政府は巨大IT企業が運営するサービスに新たな規制を導入する方針を固めた。スマートフォンのアプリ入手に使う「アプリストア」に関し、他社のサービスも使えるようアップルに義務づける。グーグルには検索結果表示で自社サービスを有利に扱うのを禁じる。新法による規制を検討し、早ければ来年の通常国会への法案提出を目指す。 【イメージ】 アップルのアプリストアの仕組み 政府のデジタル市場競争本部の会議が6月中にも最終報告をまとめ、新規制の方向性を打ち出す方針。巨大ITに取引条件などの情報開示を義務づけた2021年施行の「デジタルプラットフォーム取引透明化法」に続く、巨大IT規制の第2弾となる。