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  • セフレですよ、不倫ですよ、ねえ、最低でしょ - 傘をひらいて、空を

    仕事の都合で別の業種の女性と幾度か会った。弊社の人間が、と彼女は言った。弊社の人間が幾人かマキノさんをお呼びしたいというので、飲み会にいらしてください。 私は出かけていった。私は知らない人にかこまれるのが嫌いではない。知らない人は意味のわからないことをするのでその意味を考えると少し楽しいし、「世の中にはいろいろな人がいる」と思うとなんだか安心する。たいていはその場かぎりだから気も楽だし。 彼らは声と身振りが大きく、話しぶりが流暢で、たいそう親しい者同士みたいな雰囲気を醸し出していた。私を連れてきた女性はあっというまにその場にすっぽりはまりこんだ。私は感心した。彼女は私とふたりのときには同僚たちに対していささかの冷淡さを感じさせる話しかたをしていた。 どちらがほんとうということもあるまい。さっとなじんで、ぱっと出る。そういうことができるのである。人に向ける顔にバリエーションがあるのだ。私は自

      セフレですよ、不倫ですよ、ねえ、最低でしょ - 傘をひらいて、空を
    • 平井卓也(ひらいたくや) on Twitter: "菅総理は6月22日に国会を閉会するつもりのようだが、補正予算の編成、生活再建、景気対策等を考えれば。会期は延長すべき。延命のための閉会は姑息だ。"

      菅総理は6月22日に国会を閉会するつもりのようだが、補正予算の編成、生活再建、景気対策等を考えれば。会期は延長すべき。延命のための閉会は姑息だ。

        平井卓也(ひらいたくや) on Twitter: "菅総理は6月22日に国会を閉会するつもりのようだが、補正予算の編成、生活再建、景気対策等を考えれば。会期は延長すべき。延命のための閉会は姑息だ。"
      • オリンピック・パラリンピック関係システムの調達に関する私の発言につきまして “English as follow.” | 平井卓也[ひらいたくや] デジタル改革担当大臣 自民党 衆議院議員

        オリンピック・パラリンピック関係システムの調達に関する私の発言につきまして “English as follow.” 一部の報道で政府のシステム調達に関する私の発言が問題だと指摘がありました。 私は、かねてより政府のシステム調達に関して大きな問題意識を持っており、国民の血税をお預かりする立場として、国民に説明ができる調達しかしないという強い気持ちと覚悟を持っております。 私自身は、直接事業者との交渉に臨む立場ではありませんが、今回の契約の見直しに際しても、必要な機能に見合った契約金額の圧縮となるよう、担当責任者には詳細に検討を行うよう強く指示してきました。 報道されている音声データにつきましては、契約見直しに当たっての自分の考えを、10年来一緒に仕事をして来て自分の真意が分かる幹部職員へ対面で檄を飛ばしたものであり、事業者への脅しでは決してありません。しかし、幹部職員に対する発言だったとし

          オリンピック・パラリンピック関係システムの調達に関する私の発言につきまして “English as follow.” | 平井卓也[ひらいたくや] デジタル改革担当大臣 自民党 衆議院議員
        • わたしの弟はワクチンを打たない - 傘をひらいて、空を

          疫病が流行しているのでよぶんな外出を控えるようにという通達が出された。最初の通達から一年あまり、何度目かの通達のさなか、疫病のワクチンが提供されはじめた。それで全員が打つかといえば、そうではない。わたしの弟は打たないという。そして、わたしはそれを責めることができない。 弟は東京で一人暮らしをして、アルバイトで生計を立てている。今日働かなければ来月の家賃があやうい。運も悪かったし、弟の思慮が足りないところもあったと思うのだけれど、とりあえず自分で生活はできているのだし、人に大きな迷惑をかけているわけでもなし、責められるようなことではない。 わたしはそう思っているのだが、両親は「恥だ」と思っている。自分たちの助言をふいにして大学進学をせず、夢みたいなことを言っておかしな企業に就職してすぐに辞めてその日暮らしをしている、そんな浅はかな息子は心配するのも癪だと、そういうふうに思っている。 そうはい

            わたしの弟はワクチンを打たない - 傘をひらいて、空を
          • 雑で速いやつに対する説諭 - 傘をひらいて、空を

            疫病が流行しているのでよぶんな外出を控えるようにという通達が出された。弊社ではそのために些末な打ち合わせもオンラインでおこなわれ、皆が慣れてきた今となってはリアルタイムの共同作業も気楽に実施されている。本日は上司からの資料レビューであった。 上司:急ぎでイレギュラーな仕事やってもらっちゃってごめんね わたし:いえいえだいじょうぶです 上司:こういう差し込みの仕事、ガッてやってバッて出してくれるのほんと助かる わたし:いやあ、この程度でよろしければ 上司:あのね、できればこの程度じゃなくしてほしい 上司:あなたの仕事はいつもスピーディで対応も柔軟で素晴らしい。でも雑 わたし:あっそれが本題ですね 上司:うん。赤字のところ見ておいて。とくに数字の誤字は致命的だからね。あと図の作りとレイアウト。せめて余白を左右対称にしてほしい。総じて雑 わたし:承知しました。赤線ありがとうございます。すごく直し

              雑で速いやつに対する説諭 - 傘をひらいて、空を
            • 生徒会長から雲をもらった話 - 傘をひらいて、空を

              西脇くんは生徒会長でわたしは書記だった。中学生のころのことだ。わたしたちは素直ないい子で、クラスで推薦されて先生からもやってほしいと言われて全校生徒の前で選挙に出て生徒会をやっていた。わたしはピアノが得意で芸高の受験準備をしていた。西脇くんは進学校に行くつもりであるらしかった。わたしたちの中学校はどちらかといえばガラの悪い下町の公立校で、わたしたちはだから、相対的に優等生だった。 西脇くんは背の高いがっしりした男の子で、もじゃもじゃの髪を中学校の校則ぎりぎりまでのばしていた。黒縁のめがねをかけていて、そのめがねは上等のものだった。わたしは工芸に詳しくなかったけれど、それでもわかった。 そのめがね、いいね。わたしが言うと西脇くんはそれを外し、制服の裾でていねいに拭いて、見る、と言った。わたしはありがとうと言ってそれを見た。一見ふつうの黒いフレームのめがねだったけれど、流麗なフォルムをしていた

                生徒会長から雲をもらった話 - 傘をひらいて、空を
              • 「彼」自身の言葉で、語るべきではないか――料理と食を通して日常を考察するエッセイ「とりあえずお湯わかせ」柚木麻子|本がひらく

                「彼」自身の言葉で、語るべきではないか――料理と食を通して日常を考察するエッセイ「とりあえずお湯わかせ」柚木麻子 『ランチのアッコちゃん』『BUTTER』『マジカルグランマ』など、数々のヒット作でおなじみの小説家、柚木麻子さん。今月は、特別編でお送りします。 ※当記事は連載の第18回です。最初から読む方はこちらです。 #18 支配者 二十一年間「推し」ていた有名俳優が性加害をしていたことが一週間前に報道された。 「彼」のファンだと常日頃公言していたせいで、マスコミ各社からの原稿依頼は後を絶たない。そのほとんどが「推しが性加害者になった時、ファンである私たちはどうすればいいか?」というものだった。 私はこの件をどうしてもこの連載コラムで書きたいと思い、他はすべて断った。被害者の方が読んでいる可能性も考慮して、あの「彼」ではなく、できるだけ私自身の日常の話をしたい。 私の一番初めの記憶は、酒に

                  「彼」自身の言葉で、語るべきではないか――料理と食を通して日常を考察するエッセイ「とりあえずお湯わかせ」柚木麻子|本がひらく
                • 平井卓也(ひらいたくや) on Twitter: "民主党の言論封殺、言論の自由の侵害、官僚への恫喝。ホント、民主党には自由がないね。"

                  民主党の言論封殺、言論の自由の侵害、官僚への恫喝。ホント、民主党には自由がないね。

                    平井卓也(ひらいたくや) on Twitter: "民主党の言論封殺、言論の自由の侵害、官僚への恫喝。ホント、民主党には自由がないね。"
                  • 平井卓也(ひらいたくや) on Twitter: "日本を壊すな! RT @vermeersch0 @hiratakuchan なんでNHKは刑事被告人の在日小沢一郎の新党をリアルタイムで宣伝する必要がある?まったく国に背き国を売る売国背信行為!公共放送の倫理に値しない!政権交代後はいち早く骨までバラバラにして民放に変更すべき!"

                    日本を壊すな! RT @vermeersch0 @hiratakuchan なんでNHKは刑事被告人の在日小沢一郎の新党をリアルタイムで宣伝する必要がある?まったく国に背き国を売る売国背信行為!公共放送の倫理に値しない!政権交代後はいち早く骨までバラバラにして民放に変更すべき!

                      平井卓也(ひらいたくや) on Twitter: "日本を壊すな! RT @vermeersch0 @hiratakuchan なんでNHKは刑事被告人の在日小沢一郎の新党をリアルタイムで宣伝する必要がある?まったく国に背き国を売る売国背信行為!公共放送の倫理に値しない!政権交代後はいち早く骨までバラバラにして民放に変更すべき!"
                    • 「NHK出版新書を探せ!」第1回 なぜ日本は自粛のお願いしかできないのか――大屋雄裕さん(法哲学者)の場合〔前編〕|本がひらく

                      「NHK出版新書を探せ!」第1回 なぜ日本は自粛のお願いしかできないのか――大屋雄裕さん(法哲学者)の場合〔前編〕 突然ですが、新書と言えばどのレーベルが真っ先に思い浮かびますか? 岩波新書、中公新書、講談社現代新書……そこでNHK出版新書を挙げる人は、なかなかにマニアックな方だと言えるでしょう。老舗の新書レーベルにはまだ敵わなくても、もっとうちの新書を知ってほしい! この連載は、編集部のそんなささやかな抵抗から生まれました。題して「NHK出版新書を探せ!」。今を時めく気鋭の研究者の研究室に伺って、その本棚にある(かもしれない)当社新書の感想とともに、先生たちの研究テーマや現在考えていることなどをじっくりと伺います。コーディネーターは当社新書『試験に出る哲学』の著者・斎藤哲也さんです。 <今回はこの人!> 大屋雄裕(おおや・たけひろ) 1974年生まれ。慶應義塾大学法学部教授。東京大学法学

                        「NHK出版新書を探せ!」第1回 なぜ日本は自粛のお願いしかできないのか――大屋雄裕さん(法哲学者)の場合〔前編〕|本がひらく
                      • ひらかたにおいでよ! | オモコロ

                        ピォルッ この記事は 大阪府の北部に位置する市、枚方市を お嬢様が勝手に宣伝する記事です。 う〜〜〜〜 ひらかたに おいでよ! みんなー!枚方市の名物キャラクター、ひらかたしちゃんだよ!! 薮棒!藪から棒でごめんあそばせ金輪財雑魚ですわ! 今日はみんなに枚方市ひらかたしの魅力について教えるよ! わたくしの住むここ枚方市を、主に京阪沿線に沿って紹介しますわよ! う〜〜〜〜 ひらかたに おいでよ! みんな~!枚方市って知ってるかな!? 【速報】大阪・枚方で最高気温39.8℃ ことしの全国最高気温を更新https://t.co/9c2nldRb07 — テレ朝news (@tv_asahi_news) July 27, 2023 ひらかたは、今一番アツい場所! 熱気と共に、周りが盛り盆地上がってる市でしてよ! 一体、どんな所かと言いますと 写真の通り、とイオンとがある、とっても良い所! はともか

                          ひらかたにおいでよ! | オモコロ
                        • 地上50メートルに4時間、停止遊具から2人を救助 ひらかたパーク:朝日新聞デジタル

                          30日午後9時前、大阪府枚方市の遊園地「ひらかたパーク」の従業員から「アトラクションが上で止まって動かない」と119番通報があった。枚方寝屋川消防組合などによると、地上約50メートルから垂直降下するアトラクションが午後7時ごろ、客の20代の男女を乗せたまま頂上付近で停止。約4時間後の午後11時すぎ、アトラクションを動かして救出した。2人にけがはないが、病院に搬送したという。 同園によると、アトラクションは「ジャイアントドロップ メテオ」。午後7時すぎ、3基が頂上付近で止まった。うち2基は手動で降ろすことができたが、男女2人が乗った1基が降下しなかった。 消防組合によると、最大で地上42メートルまでしか届かないはしご車だったため、はしご車による救助を断念。アトラクションを急降下させ、救助したという。 気象庁によると、30日午後10時現在の枚方市内の気温は3度だった。 31日未明、同園の岡本敏

                            地上50メートルに4時間、停止遊具から2人を救助 ひらかたパーク:朝日新聞デジタル
                          • 半額のかますのひらき

                            半額のかますのひらき 夕方の西友の投げ売りで安かったので買いました 2枚で429円 錐形の顔が怖くて歯がぎざぎざで指にささる痛い魚であるがとてもうまい 水気をきって塩を振って魚焼きグリルで焼いて夕食にした 横着してまとめて2枚焼くと真ん中がなかなか焼けないが焼いてる間じゅういい匂いがする 身がやわらかく皮目が焼き網にくっついて難儀したし身はごく少ないがそれでもたまに食べたいおいしい白身魚で おいしいのだが焼いたのち時間が経つとあのいい匂いはどこへいったのか、という生臭い匂いになってそれで台所じゅうが満ちてしまう 匂うのだが魚焼きグリルを洗うのがどうしても面倒で魚を焼いたことそのものに目をつぶってそのまま置いてしばらく忘れていてふとみると 灯りの消えたほの暗い台所のすみっこに猫はこっそり歩いていって、そっと背伸びをしてこっそりグリルをなめていた ふだん人間の食べものには特段おもしろいところが

                              半額のかますのひらき
                            • 『美術館へ行くたびに思うことがある』著者【小林泰三】マンガ「はじめから国宝、なんてないのだ。~感性をひらいて日本美術を鑑賞する~」

                              『美術館へ行くたびに思うことがある』著者【小林泰三】マンガ「はじめから国宝、なんてないのだ。~感性をひらいて日本美術を鑑賞する~」をまとめています。#PR

                                『美術館へ行くたびに思うことがある』著者【小林泰三】マンガ「はじめから国宝、なんてないのだ。~感性をひらいて日本美術を鑑賞する~」
                              • 「なぜ、“ひらく”のか」への考察|鷹野 雅弘

                                漢字で書ける語句をひらがなで書くことを「ひらく」、その逆に、ひらがなの語句を漢字で書くことを「とじる」(=ひらかない)、これらを総称して「(漢字の)閉じ開き」といいます。 この「閉じ開き」は、テキストの読みやすさ、伝わりやすさ、さらに、誤読を避ける気づかいなどに直結します。デザイン制作物だけでなく、メールやSNSなど、文字ベースでのコミュニケーションが多く行われている現在では、ビジネススキルのひとつです。 ライティングや文字校正では、よくひらがなを【ひらく】漢字を【閉じる】と表現しますが、僕は小学生の頃両さんに教えてもらいました😎 ちなみに1988年発売の51巻です。 相変わらずこち亀の守備範囲は広すぎる🥺#ブログ書け#ブログ初心者 pic.twitter.com/vZirFnQOCy — おかぺー🙋🏻‍♀️オカンのIT力向上 (@DemoOkan) May 2, 2021 ルー

                                  「なぜ、“ひらく”のか」への考察|鷹野 雅弘
                                • このタイトルちょっと高尚なんで変えてもらっていいですかね - 傘をひらいて、空を

                                  出版市場は実は縮小していない。出版される本の数は増えている。大ヒットが出にくい、書き手と出版点数の増加でパイが小さくなって専業作家が成立しにくい、作家以外の職も担い手が分散している、そういう状態である。 わたしの職能は雑誌編集、単行本企画、ライティング。特技は特急テープ起こしと他人の原稿の校閲。さる老舗出版社の専業校閲さんから「校閲部門希望で入社試験を受けてもいい」と褒めてもらったことがある(誇らしい)。一緒に育った妹に言わせれば、「お姉ちゃんはちっちゃいときから、字が書いてある紙の束があればだいたいOKなんだよね」とのことである。たぶん死ぬまでそうなんだと思う。 勤務先に大きな不満があったのではない。それでもわたしは十数年つとめた出版社をやめた。会社員生活よりフリーランスのほうが(たとえ収入が激減しても)総合的に幸福な人生を送れると判断したからだ。わたしは元勤務先やつきあいのあった出版社

                                    このタイトルちょっと高尚なんで変えてもらっていいですかね - 傘をひらいて、空を
                                  • トランス女性が優勝したと話題の自転車競技は、最初からトランスジェンダーにひらかれた部門 - 法華狼の日記

                                    ロンドンでおこなわれた自転車競技で、まず現地で差別的な反発があり、それが日本にもちこまれて注目を集めているようだ。 ロンドンで開催されたサイクリングレース、自称トランス女性(身体男性)が1位と2位を独占し、勝利のキスを見せつけた。 一方、3位の女性選手は幼児を腕に。 まさにジェンダー・イデオロギーの縮図と話題。 pic.twitter.com/a0g3m7KiUZ— 🇺🇸Blah🔥Come and take it🔥 (@yousayblah) 2022年6月8日 ロンドンで開催されたサイクリングレース、自称トランス女性(身体男性)が1位と2位を独占し、勝利のキスを見せつけた。 一方、3位の女性選手は幼児を腕に。 まさにジェンダー・イデオロギーの縮図と話題。 現時点で約1万7千のいいねを集めており、リプライや引用リツイートも同調する意見がならんでいる。 すでにロイターによるファクトチ

                                      トランス女性が優勝したと話題の自転車競技は、最初からトランスジェンダーにひらかれた部門 - 法華狼の日記
                                    • あなたブスでモテないんでしょ - 傘をひらいて、空を

                                      疫病が流行しているのでよぶんな外出を控えるようにという通達が出された。そのためにわたしはあなたにずっと会っていない。 オンラインで飲んでるって? あんなの会ってるとは、わたしは言わない。通話に近いと思ってる。あなたはオンライン飲みも「会ってる」にカウントするけどね。なんせアイドルのコンサートに行って「誰それに会った」って言うような人だからね。 あなたはアイドルに会ってないですー。見ただけですー。観覧しただけですー。会うっていうのはお互いがお互いを個別に認識してコミュニケーションが成立した状態を指すんですー。アイドルはあなたなんかどうでもいいんですうー。 あなたはオンラインで愚痴をこぼす。出会いがないという、いつもの愚痴だ。彼氏ほしいってあなたは言う。それなのにアプリでのアピールはど下手。あのさあ、自信がないない言いながら自信がないまま薄ぼんやりしたビジョンで彼氏作ろうとして何になるのよ。女

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                                      • 撮り鉄「電車が田んぼの水で映えるといいな」と勝手に水路ひらいて水を入れてしまう : 痛いニュース(ノ∀`)

                                        撮り鉄「電車が田んぼの水で映えるといいな」と勝手に水路ひらいて水を入れてしまう 1 名前:エリス(SB-Android) [US]:2020/06/03(水) 06:30:56.68 ID:1/sh4FLF0 http://pbs.twimg.com/media/EZf2YarUMAMk5oK.jpg http://pbs.twimg.com/media/EZf2Yb2VAAAJI8k.jpg 2: オベロン(大阪府) [ニダ] 2020/06/03(水) 06:31:47.14 ID:FCS+rjIA0 キチガイやん 5: ブレーンワールド(京都府) [US] 2020/06/03(水) 06:33:18.81 ID:f5tPFaAb0 酷すぎる 9: 土星(ジパング) [EU] 2020/06/03(水) 06:33:59.89 ID:jgMRJe/00 凄いとしかいいようがない 1

                                          撮り鉄「電車が田んぼの水で映えるといいな」と勝手に水路ひらいて水を入れてしまう : 痛いニュース(ノ∀`)
                                        • いなくなったあの人のこと - 傘をひらいて、空を

                                          疫病が流行しているのでよぶんな外出を控えるようにという通達が出された。それから二年半、わたしの会社からは何人かがいなくなった。転職や定年退職はカウントしていない。職場を変えるのではなく、ただ辞めた人の数である。 このところ疫病の感染状況はまったくよろしくないのだが、それでも出社は増えた。あまりに長期間なので、弊社の経営陣は「ある程度のリモートワークを残し、リスクは承知で出社してもらって、それでやっていくしかない」と考えたようである。緊急対応というには、二年半はあまりに長い。 そうすると増えるのが立ち話である。新人や新しいクライアントについての情報交換、リモートワーク生活のこと、リモート対応で導入されたソフトウェアの感想、そして、いなくなった人の話。 いなくなった人のひとりはわたしの新人時代の指導役だった。 二十年前のことだから、今から考えるとハラスメントが横行していた。社員個人を「女は」と

                                            いなくなったあの人のこと - 傘をひらいて、空を
                                          • あの女の恋愛感情を利用していい生活をしてやろう - 傘をひらいて、空を

                                            疫病が流行しているのでよぶんな外出を控えるようにという通達が出された。それがきっかけで僕と彼女は一緒に暮らし始めたのだけれど、この生活が気に入りすぎて疫病の流行が終わってもやめたくない。 つきあって三ヶ月という、恋愛的にいちばん盛り上がっているタイミングで同居したから、すぐ破綻してもおかしくないと思っていた。なにしろ僕はすぐ飽きちゃうのだ。女の子と半年以上つきあったことがない。 僕の個人的な感覚では、同じ相手とのセックスは三回目から十回目がピークで、あとはまああってもなくてもという感じだし、恋愛的な様式としてのデートについては「女の子のドリームを読み取ってサービスするのめんどくせえな」と思う。だから自分は長期的な関係に向いてないのかなあ、なんて思っていたのだけれど、好きな人と生活を共にしてみたら継続したくなったので、向いてなかったのは長期的な関係というより長期的な「恋愛」関係だったみたいだ

                                              あの女の恋愛感情を利用していい生活をしてやろう - 傘をひらいて、空を
                                            • 一人称が強すぎる - 傘をひらいて、空を

                                              疫病が流行しているのでよぶんな外出を控えるようにという通達が出された。そのためにもっとも影響を受けたのが医療機関である。わたしは二年以上、いわゆる同居家族以外と私的に会うことをしなかった。 まじめだねえ、と友人が言う。二年のあいだに引っ越してフリーランスになって子どもが小学校に入ったというが、本人はあまり変わったように見えない。 まじめだねえと彼女は繰り返す。わたしの知ってる別の医者なんかばんばん飲み歩いてたよ。ストレスたまるからって。おごるからつきあえって言われて、まあ行ったけどもさあ。 そういう人もいる、とわたしは言う。わたしはそうしない。その人はストレス解消といろんなリスクを天秤にかけて、早くから飲みに行くのを選んだのでしょう。とにかくリスクを減らそうとするなら今でも人と会わないのだし、カフェインもアルコールも取らずに完璧な食生活をして睡眠をとることに全力を注ぐでしょ。そういう人もい

                                                一人称が強すぎる - 傘をひらいて、空を
                                              • インターネットに向いてない - 傘をひらいて、空を

                                                おいバズってるけどだいじょうぶか。 そういうLINEが入った。私はソーシャルメディアが得意でない。 Twitterは数日に一度見る。言われて見てみるとたしかに私が投稿した短編がバズっていた。稀にあることだ。今年の春先にもあった。でもそれより規模が大きい。 ほんとだ、と返信する。別の友人からもLINEが入る。バズってるね。そうだね、いま見た、と私はこたえる。メッセージがポップアップする。 寒くなってきたから上着を持ち歩くんだよ。さやかさんは薄着でうろうろして「寒い」と言うのだから、あらかじめ天気予報を見るなどして気をつけなくてはいけないよ。バズってへんなメールが来たら次に会うときの酒の肴にするんだよ。 友人たちは私を心配してLINEを送ってくれたのだ。私はバズると少し体調を崩す。正確に言うと、バズったためにそれまで私の文章を読んだことのない人がいっぱい来て、なかにはよくわからない人がおり、執

                                                  インターネットに向いてない - 傘をひらいて、空を
                                                • 俺に口を利くなというのか - 傘をひらいて、空を

                                                  疫病が流行しているのでよぶんな外出を控えるようにという通達が出された。そのときわたしは一人暮らしだった。こんな世の中だから、とわたしの交際相手は言った。不安だよね。一緒に暮らそう。結婚しよう。 そうしてわたしたちはたがいの両親に会い、いささか古いと思いながらも「婚約」というプロセスもやることにした。区役所に婚姻届を出す前に結婚式の準備をしながら同居して生活を整える期間をもうけたのだ。 結果として、これは正解だった。さっさと籍を入れていたらより面倒なことになったはずだからだ。婚約してよかった。そう、わたしは婚約から半年後、それを破棄したのである。 最初に疑問を感じたのは彼の「いいよ」ということばだった。 結婚すると決めて以降、この小さなことばの使い方が、ほんの少し変わったように感じたのだ。それまでは「コンビニ寄っていい?」「いいよ」といった使い方だった。これはぜんぜんおかしくない。友だちにも

                                                    俺に口を利くなというのか - 傘をひらいて、空を
                                                  • 週刊文春(6/17)の報道について | 平井卓也[ひらいたくや] デジタル改革担当大臣 自民党 衆議院議員

                                                    昨日の週刊文春において、私が内部の会議において、事務方に特定の企業への発注を示唆したかのような記事がありましたが、記事の根幹に係る部分で事実と異なる点があるためお話しさせていただきたいと思います。会議の音声について、改めてIT室の音源を確認したところ、4月7日の会議のものだと分かりました。 【顔認証システムについて】 この会議では、入退出管理の顔認証システムの導入にあたって、いわゆる大手ベンダーのシステムに拘ることなく、ベンチャー企業を含めて新しいシステムについてもしっかり勉強していくように、との主旨で事務方に話をしたと記憶しています。 【企業名】 また、記事中にある「ACES(エーシーズ)」という事業者とは複数の企業の方々が参加する勉強会でご一緒したことがあるかもしれませんが、内部の会議の音声データを改めて確認しても、私がこの会議の中で、具体的な企業名を挙げたという事実はありません。 ま

                                                      週刊文春(6/17)の報道について | 平井卓也[ひらいたくや] デジタル改革担当大臣 自民党 衆議院議員
                                                    • 母の死に目に会えないだろう - 傘をひらいて、空を

                                                      疫病が流行しているのでよぶんな外出を控えるようにという通達が出された。だから僕はそれ以来母に会っていない。 僕が母と呼ぶのは養母のことである。実母は僕を産んですぐに亡くなった。もちろん記憶にはない。 血のつながりというものがどれほど強いのか僕にはわからない。僕は父とは血のつながりがあって母とはない、そいういう家庭で育ったわけだけれど、父母のどちらかだけを本物の親だと思ったことはない。 父は僕と子ども同士のように遊ぶばかりの(今にして思えば)子育ての実務の役に立つことのない人だったし、父の威厳みたいなものもぜんぜんなかった。母は母でずいぶんと(当時にしては)進歩的な考え方の、なかなかのインテリで、高校の教員をしていて、当時のティピカルな母親像みたいなことをやってくれる人ではなかった。おかずはだいたいスーパーかデパ地下のやつで、僕はそれを親たちと一緒に食べて大きくなったのである。 そんなだから

                                                        母の死に目に会えないだろう - 傘をひらいて、空を
                                                      • 学歴ロンダリング成功したんですね - 傘をひらいて、空を

                                                        あ、じゃあ学歴ロンダリング成功したんすね。 誰かが私の背後でそう言った。その発言の直後、聞き覚えのある声がこたえた。は? ロンダリング? それって不正なカネの洗浄を指すことばですよね? わたしが不正な学歴を洗浄したとでも? 振り返ると聞き覚えのある声の主は私の顔見知りの他部署の後輩なのだった。私の勤務先では昼休みの時間は比較的フレキシブルで、「だいたい十二時から二時くらいの間に一時間とってね」という感じなのだけれど、そのどまんなかの十三時に社員食堂に行くと、たいてい知っている人がいる。 すげえ、と私は思った。「学歴ロンダリング」という物言いもなんだかすごいが、言い返した後輩のせりふはもっとすごい。よくもまあ咄嗟にそこまで言えるものである。口調もいい。「おまえはばかか」とゴシック体で書かれているみたいな完璧な軽蔑のトーンで、ほとんど平坦ながら声はきれいに通り、役者がせりふを読んだようだった。

                                                          学歴ロンダリング成功したんですね - 傘をひらいて、空を
                                                        • 呪いをかけられなかった娘 - 傘をひらいて、空を

                                                          三十歳前後からまわりの女たちの半分くらいが変な感じになった。結婚するとかしないとかできないとかしたくないとか、そういうことをやたらと言うようになった。わたしは全員に「そお」とこたえた。そんなの好きにすりゃあいいじゃんねえ、と思った。日本における結婚は自由意思に基づく契約行為である。契約内容は民法で決まっていて、その効力は当人二名のあいだに及ぶ。それから養育される子どもや相続が発生しうる親族には関係がある。でもそれ以外にはまったく関係がない。どうして契約主体でない他人の結婚をとやかく言うのか。まして友人の結婚相手なんか完全にどうでもいい人である。そんなのをやいやい話の種にするなんて変だなと思った。 結婚しないのかとわたしに訊く友人もあった。わたしは何も考えず「しない」とこたえた。どうしてと問うので「必要ないから」とこたえた。あれはないわ、と同席していた別の友人があとから言った。あれは嫌われる

                                                            呪いをかけられなかった娘 - 傘をひらいて、空を
                                                          • 新入生しょくん、まずは「論文の書きかた」を身につけよう――対談:山内志朗×戸田山和久(前編)|本がひらく

                                                            新入生のみなさん、入学おめでとうございます。新しい一歩を踏み出す前に覚えておきたいのが「論文の書きかた」。『新版 ぎりぎり合格への論文マニュアル』(平凡社新書)の著者・山内志朗先生(慶應義塾大学)と、『最新版 論文の教室』(NHKブックス)の著者・戸田山和久先生(名古屋大学)に、論文執筆をテーマに語り合っていただきました。大学新入生のみならず、学び直しを目論む社会人のみなさんにも必ず役に立つ「知の羅針盤」。まずはその前編をお届けします。 戸田山 きょうのお題は、山内さんの『新版 ぎりぎり合格への論文マニュアル』と私の『最新版 論文の教室』の刊行記念として、大学新入生や新社会人のみなさんを念頭に置いて、論文を書くってそもそもどういうことかを話し合ってみよう、ということです。 山内 私たちは大学時代からの同窓生で、ともに哲学の専攻です。生まれた年は一年違いますが、ともに黒田亘わたる先生のところ

                                                              新入生しょくん、まずは「論文の書きかた」を身につけよう――対談:山内志朗×戸田山和久(前編)|本がひらく
                                                            • 2021年に再考する「R&Bの死」|ひらかわ

                                                              皆さん音楽好きですよね!私は好きです! 今回はコテコテR&B記事です! 少し前にH.E.R.の記事を書いていて思ったことがあります。彼女自身が主催するフェス『Lights On Festival』のスローガンとして、2019年頃から口にしている「R&B  Is Not Dead」というフレーズあります。力強い言葉のようにも聞こえますが、現行R&Bシーンの最前線に立つミュージシャンが「R&Bは死んでいない」って言うのは、裏を返せば彼女自身一度は死んだと実感したことがあったと言っているようなもんで、結構残酷だなとも個人的には思っていました(深読みしすぎかもしれませんが)。 イチR&Bファンとして、ちょっともやもやするというか違和感というか寂しいというか、何しろ「こんなにもR&B良作がでているのにそんなことない!」みたいな、いまのR&Bシーンがいかに面白くなっているかを伝えたい、そんな一心で指を

                                                                2021年に再考する「R&Bの死」|ひらかわ
                                                              • 曽山一寿先生による、Twitter漫画でリプ欄に続きを載せるやり方は「続きが読みたい」と「次の画像をひらくのめんどくさい」の戦いだという解説

                                                                曽山一寿 @soyamanga 漫画家です。「でんぢゃらすじーさん」「神たま」を連載中です。 著書リンクamzn.to/3NtSHxL インスタinstagram.com/soya_manga/ Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です soyama.blog.jp

                                                                  曽山一寿先生による、Twitter漫画でリプ欄に続きを載せるやり方は「続きが読みたい」と「次の画像をひらくのめんどくさい」の戦いだという解説
                                                                • 素直で笑顔で気がきいて - 傘をひらいて、空を

                                                                  疫病が流行しているのでよぶんな外出を控えるようにという通達が出された。そのためにわたしの職場にもリモートワークが導入され、出社しても顔を合わせる会議は最低限になった。飲み会はもちろんない。そのためにわたしはしばらく水木さんにつかまらずにすんでいた。 水木さんはわたしの同期であって、とてもいい人である。やわらかな笑顔を絶やさず、細やかな気遣いをみせ、辛抱強くがんばりやで、後輩の面倒見もよい。 でもわたしは彼女とあまりかかわりあいになりたくなかった。 十年と少し前、わたしと彼女はともに新入社員だった。一年目はなにしろわけがわからないものである。だからたいていのことはいったん「そういうものか」と受け取って、あとで検討することにしていた。 わたしは仕事が終わると毎晩「私的日報」と名付けたファイルをひらいて、その日に覚えたことのほか、確認検討すべきことを書き留めた。たとえば「隣の部署のお茶出しを頼ま

                                                                    素直で笑顔で気がきいて - 傘をひらいて、空を
                                                                  • 恋愛より特別なこと - 傘をひらいて、空を

                                                                    わたしが一緒に住んでいる女は恋人ではない。 妻でもない。妻であればラクだとは思う。お互いのオフィシャルな緊急連絡先になって、どちらかが入院したらもう片方も病室に入れて、先に死んだほうの遺産が残ったほうに自動で行く。いいなあ、めちゃくちゃラクそう。 でもわたしたちは結婚することはできない。わたしたちはどちらも女である。 わたしたちは互いの稼ぎを持ち寄り、住居の確保から家事の分担まで二人で意思決定し、生活をともにしている。相手がいなくなったら生活を立て直さなくてはいけない。そういう相手を何と呼ぶのかと、同居人でない別の友人に訊いたら、パートナーじゃん、との回答が返ってきた。 わたしは反論する。いやそれは籍を入れてないカップルの呼び方でしょ。わたしたち恋愛してないから。する予定もないから。 そもそも恋愛や性愛がパートナーシップにくっついてくるのが、変だと思うんだよねえ。友人はそのように言う。相互

                                                                      恋愛より特別なこと - 傘をひらいて、空を
                                                                    • 「ソウルマンの死~追悼・志村けん」 輪島裕介|本がひらく

                                                                      志村が死んだ。という言い方は、常識的には不謹慎で敬意を欠くものだろう。しかし、毎週「志村、うしろ、うしろ」と真顔で叫んでいた1974年生まれ(そう、彼がドリフに加入した年だ)の私にとって、「コメディアン・志村けんさんが亡くなりました」といった「正しい」言い方はどうしても馴染めない。舞台や画面上の演者と、客席やお茶の間の観衆を明確に区別したうえで、観衆を興奮の渦に巻き込んでゆく芸能者に対して、あたかも個人的な知り合いのように馴れ馴れしく敬称をつけて呼ぶことはむしろ失礼であるように思える。 舞台と客席の、そして舞台上と舞台裏の区別は、ちょうど楽屋落ちや私生活ネタ満載の「オレたちひょうきん族」が「8時だョ! 全員集合」にかわって土曜8時の覇権を奪うあたりから本格的に崩れてゆくことになる。安直に「素顔」や「舞台裏」を見せないプロの喜劇人として、ほとんど最後の世代に属する彼に対する、お茶の間から画面

                                                                        「ソウルマンの死~追悼・志村けん」 輪島裕介|本がひらく
                                                                      • 「論文を書く力」は、一生もののスキルです!――対談:山内志朗×戸田山和久(後編)|本がひらく

                                                                        論文対談もいよいよ佳境に入ります。論文のテーマ設定、社会の出ても役に立つ卒論執筆の効用……大学新入生のみなさんから、社会人、年輩の方まで、幅広い層に必ず役に立つ「知の羅針盤」。熱いメッセージに、ぜひ耳を傾けてみてください。 *対談の前編はこちらです。文章指南のコツ山内 『論文の教室』には、学生さんの反応とかを見ながら書いたところはありますか。 戸田山 僕の場合、原稿を見てもらって「どう?」というのは、ちょっと怖くて(笑)。でも、内容には学生さんたちの過去のさまざまな言動を取り入れています。たとえば、巻末におまけとして入れた「禁句集」。一時期、学生さんから提出してもらった文章を添削するというサービスをやっていました。そうすると学生さんの書く文章のクセというのがだんだんわかってきた。そこで、「こうした表現を避けるだけで文章がうまく見える」という禁句集を作ったんですね。 山内 赤ペン先生をやって

                                                                          「論文を書く力」は、一生もののスキルです!――対談:山内志朗×戸田山和久(後編)|本がひらく
                                                                        • どうして、お母さん - 傘をひらいて、空を

                                                                          疫病が流行しているのでよぶんな外出を控えるようにという通達が出された。それでわたしは母に会うことができない。 わたしの母はすごく感じのいい人だった。同世代や祖父母世代だけでなく、わたしの友だちもみんなそう言った。母はわたしの覚えているかぎり場違いなふるまいをしたことがなかった。家にどんな人が来たときにも、旅行先でも、わたしの保護者として学校に来るときでも、親戚の集まりでも。 小学生のころまではそういうのが当たり前だと思っていた。お母さんは大人だからねって思ってた。お父さんはお母さんに比べてドジだなって思ってた。父はときどき誰かと言い争いをしたり、発言すべきでないときに発言して気まずそうな顔になったりしていたから。それで人に笑われたりもしていたから。 わたしはおよそ母を嫌う人やばかにする人を見たことがなかった。母はいつも適切なふるまいをしていた。高校生までのわたしの目には、そのように見えた。

                                                                            どうして、お母さん - 傘をひらいて、空を
                                                                          • ラブホ行こうよ - 傘をひらいて、空を

                                                                            疫病が流行しているのでよぶんな外出を控えるようにという通達が出された。それでしばらくおとなしく暮らしていたところ、彼氏が「ラブホ行こうよ」と言うのだった。 こいつだいじょうぶかとわたしは思った。一緒に暮らしてる人間とラブホ行ってどうすんだ。ベッドなら家にもある。それぞれが一人暮らしのころに使っていたベッドを持ち寄ったのでそこいらのホテルのよりでかい。ネトフリの見たいものリストはまだ長いし、switchも買った。最近は近所の銭湯に行くのがこの家のブームでもある。セックスだってしているじゃないか。奇抜な設備を別にすれば、ラブホにしかないものなんかないだろう。 ある、と彼は言い張るのである。行きがけにコンビニに入ってテンション上がってあれこれ買って結局残しちゃったりとか、女の子がシャワーを浴びてるあいだそわそわしながら待ってたりとか、なんとなく寝ないでぼつぼつ話したりとか、窓がないもんだから朝ぜ

                                                                              ラブホ行こうよ - 傘をひらいて、空を
                                                                            • 評伝 『ECDEAD あるラッパーの生と死』第1回 「あるリスナーの回想(前書きにかえて)」 磯部 涼|本がひらく

                                                                              2018年1月に57歳で他界したラッパー、ECD。私小説家でもあり社会運動家でもあった彼の生涯を、『ルポ 川崎』が注目を集めたライター・磯部涼が描く。2000年代初頭からECDと親交を深め、併走してきた著者にしか描けない画期的評伝! その夜、ダンスフロアで ECDについて考えると思い出す光景がある。 高速道路の高架に空を覆われた通りの、雑居ビルの地下にある小さなクラブ。薄暗い店内はふたつのスペースに仕切られていて、左半分がバー、右半分がダンスフロアになっている。平日の深夜。イベントはお世辞にも盛り上がっているとは言い難い。バーでは出番を終えたDJたちが談笑している。フロアにいるのは僕だけで、DJブースにはトリを務めるECDの顔がライトに照らされてぼうっと浮かび上がっている。耳をつんざくような音量でストゥージズの「アイ・ワナ・ビー・ユア・ドッグ」がかかる。明け方近くなっていい加減疲れていたが

                                                                                評伝 『ECDEAD あるラッパーの生と死』第1回 「あるリスナーの回想(前書きにかえて)」 磯部 涼|本がひらく
                                                                              • 就任10周年記念企画 | ひらかたパーク

                                                                                2023年春のテーマは「どうする園長」。愛する地元枚方のために、ひらパーを盛り上げ続けてくれた岡田園長の10周年記念イヤー。 2023年春シーズンのビジュアルを3月15日(水)より公開いたします。 その時メリーゴーラウンドが動いた篇 【CMストーリー】 時は遊園地戦国時代。全国に群雄割拠する遊園地の中、京阪電車の枚方公園駅からすぐの「遊園の地」、すなわち遊園地に不動の園長として君臨する漢がいた。 長い月日を経て、漢は更なる高みを目指すべく鬨(とき)の声を上げる。 「出陣じゃあー」 呼応する配下の武将たち「おお!」 いななくメリーゴーラウンドの係の人「それではメリーゴーラウンドスタートです。」 「就任10周年特別呼称 園長(そのなが)」、 「園長(えんちょう)」が「園長(そのなが)」に! なんとなくだが、元服して名前が変わるみたいな感じであろうか。 見れば確かにこの「岡田園長(おかだそのなが

                                                                                  就任10周年記念企画 | ひらかたパーク
                                                                                • あなたのことは好きじゃなかった - 傘をひらいて、空を

                                                                                  疫病が流行しているのでよぶんな外出を控えるようにという通達が出された。現在はワクチンがある程度いきわたり、感染者数がかなり減って、みんななんとなくうきうきしている。それでわたしも連休に帰省することにした。 わたしの地元では「東京で働いている娘が来て感染させた」となったら家族にものすごく迷惑がかかりそうで、帰省を控えていた。県の中核都市だから、知らない人もいっぱい歩いていて、娘が帰省したからその親が村八分になるみたいなことはないんだけど、それでもやっぱり、わたしはずっと、自分が生まれた町に帰れなかった。 わたしの生まれた家にはわたしの両親が住んでいる。両親は疫病前から家を売ってマンションに住もうという話をしていて、だからわたしは自分の生まれた家にお別れするつもりで来ていた。妹は県内に住んでいるからしょっちゅうこの家に来ているし、両親にも会っている。そんなわけでわたしだけがちょっとセンチメンタ

                                                                                    あなたのことは好きじゃなかった - 傘をひらいて、空を