Javaのネットワーク関連のクラスを用いることにより、ネットワーク上またはリモートのマシンと通信を行うアプリケーションを実装することはできる。しかし、JavaプラットフォームはインターネットやURLといったレベルで処理を行う機能も有している。 JavaのURLクラスを用いることにより、ウェブリソースへのアクセスはローカルファイルへのアクセスと同じくらい簡単になるのである。ここでは、どのようにすればURLクラスの力をうまく引き出し、コネクションを介してデータの読み書きを行うことができるかを見てみよう。 URLクラスを扱う URLは、ウェブ上に存在するファイル、ウェブページ、ウェブアプリケーションのようなリソースを識別するために用いられており、多数の構文上の要素から構成されている。例として以下のURLを見て欲しい。 http://www.example.com:8080/mywebapps/A