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ジェイムズ・A・ロビンソンの検索結果1 - 40 件 / 128件

  • 経済を無理なく理解するにはどうしたら?(経済書ブックガイド2013秋)

    経済問題を最小の時間で、でも基礎体力をつけながら学んでいくにはどうしたらいいのか? 1)いいテキスト 2)いい教師(授業、講演などでの出会い)、3)適切な時間配分 4)無理しない これらのバランスが必要でしょう。ここでは主に1)の「いいテキスト」を紹介していきます。上から下にいくほどレベルアップ。 なんといっても小学生でも読める(でも大人が読んでも面白い)以下の二冊がやはり最も簡単な経済書の地位を依然としてキープしているでしょう。 新装版 レモンをお金にかえる法 作者: ルイズ・アームストロング,ビル・バッソ,佐和隆光出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2005/05/21メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 83回この商品を含むブログ (28件) を見る新装版 続・レモンをお金にかえる法 作者: ルイズ・アームストロング,ビル・バッソ,佐和隆光出版社/メーカー: 河出書房新社

      経済を無理なく理解するにはどうしたら?(経済書ブックガイド2013秋)
    • 人手不足はピンチではなくチャンス - デマこい!

      経済学者を名乗る人々は勝手なことばかりを言います。 いわく、現在の日本で人手不足が深刻なのは経営者の創意工夫や努力が足りないせいで、格安の労働力として外国人を雇うことは日本経済を失速させる愚策である――。 私が企業経営者の立場なら「ふざけるな」と言いたくなることでしょう。 企業を経営するという行為は、ただそれだけで不断の努力を求められます。大学の先生たちは、その現実を知らないから好き勝手なことが言える。経営者を悪者扱いするのは、左派的なイデオロギー(※万国の労働者よ団結せよ!)があるからに違いない……とまで考えてしまうかもしれません。 では、実際のところどうなのでしょう? 歴史をふり返れば、現在の日本を超えるほどの深刻な人手不足が生じた時代もありました。 それら人手不足は、この世界をどのように変えてきたのでしょうか? 経済学者たちの言い分を検証してみましょう。 ■ペストが農奴を解放した 中

        人手不足はピンチではなくチャンス - デマこい!
      • ハヤカワのオススメ本12冊+α(〜12/1 kindle版セール中)2023.11/30更新 - 沼の見える街

        [2023年11月30日更新] ハヤカワがまたkindle本の大規模セールをやっている(今回はブラックフライデーセールで12/1までとのこと)。 amzn.to 私もハヤカワの本が好きで、面白かった本をよくオススメしてるのだが、セールのたびにいちいち紹介するのも面倒なので、広くオススメできそうな本をまとめておく。 ちなみにハヤカワといえばSFの印象があるだろうが、私はけっこうノンフィクションに偏っているので、単純に面白かった本をフィクション/ノンフィクション問わずごちゃまぜで紹介したい。タイトルで10冊といいつつ上下巻やシリーズも1冊扱いで、関連書もちょいちょい並べてるので明らかに数十冊はあるが…。ついでなのでその他のオススメ本も軽めに紹介しとく。セール時はどれもだいたい半額なので買っといて損なし。 『プロジェクト・ヘイル・メアリー』 『イヌはなぜ愛してくれるのか 「最良の友」の科学』 『

          ハヤカワのオススメ本12冊+α(〜12/1 kindle版セール中)2023.11/30更新 - 沼の見える街
        • 『歴史は実験できるのか 自然実験が解き明かす人類史』 比べることで歴史の”なぜ”に答えを出す - HONZ

          歴史に“もし”はない。もし奴隷制がなければアフリカはもっと経済発展を遂げただろうか、もしイギリス統治がなければインドの識字率はもっと高くなっていただろうか、もしフランスではなくスペインに支配されていればハイチはドミニカよりも豊かになっていただろうか。想像力豊かに刺激的な虚構のストーリーを作り上げることはできても、時計の針を巻き戻し、ありえたかもしれない結末を知ることはできない。物理学者が気温などのあらゆる環境をコントロールしながら特定の条件だけを少しずつ変化させて行う実験のように、歴史を繰り返すことはできないのだから。 歴史だけでなく進化生物学や地史学のように過去を扱う分野では、因果関係を明らかにするための最も強力な手法である実験を、用いることができないのだろうか。そうではないと本書の編著者であるジャレド・ダイアモンドとジェイムズ・A・ロビンソンは説く。歴史関連の学問においては、自然実験と

            『歴史は実験できるのか 自然実験が解き明かす人類史』 比べることで歴史の”なぜ”に答えを出す - HONZ
          • お金こそが奴隷を解放したという話 - デマこい!

            現代を生きる私たちは、しばしば「お金に支配されている」と感じる。 お金は、本来なら人間の暮らしを豊かにするために発明されたはずだ。にもかかわらず、お金があるせいで格差が生まれ、人々が苦しめられていると感じてしまう。 さらには、お金を稼ぐことそのものを「悪」だと考える人も珍しくない。自分がお金を得るとき、誰かから富を収奪しているような錯覚に陥る。べらぼうに儲けている人間を目にしたら、こう思わずにはいられない。(あいつは絶対、裏で何か悪いことをしているはずだ──)と。 こうして、「お金」は絶対悪だと見なされるようになる。多くの宗教がお金を邪悪なものとして描くのは、喜捨を募って財源を得るためだけではない。お金に対する嫌悪感や憎悪は、私たち人間の自然な感情の1つなのだろう。 しかし「お金は悪だ」という発想は、完全な間違いだ。 すべてが錯覚に基づいた誤解に過ぎないし、お金が生まれる以前の世界で私たち

              お金こそが奴隷を解放したという話 - デマこい!
            • アセモグル&ロビンソン『国家はなぜ衰退するか』上巻:サクサク読めておもしろい。が、前からこの種の制度派について思っていた疑問はそのまま。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

              国家はなぜ衰退するのか(上):権力・繁栄・貧困の起源 作者: ダロンアセモグル,ジェイムズ A ロビンソン,稲葉振一郎(解説),鬼澤忍出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/06/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (30件) を見る ということで読み始めました。上下巻の本だし中身が濃そうなので、この出張中に全部読み終えるのはとても無理だろうと思って上巻しか持ってこなかったけれど、思ったよりサクサク読める。というのも、中身のほとんどは歴史的なエピソードで、しかもそのエピソードを細かく読み込まないと議論が理解できないというものではないから。 そして、そこで言われていることはきわめて単純。すなわち: 包括的で多元的な制度を持っている国は発展します。収奪的な制度のもとではダメです。 基本はこれだけ。 そして本書のほとんどは、「ここの経済はこんな具合に収奪的でした。だから発展しませ

                アセモグル&ロビンソン『国家はなぜ衰退するか』上巻:サクサク読めておもしろい。が、前からこの種の制度派について思っていた疑問はそのまま。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
              • つくりおき中に読書 早川書房編 - #つくりおき

                みなさまメリークリスマス。 冬は煮込み料理がおいしい季節ですね。温かく、味の沁みた煮込み料理はあたたかな気持ちになります。 においを感じながら煮込んでいるあいだもあたたか。火をはためにだらっと本をよんで過ごしています。 さて、そんななかハヤカワのSFで知られる早川書房が年末恒例の kindle のセールをしていました。★4以上で絞っても Amazon で84ページあり膨大なんですがなんとなく流し見してみたので気になったものを紹介します。煮込み料理や年末年始のおともにいかがでしょうか。 「早川書房 Kindleビッグセール」開催中! オススメ国内作品はこちら!|Hayakawa Books & Magazines(β) 12/29 までのセールだそうなので関心のある方この機にぜひ! 注目 同志少女よ、敵を撃て 作者:逢坂 冬馬早川書房Amazon 本屋大賞2022をとっていて気になっていた。

                  つくりおき中に読書 早川書房編 - #つくりおき
                • shorebird 進化心理学中心の書評など

                  War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition) 作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 第7章までで第1部:帝国創成編(Imperiogenesis)が終わり,ここから第2部:帝国病編(Imperiopathosis)になる 第2部 帝国病:帝国の崩壊 第2部では繁栄を極めた帝国や強国がどのように崩壊に向かうのかが詳しく説かれる.第1部ではアサビーヤのブラックホールのような団結心の崩壊だけが描かれたが,第2部では,経済的要因,デモグラフィック要因,社会階層要因なども考察されていく. 最初の第8章で取り上げられるのは14世紀のフランスだ. 第8章 運命の車輪の逆側:栄光の13世紀から絶望の14世紀へ その1 第8章の冒頭は13世紀初頭にパリを訪れた年代記編者バゾーシュの引用から始まっ

                    shorebird 進化心理学中心の書評など
                  •  「国家はなぜ衰退するのか」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                    国家はなぜ衰退するのか(上):権力・繁栄・貧困の起源 作者: ダロンアセモグル,ジェイムズ A ロビンソン,稲葉振一郎(解説),鬼澤忍出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/06/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (31件) を見る国家はなぜ衰退するのか(下):権力・繁栄・貧困の起源 作者: ダロンアセモグル,ジェイムズ A ロビンソン,稲葉振一郎(解説),鬼澤忍出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/06/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (21件) を見る 本書は政治経済学者のダロン・アセモグルとジェイムズ・ロビンソンによる,彼らの10年以上にわたるリサーチブログラムの成果を一般向けに書き下ろした「Why Nations Fail: The Origins of Power, Prosperity, and Poverty」(2012)の邦訳だ. 基

                       「国家はなぜ衰退するのか」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                    • 「銃・病原菌・鉄」みたいな読みやすくて教養になる本教えて : ライフハックちゃんねる弐式

                      2017年05月25日 「銃・病原菌・鉄」みたいな読みやすくて教養になる本教えて Tweet 43コメント |2017年05月25日 19:30|書籍・読書|Edit 1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 全部メモるからマジレス頼む 17/05/24 19:06 ID:wXWKKeN1M.net 当ブログサイトはアフィリエイト広告、バナー広告を利用しています。 2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします ユーザーイリュージョン ユーザーイリュージョン―意識という幻想 17/05/24 19:07 ID:xXzg3WdV0.net 4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします >>2 意識の話か 面白そう 17/05/24 19:08 ID:wXWKKeN1M.net 3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 百科事典 17/05/24 19:07 ID:KKo

                        「銃・病原菌・鉄」みたいな読みやすくて教養になる本教えて : ライフハックちゃんねる弐式
                      • アセモグル&ロビンソン『国家はなぜ衰退するのか』:アセモグルきたー! 世間的な認識は妥当なものか、実物読みましょう。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

                        国家はなぜ衰退するのか(上):権力・繁栄・貧困の起源 作者: ダロンアセモグル,ジェイムズ A ロビンソン,稲葉振一郎(解説),鬼澤忍出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/06/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (30件) を見る アセモグルきたー! です。ぼくもちょっと協力したもんで、うちにはすでに届きました。 この本は、一般には「経済発展には制度が重要なんだけどぉ、制度ってなかなか変わんないしぃ、数少ない成功例は血みどろだったりして全体で見るとホントによかったかわかんない、みたいなフランス革命とかだしぃ、まあ基本的にはお先真っ暗でゼツボーで、経済発展なんかするほうが奇跡っつーことでオマイラ努力するだけ無駄かもねハッハッハ」というような本だと思われている。 その例として、たとえば拙訳のバナジー&デュフロ『貧乏人の経済学』は本書について最後の章でかなり批判的に延べ、そん

                          アセモグル&ロビンソン『国家はなぜ衰退するのか』:アセモグルきたー! 世間的な認識は妥当なものか、実物読みましょう。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
                        • レビュー:「数学文章作法 基礎編」なぜ"形式"にこだわるべきなのか? - NPOコンサルタント堤大介のブログ - 朝ぼらけタイガー

                          久しぶりに文章系の本を読みました。 読んだ理由はボランティアスタッフとして関わっているNPOで文章を書く機会が出てきたためです。 普段は児童養護施設で子どもたちに勉強を教える、という完全に現場に出る活動に携わっているのですが、最近新たに関わり始めた仕事では調査研究みたいなことをした後に、その結果を報告書にまとめることになりました。 普段本業の方では文章を書く機会なんてメールぐらいですので、長い文章を書くのも、公的に人に提出する文章を書くのも卒論以来です。そこまで格式張った文章を書くことを求められている訳ではないのはわかっていたのですが、せっかくの機会なのでもう一度基本から勉強し直そうかなと思い、欲しい物リストの中から選んで手にしたのがこの本です。 数学文章作法 基礎編 (ちくま学芸文庫) 作者: 結城浩 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2013/04/11 メディア: 文庫 この商

                            レビュー:「数学文章作法 基礎編」なぜ"形式"にこだわるべきなのか? - NPOコンサルタント堤大介のブログ - 朝ぼらけタイガー
                          • 深津 貴之さんの「1番キラキラしてなくて、手垢がついててダサいと思われる投資法をやり切るのがオススメ」という話が面白かったのでまとめ - 頭の上にミカンをのせる

                            【ヘッダ】 kindleでいろんな歴史書が半額セール実施中! twitterで政治の話するなら絶対に読んでおきたい「国家はなぜ衰退するのか」がなんと上下ともに7割引き。この価格で買う機会はたぶんもうないと思うので興味ある人は絶対に買っておこう 国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源(上) 作者:ダロン・アセモグル,ジェイムズ・A・ロビンソン,鬼澤 忍早川書房Amazon政治がいかに経済発展において重要かを書かれている書籍。株クラでは「これを読んでいれば2021年から続いていた中国株暴落は避けられた」と評価されている レッスン0 「1番キラキラしてなくて、手垢がついててダサいと思われる投資法」をやると決める レッスン1 自分の意思が関与しないで自動的に積み立てされる仕組みをまず作る。 レッスン2 月10万~20万入金できる状況を作れるまでは投資の事は忘れて仕事を頑張る レッスン3 投

                              深津 貴之さんの「1番キラキラしてなくて、手垢がついててダサいと思われる投資法をやり切るのがオススメ」という話が面白かったのでまとめ - 頭の上にミカンをのせる
                            • 技術革新と成長の成果は、社会の中でどのように配分されるのか——『技術革新と不平等の1000年史』解説:稲葉振一郎|Hayakawa Books & Magazines(β)

                              技術革新と成長の成果は、社会の中でどのように配分されるのか——『技術革新と不平等の1000年史』解説:稲葉振一郎 生産性が向上し、労働者は貧しくなった? 農法改良、産業革命から人工知能(AI)の進化まで。人類のイノヴェーションの功罪を緻密に分析する話題の新刊『技術革新と不平等の1000年史』(ダロン・アセモグル&サイモン・ジョンソン、鬼澤忍・塩原通緒訳、早川書房)。 本書は世界的ベストセラー『国家はなぜ衰退するのか』のアセモグルが長年の共同研究者と放つ決定的著作。圧倒的な考究により「進歩」こそが社会的不平等を増大させるという、人類史のパラドックスを解明する一冊です。 本書の解説は、アセモグルの既刊『国家はなぜ衰退するのか』、『自由の命運』に引き続き稲葉振一郎(明治学院大学社会学部教授)さんにご執筆をいただきました。本記事では、そのご解説を特別公開いたします。 『技術革新と不平等の1000年

                                技術革新と成長の成果は、社会の中でどのように配分されるのか——『技術革新と不平等の1000年史』解説:稲葉振一郎|Hayakawa Books & Magazines(β)
                              • 社会科学者らが立ち向かう困難──『歴史は実験できるのか 自然実験が解き明かす人類史』 - 基本読書

                                歴史は実験できるのか――自然実験が解き明かす人類史 作者: ジャレド・ダイアモンド,Jared Diamond,ジェイムズ・A・ロビンソン,James A. Robinson,小坂恵理出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会発売日: 2018/06/06メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る科学において実験というのは重要な手順だが、そうはいっても実験できない領域というのもまた存在する。進化生物学、古生物学、地史学、歴史など、すでに起こってしまって大規模な再現が不可能である場合があるからだ。また、現代の歴史学者は経済発展について知りたければパソコンで調べればGDPなどのデータが手に入るが、18世紀の経済発展について知りたくてもデータがないのでそうはいかない。 そのような学問領域では、現実に発生していた、多くの部分が似通っているが一部が異なったシステム同士を量的に比較・分析する

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                                • 2015年読んで面白かった本15+1冊 - NPOコンサルタント堤大介のブログ│朝ぼらけタイガー

                                  こんにちは。読書好きのNPOコンサルタント堤大介( @22minda )です。本記事では私が2015年に読んだ本の中から特にオススメの本をご紹介します。 本記事の概要 昨年のまとめ記事 小説・エッセイ以外の本 国家はなぜ衰退するのか(上・下) エピゲノムと生命 知の英断 フェルマーの最終定理 武装解除-紛争屋が見た世界 学力の経済学 ユダヤ人の歴史 ダイアローグスマート 城を攻める 城を守る 社会的インパクトとは何か こんな夜更けにバナナかよ 小説 華麗なる一族 カラマーゾフの兄弟 流 路 鏡のなかの鏡 本記事の概要 気づけば年の瀬です。書評書きたい本も溜まっているのですが、書こう書こうと思っているうちに今年が終わってしまいそうですのでまとめだけでも。書評は全く書けてませんでしたが本はしっかり読んでました。 今年は100冊読破を目標に掲げていたのですが、達成率は8割程度。あまり良くないので

                                    2015年読んで面白かった本15+1冊 - NPOコンサルタント堤大介のブログ│朝ぼらけタイガー
                                  • 自由は国家の成立過程の中で、どのように獲得されるのか──『自由の命運:国家、社会、そして狭い回廊』 - 基本読書

                                    自由の命運 上: 国家、社会、そして狭い回廊 作者:ダロン アセモグル,ジェイムズ A ロビンソン,Daron Acemoglu,James A. Robinson出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2020/01/23メディア: 単行本自由の命運 下: 国家、社会、そして狭い回廊 作者:ダロン アセモグル,ジェイムズ A ロビンソン,Daron Acemoglu,James A. Robinson出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2020/01/23メディア: 単行本この『自由の命運 : 国家、社会、そして狭い回廊』は、『国家はなぜ衰退するのか』で、豊かな国と貧しい国の分かれ目となるのは、国の中にある政治・経済上の「制度」なのだ、と膨大な国の歴史・発展過程を計量的な実証研究を通して導き出していったダロン・アセモグルアンドジェイムズ・A・ロビンソンによる最新作である。 本作においてテ

                                      自由は国家の成立過程の中で、どのように獲得されるのか──『自由の命運:国家、社会、そして狭い回廊』 - 基本読書
                                    • やる夫はアフリカで奇跡を起こすようです 最終話 未来:泳ぐやる夫シアター

                                      _____ /  ̄  ̄\ /        \ |     _,.ノ '(ゞ、_| .|    ( ー)ヽ ヽ ノ| U   (___人_\\__ ____-‐./l l|、    `⌒(⌒_   \ ,,-=ニ_::::::、::l ::::! ヽ.      し「、    \ / ::::::::::: ヽ::::::)::::::| `ヽ. ___´ノ ヽ ヽ、..,,____i_ i :::::::::::::::::: ヽく::::::::ヽ  /  ̄ lヽl:::::〉::::Y________l_ l :::::::::::::::::::::: ヽ:::y:::::ヽ/、__l  !:: /::::| ::::::::::::::: | ! :::::::::::::::::::::::: l::::\::::ヽ l ヽ.l::: l::::: | ::::::::::::

                                        やる夫はアフリカで奇跡を起こすようです 最終話 未来:泳ぐやる夫シアター
                                      • Amazon.co.jp: 国家はなぜ衰退するのか(上):権力・繁栄・貧困の起源: ダロンアセモグル (著), ジェイムズ A ロビンソン (著), 稲葉振一郎(解説) (その他), 鬼澤忍 (翻訳): 本

                                          Amazon.co.jp: 国家はなぜ衰退するのか(上):権力・繁栄・貧困の起源: ダロンアセモグル (著), ジェイムズ A ロビンソン (著), 稲葉振一郎(解説) (その他), 鬼澤忍 (翻訳): 本
                                        • なぜ国家は失敗するのか? - kurakenyaのつれづれ日記

                                          国家はなぜ衰退するのか(上):権力・繁栄・貧困の起源 作者: ダロンアセモグル,ジェイムズ A ロビンソン,稲葉振一郎(解説),鬼澤忍出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/06/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (31件) を見る 今日 アセモグルの本が翻訳されていたことを見つけたので、むしろこっちについて書くことにした。アセモグルはMITの経済学教授で、発展経済学では間違いなく最も著名な学者だ。 ある国家が、なぜ豊かで、平和で、暮らしやすく、別の国はそうではないのか? という古典的な問に対して、「それは制度の違いだ」という本書の結論は、理解もしやすく、スバラシイものに思われる。 例えば、北朝鮮と韓国は全く同じ国民が、制度の違いによって、最貧国と先進国の違いにつながっているのだ。このことからは、制度が重要であることは、古典的な自由主義が発展につながることを意味しており、

                                            なぜ国家は失敗するのか? - kurakenyaのつれづれ日記
                                          • 人類の理性と共感を信頼するピンカー『21世紀の啓蒙』から国家の自由を問う『自由の命運』などを紹介(本の雑誌2020年4月号掲載) - 基本読書

                                            まえがき 本の雑誌2020年4月号に掲載された新刊めったくたガイドの僕が書いたノンフィクションガイドをここに転載します。この号は非常な大作揃い。 この本が日本で刊行された後に色々と騒動が持ち上がったスティーヴン・ピンカーの大作『21世紀の啓蒙』からはじまって、自由と国家のパワーバランスについて論じたダロン・アセモグル、ジェイムズ・A・ロビンソンの『自由の命運』。ジェームズ・C・スコットによる国家の成立過程の実際を解き明かす『反穀物の人類史 国家誕生のディープヒストリー』も人類史スケールの本で、壮大なスケールの本が立ち並ぶ。 マックス・テグマーク『LIFE 3.0 人工知能時代に人間であるということ』も「宇宙の熱的死に、未来の人工知能や超知能はどうやって対応するだろうか?」や「銀河サイズのAIはどのように思考するか?」と遠い未来に起こり得る技術的な課題について検討してみせる壮大な一冊だ。 新

                                              人類の理性と共感を信頼するピンカー『21世紀の啓蒙』から国家の自由を問う『自由の命運』などを紹介(本の雑誌2020年4月号掲載) - 基本読書
                                            • NewsPicksで累計14,000picksされた絶対買いたい96冊の本まとめ - 経営者・経営幹部 | ボクシルマガジン

                                              訂正 以前、累計Picks数を約14万としていましたが、正しくは約1万4000でした。現在は訂正しております。ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。 書評記事はNewsPicksでも人気 ボクシルマガジン編集部の書評記事担当といえば、私、ぐりりばだ。 いつも文調が偉そうと言われるのが悩みだが、直すつもりはない。 さて、私は書評記事を書いているので、NewsPicks(以下NP)の書評記事もよく探しては読んでいる。 NPの書評記事はたくさん読んでまとめているのだが、他のPickに紛れてよくわからなくなってしまった。 今回、自分のまとめとして作ったNP書評まとめだが、個人的には購入したい本がたくさんあったので、みなさんにも公開しておこうと思い、記事化することにした。 まとめてみると全9記事、それらのPick数はすべて合わせると約14,000にも及んだ。 さらに各記事で個人的に気になったも

                                                NewsPicksで累計14,000picksされた絶対買いたい96冊の本まとめ - 経営者・経営幹部 | ボクシルマガジン
                                              •  ジャレド・ダイアモンド、ジェイムズ・A・ロビンソン編『歴史は実験できるか』 - 西東京日記 IN はてな

                                                物理学や化学などの理系の学問では仮説は実験によって確かめられ、科学的な真理として定着していきます。一方、歴史学となるとどうでしょう? ある出来事の原因を探るために実験をすることはタイムマシンでもない限り不可能です。「明治維新の最大の立役者は西郷隆盛である」という命題を検証するために、過去に行って西郷隆盛を殺して明治維新が起きるかどうかを確かめるということはできません。 そこで「歴史は科学ではない」、あるいは「文系の学問は科学ではない」という声が生まれてくるわけです(近年、経済学や政治学などの社会科学の分野では実験という手法が取り入れられるようになってきていいますが)。 しかし、例えば進化生物学や天文学といった分野でも実験はできませんし、多くの人を伝染病にかからせたり、氷河を溶かす実験なども現実的とは言えません。 そこで、これらの分野ではしばしば自然実験という手法が用いられています。たまたま

                                                   ジャレド・ダイアモンド、ジェイムズ・A・ロビンソン編『歴史は実験できるか』 - 西東京日記 IN はてな
                                                • イェール大学助教 成田悠輔がおすすめする本まとめ - はーとぼいるどワンダフル。

                                                  イェール大学助教、成田悠輔が認めておすすめする本をまとめてみた。 情報ソースはすべて明記しており、成田悠輔本人のおすすめコメントもできるだけ書き起こしています。 デジタル 『ゴースト・ワーク』(メアリー・L・グレイ (著)) 『デジタル空間とどう向き合うか』(鳥海不二夫・山本龍彦) 『コンピュータ科学者がめったに語らないこと』 社会 『銃・病原菌・鉄』(ジャレド・ダイアモンド) 『ウイルスの意味論』(山内一也) 『貧困の克服ーアジア発展の鍵は何か』(アマルティア・セン) 『狭山事件』 『趣都の誕生 萌える都市アキハバラ』(森川 嘉一郎) 経済・資本主義 『21世紀の資本』(トマ・ピケティ) 『暴力と不平等の人類史』(ウォルター・シャイデル) 『組織の経済学』(ポール・ミルグロム) 『非対称情報の経済学』(藪下史郎) 民主主義 『一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル』(東浩紀) 『統治

                                                    イェール大学助教 成田悠輔がおすすめする本まとめ - はーとぼいるどワンダフル。
                                                  • 日本のサービス品質がどんどん低下していく理由。 - A1理論はミニマリスト

                                                    今日、仕事の一環で、某サービスのコールセンターに電話した。 そしたら、ものすごく横柄な人が出た。 それでも、横柄なだけで言ってることが筋が通っていればいいんだけど、筋が通ってない。 で、「少々、お待ちください」で延々と電話口で待たせる。 その話をあとで同僚達にしたら、 「あそこはこの4月から品質がより低下した。」 と、口々に言う。 僕は、 「はは~ん、さてはこの4月から、予算をさらに絞ったな。」 と思った。 おそらく、こんなところだろう。 予算を絞ったために、優秀な人間は時給が上がらず、3月末で退職。 で、4月から時給の低い新人が入ってきて、研修もままならない時点で現場に入り、ジャンジャン鳴る電話に、質の低い受け答えになってしまう。 たぶん、時給の低い人は二重派遣、三重派遣、もしくは孫請けの、そのまた孫請けとかも多いだろう。 で、そんな奴らは「辞めてもいい時給」なので、すぐ辞めたり、ある日

                                                      日本のサービス品質がどんどん低下していく理由。 - A1理論はミニマリスト
                                                    • 選挙なんて行きたくなくて当たり前(Rootport)|ポリタス 参院選・都知事選 2016――何のために投票するのか

                                                      およそ半分の人が選挙に行かない ネットを見ると、色々な政党のバナー広告が表示される。テレビをつければ、政治家がつばを飛ばして自分の主張を叫んでいる。彼らの巧言令色を、どれほど信じていいのだろう? 口先ではオイシイことを言っているけど、あいつら、私たちを騙そうとしているだけじゃないの? どの政治家を信じればいいかわからない、投票したい政治家がいない——。 決して少なくない人が、そう感じている。投票率を見れば明らかだ。参議院選挙の投票率は1980年の74.5%をピークに下がり続け、前回の2013年には52.6%まで落ちた。衆議院選挙ではより減少幅が大きく、ピークの1958年には76.9%だったものが直前の2014年にはやはり52.6%に下落。誰が国会の席に座ろうと、私たちの暮らしはどうせ変わらない。そんな日本人の失望が如実に反映されている。 こう書くと、特定の政党を熱心に応援する人からはお叱り

                                                        選挙なんて行きたくなくて当たり前(Rootport)|ポリタス 参院選・都知事選 2016――何のために投票するのか
                                                      • アセモグル&ロビンソン『国家はなぜ衰退するのか:権力・繁栄・貧困の起源』(早川書房) - shinichiroinaba's blog

                                                        国家はなぜ衰退するのか(上):権力・繁栄・貧困の起源 作者: ダロンアセモグル,ジェイムズ A ロビンソン,稲葉振一郎(解説),鬼澤忍出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/06/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (31件) を見る国家はなぜ衰退するのか(下):権力・繁栄・貧困の起源 作者: ダロンアセモグル,ジェイムズ A ロビンソン,稲葉振一郎(解説),鬼澤忍出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/06/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (21件) を見る amazon予約開始。

                                                          アセモグル&ロビンソン『国家はなぜ衰退するのか:権力・繁栄・貧困の起源』(早川書房) - shinichiroinaba's blog
                                                        • ジャレド・ダイアモンド - Wikipedia

                                                          ジャレド・メイスン・ダイアモンド(Jared Mason Diamond, 1937年9月10日 - )は、アメリカ合衆国の進化生物学者、生理学者、生物地理学者、ノンフィクション作家。現在、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)社会科学部地理学科の教授。 経歴[編集] 1937年、ボストンでベッサラビア出身のユダヤ系の両親の間に生まれる。1958年にハーバード大学で生物学の学士号を取得後、1961年にケンブリッジ大学で生理学の博士号を取得した。その後、生理学者として分子生理学の研究を続けながら、平行して進化生物学・生物地理学の研究も進め、特に鳥類に興味を持ち、ニューギニアなどでのフィールドワークを行なった。そこでニューギニアの人々との交流から人類の発展について興味を持ち、その研究の成果の一部が『銃・病原菌・鉄』として結実した。近著として、マヤ文明など、文明が消滅した原因を考察し、未来

                                                            ジャレド・ダイアモンド - Wikipedia
                                                          • Book Guide : Aso

                                                            読書ガイド およそ4年ぶりの更新。いくつか新しい文献を加えて,古い文献を削除しました。 基本的に学部学生が読めるような水準の本の紹介ですが, 大学院レベルの教科書も加えてあります(2019/04/02) ミクロ・マクロ経済学 統計学・計量経済学 公共経済学・財政学 ゼミ関連 ミクロ・マクロ経済学 全般的入門書 経済学全般の入門的な教科書としては次にあげるクルーグマンかスティグリッツの教科書がいいでしょう。 スティグリッツはやや癖がありますが,クルーグマンはかなり素直な教科書です。 クルーグマン・ウェルス『クルーグマン ミクロ経済学』,『クルーグマン マクロ経済学』東洋経済新報社 スティグリッツ・ウォルシュ『スティグリッツ入門経済学』,『スティグリッツ ミクロ経済学』, 『スティグリッツ マクロ経済学』東洋経済新報社 ミクロ経済学 入門用として,先にあげたクルーグマンの教科書か,最近出た神取

                                                            • アセモグル&ロビンソン「国家はなぜ衰退するのか」(上/下)は傑作だってば - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~

                                                              「国家はなぜ衰退するのか(上):権力・繁栄・貧困の起源」 「国家はなぜ衰退するのか(下):権力・繁栄・貧困の起源」 国家繁栄の原因を歴史的分析によって政治や経済の制度のあり方に求めた労作 世界に豊かな国と貧しい国がある理由を政治と経済の制度のあり方に求めた著作。自由や公正さが実現された包括的制度においては経済発展へ向けて人々が動けるようになるので豊かになるが、権力や利益が独占された収奪的制度の元では経済発展へ向けた動きが起こり得ないので貧困であり続ける。政治的制度と経済的制度の両者とその関係についてバランス良く論じた著作としてとても優れている。ただし制度そのものの形成原因については結局よく分からないまま(歴史の偶然?)で、そこが人によっては悲観主義的とも評される理由かもしれない(私自身は制度を人為的に安易に変えられるとする考え方の方が気持ち悪いのでそれが欠点だとは思わないが)。 これは日本

                                                                アセモグル&ロビンソン「国家はなぜ衰退するのか」(上/下)は傑作だってば - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~
                                                              • 【2018年7月版】世界史関連の新刊20冊まとめ - 歴ログ -世界史専門ブログ-

                                                                5〜7月度発売の世界史の情報まとめ 2018年も半分終わりましたが、みなさん本読んでますか? 本を読むこと自体が目的になってはいけませんが、定期的なインプットは忘れないようにしたいところです。 あまり本を読む時間がないという方は、夏休みにまとまった時間が作ってガッツリ読んで見てはどうでしょうか。 今月は5月中旬〜7月中旬発売の世界史関連本をピックアップしてみます。気になる一冊を見つけてください。 1.歴史は実験できるのか ――自然実験が解き明かす人類史 慶應義塾大学出版会 ジャレド・ダイアモンド 編著, ジェイムズ・A・ロビンソン 編著 (6/15発売) 歴史は実験できるのか――自然実験が解き明かす人類史 posted with カエレバ ジャレド・ダイアモンド,Jared Diamond,ジェイムズ・A・ロビンソン,James A. Robinson 慶應義塾大学出版会 2018-06-

                                                                  【2018年7月版】世界史関連の新刊20冊まとめ - 歴ログ -世界史専門ブログ-
                                                                • 「自由」にケチをつけるな(読書メモ:『自由の命運 : 国家、社会、そして狭い回廊』) - 道徳的動物日記

                                                                  [まとめ買い] 自由の命運  国家、社会、そして狭い回廊 作者:ダロン アセモグル,ジェイムズ A ロビンソン Amazon もう図書館に返却してしまって読み直せないので、浅い感想をメモ的に残しておく。 『自由の命運』は経済学の本(制度論の本)であり、様々な時代における世界各国の社会の有り様や国家システムを紹介しながらどういう国では経済や行政がうまくいってどういう国ではうまくいかなかったか、ということが論じられるのだが、その議論の内容は記述的であるはずなのに規範的な趣が強い。 著者たちが強調する価値とは「自由」だ。これは「解題」で稲葉さんも書いていたのだと思うのだが、前著の『国家はなぜ衰退するのか』では様々な制度について分析した結論として「経済が反映したり社会がうまくいくためには自由が必要だ」という議論が提出されていたのに対して、『自由の命運』ではそれを前提とするところから議論が始まってい

                                                                    「自由」にケチをつけるな(読書メモ:『自由の命運 : 国家、社会、そして狭い回廊』) - 道徳的動物日記
                                                                  • 「汚職政権を助け、タリバン復活を許した米国の愚」アセモグル教授

                                                                    米軍撤退が完了する前に、あっという間にタリバンに奪回され崩壊したアフガニスタン政権と社会の混乱を見ながら、「民主主義」や「自由」のもろさを改めて実感した読者も多いかもしれない。統治機構と社会、権力のバランスが取れた国家はどのようにして成り立つのか。民主主義、自由や繁栄を維持する条件のフレームワーク化に取り組み、ノーベル経済学賞の最有力候補とも評される米マサチューセッツ工科大学(MIT)のダロン・アセモグル教授のインタビューをお届けする。 近共著『自由の命運――国家、社会、そして狭い回廊』(ジェイムズ・A・ロビンソン氏との共著、早川書房)では、自由と民主主義の維持に必要な条件などを考察しました。17世紀英国の哲学者トマス・ホッブスの『リヴァイアサン』にちなんで国家を「リヴァイアサン」と表現し、「外圧のトップダウン」で統治しようとする国家権力は、そもそも社会が同質ではない場合は全く機能しないと

                                                                      「汚職政権を助け、タリバン復活を許した米国の愚」アセモグル教授
                                                                    • 2023年に読んだ「ベスト本」12冊(+α) - 沼の見える街

                                                                      もう新年になってしまいましたが、2023年に読んだ本の中から、特に良かった・面白かった・オススメできそうな本を12冊に絞って(絞れてないけど)紹介します。ビニがさ会も迫っているので映画のベスト10も早く出さないとだし、なるべくさっくり紹介したい。なお映画と違って本はカウントが微妙にムズイが、一応数えたら大体150冊くらい読んでいた…気がする。あとこれも映画と違って「今年出版された本」ではなく「今年私が読んだ本」なので注意ね(おおむね新しめの本ではあるけど)。ブログ読者は想定できてると思うが、ついでに関連書とかも紹介するので絶対に12冊には収まらない。あしからず。 『イヌはなぜ愛してくれるのか 「最良の友」の科学』 『ビッチな動物たち: 雌の恐るべき性戦略』 『なぜ心はこんなに脆いのか: 不安や抑うつの進化心理学』 『ヒトという種の未来について生物界の法則が教えてくれること』 『遺伝子―親密

                                                                        2023年に読んだ「ベスト本」12冊(+α) - 沼の見える街
                                                                      • ダロン・アセモグル&ジェイムズ・A・ロビンソン『自由の命運』 - 西東京日記 IN はてな

                                                                        『国家はなぜ衰退するのか』のコンビが再び放つ大作本。「なぜ豊かな国と貧しい国が存在するのか?」という問題について、さまざまな地域の歴史を紐解きながら考察しています。 と、ここまで聞くと前著を読んだ人は「『国家はなぜ衰退するのか』もそういう話じゃなかったっけ?」と感じると思いますが、本書は分析の道具立てが違っています。 前著では「包括的制度/収奪的制度」という形で国の制度を2つに分けて分析することで、経済成長ができるか否かを提示していました。「包括的制度」であれば持続的な経済成長が可能で、「収奪的制度」であれば一時的な成長はあっても持続的な経済成長は難しいというものです。 ただし、この理論にはいくつかの欠点もあって、「収奪的制度」という同じカテゴリーに、アフリカの失敗した国家からかなりしっかりとした統治システムを持つ中国までが一緒くたに入ってしまう点です。「どちらにせよ支配者が富を奪ってしま

                                                                          ダロン・アセモグル&ジェイムズ・A・ロビンソン『自由の命運』 - 西東京日記 IN はてな
                                                                        • 本田圭佑選手は自らの努力によってのみ成功したのか?ピーター・シンガーは、否と言う(だろう) | The HEADLINE

                                                                          公開日 2017年06月01日 08:00, 更新日 2020年07月24日 02:15, 無料記事 / 政治 サッカー・本田圭佑選手の下記ツイートが話題となっている。 他人のせいにするな!政治のせいにするな!!生きてることに感謝し、両親に感謝しないといけない。今やってることが嫌ならやめればいいから。成功に囚われるな!成長に囚われろ!!https://t.co/EHbPYpUI8e @YahooNewsTopics — KeisukeHonda(本田圭佑) (@kskgroup2017) May 30, 2017 すでに本田選手に対しての批判は各方面から提示されており、筆者は荻上チキ氏による一連のツイートや望月優大氏のブログに賛同する立場だ。 ある分野で一流であっても、他の分野で適切な対応ができるとは限らないのは大堰堤として。せっかくなら抜粋記事だけでなく、白書そのものを読んでほしい。→自

                                                                            本田圭佑選手は自らの努力によってのみ成功したのか?ピーター・シンガーは、否と言う(だろう) | The HEADLINE
                                                                          • Amazon.co.jp: 国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源(上): ダロン・アセモグル, ジェイムズ・A・ロビンソン, 鬼澤忍: Digital Ebook Purchas

                                                                              Amazon.co.jp: 国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源(上): ダロン・アセモグル, ジェイムズ・A・ロビンソン, 鬼澤忍: Digital Ebook Purchas
                                                                            • 50年後の日本の姿に愕然…世界4位の〈日本のGDP〉は2075年「まさかの順位」に | ゴールドオンライン

                                                                              昨年までアメリカ、中国に次ぎ第3位を維持していた日本のGDPですが、最新の発表でドイツに抜かれ、4位に転落。2026年にはインドにも抜かれると予測されています。しかし、この状況に嘆くのはまだ早く、10年後には日本は10位にも入らないという予測もあるのです。本記事では、山田順氏の著書『日本経済の壁』(エムディエヌコーポレーション)より、今後の日本経済についての考えをご紹介します。 繁栄と貧困を分けるのは政治経済の制度 バブル崩壊後の30年あまり、日本の政治は、日本が抱える最大の問題「少子高齢化による人口減少」を放置し続けてきた。冷戦が終わり、世界がグローバル化し、さらにITによるデジタルエコノミーが進展したというのに、それに適応しようとせず、「昨日と同じ明日」を続け、ガラパゴス化を加速させてしまった。 政府がやったことは、バラマキによる企業と国民の救済だけ。その結果、日本経済は社会主義としか

                                                                                50年後の日本の姿に愕然…世界4位の〈日本のGDP〉は2075年「まさかの順位」に | ゴールドオンライン
                                                                              • 「進化は万能である」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                                                                                進化は万能である:人類・テクノロジー・宇宙の未来 作者: マット・リドレー,大田直子,鍛原多惠子,柴田裕之,吉田三知世出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2016/09/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見る 以前私が書評したマット・リドレーによる「The Evolution of Everything: How New Ideas Emerge」が邦訳出版された.本書は様々な物事の変遷はデザイナーによるトップダウン型で決まるのではなく,ボトムアップの創発的な現象であることを,多岐にわたるトピックについて扱っているものだ.実際に本書の中では,西洋哲学,道徳,生物デザインの説明,生物進化,文化,経済,技術,自由意思,パーソナリティ,教育制度,人口動態,リーダーシップ,政府,宗教,マネー,インターネットが取り上げられ,それらの歴史的あるいは時間的変遷は誰かのデザインや意

                                                                                  「進化は万能である」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                                                                                • pata

                                                                                  『NHK「100分de名著」ブックス 清少納言 枕草子』山口仲美、NHK 「100分de名著」はだいたい良いんですが、この枕草子編では4回分の講義に、特別章「女の才能、花開く 清少納言と紫式部と和泉式部」を加えたお得な構成となっています。 有名な春はあけぼのから始まるんですが、清少納言の斬新さは、「時間」で自然美を切り取るという発想であるというのはなるほどな、と。 《『古今和歌集』の春の歌を調べてみると、春の自然美は、 霞、桜、梅、柳、 若菜、 鶯、 雁、 百千鳥、 呼子鳥 といった風物なのです。「時間」で自然美を切り取るという発想は、『枕草子』以前には見当たりません》(k.1401)。 《『枕草子』以後にできた『後拾遺和歌集』 になると、時間から切り取った情緒的な風景が歌に取り上げられています。「花ざかり 春のみ山の あけぼのに 思ひ忘るな 秋の夕暮」(一一〇二番歌) などと、『枕草子』

                                                                                    pata