートマッチングという方法を編み出しました。しかし、Salvation II、Haven、Sanctuaryなどのアンダーグラウンドのクラブには、DJプレイ中に次にプレイするトラックを聴く手段が存在しませんでした。 そんな雑な繋ぎ方に嫌気が差したフランシス・グラッソは、1971年にレジデントを務めていたニューヨークのクラブでレコードを簡単に切り替えることができるように、アレックス・ロズナーに相談した結果、「Rosie(ロージ
SMAP、嵐、関ジャニ∞、EXILEなどの楽曲を手がけた音楽プロデューサーが語る「ニュートラルな社会」 SMAP、嵐、関ジャニ∞、EXILE、AAA、超新星。音楽プロデューサーユニット「Face 2 fAKE」として世に送り出した楽曲は数知れず。大ヒット映画『翔んで埼玉』では「第43回日本アカデミー賞」優秀音楽賞を受賞。現在、NHKで放送中の「歴史探偵」(総合)では、歴史の謎へといざなうテーマ曲が話題となっている。そんな確固たる存在感で音楽シーンで活躍するのが、アキレス・ダミゴス氏(Achilles Damigos)だ。 「歴史探偵」レコーディング風景 輝かしい経歴をもつアキレス氏だが、ギリシャから母方の祖国である日本に移住した少年期以降、文化の違いを受け入れるのに苦労したという。希代のヒットメーカーの誕生秘話とともに、自身と同じ来日外国人の子どもたちへの思いを聞いた。 音楽を始めたきっか
イエスのアルバム『危機』(1972年)の発売50周年を記念した<イエス『危機』50周年記念ジャパンツアー>が、9月に東京と大阪、名古屋で開催されることが決定した。 ◆イエス動画、画像 このツアーは、6月にUKで開催される<Close To The Edge 50th Anniversary Tour 2022>の日本公演として実施されるものだ。9月5日、6日の東京・オーチャードホール、8日の大阪・NHK大阪ホール、9日の愛知・ビレッジホールの計4公演が行われ、『危機』の完全再現に加えてバンドの名曲の数々が披露される予定となっている。 イエスの来日公演は2019年以来、約3年ぶり。「ライブネーション・ジャパン・プレミアムクラブ」では5月18日18時よりチケットの先行受付が実施される。 <イエス『危機』50周年記念ジャパンツアー> 2022年9月5日(月)、6日(火)東京・オーチャードホール
グラミー賞歌手のアルバムにあった日本人の名前 世界的に人気の高いカナダ出身のR&Bシンガー、ザ・ウィークエンド。彼が今年の1月に5作目のアルバム『Dawn FM』を発表した際、大いに話題となった。いや、彼が新作を発表するともちろん常に話題になるのだが、日本では別の切り口からニュースになったのである。 その理由は、収録曲のひとつ「Out of Time」である。この曲のクレジットを見てみると、複数名が並ぶソングライター欄に、亜蘭知子と織田哲郎の名前が確認できる。 シンガー・ソングライターの亜蘭知子が1983年に発表したアルバム『浮遊空間』に収められた「MIDNIGHT PRETENDERS」がサンプリングされているため、このようなクレジットがされているのだ。 この『Dawn FM』は米国のビルボード・チャートでは2位という大ヒットを記録した。これほどのヒット作に、日本人の名前がクレジットされ
今週木曜日から3日間にわたって開催される、世界最大のシンセサイザーの祭典『SUPERBOOTH 22』(2022年5月12〜14日/於:ドイツ・ベルリン)。その開幕を前に、コルグが新製品「NTS-2 oscilloscope kit + PATCH & TWEAK with KORG」を発表しました。 コルグ「NTS-2 oscilloscope kit + PATCH & TWEAK with KORG」 「NTS-2 oscilloscope kit + PATCH & TWEAK with KORG」は、シンセサイザー専門書の新刊「PATCH & TWEAK with KORG」と、Nu:Tektブランドの新製品「NTS-2 oscilloscope kit」のバンドル・パッケージ。今夏刊行予定の「PATCH & TWEAK with KORG」(BJOOKS刊)は、シンセサイザー専
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