【5月15日 AFP】鉄橋に止まった列車の下を縫うように進むヒヒ。眼下の川では、カバがのし歩く。さらにヒョウが1頭、夕食にするアンテロープの匂いを嗅ぎ回っている。 南アフリカの最も有名な野生動物保護区、クルーガー国立公園(Kruger National Park)には、客を乗せているのに走らない豪華「列車」がある。客車を改装して造られたブティックホテル、「クルーガー・シャラティ(Kruger Shalati)」だ。黄金色の日の出から夜空に天の川が広がるまで、動物王国を見渡せる豪華な展望台となる。 橋に取り付けられたプラットホームには、小さな円形プールが設置されている。夕刻のそよ風を受けながら、何人かが軽食を楽しんでいる。 低いうなり声が響くと、鳥のさえずりがやんだ。ウエーターがすぐに「カバですよ」と言った。宿泊客は手すりから身を乗り出し、サビー川(Sabie River)の泥の中にカバの姿
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