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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (268)

  • 台湾映画『流麻溝十五号』が向き合う白色テロという負の歴史

    台湾の白色テロ時代の政治的迫害を描く『流麻溝十五号』には、負の歴史を大切にし、語り継ごうとする姿勢がある> 台湾で1947年に起きた2.28事件とその後の国民党政府による「白色テロ」時代については、ホウ・シャオシェン監督の『悲情城市』やエドワード・ヤン監督の『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』などを観て知った。 蒋介石率いる国民党政府によって起きた国民への思想弾圧や迫害の時代で、共産主義者の友人がいるとか勉強会に1度だけ参加したなどの理由で投獄され、拷問を受けたり処刑されたりした人は少なくない。 しかもこの時代は戒厳令が解除される1987年まで続いている。ちなみに『悲情城市』の台湾公開は1989年だから、戒厳令解除からたった2年しか過ぎていない。『牯嶺街少年殺人事件』もそれから2年後。台湾映画人たちの意気込みが目に浮かぶ。満を持していたのだろうな。しかも国民党は今も最大野党で、いつ政権

    台湾映画『流麻溝十五号』が向き合う白色テロという負の歴史
  • 東金市女児殺害事件から15年──「不審者探し」の副作用と、日本の防犯対策に欠けた視点とは?

    落書きや放置自転車、不法投棄ゴミなど秩序の乱れた場所も犯罪の温床になりやすい(写真はイメージです) Japanesescape_Footages-iStock <「不審者」を探すパトロールに意味はない。事件の現場には共通点がある。効果的で、副作用を起こさない防犯対策とは?> 千葉県東金市で2008年、路上で、保育園児(5歳)の遺体が全裸の状態で発見された事件は、今月21日で発生から15年を迎える。そこで今回は、この女児殺害事件を素材にして、犯罪予測の方法を考察してみたい。 危険は予測できれば回避できる。犯罪もまた然り。予測できれば予防できるはずだ。問題は、どのようにして予測するかである。 日では、「だれ」が犯罪を企図しているかを見極めることによって、犯罪を予測しようとしている。そのため、学校では、子どもたちに「不審者に気をつけて」と教え、地域では、不審者を探すパトロールが行われている。

    東金市女児殺害事件から15年──「不審者探し」の副作用と、日本の防犯対策に欠けた視点とは?
  • 5万年に1度のチャンス、肉眼で見える緑の彗星が接近中

    Green Comet Tracker: C/2022 E3 (ZTF) Location and Viewing Tips 「緑色の彗星」がいま、太陽系に猛然と近づきつつある。彗星が通過する様子は、手軽な装置で誰もが追跡できるかもしれない。 ZTF彗星(C/2022 E3)と呼ばれるこの彗星は、まもなく地球に最接近し、2月1日には、地球からおよそ約4200万キロまで近づく。その頃には、かろうじてだが肉眼でも見えるようになるかもしれない。 彗星は、凍ったガスや塵、岩石からなる天体で、太陽のまわりを回っている。ときに「宇宙の雪玉」とも呼ばれるこうした天体は、太陽に近づくにつれて放射線の猛攻を浴びるようになり、ガスや破片を放出する。 このプロセスにより、彗星のまわりには、「コマ(coma)」と呼ばれる光を放つ大気と、ガスと塵からなる2の長い尾ができる。ZTF彗星の場合は、このコマが緑色に見え

    5万年に1度のチャンス、肉眼で見える緑の彗星が接近中
  • アフガニスタン難民の苦難の道のりをアニメーションで描く『FLEE フリー』

    アカデミー賞で史上初、国際長編映画賞、長編ドキュメンタリー賞、長編アニメーション賞の3部門同時ノミネートという快挙を成し遂げた...... <アフガニスタン難民の主人公がたどった苦難の道のりを独自のスタイルで描いた『FLEE フリー』は、アカデミー賞で史上初、国際長編映画賞、長編ドキュメンタリー賞、長編アニメーション賞の3部門同時ノミネートとなった......> デンマークに暮らすアフガニスタン難民の主人公がたどった苦難の道のりを独自のスタイルで描いたヨナス・ポヘール・ラスムセン監督の『FLEE フリー』は、アカデミー賞で、史上初となる国際長編映画賞、長編ドキュメンタリー賞、長編アニメーション賞の3部門同時ノミネートという快挙を成し遂げた。 作は、ヨナスが映画監督やラジオ・ドキュメンタリー作家としてキャリアをスタートさせる以前、15歳のときのアミン・ナワビ(仮名)との出会いがなければ生ま

    アフガニスタン難民の苦難の道のりをアニメーションで描く『FLEE フリー』
  • 加害と向き合えない小山田圭吾君へ──二度と君の音楽は聴きません。元いじめられっ子からの手紙

    <他人に凄惨な暴行を加え、それを武勇伝のように誇り、ときに非難されながらも「カルチャー」の隠れ蓑に隠れてきた加害者と、それを知りながら許してきた者の罪は大きい> 小山田圭吾氏が東京五輪の作曲陣から辞任を発表した。遅きに失したものの当然の進退決断である。そもそも今次問題を「小山田のいじめ告白問題」などと銘打っている場合があるが、小山田のやったことは当にいじめなのか。全裸強制、自慰強制、糞など、小山田のやったことは「いじめ」などではなく虐待を通り越して単なる犯罪行為である。読んでいて吐き気がした。よく家裁送りにならなかったモノだ。 小山田の告白が掲載された1994年(1月号)のロッキング・オン・ジャパン誌は、刊行年月日から類推するにおそらく1993年に収録されたものであろう。これを以て1)「当時のサブカル誌の潮流の中では当たり前の事だったから致し方ない」2)「雑誌の内容が全て事実であるとは

    加害と向き合えない小山田圭吾君へ──二度と君の音楽は聴きません。元いじめられっ子からの手紙
  • 脳の2割を失い女王に昇格 インドクワガタアリの驚くべき生態明らかに

    女王アリが死亡した時点から、コロニーのメスの7割ほどが闘いに加わり、争いは最長で40日間ほど続く...... Credit...Clint Penick <女王アリとして生殖能力を高めるために脳の一部を犠牲にする、ユニークなアリの生態が判明した......> 脳の大きさを変化させるめずらしい生態が今回明らかになったのは、インドクワガタアリと呼ばれる体長2.5センチほどの大型のアリだ。大きな眼とまるでクワガタのような大アゴが特徴的で、インドの湿潤な平野部に多く生息している。体長の4倍ほどの距離をジャンプして獲物を狩ることから、ジャンプアリの別名でも呼ばれる。 脳の衰退の前提として、まずはそのユニークな繁殖システムを把握しておきたい。多くのアリの種では、女王アリとなるべき個体は孵化直後から決まっている。ところがインドクワガタアリの場合、すべてのメスのアリにチャンスがある。コロニーの大多数のメス

    脳の2割を失い女王に昇格 インドクワガタアリの驚くべき生態明らかに
  • 【写真特集】騙されて子宮を奪われるインドの農民女性たち

    10キロ以上のサトウキビの束を頭に載せて運ぶ17歳の少女。過去に2度の流産を経験し、現在も妊娠5カ月。過酷な肉体労働と妊娠と流産の繰り返しで体調に不調をきたした女性をカモにする医師たちがいる <かつて医師の稼ぎの中心は中絶手術だったが、避妊が容易になったことで子宮摘出が新たな儲けの手段になっている> 2019年4月、インドのマハラシュトラ州のサトウキビ農園で働く数千人の女性たちが不必要な子宮摘出術を受けさせられている事実が発覚し、スキャンダルとなった。女性たちが十分な知識を持たないことに付け込み、健康診断などの際に子宮摘出が必要だと信じ込ませていたという。 かつて医師たちの稼ぎの中心は中絶手術だったが、避妊が比較的容易になったことで、子宮摘出が新たな儲けの手段になったようだ。その標的として、農園の女性は最適だった。大規模農園の多くは法規制を無視した違法状態にあり、労働組合や社会・医療保険も

    【写真特集】騙されて子宮を奪われるインドの農民女性たち
  • アサド政権が越えてはならない「一線」を越えた日

    シリア政府軍の爆撃で家族を失い嘆き悲しむ男性(アレッポ、2013年1月3日) Muzaffar Salman-REUTERS <アサド政権は国連調査団の目の前で化学兵器による大規模攻撃を強行した> ワシントン・ポスト紙のジョビー・ウォリックは、国家安全保障に詳しいピュリツァー賞受賞記者。新刊書『レッドライン』(未邦訳)は、シリアにおける化学兵器の発見・破壊と過激派組織イスラム国(IS)の打倒を目指したアメリカの闘いに焦点を当てている。 同書は、別の人権侵害疑惑の調査で既に首都ダマスカス入りしていた国連調査団の2013年8月21日の信じ難い経験も描いている。その日、近郊の村々に新たな攻撃が行われ、少なくとも1400人が死亡。過去数十年で最悪の化学兵器の使用例として知られるようになる暴挙だ。 また、シリアが「レッドライン」(越えてはならない一線)を越えても、当時のバラク・オバマ米大統領が介入し

    アサド政権が越えてはならない「一線」を越えた日
  • シドニーのスーパーの棚がほぼ空っぽに!?私たちが依存するある重要なことを除外した結果...

  • アゼルバイジャンとアルメニアの軍事衝突はなぜ一大事か

    <アゼルバイジャンとアルメニアの領土をめぐる地域紛争は、拡大すればロシア、トルコ、イラン、アメリカを巻き込む地雷原だ> アゼルバイジャン西部の山岳地帯ナゴルノ・カラバフで9月27日、紛争が再熱した。激しい戦闘で死者はすでに100人にのぼっている。この地域の支配権を争うアゼルバイジャンとアルメニアの対立は数十年前からくすぶり続け、断続的に起きる武力衝突や暴力的な事件で多数の犠牲者が出ている。 ナゴルノ・カラバフ地域は国際的にはアゼルバイジャンの一部として認められているが、居住者の多数を占めるアルメニア人はアルツァフ共和国として独立を宣言し、実質的に地域を支配している。 アゼルバイジャンとアルメニアは1988年から94年にかけてこの地域をめぐって激しく対立し、戦争状態にあった。ソ連崩壊直後にナゴルノ・カラバフのアルメニア人勢力は、アゼルバイジャンからの独立を一方的に宣言した。 この紛争の主役は

    アゼルバイジャンとアルメニアの軍事衝突はなぜ一大事か
  • アメリカ音楽に深く影響を及ぼしていたインディアンの文化『ランブル』

    インストでありながら放送禁止になったリンク・レイ Photo by Bruce Steinberg, Courtesy of linkwray.com <アメリカ音楽は、黒人と白人の図式で語られがちになるが、実はそこにインディアンが深く絡み、影響を及ぼしていることを描くドキュメンタリー> キャサリン・ベインブリッジ監督の『ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち』は、弾圧されてきたインディアンの文化アメリカのポピュラー音楽にどのような影響を及ぼしてきたのかを、証言や記録映像で掘り下げていく興味深いドキュメンタリーだ。 作のタイトルは、ショーニー族の血を引くギタリスト/シンガーソングライターのリンク・レイが1958年に発表した曲「ランブル」からとられている。歪んだギターの攻撃的なサウンドのインパクトは大きく、インストでありながら放送禁止になった。ピート・タウンゼントやジミー・ペイジ、

    アメリカ音楽に深く影響を及ぼしていたインディアンの文化『ランブル』
  • 英首相ジョンソン、香港市民の英市民権取得を確約 中英共同声明違反を非難

    英国のジョンソン首相は中国による香港国家安全維持法の施行は1984年の中英共同声明の「明白で深刻な」違反と非難し、香港市民に対し英国の市民権取得に道を開くと表明した。写真は同日、議会で答弁するジョンソン首相(2020年 ロイター) 英国のジョンソン首相は1日、中国による香港国家安全維持法の施行は1984年の中英共同声明の「明白で深刻な」違反と非難し、香港市民に対し英国の市民権取得に道を開くと表明した。 中国の国会に相当する全国人民代表大会(全人代)常務委員会は6月30日、香港国家安全維持法を可決。同法は反政府的行動の取り締まりに向け、国家分裂、政権転覆、テロ活動、外国勢力との結託の4種類の活動を犯罪行為と定め、最大で終身刑を科すもの。施行から一夜開けた1日は香港で同法に対する抗議活動が行われ、警察は催涙スプレーや放水銃でデモ隊の排除に乗り出した。 ジョンソン首相は議会で「香港国家安全維持法

    英首相ジョンソン、香港市民の英市民権取得を確約 中英共同声明違反を非難
  • 木に吊るされた黒人男性の遺体、4件目──苦しい自殺説

    <FBIと連邦機関が調査に乗り出した矢先、4人目の遺体が発見された> 人種差別に抗議するデモが広がるアメリカで、黒人男性の遺体が木から吊り下げられた状態で発見される事件が相次いでいる。5月31日以降、少なくとも4人の遺体が発見され、捜査当局はいずれも自殺との見方を示したが、拙速な判断に怒りの声が上がっている。 6月16日、テキサス州ヒューストンの北に位置するスプリングで、10代と見られる身元不明の黒人男性の遺体が小学校の駐車場で吊り下げられた状態で発見されたと、同州ハリス郡保安官事務所が発表した。同様の遺体が発見されたのは5月末以降、これで4件目だ。 折しもアメリカでは、コロナ禍のさなかにもかかわらず、5月25日にミネソタ州ミネアポリスで黒人男性ジョージ・フロイドが白人警官に首を押さえ付けられて死亡した事件をきっかけに、「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命も大事)」運動が大きなうねりとな

    木に吊るされた黒人男性の遺体、4件目──苦しい自殺説
  • Kポップファンは正義の味方? 差別的なハッシュタグを大量のファンカムで乗っ取り「浄化」

    トランプの訪問を待つ医療関連会社の従業員。会社のTシャツの下にはQアノンTシャツが(5月14日、ペンシルバニア州アレンタウン) Carlos Barria -REUTERS <アイドル動画の大量投稿で差別的な意見を圧倒するKポップファンのオンライン政治活動が活気づいている。ハッカー集団アノニマスと共闘し、陰謀論のQアノンも標的に> ツイッターの差別的なハッシュタグを乗っ取るアメリカのKポップ・ファンの活動が勢いづいている。今週は陰謀論の巣窟である「QAnon(Qアノン)」と匿名掲示板サイト4chanの荒らしに関係するハッシュタグに集中攻撃を仕掛けている。 韓国のポップミュージック・ファンは以前から、数の力を使った大量投稿で気に入らないメッセージをかき消すという活動を行っていた。そのとき投稿に使ったのが、「ファンカム(fan cam)」と呼ばれる、韓国アイドルの短いビデオクリップだ。 #QA

    Kポップファンは正義の味方? 差別的なハッシュタグを大量のファンカムで乗っ取り「浄化」
  • 中国は新型肺炎とどう闘ったのか

    患者が1人もいなくなった武漢の病院。当は競技場だ(3月8日) China Daily/REUTERS <救急外来で順番待ちをする間に死んでいった患者もいたという一時のパニック状態から立ち直り、世界で初めて新型コロナウイルスを制圧しつつある中国の死闘の記録> 習近平国家主席が新型肺炎の感染防止に全力で当たれと指示を出したのが1月20日。それから2週間は患者数が急増し、ピークの2月4日には1日に3887人も患者が増えた。だが、2カ月ほどの激烈な闘いを経て、3月9日以降は中国で新たに見つかる患者数が1日あたり20人を切るほどになった。図は毎日の新規患者数をグラフにしたものである。 なお、2月12日に急に1万5000人も患者数が増えているのは、湖北省において診断基準の変更があったためである。それまではPCR検査を基準として診断しており、肺炎などの症状はあるがPCR検査が間に合わなかったり、陽性で

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  • 『わたしは、ダニエル・ブレイク』監督の新作、英国社会の底辺の現実

    イギリス社会の底辺の現実が掘り下げる.....『家族を想うとき』 photo: Joss Barratt, Sixteen Films 2019 <『わたしは、ダニエル・ブレイク』のケン・ローチ監督が、前作と同じニューカッスルを舞台に、異なる視点からイギリス社会の底辺の現実を掘り下げる......> 以前コラムで取り上げた『わたしは、ダニエル・ブレイク』につづくケン・ローチ監督の新作『家族を想うとき』では、前作と同じニューカッスルを舞台に、異なる視点からイギリス社会の底辺の現実が掘り下げられる。 個人事業の宅配ドライバーとパートタイム訪問介護士の その物語は、宅配ドライバーとして独立することを決意したリッキーが、部の責任者マロニーからオーナー制度の説明を受け、フランチャイズ契約を結ぶところから始まる。彼は、部の車を借りるより買った方が得だと判断するが、借金を抱えているため、パートタイ

    『わたしは、ダニエル・ブレイク』監督の新作、英国社会の底辺の現実
  • 地雷撤去はアフガン女性の自立と夢への第1歩

    <女性だけの地雷除去チームが中部バーミヤン州で活動中──危険極まりない仕事を彼女たちはなぜ選んだのか> アフガニスタンのライエガ・マルファト(22)は今年8月、地元バーミヤン州の赤土を注意深く掘り返しながら、地雷探知機が何かの金属に当たるのを感じた。慎重に探知機を脇に置き、大皿ぐらいの物体の周囲を手で掘り始める。素人目には一見、危険はなさそうに見えるが、マルファトはすぐに気付いた──旧ソ連時代の対人地雷だ。 マルファトは他の19人の女性と共に、アフガニスタン初の女性だけの地雷除去チームで活動している。国連地雷対策サービス部が2018年に創設したこの試験的プログラムには、主な目標が2つある。 まず、女性たちに数十年続く戦乱が残した危険物の除去訓練を施し、スキルを身に付けさせること。中央高地にあるバーミヤン州は比較的平和な地域だが、それでも地雷などの爆発物がそこら中に残っている。 2つ目は、こ

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  • トルコ、シリア北東部への軍事作戦開始 クルド攻撃で民間人の死者5人

    トルコのエルドアン大統領は9日、シリア北東部での軍事作戦を開始したと表明した。写真はシリア国境付近に向かうトルコ軍(2019年 ロイター/Mehmet Ali Dag/ Ihlas News Agency) トルコは9日、シリア北東部に侵攻し、テロ組織と見なすクルド人勢力を攻撃した。空爆を行った後、夜に入り地上戦を開始した。欧州など主要国は、内戦が続くシリアの情勢をさらに悪化させ、地域の不安定化につながる恐れがあるとして懸念を募らせている。 トランプ米大統領が同地域からの米軍撤収を表明してからわずか数日後の軍事作戦開始となったことで、米共和党の有力議員からもシリア北部で過激派組織「イスラム国(IS)」掃討作戦で米国に協力してきたクルド人勢力を見捨てたと批判の声が上がっている。 トルコのエルドアン大統領はこの日、シリア北東部でクルド人勢力を標的とした軍事作戦を開始したと表明。ツイッターへの投

    トルコ、シリア北東部への軍事作戦開始 クルド攻撃で民間人の死者5人
  • ハリウッドも驚く韓国の映画撮影 日韓スタッフが衝突する共同制作の実態とは?

    初めの韓国映画出演について、今まで経験したことのない撮影スタイルに驚いたと語るミーガン・フォックス 톱스타뉴스/TopStarNews - YouTube <韓国人の国民性としてよく語られるのが「せっかち」だという点。それが映画撮影の現場でハリウッドを凌ぐシステムへと繋がっていた> 海外旅行に行くと、日では見ることができないスタイルを目にしたり、カルチャーギャップを体験したりする。これも楽しい旅の醍醐味の一つだ。外国との合作映画や俳優たちが海外映画界で活躍する場が増えてきている今、映画の製作現場でも新鮮な驚きを発見する場面が増えているようだ。 朝鮮戦争中に行われた「長沙里上陸作戦」を描いた韓国映画『長沙里:忘れられた英雄たち』(クァク・キョンテク、キム・テフン監督)に、ハリウッド女優ミーガン・フォックスが出演し注目を集めている。「長沙上陸作戦」は、1950年連合軍側が反撃するきっかけと

    ハリウッドも驚く韓国の映画撮影 日韓スタッフが衝突する共同制作の実態とは?
  • 「生きるか死ぬか」香港デモ参加者、背水の陣

    香港政府の市民への対応に憤慨したジェーソン・ツェーさん(写真)は、オーストラリアでの仕事を辞めて飛行機に飛び乗り、香港に戻って抗議活動に参加した。香港のレノン・ウォールと呼ばれる地下トンネルで10日撮影(2019年 ロイター/Thomas Peter) 香港政府の市民への対応に憤慨したジェーソン・ツェーさん(32)は、オーストラリアでの仕事を辞めて飛行機に飛び乗り、香港に戻って抗議活動に参加した。今回の活動は香港の将来のための生きるか死ぬかの闘いだと確信しているという。 香港は今、中国政府の圧力で高度な自治を失いかねないとの強い危機感を抱いた市民たちによる抗議活動に揺れている。 香港政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は27日、警察の暴力を調べる独立調査委員会の設置を求めるデモ隊の要求は受け入れられないと改めて表明した。中国政府は香港に隣接する深センに武装警察部隊を駐留させている。 「

    「生きるか死ぬか」香港デモ参加者、背水の陣