2020年1月に執行役に抜擢された、福崎康平氏(29)。脱レシピサービスから目指す先は。 撮影:今村拓馬 料理レシピ検索大手のクックパッドは、2019年12月期の連結決算が2009年の上場以来、初の最終赤字となり、創業から23年にして大きな変化の時を迎えている。 本業のレシピサービス事業は広告収入、課金モデル共に伸び悩んでおり、投資フェーズにある海外事業も、真価が問われるのはここからだ。 そんなクックパッドが「次の柱に」と打ち立てるのが、生鮮食品のECサービス「クックパッドマート」。物流コストを抑えた「置き配」スタイルが特徴で、受け取りのための生鮮宅配ボックスをドラッグストアやコインランドリーなどに展開してきたが、2月20日には東京メトロ構内にも新たに設置することを明らかにした。 2017年からの10年を「投資フェーズ」と位置づけているクックパッドは、この期間に「レシピの会社から料理の会社