「welcome to THE沼!」 沼。 皆さんはこの言葉にどのようなイメージをお持ちだろうか? 私の中の沼といえば、足を取られたら、底なしの泥の深みへゆっくりとゆっくりと引きずり込まれ、抵抗すればするほど強く深くなすすべもなく、息をしたまま意識を抹消されるという恐怖のイメージだ。 一方、ある物事に心奪われ、取り憑かれたようにはまり込み、その世界にどっぷりと溺れることを 「沼」 という言葉で比喩される。 底なしの「収集」が愛と快感というある種の麻痺を伴い増幅する。 これは病か苦行か、あるいは究極の癒しなのか。 毒のスパイスをたっぷり含んだあらゆる世界の「沼」をご紹介しよう。 第五十三沼(だいごじゅうさんしょう) 『808!沼』今日が何の日か知っているかい?8月8日。 『808』の日だ。 当時そのサウンドを初めて聞いた時、イスから転げ落ちるほどの衝撃を受けた。 Roland TR-808の