アメリカ南部フロリダ州の刑務所で、受刑者の減刑を認めるうその文書に基づき、殺人の罪で服役していた男2人が誤って釈放され、再び拘束されるまでの10日間以上にわたって行方が分からなくなる事態となりました。 事件が起きたのは、フロリダ州オレンジ郡の刑務所です。 この刑務所で、殺人の罪により仮釈放のない終身刑で服役していたジョセフ・ジェンキンス受刑者とチャールズ・ウォーカー受刑者について、刑期を「大幅に減刑する」とした公文書が提出されました。これにより受刑者2人は今月8日までにそれぞれ釈放されましたが、その後、受刑者の家族からの指摘で、文書は何者かが偽造したうその文書であることが判明しました。警察は、19日になって受刑者2人を刑務所から480キロほど離れた町で拘束しましたが、その間、10日以上にわたって行方が分からなくなる事態となりました。 釈放の発端となったうその文書は地元の裁判所が作成したもの