近年、話題になっている「旅育」では、非日常である旅を通して、親子でさまざまな体験をして子どもの心身の成長を促すことができます。SNSで大人気の横山了一さん親子が北海道にある文化施設「ウポポイ(民族共生象徴空間)」を訪問したレポートマンガの後編をお届けします。
After the major Out-of-Africa dispersal of Homo sapiens around 60,000 years ago (60 kya), modern humans rapidly expanded across the vast landscapes of Eurasia1. Both fossil and ancient genomic evidence suggest that groups ancestrally related to present-day East Asians were present in eastern China by as early as 40 kya2. Two major routes for these dispersals have been proposed, either from the nor
アイヌの養母に育てられた開拓農民の子が大切に覚えてきた、言葉、暮らし。明治末から昭和の時代をアイヌの人々と生き抜いてきた軌跡。解説 本田優子 シリーズ:ちくま文庫 924円(税込) Cコード:0195 整理番号:か-82-1 刊行日: 2021/07/08 ※発売日は地域・書店によって 前後する場合があります 判型:文庫判 ページ数:224 ISBN:978-4-480-43752-5 JANコード:9784480437525 購入
北海道新聞 01/18 05:00 政府が昨夏行ったアイヌ施策推進法施行に伴う基本方針案のパブリックコメント(意見公募)で、寄せられた6305件の大半がアイヌ民族の存在を否定するなどの差別的な表現で占められ、約98%が公表の対象外となっていたことが北海道新聞の情報公開請求などで分かった。公募期間中、インターネット上では文例を示してこうした表現での意見提出が呼び掛けられており、専門家は「異常な状況」と指摘している。 昨年5月施行のアイヌ施策推進法はアイヌ民族を初めて「先住民族」と位置付けた。基本方針案はアイヌ施策の意義や目標などを規定。昨年7月31日~8月13日にネットなどで意見を公募し、案の修正は行わず9月に閣議決定された。 内閣官房アイヌ総合政策室は応募意見について、基本方針案に関する意見は138件と判断。残る6167件は「案に関しない意見」としてネット上で公表する「意見の概要」から除外
303BOOKS株式会社は、『アイヌもやもや 見えない化されている「わたしたち」と、そこにふれてはいけない気がしてしまう「わたしたち」の。』を12月12日(火)より全国書店およびネット書店で販売開始いたします。 アイヌのまわりにはいつも、言葉にしにくい「もやもや」がついてまわる 日本の民族的マイノリティであるアイヌ。『ゴールデンカムイ』の人気などで、その文化や伝統への関心は高まっています。しかし、アイヌがかかえる差別や生きづらさなどにはまだスポットライトが当たっていないのが現実です。非アイヌのなかには、「とても重要そうなことだけど、正面から議論するには勇気がいる」「深く考えたいと思っても、漠然とした知識しかないので難しい」。このような感覚をもつ人も多いのではないでしょうか。このように、アイヌにまつわることには、つねに言葉にしにくい「もやもや」がついてまわります。こうした気分を表すのが「アイ
北海道大学総長 寳金 清博 様 同 教授 境 信哉 様 C.R.A.C.NORTH 寳金総長の声明「本学教員による不適切なSNS投稿について」を拝見いたしました。市民による通報に迅速に対応していただいたと思います。ありがとうございます。当たり前のことですが、アイヌが先住民族であること、境教授の発言は不適切でーー「不適切な発言」という表現ははぐらかしであって、差別発言、ヘイトスピーチであると断ずるべきですが、ーー排外主義であり、北海道大学としては容認できないと、遺憾の意を表明していただいたことについて、一定の安堵を覚えました。これは、わたしたちの前回の申し入れの2)「アイヌ民族否定と排外主義的デマについて、大学の見解をあきらかにしてください」に答えていただいたものと存じます。 また、貴大学の「北海道大学ダイバーシティ&インクルージョン推進宣言」やその推進本部、アイヌ共生推進本部、啓発プログ
大人気作品「ゴールデンカムイ」のアイヌ語監修者による、唯一の公式解説本が誕生! 野田サトル先生の描き下ろし漫画も収録!!2018年に手塚治虫文化賞で大賞を受賞し、アニメ化も果たした「ゴ… 大人気作品「ゴールデンカムイ」のアイヌ語監修者による、唯一の公式解説本が誕生! 野田サトル先生の描き下ろし漫画も収録!! 2018年に手塚治虫文化賞で大賞を受賞し、アニメ化も果たした「ゴールデンカムイ」。 同作をきっかけにアイヌ文化への興味を抱いたという方も少なくないはずだ。 本書はそんな人気作品のアイヌ語監修者が、漫画の名場面をふんだんに引用しながら解説を行った、アイヌ文化への最高の入門書である。 「アシリパたちの名前はどのように決まったのか」「話題の『オソマ』と『チタタプ』にまつわる裏話とは?」 「ヒンナの正確な意味と、本来の使い方」など、原作ファンならば漫画が100倍面白くなる知識満載! もちろん、
アイヌ文化の発信拠点となる民族共生象徴空間「ウポポイ」が7月12日、白老町にオープンしました。その中核施設「国立アイヌ民族博物館」の館長を務めるのが佐々木史郎さんです。どのような博物館を目指すのか思いを聞きました。 (聞き手 苫小牧支局・中尾絢一記者) 【アイヌの人たちの考え方重視】 Q:アイヌ民族をテーマとした北日本で初めての国立博物館です。どのような特徴がありますか? 最も特徴的なのは、アイヌの人たち自身の考えを取り入れたことです。展示の基本的な計画段階から、アイヌ語教室や文化の伝承に関わっている各地のアイヌの人たちに手伝ってもらいました。展示の解説も、アイヌの人たちの意見や考え方を重視しています。アイヌ語による解説文の作成も依頼し、日本語や英語などに訳していきました。こうした考えは博物館の展示室や案内でアイヌ語を第一言語に採用したことにも反映されています。 博物館には、アイヌの人たち
「アイヌ語を日本人にとって、より身近なものにしたい」。文字を持たないアイヌ民族の会話が録音されたテープや手書きの聞き取り記録をデジタル化し、データベースを制作している。 ポーランド西部ウロツワフ生まれ。子どもの頃から漫画好きで「元の言語で読みたい」と大学の日本学科で学び、授業でアイヌ語に出会った。 19世紀に樺太(現サハリン)へ流刑となり、アイヌの記録を残した母国の民俗学者ブロニスワフ・ピウスツキの存在を知り衝撃を受けた。「今も自分にとりアイドルのような存在」とはにかむ。 故郷は隣国に幾度も国土を奪われ、母語の使用を制限された歴史がある。差別や同化政策にさらされたアイヌにはシンパシーも感じた。 この記事は有料記事です。 残り297文字(全文598文字)
今月、白老町にオープンしたアイヌ文化の発信拠点「ウポポイ」の中核となる施設「国立アイヌ民族博物館」の佐々木史郎館長がNHKのインタビューに応じました。 国立アイヌ民族博物館の佐々木史郎館長は、文化人類学が専門で、北アジアの少数民族を研究してきました。 佐々木館長は新たな博物館の準備にあたり、「アイヌの人たちに展示の基本構想の段階から関わってもらい、博物館をつくっていくという考え方を大切にしてきました」と述べました。 こうした考え方は、博物館の展示室や案内でアイヌ語を第1言語に採用したことにも反映されています。 佐々木史郎館長 「解説をつくるときにもアイヌの人たちの意見や考え方を重視した。そして各地でアイヌ語を勉強している人たちに解説文の作成を依頼しました」佐々木館長は国立アイヌ民族博物館の将来像について次のように話しました。 佐々木史郎館長 「これから主役として動いていくアイヌの人たちの中
今月、胆振の白老町にオープンするアイヌ文化の発信拠点ウポポイの中核施設「国立アイヌ民族博物館」の館長に佐々木史郎氏が就任しました。 「国立アイヌ民族博物館」は、北日本ではじめての国立博物館として今月24日に白老町にオープンする「民族共生象徴空間」=愛称ウポポイの中核施設です。 1日付けで博物館の館長に就任したのは、設立準備室の主幹を務めていた佐々木史郎氏(62)です。 佐々木氏の専門は文化人類学で特に北アジアの先住民族の歴史に詳しく、これまで大阪大学の助教授や国立民族学博物館の副館長を歴任してきました。 館長に就任したことについて佐々木氏は「アイヌの歴史と文化について正しい認識と理解を促進するという理念に基づいてアイヌの人たちとともに文化振興の拠点になるような博物館を目指したい」と抱負を語りました。
北海道新聞02/16 08:22 更新 【白老】アイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の国立アイヌ民族博物館に勤務するマーク・ウィンチェスターさん(42)が、恩師の歴史社会学者リチャード・シドル氏の著書を邦訳した「アイヌ通史」(岩波書店)が、反響を呼んでいる。明治から現代に至るまでのアイヌ民族の被差別と抵抗の歴史や差別を生んだ日本の社会構造に目を向けた一冊で、マークさんは「アイヌ民族の差別の歴史をどう捉え、なぜ語るべきなのか、考えるきっかけにしてほしい」と話している。 原著は1996年に英国で刊行。和人社会から「滅びゆく民族」と位置づけられながらもアイヌ民族が「先住民族」としてアイデンティティーを確立していく過程を描く。著者のシドル氏は日本における人種差別や多文化主義について研究し、北大の特任教授も務めた。 マークさんは英国出身。8歳で空手を始め、日本に興味を持った。英国の大学
地域のアイヌ文化の教材化 もくじ [学びと教育のページへ] 1.実技講習会 「ムックリづくり」・・・・・・・松本陽子 2.様似を知ろう アイヌの楽器ムックリの授業・・松本陽子 2.1社会科学習指導案 「様似を知ろう」~探検マップ 2.2実践記録 2.2.1昔話を聞こう 2.2.2チカルカルペって? 2.2.3アイヌ文様を作ろう 2.2.4ムックリをひこう 2.2.5遠山先生に手紙を書こう 2.2.6おうちの方の感想 2.2.7遠山先生からのお便り 2.3おわりに 3.(付録1)授業資料集「ムックリについて」・・小松和弘 3.1 アイヌの楽器としてのムックリ 3.2 口琴としてのムックリ 3.3 浦河の遠山サキ先生のコレクションから 3.4 アイヌ文化の基礎知識 楽器 3.5 ムックリのルーツを探る! 3.6 アイヌと周辺民族 3.7 ムックリの作り方 4.(付録2)アイヌ文化教育にむけて・
“Unfortunately, this particular Ainu dance performance could not be included because of logistical constraints related to the ceremonies,” it said in a statement to the Guardian. “However, Tokyo 2020 is still deliberating other ways to include the Ainu community. We are not able to provide further details of the content of the opening and closing ceremonies.” The public broadcaster NHK said last w
北海道紋別市にある住友林業の社有林=2019年12月(熱帯林行動ネットワーク提供、画像の一部を加工しています) 東京五輪・パラリンピックの会場となる国立競技場の建設で使用した北海道産木材を、供給元の住友林業が地元のアイヌ民族団体に知らせないまま伐採していたことが14日、分かった。大会組織委員会の木材調達基準や同社が取得した森林管理の認証では、伐採前の説明など先住民族の権利への配慮を求める規定がある。 地元のアイヌ団体は「事前説明や協議がないのは配慮に欠ける」と反発。環境団体も「調達基準に反する」と指摘する。 住友林業は国立競技場の屋根建設のため、2017年6月に北海道紋別市の社有林でカラマツ約300本を伐採した。地元のアイヌ協会に報告したのは19年12月だった。
企画展「アイヌプリ―北方に息づく先住民族の文化―」 会期:令和3(2021)年11月18日(木)~令和4(2022)年1月22日(土) 明治以降、日本の「国民」として同化政策がとられてきたアイヌ民族。文化や言語の多様性は、近代的な国家形成の前に立ち塞がる障壁の一つとされ、「国語」が創出されてゆく明治30年代には、既に民族固有の文化は衰微の一途を辿っていた。後に本学教授となる言語学者の金田一京助が、失われつつ あったアイヌ民族の言葉や習俗の記録に取り組み始めたのは、このような時代 の出来事である。その後も、金田一の教え子であった久保寺逸彦がアイヌ口承 文芸の採集と研究を進めるなど、初期のアイヌ文化研究において國學院大學の 関係者が果たしてきた役割は大きい。 本展は、2019年の「アイヌ新法」成立と、2020年の国立アイヌ民族博物館開館、そして本年の金田一・久保寺没後50年を受けて、当館が所蔵
自民党の杉田水脈衆院議員がブログなどでアイヌを差別する投稿を行ったとして、札幌法務局は人権侵犯にあたると認定し「啓発」を行ったと北海道新聞が9月19日、報じた。 法務省人権擁護局によると、「啓発」は人権侵害の申告があった事案に関して法務局が調査し、必要に応じて講じる措置のうちの一つ。同省ホームページでは「関係者や地域に対し、人権尊重に対する理解を深めるための働きかけを行う」と説明している。 ●7種類のうちで最も軽い措置 法務省の人権相談は、2004年の訓令「人権侵犯事件調査処理規程」に詳細が定められている。 人権相談の流れ(法務省ホームページより) 被害申告を窓口や電話、インターネットで受け付け、必要に応じて職員や人権擁護委員が調査。侵犯事実の有無を判断し、以下の7種類のうち適切な救済措置を講じる。 【援助】関係機関への紹介、法律上の助言等を行う。 【調整】当事者間の関係調整を行う。 【説
アイヌ民族や学者でつくる市民グループが、航空自衛隊第2航空団(北海道千歳市)の航空機にアイヌ文様のマークが使われたとして抗議し、使用の差し止めを要請している。和人に文化を奪われ続け、近年ようやく「日本の先住民族」と定められたアイヌ民族。どんな「権利」を求めているのか。(西田直晃) 本日、航空機用の #第2航空団 新マークが完成した報告会を行ったモフ #マーク の中心に #ヒグマ を配置し、背中の2枚の羽根で2空団、下部の2枚の羽根は、第201,第203飛行隊を表しています。#航空自衛隊 #千歳基地 #あたらしい #T4 #201 #203 pic.twitter.com/kp4uwhu4DG — 航空自衛隊千歳基地 (@jasdf_chitose) December 1, 2022 抗議を受けたマークは、北海道に生息するヒグマと、航空団を模した羽根を組み合わせ、中心部に星と渦巻きのよう
川のサケ漁は先住民の権利だと主張し、行政の許可を得ずに紋別市内で漁をした疑いで書類送検されたアイヌの男性など3人について、検察庁は30日、全員不起訴にしました。関係者によりますと、いずれも起訴猶予とみられます。 不起訴になったのは「紋別アイヌ協会」の畠山敏会長(78)など3人です。 3人は川でサケを取るのは先住民の権利だと主張して、去年、紋別市内の川で行政の許可を得ずに漁を行い、道の内水面漁業調整規則などに違反した疑いでことし2月に書類送検されていました。 その後、旭川地方検察庁が起訴するかどうか捜査を進めていましたが、30日に3人全員を不起訴にしました。 検察庁は不起訴の理由を明らかにしていませんが、関係者によりますといずれも起訴猶予とみられます。 今回の問題をめぐっては、去年施行されたアイヌ施策推進法を踏まえて、サケ漁を先住民の権利として認めるよう求める意見書が道に提出されるなど、議論
齋藤君子 ヤランガに雁のとまる時 北方民族の語り1 ~シベリア先住民族の口承文芸~ シベリアの口承文芸の特徴 世界にはさまざまな民族が住んでいるが、どの民族にも代々親から子へと語り継がれてきた物語や歌がある。そうした口伝えの伝承を口承文芸と呼ぶ。口承文芸には叙事(じょじ))のジャンルと抒情(じょじょう)のジャンルがあり、叙事の中心的なジャンルは昔話と英雄叙事詩、それに伝説である。しかし、どの民族にもすべてのジャンルが揃っているわけではない。地域や民族によって、存在しないジャンルもある。日本国内を例にとれば、日本民族には英雄叙事詩はないが、アイヌ民族には世界の三大叙事詩の一つとして名高いューカラ(ラテン字表記はyukar)がある。シベリアの場合、特に英雄叙事詩が発達しているのは、南シベリアのチュルク・モンゴル系民族と極東のツングース系民族である。 シベリア先住民族の多くは近年まで主に狩猟、漁
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