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  • ティム・オライリーが「シリコンバレーの終焉」について長文を書いていたのでまとめておく - YAMDAS現更新履歴

    www.oreilly.com ひと月以上前になるが、ティム・オライリー御大が珍しく Radar に長文を書いていた。テーマは「シリコンバレー終焉論」である。タイトルは、コロナ禍のはじまりだったおよそ一年前にチャートインして話題になった R.E.M. の It's the End of the World as We Know It (And I Feel Fine) のもじりですね、多分。 ティム・オライリーというと2年前に『WTF経済 絶望または驚異の未来と我々の選択』が出ており、ワタシもオライリーの田村さんから恵贈いただいたが、新しい技術がもたらす驚きを良いものにしていこうという、訳者の山形浩生の言葉を借りるなら「テクノ楽観主義の書」であった。 WTF経済 ―絶望または驚異の未来と我々の選択 作者:Tim O'Reilly発売日: 2019/02/26メディア: 単行本 ワタシはティ

      ティム・オライリーが「シリコンバレーの終焉」について長文を書いていたのでまとめておく - YAMDAS現更新履歴
    • 偉大なる首領スターリン閣下のありがたきインタビューでも読み給え。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

      最近さまざまなメディアにおける人民諸君の発言を見るにつけ、であるな、多くの者が堕落し、あるべき革命精神を忘れ、軽視し、捨て去っているように見えるのだよ。特にへっぽこリベラルえせ知識人どもよ。そうした反革命分子どもにも、更正の機会を与えてやろうではないか。偉大なる首領、我らが指導者スターリン閣下のありがたきインタビューを読んで、あらためて社会における己の卑しき役割を再認識したまえ。 H・G・ウェルズによるスターリンのインタビュー、1934年7月 pdfが嫌な人は、この下に全文貼り付けてあるのでこのまま読み進めたまえ。 というわけで、H・G・ウェルズによるスターリンのインタビュー。大恐慌真っ最中の1934年にソ連を訪れたイギリスの大知識人たるウェルズは、もう資本主義は終わりだ、社会主義の時代がすぐにやってくると、当時の (そして今の) 軽薄なリベラル知識人ぶりを全開にしてスターリンにインタビュ

        偉大なる首領スターリン閣下のありがたきインタビューでも読み給え。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
      • 生活保護費と同額支給の代わりに、プライベート情報を全て収集・マネタイズする社会実験Exographがスタート

        生活保護費と同額支給の代わりに、プライベート情報を全て収集・マネタイズする社会実験Exographがスタート東京都内23区の人々に支給される月々の生活保護費132,930円を提供する代わりに、その私生活データをすべて収集し、その費用を賄うことに挑戦します。 株式会社Plasma(東京都目黒区、代表取締役 遠野宏季)は、11月1日からデータ経済と資本主義の次を模索する社会実験Exographを行います。 この社会実験では、東京都内23区の30歳前後の人々に支給される生活保護費用132,930円を提供する代わりに、その私生活データを動画で収集し、その費用を賄うことに挑戦します。 株式会社Plasma(東京都目黒区、代表取締役 遠野宏季)は、11月1日からプライベート情報を全て収集・マネタイズするExographの第一回社会実験を行います。 この社会実験では、東京都内23区の30歳前後の人々に支

          生活保護費と同額支給の代わりに、プライベート情報を全て収集・マネタイズする社会実験Exographがスタート
        • トヨタは日本から出て行くのか

          3月11日に行われた日本自動車工業会の記者会見で、豊田章男会長(トヨタ自動車社長)は「今のまま2050年カーボンニュートラルが実施されると、国内で自動車は生産できなくなる」と指摘した。キーワードはライフサイクルアセスメント(LCA)である(27:00~)。 豊田氏は「車をEVにすればゼロエミッションになる」という考え方は誤りだと指摘し、発電から廃棄までのライフサイクルで考えるべきだと強調した。電池の生産や充電に使われる電力の発電で排出されるCO2を考えると、電源構成で環境負荷が変わるからだ。 日本で生産した自動車がEUに輸出できなくなる 日本の電力は(原発が止まっているため)火力が75%だが、フランスは電源の77%が原子力で火力は11%なので、日本で生産したヤリスよりフランスで生産したヤリスのほうがCO2排出が少ないという計算になる。 EUは2030年代にEV(電池駆動車)だけを電気自動車

            トヨタは日本から出て行くのか
          • 『資本主義が嫌いな人のための経済学』の誤謬? - 清く正しく小賢しく

            『資本主義が嫌いな人のための経済学』の誤謬(「『反逆の神話』の誤謬」補遺) - ラビットホール note.com という記事についてコメントする。この記事は、『資本主義が嫌いな人のための経済学』の内容を引用しながら、何が間違っているかを指摘している。本記事では、そうした指摘の中で誤読に基づいていると思われる点や、十分な根拠がなさそうな点を取り上げていく。 本題に入る前にいくつか注意点。 本記事は、ラビットホールさんの指摘の中で誤読に基づいている点を取り上げるものだ。総合的に判断して最終的に「『資本主義が嫌いな人のための経済学』は誤りを多く含んでおり入門書として不適切」といった結論になる可能性は排除しない。が、少なくともラビットホールさんが記事で行っているような指摘を根拠にそのように結論づけることは難しいだろう、ということは示したいと思っている*1。 ラビットホールさんの記事で指摘内容を掴み

              『資本主義が嫌いな人のための経済学』の誤謬? - 清く正しく小賢しく
            • 岸政彦/梶谷懐編著『所有とは何か』 - 西東京日記 IN はてな

              私たちはさまざまなものを「所有」し、その権利は人権の一部(財産権)として保護されています。「所有」は資本主義のキーになる概念でもあります。 同時に、サブスクやシェア・エコノミーの流行などに見られるように、従来の「所有」では捉えきれない現象も生まれています。 本書は、この「所有」の問題について研究者が集まって書いた本なのですが、まずは冒頭の岸政彦とつづく小川さやかの論文で、私たちが生活していく上でかなり強い足場として認識している「所有」が、そうした足場になっていない社会の様子が紹介され、その後に経済学や歴史学や社会学の立場から「所有」が論じられています。 「所有」だけではなく、「制度」や「秩序」といったものについても考えが広がる、面白い内容になっています。 目次は以下の通り。 第1章 所有と規範―戦後沖縄の社会変動と所有権の再編(岸政彦) 第2章 手放すことで自己を打ち立てる―タンザニアのイ

                岸政彦/梶谷懐編著『所有とは何か』 - 西東京日記 IN はてな
              • 代表取締役会長 山田からのメッセージ | サンワサプライ株式会社

                麒麟が飛んだ 一党独裁と言われる隠れみのの下で、中国は選挙、民主主義的運営で、あたかも大企業が進化、進歩するように(大企業に社長選び選挙はない)2035年には名実ともに世界NO.1になる。 それまでには現北京政府は、5000年の歴史も踏まえて、世代交代で革命的に変化している。 そして、中国(アジア)も30年後(2050年)、龍(麒麟)は他地域(中東アジア、インド、アフリカ)に飛んでいく。 量子経済、量子資本主義の時代へ 今までの物質経済、金融経済から量子経済へ。 これでやっと経済のバランスが取れた。 今までは西洋的な経済が中心だったが、これからは東洋的(量子経済)な経済も出てきてバランスが取れてくる。 量子論、量子物理学に基づいた量子経済は、アインシュタインの相対性原理以降、さらにそれを進める量子(光子)の領域に入る。 そして量子コンピューターの研究、利用がこの状況をさらに拡げ、ビジネスと

                • 暮らしを「モノ化」するのをやめてみる。はしかよこさんと考える「コロナ禍のウェルビーイング」 - りっすん by イーアイデム

                  新型コロナウイルスの影響により増大した「おうち時間」は、自炊に挑戦してみたり、部屋の整理整頓をしてみたり、これまで見逃しがちだった「生活」に改めて目を向ける契機にもなりました。しかし、在宅期間が長期化するにつれ、徐々に再び生活をおざなりにしてしまいがち、という人も多いのではないでしょうか。 生活共同体「TSUMUGI」の運営を行われているはしかよこさんは、一人旅で訪れたインドで宿屋の主人に「生活をサボるな!」と叱られたという稀有な経験の持ち主。昨年の春までは「ウェルビーイング」をテーマに世界一周を敢行し、現在は「食」を通じて生活を立て直す活動をされています。 今回はしさんには、ご自身が「ウェルビーイング」という概念と出会うまでの過程と、コロナ禍の都市に暮らす人たちが生活と向き合うために何が必要だと思われるか、お話を伺いました。 ※取材はリモートで実施しました インド人に叱られ、「ウェルビー

                    暮らしを「モノ化」するのをやめてみる。はしかよこさんと考える「コロナ禍のウェルビーイング」 - りっすん by イーアイデム
                  • 【翻訳希望!】『資本主義の倫理学』 - 道徳的動物日記

                    The Ethics of Capitalism: An Introduction (English Edition) 作者:Halliday, Daniel,Thrasher, John Oxford University Press Amazon さきほどの記事で書いたように、この4月は引越しに伴う作業と会社の仕事とでなかなか読書・執筆の時間が取れなかった。……とはいえ、そんななかで日々の楽しみを提供してくれたのが、The Ethics of Capitalism : An Introduction (『資本主義の倫理学:入門』)。 出勤前や会社の仕事が終わった後などに時間を見て1章ずつ読んでおり、まだ11章と12章も読んでいないのだけれど、どの章も議論の内容が実に明晰に整理されていて、読むたびに思考や気持ちがスッと落ち着いていった。常々思うのだが、良質な哲学書や入門書・解説書って鎮静

                      【翻訳希望!】『資本主義の倫理学』 - 道徳的動物日記
                    • 動画『デンマークは社会主義か?』を訳してみた。米国の左派の間では、成功した社会主義国のモデルとしてデンマークなどの北欧諸国が挙げられることが多いのですが.....

                      tarafuku10 @tarafuku10 動画『デンマークは社会主義か?』を訳してみた。米国の左派の間では、成功した社会主義国のモデルとしてデンマークなどの北欧諸国が挙げられることが多いのですが、いやいや、デンマークは自由経済の資本主義国家ですよということを、デンマークのエコノミストが説明します。 youtube.com/watch?v=tzEPKr… pic.twitter.com/O1SbMyR6lZ 2019-11-11 23:16:52

                        動画『デンマークは社会主義か?』を訳してみた。米国の左派の間では、成功した社会主義国のモデルとしてデンマークなどの北欧諸国が挙げられることが多いのですが.....
                      • 「正しい」議論と「優しい」議論 - 道徳的動物日記

                        とある雑誌に依頼を受けて文章を書き出したはいいものの、批判対象を明示せずにふわっとした印象に基づいてレッテルを貼ってぐちぐち論難する文章になっていき、書き進めているうちに自分でウンザリしちゃったのでボツにして雑誌のほうはまったく異なるトピックや構成でイチから書き直すことにしたんだけれど、それはそれとして、せっかく途中まで書いたのを捨てるのも勿体無いのでこのブログに掲載することにした。 内容としては、とにかくわたしがイラつかされている議論とか風潮とかを一緒くたにしてまとめて非難する、というもの。最近に限らず以前からなんだけれど、本屋に行って『現代思想』とか『文藝』とかを立ち読みするたびにいつもイライラしながら帰ることになっているので、そのあたりのストレスをこの文章に託した。おかげで多少はスッキリしたので明日から書く文章はもっとまともで生産的なものになると思う。 ※ 人が社会のなかで生きていく

                          「正しい」議論と「優しい」議論 - 道徳的動物日記
                        • 書評 「社会科学の哲学入門」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                          社会科学の哲学入門 作者:吉田敬勁草書房Amazon 本書は科学哲学の中で特に社会科学の哲学についての入門書だ.私は社会科学についても哲学についてもあまり詳しくはない.そして最近読んだ進化政治学の本においては著者が実在論にずいぶんコミットしているものの私が理解している科学哲学の実在論とはややニュアンスが異なるような印象もあってややもやもやしていたので,この際勉強しておこうと手に取った一冊になる.著者は科学哲学者で社会科学の哲学を専門とする吉田敬になる. 序章 社会科学の哲学を学ぶとはどういうことか まず本書の目的について,社会科学の哲学という分野がどのようなものであり,どのような議論が行われているかを紹介するものだとしている. そこから序章における概念整理がある. 科学哲学の問題領域には論理学(推論の方法は正しいかなど),認識論(知識とは何かなど),形而上学(扱う対象は実在するのかなど),

                            書評 「社会科学の哲学入門」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                          • 『どうしてわれわれはなんでもかんでも 「新自由主義」 のせいにしてしまうのか?』@阿佐ヶ谷ロフト - 清く正しく小賢しく

                            荒木優太、矢野利裕、稲葉振一郎"どうしてわれわれはなんでもかんでも「新自由主義」のせいにしてしまうのか?" www.loft-prj.co.jp というイベントに行ってみた。以下、イベント内での発言(を筆者がざっくりまとめたもの)にコメントをつけていくという形で、思ったことをつらつら書いてみる。イベントで出た論点は多岐にわたっており、ここではその一部しか取り上げていないので、その点は承知しておいてほしい*1。 イベントで主に議論の対象となっていたのは左派・人文系の「新自由主義批判者」なので、本記事でも「新自由主義批判者」という語は主にそのタイプの論者を念頭に置いている。 なお、本記事ではかなり雑なことを言っているが、より丁寧な議論というかオフィシャルな見解はこちらの記事を読んでほしい*2。 「新自由主義批判」の何が問題とされてきたのか - 清く正しく小賢しく kozakashiku.hat

                              『どうしてわれわれはなんでもかんでも 「新自由主義」 のせいにしてしまうのか?』@阿佐ヶ谷ロフト - 清く正しく小賢しく
                            • 『絶望死のアメリカ 資本主義がめざすべきもの』米国が直面する悪夢 レントシーキングの罪 - HONZ

                              われわれ人類の平均寿命は延び続け、死亡率は低下し続けている。それは、先進国と発展途上国の別なく起きている。当然、喜ぶべき事象だ。 しかし、近年、米国の大卒未満の白人の間には、この世界的な潮流とは逆の傾向が見られる。労働階層の白人たちの平均余命は短くなり、死亡率が上がっているのだ。1990年代末頃から、とくに45〜55歳の低学歴中年白人の死亡率は年々高くなっているという。ちなみに4年制大学を卒業した高学歴の白人には同様の傾向はまったく確認されていない。 著者らの調べから、彼らの死亡率を大幅に上げている原因が、オピオイドなど医療用薬物の過剰摂取による中毒事故、アルコール性肝疾患、そして自殺であることが判明する。これらは自らが招いた死、それも人生に絶望した者が陥る死だ。著者らはこれを「絶望死」と呼ぶ。 いま、低学歴白人が経験しているのは、労働環境の崩壊、貧困、コミュニティーの破壊、宗教の衰退だ。

                                『絶望死のアメリカ 資本主義がめざすべきもの』米国が直面する悪夢 レントシーキングの罪 - HONZ
                              • 「オープンソース」は壊れていない

                                Kailash Nadhのブログより。 不幸なlog4j2騒動の余波で書かれたこの記事(「オープンソース」はXeによって壊れている)を読みました。著者は、大規模な営利企業がFOSSを広く利用するようになってから、FOSS(フリーおよびオープンソース)の世界を悩ませてきた関連する問題について論じています。無数の「ユニコーン」がFOSSにほぼ完全に依存した評価額で無限の資金を調達し、FOSSが企業化と資本化に組み込まれてから、この問題はずっと続いています。それなのに、重要で広く利用されているFOSSの数え切れないほどのメンテナが、生計を立てるのに苦労しています。 これは誰のせいでしょうか? 私は、これが概念的なフレームワークやシステムとしてのFOSSのせいだとは思いません。もし、FOSSが壊れていたら、今日私たちが知っているようなインターネットは存在しなかったでしょうし、私たちが当たり前のよう

                                • 地球規模の経済圏=資本主義=近代世界システム:経済のグローバル化のひとつの理論 〜中心と周縁の近代世界システムによる搾取のメカニズム【ウォーラーステイン『近代世界システム』】 - 日々是〆〆吟味

                                  地球規模の資本主義 〜中心と周縁の近代世界システム 地球規模のシステムとしての資本主義 中心と周縁の搾取のシステム 中心の移動と周縁の変化 地球規模の経済圏=資本主義=近代世界システム 気になったら読んで欲しい本 【ウォーラーステイン『近代世界システム』】 【レーニン『帝国主義』】 地球規模の資本主義 〜中心と周縁の近代世界システム 資本主義が成立されるためにはウェーバー的な資本主義の精神を持つ禁欲主義者が必要でしたが、一度成立した資本主義はどうなるのでしょうか。ゾンバルト的な浪費家がお金使って回していくだけでしょうか。 ちょっとこれに関係する話を前に書いた覚えがありますので、もう一度考えてみましょうか。 https://www.waka-rukana.com/entry/2019/08/16/193003 ウォーラーステインは資本主義を地球レベルで考えた人でした。実に壮大です。しかもそれ

                                    地球規模の経済圏=資本主義=近代世界システム:経済のグローバル化のひとつの理論 〜中心と周縁の近代世界システムによる搾取のメカニズム【ウォーラーステイン『近代世界システム』】 - 日々是〆〆吟味
                                  • ハマス“快楽殺人”テロリズムを礼讃する日共“党員”学者が突然、なりふり構わず、大嘘・奇論・狂説・中傷誹謗を大量に新聞TVネットに垂れ流している。どうして?──篠田英朗(東京外大)&池内恵(東大)の解剖(Ⅰ)  – 中川八洋ゼミ講義

                                    筑波大学名誉教授  中 川 八 洋 (本稿は11月18日に上梓。19日から「まぐまぐ17号」の原稿執筆などで忙しく、気付いたら十日間もブログupを忘れていた。この間に、ガザ情勢に変化と進展が起きた。修正するのが通常だが、論旨に変りがないので無修正でupする。御容赦)。 本論に入る前に、禁治産者より劣悪な“異常なお門違いばかり”イスラエル情報宣伝戦に対し苦言を呈しておきたい。15日、イスラエル軍は、シファ病院に百人ほど兵士を突入させた。が、この小部隊の目的の筆頭は、シファ病院に強制避難させられている“人間の盾”偽装避難民約2000人をガザ南部に退避させることではなかった(備考1)。二番目であるべき院内捜索が筆頭だった、お門違いの順番に、私は呆れ果てた。シファ病院を900㎏爆弾投下で粉々にし、地下司令部をむき出しにするのが優先すべき軍事作戦だろう。 (備考1)イスラエル軍が、シファ病院のスタッ

                                    • 消費者ゆえの群衆化:群衆操作の手段と広告/宣伝のやり方の類似 ~群衆の説得方法[断言・反復・感染]のCM演出技術への応用【ボードリヤール,ル・ボン『群衆心理』】 - 日々是〆〆吟味

                                      群衆の特徴や手段と、消費経済における広告/宣伝 ~私たちは消費者だから群衆になっちゃうの!? 消費者としての群衆 群衆の特徴 〜自己喪失・感染・暗示 【ル・ボン『群衆心理』】 群衆の説得方法 〜断言・反復・感染 政治と群衆的手段 【大塚英志『戦後民主主義のリハビリテーション』】 消費経済における広告/宣伝と群衆的手段 TVCMと群衆的手段の特徴 〜断言・反復・感染 【広告を知るための百冊の本】 ネット社会と群衆の関係 資本主義システムと広告/宣伝と群衆 【ボードリヤール『消費社会の神話と構造』】 前回のお話 https://www.waka-rukana.com/entry/2020/04/21/170028 群衆の特徴や手段と、消費経済における広告/宣伝 ~私たちは消費者だから群衆になっちゃうの!? 消費者としての群衆 現代における群衆は消費者として現れる、なんて書いてみましたが、別に物

                                      • ゾンバルト(独 1863-1941) 本【著作(翻訳)ブックリスト一覧/リンク(Amazon)】 - 日々是〆〆吟味

                                        ヴェルナー・ゾンバルト(Sombart, Werner) ヴェルナー・ゾンバルト(Sombart, Werner) ゾンバルト著作リンク一覧 ゾンバルト著作一覧 Wikipedia ゾンバルト著作リンク一覧 資本主義の精髄 (大日本文明協会刊行書 佐久間秀雄 訳. 大日本文明協会事務所, 大正6) 労働問題と労働政策( 鈴木豊 訳. 有斐閣, 大正8) 工業労働者問題 (工場資料 第9輯 農商務省商工局 編. 農商務省商工局, 大正8) 労働組合運動の理論と歴史(森戸辰男 訳. 大原社会問題研究所出版部, 1922) 社会学 (社会哲学体系 景山哲雄 訳. 而立社, 大正13) 社会主義及び社会運動(林要 訳. 同人社, 1925 → 同人社, 1928) 奢侈と資本主義 (社会科学大系  田中九一 訳. 而立社, 大正14 ) プロレタリア的社会主義 (社会文庫 田辺忠男 訳. 日本評論

                                          ゾンバルト(独 1863-1941) 本【著作(翻訳)ブックリスト一覧/リンク(Amazon)】 - 日々是〆〆吟味
                                        • ブランコ・ミラノヴィッチ「『資本主義だけ残った』 いくつかのマルクス主義的論点:ロマリック・ゴダンの書評への返答」(2020年10月4日)

                                          ブランコ・ミラノヴィッチ「『資本主義だけ残った』 いくつかのマルクス主義的論点:ロマリック・ゴダンの書評への返答」(2020年10月4日) Branko Milanovic “On several Marxist themes in “Capitalism, Alone”: My reply to Romaric Godin’s review” globalinequality, October 4, 2020 ロマリック・ゴダン [1]訳注;経済分野を主とする仏ジャーナリスト。Mediapart所属。元La Tribune紙副編集長。 が “Capitalism alone” 仏語版(邦訳『資本主義だけ残った――世界を制するシステムの未来』〔西川美樹訳、みすず書房、2021年〕)についてとても刺激的な書評を最近書いてくれた。「資本主義に関するブランコ・ミラノビッチの不完全な考察」というい

                                            ブランコ・ミラノヴィッチ「『資本主義だけ残った』 いくつかのマルクス主義的論点:ロマリック・ゴダンの書評への返答」(2020年10月4日)
                                          • 安倍氏も「わからない」 リベラル自認・宏池会、岸田氏の「本心」 | 毎日新聞

                                            衆議院の解散後、記者会見をする岸田文雄首相=首相官邸で2021年10月14日午後7時45分、竹内幹撮影 あれれ?というのが正直なところ。初の衆院選を迎える岸田文雄首相である。リベラル・ハト派で知られる自民党宏池会の出身だが、最近の発言も政策もふらふら、ブレているようなのだ。ハトの後ろに控えるタカ派・安倍晋三元首相らの存在も気になるが、そもそも岸田氏のリベラルは本物なのか?【吉井理記/デジタル報道センター】 安倍氏、河野氏とは異なる沈黙の男 なかなか、寡黙なひとである。 首相になるまでの著書は、昨年の総裁選の前後に出した「岸田ビジョン」「核兵器のない世界へ」の2冊。今回の総裁選までに、10冊の共著書で脱原発などを訴えた河野太郎氏はもちろん、06年に首相になるまで4冊をものして憲法改正を冗舌に語った安倍氏とは趣が異なる。 「政治家ならだれしも『自分はこれをやる』という強い思いがあり、語りたがる

                                              安倍氏も「わからない」 リベラル自認・宏池会、岸田氏の「本心」 | 毎日新聞
                                            • ドッブ(英 1900-1976) 本【著作(翻訳)ブックリスト一覧/リンク(Amazon)】 - 日々是〆〆吟味

                                              モーリス・ドッブ(Dobb, Maurice) モーリス・ドッブ(Dobb, Maurice) ドップ著作リンク一覧 ドップ著作一覧 Wikipedia ドップ著作リンク一覧 資本家的企業と社会的進歩( 岩田百合治 等訳. 章華社, 昭和6) 賃銀制度の諸問題(正田淑子 訳. 万里閣, 昭和6) ロシアの現在及将来 (社会思想パンフレット 井上寛 [訳]. 中央報徳会, 昭和8) 政治経済学と資本主義 (岩波現代叢書 岡稔 訳. 岩波書店, 1952) 賃金論入門(氏原正治郎 訳. 新評論社, 1954 → 改訂版 新評論, 1962 → 新装版 1975) 資本主義発展の研究  (岩波現代叢書 京大近代史研究会 訳. 岩波書店 第1 1954 第2 1955) 後進国の経済発展と経済機構 (京都大学総合経済研究所研究叢書 小野一一郎 訳. 有斐閣, 1956) ソヴェート経済史 : 19

                                                ドッブ(英 1900-1976) 本【著作(翻訳)ブックリスト一覧/リンク(Amazon)】 - 日々是〆〆吟味
                                              • ドッブ(英 1900-1976) 本【著作(翻訳)リスト一覧/リンク(Amazon)】 - 日々是〆〆吟味

                                                モーリス・ドッブ(Dobb, Maurice) モーリス・ドッブ(Dobb, Maurice) ドップ著作リンク一覧 ドップ著作一覧 Wikipedia ドップ著作リンク一覧 資本家的企業と社会的進歩( 岩田百合治 等訳. 章華社, 昭和6) 賃銀制度の諸問題(正田淑子 訳. 万里閣, 昭和6) ロシアの現在及将来 (社会思想パンフレット 井上寛 [訳]. 中央報徳会, 昭和8) 政治経済学と資本主義 (岩波現代叢書 岡稔 訳. 岩波書店, 1952) 賃金論入門(氏原正治郎 訳. 新評論社, 1954 → 改訂版 新評論, 1962 → 新装版 1975) 資本主義発展の研究  (岩波現代叢書 京大近代史研究会 訳. 岩波書店 第1 1954 第2 1955) 後進国の経済発展と経済機構 (京都大学総合経済研究所研究叢書 小野一一郎 訳. 有斐閣, 1956) ソヴェート経済史 : 19

                                                  ドッブ(英 1900-1976) 本【著作(翻訳)リスト一覧/リンク(Amazon)】 - 日々是〆〆吟味
                                                • 働き方は5段階で変わっていく - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

                                                  昭和型の労働モデルは完全に劣化している 戦後の日本はアメリカ人の生活をひたすら追い求めてきました ・冷蔵庫・掃除機・洗濯機の3種の神技のある暮らし ・車・カラーテレビ・クーラーの3Cのある暮らし ・学校を出ると終身雇用で最後まで面倒をみてく高額な退職金もある ・老後は悠々自適な年金暮らし の学習期20年・労働期35年・引退期15年の70年間の人生プランです 一方のアメリカは戦争には勝ったものの、経済戦争では日本に負けて、終身雇用は維持できなくなりましたが、実力主義にシフトして競争力の強い社会へと変化していきました 日本が「1億総中流社会を実現したぞ!」という頃「全員平等をやめて、格差はあっても優れたものが多くの富を得る社会を実現しよう!」という方向に舵を切ります 全員出来るだけ平等は共産主義の発想で、優れたもの・努力した者が富を得ていく格差社会は本来の資本主義の発想といえます 戦後の日本は

                                                    働き方は5段階で変わっていく - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
                                                  • 意志の弱さは「自己責任」か?(ジョセフ・ヒース&ジョエル・アンダーソン「先延ばしと拡張された意志」メモ) - 清く正しく小賢しく

                                                    本記事では、ジョセフ・ヒースとジョエル・アンダーソンによる共著論文「先延ばしと拡張された意志」(Joseph Heath & Joel Anderson, 2010,  "Procrastination and the Extended Will")を紹介する。 この論文は『時間泥棒:先延ばしについての哲学的論文集』に収録されているものだ。「先延ばしの哲学」というと日本ではあまりなじみがないように思われるが、英語圏だと(哲学に限らず)先延ばしの研究は結構盛んらしい。 "The Thief of Time: Philosophical Essays on Procrastination" The Thief of Time: Philosophical Essays on Procrastination (English Edition) Oxford University Press Am

                                                      意志の弱さは「自己責任」か?(ジョセフ・ヒース&ジョエル・アンダーソン「先延ばしと拡張された意志」メモ) - 清く正しく小賢しく
                                                    • 宇宙の不思議さ加速💦【超弦理論入門①】真空にある、目に見えないダークエネルギーが超弦理論を誘い出す。変幻自在な「次元」降臨。 - カタツムリ系@エンタメ・レビュー (ポップ・サイエンスはデフォルト)

                                                      こんにちは、カタツムリ系です🐌 だいたい、世の中の新しいスタンダードは、直近の問題を解決するときに生まれるように思います。例を出すと 絵画)「新古典派」が、意味やストーリーを求めすぎて頭デッカチになって停滞感→「印象派」(モネとかルノアールとか)が、何より「見ること」の復権を達成 経済体制)「資本主義」が、資本中心の行き過ぎを止められず、人の生活を圧迫→平等を説く「社会主義」が誕生 そう意味で言えば、超弦理論も、なにかの課題への答えなんでしようね。 P-5 重力の理論と量子力学の間には深刻な矛盾があることがわかりました。それを克服して、両者を統合する理論を建設することが、現代物理学の大きな課題となりました。 この新しく打ち立てられようとしている理論の候補が、超弦理論ということなのですが、なにがどう矛盾なのかは、おいおい明らかになるようです💦それにしても「超弦理論」というネーミングのセン

                                                        宇宙の不思議さ加速💦【超弦理論入門①】真空にある、目に見えないダークエネルギーが超弦理論を誘い出す。変幻自在な「次元」降臨。 - カタツムリ系@エンタメ・レビュー (ポップ・サイエンスはデフォルト)
                                                      • 「新しい資本主義」に関する一考察 | トウシル 楽天証券の投資情報メディア

                                                        ●「新しい資本主義」という言葉 ●日本における二つのシステム ●マルクスにリアリティを感じる層 ●資本主義の「外」にいるエリート ●会社に関する「資本主義」 ●岸田首相の議論への違和感 ●経済成長と資本主義とセーフティーネット 「新しい資本主義」という言葉 岸田文雄首相は、就任時から「新しい資本主義」という言葉を多用している。深く気に入っているのだろう。2022年5月5日に外遊先のロンドンで投資家向けに行った講演でも、「一言で言えば資本主義のバージョンアップだ」という勇ましい宣言と共に「新しい資本主義」(英語の表現は「new form of capitalism」だったらしい)の説明に言葉を割いている。 しかし、岸田氏の言う「新しい資本主義」が何を意味しているのか、説明できない人が殆どなのではないか。ご本人も具体的な定義を一度も説明していない。岸田氏は、首相に就任してから直ぐに「新しい資本

                                                          「新しい資本主義」に関する一考察 | トウシル 楽天証券の投資情報メディア
                                                        • 民営化と一口に言っても…(ジョセフ・ヒース講演「無害な民営化Anodyne Privatizations」概要) - 清く正しく小賢しく

                                                          ジョセフ・ヒースが Grimen-lecture 2022: Joseph Heath, University of Tronto: Anodyne Privatizations www.oslomet.no という講演をやるらしい。会場はオスロ・メトロポリタン大学というノルウェーに新しくできた大学で、zoomとかもないっぽいので聞くことはかなわないが、概要をとりあえず訳してみる。適当な訳なので、気になる人は原文を見てほしい。*1 タイトルはAnodyne Privatizationsとなっていて、anodyneは「害をもたらさない、反対する人がほとんどいない、(議論を呼ぶ要素がないので)つまらない」くらいの意味らしいが、いまいちいい訳語が思いつかないので、とりあえず「無害な」と訳した。もっと適切な訳語があればご教授ください。 無害な民営化Anodyne Privatizations 国家

                                                            民営化と一口に言っても…(ジョセフ・ヒース講演「無害な民営化Anodyne Privatizations」概要) - 清く正しく小賢しく
                                                          • 2021.5.4 「おろかもの」の正義論 - カメキチの目

                                                            題名にひかれ、『「おろかもの」の正義論』 小林和之・著という 新書本を読んだ。 (「おろかもの」がどんな「正義」を言うのか興味を感じ、おもしろそうな気がした) (グーグル画像より) 実は「おろかもの」というのは比喩的な言いかたで、ほとんどの人を あらわしていた。 現代の社会で、身近な、しかしたいせつな倫理的な問題に遭遇し、 そのとき自分ならどういう態度をとるか? 考えさせることがいろいろ述べられてあり、読んでホント、よかった。 (印象的だった二つのことだけ書きます) ーーーーーーーーーー ① 魔神の誘惑‐生け贄と見返り 【引用】 「〈魔神の誘惑‐生け贄と見返り〉 われわれは、自動車の便利さと引き換えに、8000人以上の人命を犠牲にしている… 魔神に生け贄を捧げるのとどれほど違うだろう?… 確実に死ぬとわかっている生け贄…と、不慮の事故によって死ぬのは違う…」 (交通事故は過失だが、現代でも

                                                              2021.5.4 「おろかもの」の正義論 - カメキチの目
                                                            • 新型コロナからの経済再生 “資本主義”を封じ込めろ 経済アナリスト 森永卓郎さん NHK特設サイト

                                                              経済アナリストとして、テレビやラジオなどでおなじみの森永卓郎さん。今回の新型コロナウイルスの感染拡大は、グローバル資本主義の限界を明らかにしたと指摘します。厳しい経済状況となることが予想される中、それを乗り超えていくために必要なことは何かを伺いました。(2020年5月14日取材/5月27日掲載) Q.今回の新型コロナウイルスによる日本経済への影響について、どのように感じていますか? 森永さん 戦後最悪の被害が出てくるのは確実だと思います。なぜかというと、そもそも昨年10月の消費税引き上げに伴って、日本経済が急減速しているところに、これがぶつかって、私の計算では現時点(4ー6月期)で、1年前より8.5%もGDPが縮んでいると考えられます。これはかつて経験したことのない事態です。 例えばリーマンショックの翌年でも5.4%のマイナス(2009年の実質成長率)だったので、それよりもはるかに大きいイ

                                                                新型コロナからの経済再生 “資本主義”を封じ込めろ 経済アナリスト 森永卓郎さん NHK特設サイト
                                                              • 現実を見つめる、自分で考える/『皇国日本とアメリカ大権』著者、橋爪大三郎氏インタビュー - SYNODOS

                                                                日本がかつて不合理な戦争を始めたのはなぜだろうか。始める前から敗北がほぼわかっていたような不合理な戦争に、国民を総動員させてしまったことには、どのような思想的背景があったのだろうか。 当時、国が『國體の本義』というテキストを発行し、日本全国の学校現場でこれが使われた。このテキストには、「日本の知識層が触れるであろう知的世界がすっぽりと収められており、これに基づいてものを考えると、自分が知的に優位であるような感覚がわいてくる」という。(『皇国日本とアメリカ大権』橋爪大三郎, 筑摩書房) 日本はかつて負けるとわかっている戦争を始め、そして負けた。その原因を当時の軍部が勝手に暴走したことに求め、軍を忌避している人は多い。しかし、『皇国日本とアメリカ大権』によれば、「人びとは、戦争に負けたのでも、軍部に負けたのでも、ない」という。人びとは、『國體の本義』が用意した、皇国主義の「ロジック」に負けたの

                                                                  現実を見つめる、自分で考える/『皇国日本とアメリカ大権』著者、橋爪大三郎氏インタビュー - SYNODOS
                                                                • 参院選、各党の公約まとめ - 地球PF運用ブログ

                                                                  来週はいよいよ参院選ですね。自分用のメモも兼ねて、各党の公約を超ざっくり整理しました。 各党とも公約で幅広い分野に触れていますが、その中から私が注目している情報を中心に抜粋しているので、どうしても、ある種の偏りが生じてしまいます。ここでは経済と外交を中心にまとめています。私は特に経済政策に関心があるため、そっち寄りの情報が多いです。 各党の公約(経済、外交、その他) 自民党 経済:「新しい資本主義」→ 強い経済、豊かさ実感へ。 外交:国防予算をGDP比2%以上に。 その他:経済安全保障政策推進。 立憲民主党 経済:「高物価と戦う」→ 日銀政策見直し。 外交:防衛力整備も、総額ありきの予算に反対。 その他:時限的に消費減税。 公明党 経済:「人への投資」→ 所得拡大。 外交:専守防衛。核共有に反対。 その他:全世代型社会保障の構築。 日本維新の会 経済:「日本大改革」→ 税制、規制等を改革。

                                                                    参院選、各党の公約まとめ - 地球PF運用ブログ
                                                                  • 2022.9.13 「タテマエ」と「ホンネ」 - カメキチの目

                                                                    「タテマエ」と「ホンネ」ということを、 愛読している爽風上々さんのブログ、『貝と羊の中国人』(加藤徹)という本の 紹介記事から強く感じた。 書名の「貝と羊」がとてもおもしろく感じられて読んだ。 sohujojo.hatenablog.com (上の爽風上々さんのブログが本全体について詳しくわかりやすいのでクリックしてください) 中国の人については前にも、別な本を読んでの感想文を書いたことがあった。 (2021.2.26から3回連続記事「爆買い中国人」。「中国人はなぜ声が大きいのか?」など生活慣習、 社交、風俗など外から目に見えて感じられやすいものを「Q&A」形式で著したもの) ーーーーー 本は、そういう外面的なものが形づくられた理由・背景を、広大な中国の 歴史と文化から解きあかしたもの。 漢字、儒教、仏教、道教など古くから日本の文化に大きな影響をあたえている なじみ深いものもよく出て、叙述

                                                                      2022.9.13 「タテマエ」と「ホンネ」 - カメキチの目
                                                                    • 『インド株が魅力的投資対象の理由②「モディノミクスとは?」』 - 『タクドラたみ』の米国株投資

                                                                      インド最大の都市 ムンバイ(旧ボンベイ) こんにちは!タクドラたみです♪ 以前の記事で、世界の工場が、中国からインドへシフトしつつある事を、説明しました。 『インド株が魅力的投資対象の理由①「世界の工場は中国からインドへ」』 - 『タクドラたみ』 今回は、その後編として、インド国内の状況に、目を向けたいと思います。 人口増加やGDPの成長は、株価上昇の直接的要因ではない! インドの1人当たりのGDP モディノミクス(政府の方針) 最後に 人口増加やGDPの成長は、株価上昇の直接的要因ではない! 私たちが、インド株で儲けるには、インド株が上昇する必要があります。 2024年の今年、インドの人口は中国を抜き、世界一になる見込みです。 「だから、インド株が上昇する!」 と言う人もいますが、 「すみません。それは、正解ではありません。」 人口世界一は、直接、株価を上昇させる要因になりません。 「G

                                                                        『インド株が魅力的投資対象の理由②「モディノミクスとは?」』 - 『タクドラたみ』の米国株投資
                                                                      • 松井暁『ここにある社会主義:今日から始めるコミュニズム入門』 - 紙屋研究所

                                                                        社会主義は遠い将来の話なのか 左翼の集まりで社会主義や共産主義の話をすると「自分たちが死んだ後の遠い将来のこと」という目をされる。 日本共産党は最近の綱領改定で、高度な生産力、経済の社会的規制・管理のしくみ、国民の生活と権利を守るルールなど、社会主義・共産主義に引き継がれる「5つの要素」をあげて、資本主義の今のたたかいと将来の社会主義が「地続き」であることを示した。 www.jcp.or.jp 共産党の人々であっても、果たしてそういう解明がされていても、例えば地方議員が自分の今の活動——一例をあげれば子どもの医療費助成を充実させる運動が、一体社会主義のどこにつながっているのか、などということは、考えたこともない、という場合もあるのだ。 そもそも、マルクスやエンゲルスが確立した科学的社会主義は、「理性によって人間の頭の中に発明される設計図としての社会主義社会」ではなく、古い社会の中から次第に

                                                                          松井暁『ここにある社会主義:今日から始めるコミュニズム入門』 - 紙屋研究所
                                                                        • 2021.10.22 『幸福な監視国家・中国』‐前‐ - カメキチの目

                                                                          14億の人がくらしているというから大国。 人も多いが、国土があまりに大きい。 小さな島国といわれる日本にいる身には想像がむずかしい。 (同じ地球人といっても、生きる基本は同じでも生活感覚はちがっていそうな気がする) (グーグル画像より) けれども、広い地球のなかでの「お隣さん」だ。 いくら「明治維新」によって中国よりいち早く近代国家となり、欧米に仲間入りし いまじゃ「サミット」の一員でも、人類がアフリカをでて世界中にひろがった という「グレートジャーニー」以来のつきあいは免れないモンゴリアン同士。 近くて遠いその国の人たちのことを知りたいと思った。 (政治体制がいちおう民主主義で政治政策の主義主張が自由にいえる日本はいま国政選挙のまっ最中。 「いちおう」とはいっても、それは国民の私たちがそうしているから。 中国は一党独裁の「社会主義」でも、経済だけ資本主義をまねて市場化し、「社会主義」とは

                                                                            2021.10.22 『幸福な監視国家・中国』‐前‐ - カメキチの目
                                                                          • 第20回:三原じゅん子に捧ぐ帝国主義論。美しい国の八紘一宇FOREVER!|悪いキツネをおさえつけることはできない|丸屋 九兵衛|webちくま

                                                                            オタク的カテゴリーから学術的分野までカバーする才人にして怪人・丸屋九兵衛が、日々流れる世界中のニュースから注目トピックを取り上げ、独自の切り口で解説。人種問題から宗教、音楽、歴史学までジャンルの境界をなぎ倒し、多様化する世界を読むための補助線を引くのだ。 1学年あたり1万人、なのに大学生が合計5万人。 どうにも勘定が合わないことで有名な都の西北、ラーメン屋の2階にある大学キャンパス。わたしが若き日を過ごしたところだ。そこは、多種多様な立看板が並ぶ、ちょっとした町のようなところだった。 劇団サークルの告知。 学費値上げに反対する檄文。 女装コンテスト、参加者募集の知らせ。 著名知識人を招いて行われる講演会の宣伝、等々。 あれは「知識人を招いての講演会」の一つだったのだと思う。とはいえ、その講演の主旨も、肝心のメイン出演者の名前すら忘却の彼方だが、とてもはっきりと覚えているのは彼の肩書きだ。

                                                                              第20回:三原じゅん子に捧ぐ帝国主義論。美しい国の八紘一宇FOREVER!|悪いキツネをおさえつけることはできない|丸屋 九兵衛|webちくま
                                                                            • 連載「21世紀の資本主義論・序説」、第2回を公開します!|吉原直毅

                                                                              【本連載について】                             日本を覆う閉塞感の、半端ない増大。その根源を問うことは、資本主義の原理的な仕組みを問うことでもある――。21世紀を生きる私たちにとっての資本主義論の構築を目指し、これから半年ほどにわたって、経済学者の吉原直毅さんが随時連載していきます。ご愛読を!                なお、本文において〔ⅰ〕のようにローマ数字を付した用語には、本稿末尾にその解説を付してある。             (筑摩書房編集部) 第2章 資本主義の基本的定義 2.1 近年の「資本主義の危機」論 ■日本経済新聞による資本主義の「第3の危機」論 2022年元旦の「日本経済新聞」第1面に「資本主義 創り直す」という大見出しが付された記事が掲載され、「資本主義が3度目の危機に直面している。成長の鈍化が格差を広げ、人々の不満の高まりが民主主義

                                                                                連載「21世紀の資本主義論・序説」、第2回を公開します!|吉原直毅
                                                                              • お金の話① お金について思うこと - 幸せに生きるための、たった1000のこと

                                                                                【1000個中の 174個目】 今日から3回の予定でお金の話をします。 購読しているブログでお金に関する記事を楽しく拝見しています。 人それぞれの価値観の違いも面白さの1つです。 あまり得意な分野ではないですが、あまり扱ってこなかったので、たまには考えてみようと思います。 こんにちは!研究者せしおです。 人生の役に立つかもしれない幸せのヒントを、今日も1つお届けします。 アンチテーゼな僕は、権力やお金に少なからずマイナスな印象を持っています。 とは言いながら、会社員として部下もいるし、しっかり給料もらっています。 ■お金と本能 ところで、人間自体は狩猟時代から進化していないと思っています。 なので、人間の本能は現代社会ではたまたま役に立ったり、たまたま足を引っ張ったりします。 お金も人間の本能に組み込まれていないので、役に立ったり、足を引っ張ったりします。 ■お金という発明品 お金は人間の

                                                                                  お金の話① お金について思うこと - 幸せに生きるための、たった1000のこと
                                                                                • 石井知章・及川淳子編『六四と一九八九』または「進歩的」「左派」の「歴史修正主義」 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

                                                                                  石井知章・及川淳子編『六四と一九八九 習近平帝国とどう向き合うのか』(白水社)をお送りいただきました。ありがとうございます。 https://www.hakusuisha.co.jp/book/b487699.html 1989年に起きた一連の出来事が、急速に歪められ、忘却されつつある。その中心にあるのが六四・天安門事件である。 従来、「民主化の第三の波」(ハンチントン)や「国家超越的な共同社会」(M・ウォルツァー)への動きと理解されてきた〈一九八九〉は、いつのまにか「新自由主義革命」として矮小化されつつある。「民主化」ではなく「新自由主義」の確立がこの画期を特徴づけるというのだ。 果たしてそうなのだろうか――。本書はこの疑問から出発している。 「新自由主義革命」と事態を捉えた場合、30年後に緊迫化した香港情勢はどう理解すればいいのだろうか。また「紅い帝国」(李偉東)として世界に君臨しつつ

                                                                                    石井知章・及川淳子編『六四と一九八九』または「進歩的」「左派」の「歴史修正主義」 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)