川崎フロンターレのトレーニングコーチを辞し、広島で体のケア・トレーニング指導を行なう『Conditioning Studio 操』をオープンさせた西本直。 「日本人サッカー選手は、腕の伸筋をもっとうまく使い、 もっとうまく鍛えれば、ぶつかり合いに強くなります」 西本直(元川崎フロンターレトレーナー) なぜ一般的に日本人選手は、1対1のぶつかり合いを苦手にしているのか? そう問われれば、多くの人が「フィジカルが弱いから」と答えるだろう。確かに日本人と欧米人の骨格の差は、いかんともし難いものがある。 だが、理由はそれだけではない。日本人選手は体重が軽いとか、筋量が少ないといった重量の問題以前に、そもそもの“体の使い方”が間違っているかもしれないのだ。 「日本人はサッカー選手に限らず、伸筋の使い方があまりうまくなく、屈筋を使ってしまう傾向があるんです」 そう指摘するのは、川崎フロンターレの元トレ