イスラエル軍が攻勢を強めるパレスチナのガザ地区では2日、多くの避難民が身を寄せるパレスチナ赤新月社の拠点が攻撃を受けて死傷者が出るなど、状況は厳しさを増しています。 一方、レバノンの首都でイスラム組織ハマスの政治部門の幹部などが殺害されたことを受けて、パレスチナ暫定自治区の各地では多くの人たちが行進して抗議の意志を示しました。レバノンでハマスと呼応するシーア派組織ヒズボラは「攻撃を見過ごすことはできない」として報復を警告していて、地域の緊張がさらに高まらないか懸念されます。 パレスチナのガザ地区では2日もイスラエル軍による激しい空爆などが各地で続き、中東の衛星テレビ局アルジャジーラは、南部のハンユニスで犠牲者が相次いだと報じています。 また、パレスチナ赤新月社は、ハンユニスにある1万4000人もの避難者が身を寄せる拠点が攻撃を受け、複数の死傷者が出たとしていて、状況は厳しさを増しています。