スエズ運河の離礁作業、29日にやらねばならない「絶対の理由」があった 社会・政治 投稿日:2021.03.30 18:07FLASH編集部 スエズ運河で座礁した超大型コンテナ船が、現地時間の3月29日午後3時ごろ離礁に成功し、6日ぶりに運河の通航が再開された。 数隻の浚渫船で泥をかき分けるなどして部分的に浮いていた船は、11槽のタグボートに引かれ、ようやく離岸に成功。その瞬間、周囲の船たちが一斉に汽笛を鳴らし、まるで新年を迎えたときのように喜んでいた。 【関連記事:座礁事故でタンカーが立ち往生「スエズ運河」1回の通行料は4000万円!】 実は、この離礁作業は、29日におこなわなければならない「絶対の理由」があった。いったいどういうことか、気象予報士の白戸京子さんが教えてくれた。 「スエズ運河の潮汐を調べてみると、3月で最も潮位の高くなる日が29日なんです。ちょうど満月の大潮にあたり、干満の