やっていることは他の人とそんなに変わらないのに、いい仕事を次々と任される人。どこの世界にもそんな人はいるものですが、では、なぜそんなことが起こるのでしょうか? 『好かれるのはどっち!?』(野呂エイシロウ著、総合法令出版)の著者は、その理由について「それは『彼』が、まわりの人に好かれているから」だと断じています。能力や結果よりも、もっと大事なのは「好かれる」ことだという考え方。 社会人になって25年間、一度も仕事が途切れたことがないという著者の経験に基づいているだけに、その主張にも説得力があります(仕事が軌道に乗り、「天狗になったら収入が10分の1に減った」というエピソードも含め)。 しかし実際のところ、好かれる人になるためにはどうしたらいいのでしょうか? 好かれる人とそうでない人のタイプを比較しながら話が進められる本書のなかから、第3章「好かれる人の考え方」に焦点を当ててみましょう。 人へ