日本酒メーカーの「大関」は、原料となる米の価格の高騰や電気料金の値上げの影響で、ことし10月から、日本酒の出荷価格を2%から7%値上げすることを決めました。 値上げは19年ぶりで、ほかのメーカーでも値上げを検討する動きが広がっています。 兵庫県西宮市に本社がある「大関」は、主力の「上撰金冠ワンカップ」などおよそ150品目の日本酒の出荷価格を、ことし10月から、2%から7%値上げすることを決めました。 大関が日本酒を値上げするのは、平成6年以来、19年ぶりです。値上げの理由について大関は、酒の原料となる国産の米の価格が前の年と比べておよそ30%上昇していることに加え、電気料金の値上げで工場の温度管理にかかるコストが上がっているためとしています。 また、「富久娘酒造」などを傘下に持つ「オエノンホールディングス」も、日本酒の出荷価格の値上げを検討しています。 記者会見で、西永裕司取締役は「米の価