文部科学省文化審議会著作権分科会の委員などを務める、IT・音楽ジャーナリストの津田大介氏が、ネット時代のコンテンツトレンドを解説する。 ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の大手、ミクシィが新利用規約をめぐって、ネット上が揺れている。 事の発端はミクシィが3月3日に発表した新利用規約案。4月1日から適用されるとした新規約の一番のポイントは18条に書かれたミクシィユーザーが書いている「日記」の著作権の扱いだ。 ■ ミクシィが発表した新利用規約(引用) 第18条 日記等の情報の使用許諾等 本サービスを利用してユーザーが日記等の情報を投稿する場合には、ユーザーは弊社に対して、当該日記等の情報を日本の国内外において無償かつ非独占的に使用する権利(複製、上映、公衆送信、展示、頒布、翻訳、改変等を行うこと)を許諾するものとします。 ユーザーは、弊社に対して著作者人格権を行使しないものとします。