スイッチやハブを接続する際、やってはいけないのがループ構成だ。これは、2台のスイッチを2本のLANケーブルで直結したり、1本のケーブルの両端を同じスイッチに接続した場合などに生じる。では、なぜループを作ってはいけないのか、ループを作ると何が起こるのだろうか。 ループ構成を作ってみると 2台のスイッチでループを作るとどうなるのか。理由の説明の前に、結果から紹介しよう。ここでは、PCを数台ずつ接続した2台のスイッチを用意した。最初に1本のLANケーブルでスイッチ間を結び、通信が行なわれていることを確認。スイッチのフロント部のアクセスランプは、通信にあわせて点滅している。 しかし、この状態で、もう1本のLANケーブルを接続すると、直後からアクセスランプは点灯したままとなった。スイッチ間を流れるトラフィックを調べたところ使用帯域は常時100%近い状態になり(図1)、その内容はほぼすべてがブロードキ