【映画の前に小説版のおすすめ】 遠藤周作といえばやはり『海と毒薬』が有名ですが、 この作者の傑作としてもう一つよく挙げられるのが、キリスト教がテーマの『沈黙』。 なんとこの小説が2017年1月21日(土)に『沈黙-サイレンス-』としてあのマーティン・スコセッシ監督によりハリウッド映画化したものが公開されます。 マーティン・スコセッシ監督といえば、『ディパーテッド』や『タクシードライバー』、『グッドフェローズ』等名作を生み出す映画界の巨匠。 窪塚洋介や浅野忠信など、日本人の俳優も出演します。 今回せっかくなので、『沈黙』を初めて知ったという方や、原作を読んだことがない方に向け、ネタバレなしで軽く紹介してみたいと思います。 【あらすじ・ストーリー】 キリスト教宣教師の間に、「ある有名なキリスト教父が鎖国時代の日本でキリスト教を棄教した」という驚くべき報告が知れ渡ります。 主人公ロドリゴは、自分