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ルソーの検索結果161 - 200 件 / 412件

  • 半数の人が「不満」という民主主義 でも「終わった」と切り捨てるのはまだ早い:朝日新聞GLOBE+

    ――アメリカの調査機関ピューリサーチセンターが今年2月に発表した調査では、34カ国で平均52%の人々が、うまく機能しない自国の民主主義に「不満だ」と答えました。日本も53%に上ります。今、代表民主制というシステムが、うまく機能していないように見えます。 選挙で選んだ誰かに政治を託す。それが代表制というものですが、これは「欠点」をいくつも抱えています。油断すると、選ばれる人が固定化し、利益集団を代表して資産が流れ込みやすい。二世、三世の議員も多い。自民党の世襲率は4割弱に上ります。こうしたことが積み重なって、自分たちの意見がくみ取られていないと不満が高まってしまう。政治に参加しても報われたという感覚が持てない、つまり政治学で言うところの「政治的有効性感覚」をくじかれてしまうわけです。 本来、みなで顔を合わせて議論して決める直接民主制が理想として望ましい、と私は思います。歴史をひもとけば、約2

      半数の人が「不満」という民主主義 でも「終わった」と切り捨てるのはまだ早い:朝日新聞GLOBE+
    • マルティン・ブーバー 著『我と汝』(野口啓祐 訳)より。ごん、youだったのか。 - 田舎教師ときどき都会教師

      〈われ〉ー〈なんじ〉の根源語は、自分の全身全霊を傾けて語るよりほか方法がない。わたしが精神を集中して全体的存在にとけこんでゆくのは、自分の力によるのではない。しかし、そうかといって、自分なしでできることでもない。まことに、〈われ〉は、〈なんじ〉と出会うことによってはじめて、真の〈われ〉になるのである。わたしが〈われ〉となるにしたがって、わたしは相手を〈なんじ〉と呼びかけることができるようになるのである。 すべての真実なる生とは、まさに出会いである。 (マルティン・ブーバー『我と汝』野口啓祐 訳、講談社学術文庫、2021) こんばんは。5月29日の月曜日に年休を大胆に駆使して代官山へ行き、社会学者の宮台真司さんの特別講演を聞いてきました。特別講演のタイトルは、マルティン・ブーバー『我と汝』から読みとく「なぜ、あなたは生きづらいのか」です。目当ては昔からのファンである宮台さんであり、生きづらさ

        マルティン・ブーバー 著『我と汝』(野口啓祐 訳)より。ごん、youだったのか。 - 田舎教師ときどき都会教師
      • フランシス・フクヤマの『IDENTITY 尊厳の欲求と憤りの政治』 - 道徳的動物日記

        IDENTITY (アイデンティティ) 尊厳の欲求と憤りの政治 作者:フランシス・フクヤマ 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2019/12/06 メディア: 単行本 この本は途中まで原著で読んでいたのだが、全14章のうち5章まで読んだ時点で放置しているうちに翻訳が出版されてしまったので、そちらを読んだ*1。 アメリカではドナルド・トランプが大統領に就任したことをきっかけに「アイデンティティ・ポリティクス」を批判する議論が盛んになった*2。マーク・リラがニューヨークタイムスに投稿した記事や、その記事の内容を発展させた著書『リベラル再生宣言』が特に有名なものであるだろう。この本でフクヤマが展開している議論も、基本的にはリラやその他のアイデンティティ・ポリティクス批判者が行なっているものと同様のものだ。 この本と類書を分ける特徴としては、プラトンが記した「テューモス(承認欲求)」「ア

          フランシス・フクヤマの『IDENTITY 尊厳の欲求と憤りの政治』 - 道徳的動物日記
        • デヴィッド・グレーバーの遺作を知り、ブレイディみかこさんに謝りたくなったのを思い出した - YAMDAS現更新履歴

          翻訳日記: 人類の歴史をもう一度書き直したら 昨年9月に惜しくも亡くなったデヴィッド・グレーバーの新作 The Dawn of Everything(考古学者のデヴィッド・ウェングローとの共著)が出るのを、恥ずかしながらこれを読んで初めて知った。 The Dawn of Everything: A New History of Humanity 作者:Graeber, David,Wengrow, DavidFarrar Straus & GirouxAmazon The Dawn of Everything: A New History of Humanity (English Edition) 作者:Graeber, DavidFarrar, Straus and GirouxAmazon 早くもできている Wikipedia のページから辿った New York Times の記事に

            デヴィッド・グレーバーの遺作を知り、ブレイディみかこさんに謝りたくなったのを思い出した - YAMDAS現更新履歴
          • ベル・エポックへタイムトリップ!『ディリリとパリの時間旅行』あらすじ・感想 登場した絵画情報も|なつやぎブログ

            ディリリとパリの時間旅行 フランス/2018 94分 監督・脚本:ミッシェル・オスロ 音楽:ガブリエル・ヤレド キャスト ディリリ:プルネル・シャルル=アンブロン オレル:エンゾ・ラツィト エマ・カルヴェ:ナタリー・デセイ 吹替えキャスト ディリリ:新津ちせ オレロ:斎藤工 解説 フランスのアニメーションの巨匠、ミッシェル・オスロ監督。 代表作は『キリクと魔女』『アズールとアスマール』。 アンジェの美術学校、のちにフランス国立高等装飾美術学校で装飾芸術を学ぶ。 アニメーションは独学で学んだそう。 スタジオジブリがオスロ監督の作品を配給していた時期もあり、宮崎駿さん、生前の高畑勲さんとの親交も持つ。 音楽は『イングリッシュ・ペイシェント』でアカデミー賞作曲賞を受賞したガブリエル・ヤレド氏。 エマ・カルヴェ役はオペラ歌手のナタリー・デセイが演じていて、圧巻の歌声を披露しています。 スポンサード

              ベル・エポックへタイムトリップ!『ディリリとパリの時間旅行』あらすじ・感想 登場した絵画情報も|なつやぎブログ
            • 「世界のすみ分けが露骨にネット上で可視化されている」荻上チキ氏に聞く 分断するネット社会のいま

              記事 BLOGOS編集部 2018年08月28日 13:11 「世界のすみ分けが露骨にネット上で可視化されている」荻上チキ氏に聞く 分断するネット社会のいま Tweet さまざまな政治問題がネット上で話題になるたびに、建設的な議論とはほど遠い「炎上」が生まれ、消えていく。「インターネットは人びとを分断しているのではないか」という懸念も聞かれる時代に、私たちはどのようにネットやSNSと付き合っていけばよいのだろうか。著書『日本の大問題 残酷な日本の未来を変える22の方法(ダイヤモンド社)』が発売中の荻上チキ氏に、ネット社会の現状を聞いた。【取材:村上隆則、撮影:弘田充】 BLOGOS編集部 コミュニタリアンとリベラリストの間に生まれた「ズレ」 ―― ここ10年ほど、政治とネットの関係が積極的に論じられてきましたが、最近は、ネットを利用して政治的な議論を行うのは難しいのではないかという意見も見

                「世界のすみ分けが露骨にネット上で可視化されている」荻上チキ氏に聞く 分断するネット社会のいま
              • 仏大統領府でユダヤ教儀式、政教分離めぐりマクロン氏に批判集中

                仏パリのノートルダム大聖堂の再建工事現場を視察したエマニュエル・マクロン大統領(中央、2023年12月8日撮影)。(c)SARAH MEYSSONNIER / POOL / AFP 【12月9日 AFP】フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は8日、首都パリのエリゼ宮(Elysee Palace、大統領府)でユダヤ教の儀式を行わせたことについて、政教分離を定めた法律に反していると批判を受け、釈明に追われた。 マクロン氏は反ユダヤ主義に反対する姿勢を評価され、大統領府で7日に行われた授賞式で賞を授与された。その際、同国のラビ(ユダヤ教指導者)長のアイム・コルシア(Haim Korsia)師は、マクロン氏が見守る中でユダヤ教の祭式「ハヌカ(Hanukkah)」に用いられるろうそくに火をともした。 極左の重鎮マニュエル・ボンパール(Manuel Bompard)

                  仏大統領府でユダヤ教儀式、政教分離めぐりマクロン氏に批判集中
                • ルソーだったら…「安倍政権をどう批判する?」と考えてみる | 「民主主義の危機」時代に読み直すルソー(前)

                  安倍政権の議会政治は機能しているのか。「アベノミクス」は効果があるのか。 たとえば、こうした庶民のリアルな問いに取り組んでいたのが、啓蒙主義時代の思想家たちだと考えてみれば、少しは身近に感じられるかもしれない。なかでもジャン・ジャック・ルソーのラディカルな思想は、現代の文脈で読み直してみても、まったく古びていない。 啓蒙主義とルソーを専門とする哲学者セリーヌ・スペクトールに、ルソーの現代的意味について、フランスメディア「ロプス」が聞いた。

                    ルソーだったら…「安倍政権をどう批判する?」と考えてみる | 「民主主義の危機」時代に読み直すルソー(前)
                  • 知を探究する「幸いなる魂」はどこまでも晴れやかだ――佐藤亜紀『喜べ、幸いなる魂よ』レビュー【評者:川本 直】 | カドブン

                    変わりゆく時代を懸命に泳ぎ渡ろうとするふたりの大きな愛の物語。 新刊【長編小説】佐藤亜紀『喜べ、幸いなる魂よ』レビュー 書評家・作家・専門家が新刊をご紹介! 本選びにお役立てください。 佐藤亜紀『喜べ、幸いなる魂よ』 評者:川本 直 そのデビューから佐藤亜紀氏は完成された小説家だった。『バルタザールの遍歴』はオーストリア゠ハンガリー二重帝国の公爵家に生まれた一つの体に二つの魂を宿すメルヒオールとバルタザールという貴族の主人公が、ナチス・ドイツの台頭によって荒廃していく黄昏のヨーロッパを流浪しながら第二次世界大戦勃発とともにブエノスアイレスに向かうまでを超絶技巧で描き、「国際舞台にも通用する完璧な小説」と称された。 その登場から圧倒的な完成度を誇る作品を世に問う小説家は稀有だ。そして、『キャッチ=22』で世に出たジョーゼフ・ヘラーのように最初から代表作を書いてしまった作家はデビュー作を超える

                      知を探究する「幸いなる魂」はどこまでも晴れやかだ――佐藤亜紀『喜べ、幸いなる魂よ』レビュー【評者:川本 直】 | カドブン
                    • 恋愛・結婚の、勇気・やる気が出てくる名言・格言77選! - 走り出した足が止まらない!

                      人類ははるか昔から幾多の恋をし、愛の言葉を紡いできました。 時代が進み技術が発展した今でも、愛の本質は変わらず普遍的なものです。 先人達が残した恋愛・結婚に関する言葉を現代を生きる私たちの心にも響き、深い知見と一歩踏み出す勇気を与えてくれます。 今回は過去の偉人たちが残した「恋愛・結婚に関する名言・格言」を77個紹介します!! 今現在、恋活・婚活に悩んでいる方の励みになれば幸いです! 他人の好みにかなう妻より、自分の好みにかなう妻を求めよ。 ジャン=ジャック・ルソー(ジュネーヴ共和国出身の哲学者 ) 1712~1778 愛はお互いを見つめ合うことではなく、ともに同じ方向を見つめることである。 サン=テグジュペリ(フランスの作家) 1900~1944 愛とは相手に変わることを要求せず、相手をありのままに受け入れることだ。 ディエゴ・ファッブリ(イタリアの劇作家) 愛情に年齢の壁はないわ。お互

                        恋愛・結婚の、勇気・やる気が出てくる名言・格言77選! - 走り出した足が止まらない!
                      • 知ってる作品が見つかります!印象派の名画を巨匠ごとに一挙に紹介! - 【海外旅行】一人旅(バックパッカー)向けの世界の歩き方

                        どうもゾノです! 本日は「印象派の美術館」として世界的に有名な、オルセー美術館について紹介します!! こんな方におすすめ! 印象派の絵画が好き!! オルセー美術館の主要作品を全て知りたい! 19-20世紀を代表する画家について詳細も知りたい! 本記事では「必ず鑑賞すべき作品」を網羅しているので、今後訪れる予定の方が事前に鑑賞作品をピックアップできるようにまとめています。 さらに!? オルセー美術館の主要作品を簡単にさらっと紹介するだけでなく、印象派やポスト印象派、写実主義、新古典主義など19世紀から20世紀初頭を代表する西洋美術のジャンルごとに、代表する画家のエピソードを交えて詳しく紹介しているので、知識・教養としても楽しめる内容になっています! 結構なボリュームでオルセー美術館の主要作品を紹介しているので、事前に気になる作品がある方は目次からジャンプしてください! 本記事が少しでも参考に

                          知ってる作品が見つかります!印象派の名画を巨匠ごとに一挙に紹介! - 【海外旅行】一人旅(バックパッカー)向けの世界の歩き方
                        • 文学は何の役に立つのか?|平野啓一郎公式サイト

                          昨秋に公式メールレターでお届けし、過去最高の反響があった講演録。『決壊』から最新小説『本心』に至るまで、現実の苦しさに文学がどう応えられるか、その葛藤についても平野啓一郎が語っています。 この世の中で文学を問うこと 只今ご紹介いただきました小説家の平野啓一郎です。今日はこのような立派な場所にお招きいただきまして、ありがとうございます。 今日はあいにくの大雨です。少し前までは、雨が降ってもさほど気にしなかったんですが、台風の被害がまだ関東以北にかなり残っているので、これだけ降ると被災された方は大変なんじゃないかと、心配しております。 日本は自然災害も含めて、大変な状況にあると思います。そういう中で人はついつい、すぐに何か役に立つものを求めがちですが、今日はあえて「文学のサバイバル」という大きなテーマの中で、「文学は何の役に立つのか?」という身も蓋もないテーマを設定してみました。 小説家の悪い

                            文学は何の役に立つのか?|平野啓一郎公式サイト
                          • 脳の悲鳴を聞け!科学界のインディ・ジョーンズが解説【考えすぎる脳、楽をしたい遺伝子②】とにかく少し楽をしろ、と💦 - カタツムリ系@エンタメ・レビュー (ポップ・サイエンスはデフォルト)

                            こんにちは、カタツムリ系です🐌 前回のおさらい 「考え過ぎる脳」とは 脳が発達し過ぎたことを指すようです。脳の機能の向上で、抽象的な思考が可能となり、文明を築くまでになった人間。しかし、脳が可能にする抽象的な思考は、ストレスや悩みという形で人間を苦しめます。 「楽をしたい遺伝子」とは もともと動物としての遺伝子が想定していた稼働量を超えて稼働していることから生じる遺伝子の悲鳴です。 考え過ぎる脳と似たようなもの。 前回からの持ち越し そんな風に、異常は発達した脳を抱えて、もともと持ち合わせている資質から大きくはみ出した人間。そんな人間、そんな脳や遺伝子に対して、生物学の観点からの処方箋を提示したいというのが、前回までの内容。脳のお話。前回の記事↓ 出典はアマゾンさん。 ———————————————————————— 【目次】 前回のおさらい 「考え過ぎる脳」とは 「楽をしたい遺伝子」と

                              脳の悲鳴を聞け!科学界のインディ・ジョーンズが解説【考えすぎる脳、楽をしたい遺伝子②】とにかく少し楽をしろ、と💦 - カタツムリ系@エンタメ・レビュー (ポップ・サイエンスはデフォルト)
                            • 「普通の人が普通に生きていくのがつらい」理由と、その問題と、その解決 - しっきーのブログ

                              平日の朝に都内の駅にいると、目眩がしそうなほど大勢の人間が歩いていて、その人たちが何かしらの生産活動に励んでいると考えると、圧倒されるような気持ちがする。さらにこれから、機械化が進み、AIが多くの業務を肩代わりしてくれるようになるとさえ言われている。そうやって、様々なものが生み出され、改善されていくなら、今日よりも明日のほうがラクで豊かな世界になっていていいはずだ。ていうか、とっくに週2くらいの労働で暮らせるようになっていてもおかしくない。 でもそうなるどころか、むしろどんどん苦しくなっている気がする。みんな頑張って働いてるように見えて、何か根本的に間違ったことをやっていないか。そう考えたことのある人は少なくないのではないか。 そんな素朴な問いは、多くの人が抱くものであると同時に、世界の複雑さと日々の忙しさによって立ち消えてしまうものでもある。あるいは、何かしらの説明で自分を納得させてやっ

                                「普通の人が普通に生きていくのがつらい」理由と、その問題と、その解決 - しっきーのブログ
                              • 目次 - 進撃の巨人・自由論

                                0 自由の哲学入門書として読む『進撃の巨人』 一覧 0.1 [バーリン、ミル] 0.2 積極的自由 (エレン)[バーリン] 0.3 積極的自由の光と影 (エレン、アルミン、エルヴィン、フロック)[バーリン、マキャヴェリ] 0.4 自由と「毒親」 (グリシャ、ジーク)[バーリン、カント] 0.5 自由と優生思想 (グロス曹長、ジーク)[バーリン] 0.6 実存的自由 (エレン、リヴァイ)[サルトル] 0.7 実存的自由の群像劇 (エレン、エルヴィン、ハンジ、ヴィリー・タイバー、ライナー、104期生)[聖書、プラトン、サルトル] 0.8 エレンに自由意志はあったのか (エレン、ユミル)[ホッブズ、スピノザ、アウグスティヌス、エピクテトス、アリストテレス、サルトル] 0.9 わたしは他人とともに自由でありうるか (エレン、ミカサ、調査兵団)[カント、サルトル] 1 ニヒリズムと実存的自由 一覧

                                  目次 - 進撃の巨人・自由論
                                • ほぼ日手帳を1年使った - 君を泣かせた奴はいつか必ず

                                  タイトル通り、ほぼ日手帳を1年使ったので感想的なものを書く。もともと手帳が好きだし、日記を書くのもすきなのだが、社会人になった時に同期に手帳を鼻で笑われたのがムカついて持たなくなった。その同期はもう会社を辞めたのだが。 ただ、他人に鼻で笑われたからと言って、自分の好きなものを止める必要がないと気づいて2023年はほぼ日を始めて見た次第である。 原田マハさん監修(?)、ルソーの『夢』が表紙のほぼ日weeksを使っていた。手帳を持つのが久しぶりということで、書く場所がある程度限られてて、持ち運びもしやすいweeksにした。 シール大好きなのでシールを貼る。あと、ほぼ日ストアで完全に一目惚れで評価スタンプを買ったが、使い所が無さすぎて毎週の振り返りで評価スタンプを押している。かわいい。 今年1年使ってみてわかったこと ほぼ日、紙が薄い。その分、軽い。 紙が薄いので付属の下敷き必須。ありがてえ 意

                                    ほぼ日手帳を1年使った - 君を泣かせた奴はいつか必ず
                                  • 「文明史から見たトルコ革命」書評 科学主義だが矛盾多い建国の父|好書好日

                                    ISBN: 9784622088851 発売⽇: 2020/03/04 サイズ: 20cm/249,55p 文明史から見たトルコ革命 アタテュルクの知的形成 [著]M・シュクリュ・ハーニオール 不思議な人物である。その名はムスタファ・ケマル・アタテュルク。オスマン帝国の軍人であり、トルコ共和国の初代大統領、「建国の父」として長く尊敬された。その政治はむしろ専制的であったが、ともかくもフランス風の世俗的共和国を作り上げ、西欧列強を相手に国の独立を維持した。面白いのは、この人物が徹頭徹尾、19世紀ヨーロッパ的な人物であったことだ。 幼少時から受けた教育によって科学の力を信じたアタテュルクは、SF小説や科学を啓蒙する著作で知られるH・G・ウェルズを愛読し、心からの科学主義者であった。ルソーを引用し、フランス第三共和制を完璧な政治体制であると考えたアタテュルクは、これをイスラム圏において実現しよう

                                      「文明史から見たトルコ革命」書評 科学主義だが矛盾多い建国の父|好書好日
                                    • 新型コロナ:BCG仮説と個体免疫 --- サトウ・ジュン

                                      前の記事の補足的な分析です。補足ですが、同じ国でBCGワクチン接種を受けた人と受けていない人の差を数値で表した世界初の分析なので重要です。 イタリア、スペイン、ポルトガルでは、BCGワクチン政策は異なるが同じBCG デンマーク株を使用しているので、この3か国の年代別比較は面白いはずです。各国のBCGワクチン政策を振り返り、掘り下げてみましょう。 イタリア:一度もBCG義務化なし スペイン:BCGアトラスによれば、1965年から1981年まで、新生児にBCG接種を義務化していた。しかしBCGアトラスの記述は不十分で、1965年から1976年まで、6歳から14歳までの学童もワクチン接種を受けていた*。また1956年から1965年まで、5歳から14歳までの学童の80%がワクチン接種を受けていた**。 -> 39歳から78歳までのスペイン人はBCGワクチン接種を受けている。 ポルトガル:BCGアト

                                        新型コロナ:BCG仮説と個体免疫 --- サトウ・ジュン
                                      • 小山 on X: "ルソーの『エミール』に、「男性は他者の苦痛を想像できるので平等な社会を築けるが、女性は自己愛が強すぎて他者の苦痛を想像できない」みたいなことが書いてるんですが、ルソーめちゃくちゃ正しかったのではという気持ちになる。女、基本的に「とにかく私が嫌なの!」という話しかできない。"

                                        • 重信房子と遠山美枝子(1)「マルクスよりルソーが好き」バリケードの中で意気投合した2人 数奇な運命を分けたものは何か | 47NEWS

                                          重信房子と遠山美枝子(1)「マルクスよりルソーが好き」バリケードの中で意気投合した2人 数奇な運命を分けたものは何か By 江刺昭子 日本赤軍の元最高幹部で、ハーグ事件に関与したとして服役した重信房子さん(76)が5月28日、満期出所した。その前後に多くの報道が流れたが、その中で彼女の親友やその死に触れたものはほとんどなかった。 若き日の重信さんと親友、遠山美枝子さんの生の軌跡を素描することで、あの時代の空気や党派の動向、女性たちの生き方をたどり、考えたい。(以下敬称略、女性史研究者=江刺昭子) ×   ×   × <マルクスやレーニンよりもルソーが好き意気投合したのはバリケードの中> この歌の作者は重信房子、その人である。彼女は獄中で歌作を始め、2冊の歌集を出版した。この歌は連合赤軍事件で亡くなった親友、遠山美枝子の47年目の命日、2019年3月に墓前にささげられた「三月哀歌」14首のう

                                            重信房子と遠山美枝子(1)「マルクスよりルソーが好き」バリケードの中で意気投合した2人 数奇な運命を分けたものは何か | 47NEWS
                                          • 16タイプの性格分類まとめ Wiki*

                                            INFP型の描像 再び 優勢 内向的感情 Fi 補助 外向的直観 Ne 代替 内向的感覚 Si 劣勢 外向的思考 Te Preface INFPに捧ぐ INFPは、16タイプの中で何かと心痛を強く感じ、苦悩し、 大変であるらしいとの情報を国内外の多方面からキャッチしました。 ということで、おせっかいながらも、 ( 本当に私はお節介だと思います。でも、やらずにはいられない、自分の判断を言わずにはいられない人間です。) 「 INFPタイプの本当の良さは何なのか ? 」 「 その良さを活かしながら快く人生を送るためにはどういった点に注意すれば良いのか ? 」 といったことを考え、心理機能の構成と発達の見地から、ヒントを書き連ね、お送り致します。 案外そういった情報は多いのですね。 INFPは、平和と平等を求める温厚で良き資質を持ったタイプです。 これは、内向的感情によるところが大きいです。 そし

                                              16タイプの性格分類まとめ Wiki*
                                            • 最終書簡 インシャーアッラー それぞれの結語として

                                              日本人は、身近な隣人となりつつあるムスリムの論理を理解しているか? そこに西洋文明中心視点の誤ったイスラーム解釈はないか? 世界のイスラームに関連するトピックを題材に、より深いイスラーム理解にたどり着くための往復書簡。イスラーム教徒でイスラーム法学者である中田考、非イスラーム教徒でイスラーム思想研究者の飯山陽、専門を同じくしつつも互いに異なる立場の2人による、火花を散らす対話。 明らかになった主張の違い ここまで9本の書簡を通して、中田先生と私の主張の違いは明らかになったと思います。 一般にあるテーマについて、二人の研究者の主張が異なる場合、その理由は各々の主張の立脚する根拠の違い、方法論や解釈、理解の違いに求められることが多いと言えます。しかし中田先生と私の場合、両者がほぼ全てのテーマについて全く異なる見解を示しているのは、立場の違いに起因するところが大きいと言えるでしょう。 私は女性で

                                                最終書簡 インシャーアッラー それぞれの結語として
                                              • 「国のために死ねるか」西欧近代社会の残酷な本質

                                                木村:新型コロナが変異を重ねて、世界でなお猛威をふるっていますが、グローバリゼーションの急進展なくして、このようなパンデミックがもらされることはなかった。「ウィズ・コロナ」時代を、グローバリゼーションとは何かということを考える、またとない機会にしなければならないと思います。 身の程知らずの大部の本を書きましたが、私たち人類は狩猟・採集時代から、1万年前の農耕・牧畜革命、近代の産業革命を経て、まったく新たな文明史的とも言える挑戦を受けているのではないでしょうか。 水野先生が「資本主義の終焉」を論じられていることもそうですが、AIや生命工学(バイオテクノロジー)の目覚ましい発展のもとで「超人類(トランス・ヒューマン)」が視界に入ってくる。つまり道徳的・倫理的な意味を見失いがちな「神なき時代」に、人間はいつまでホモ・サピエンスとして生きていけるのか、ということですね。 そのことを考えるうえでも、

                                                  「国のために死ねるか」西欧近代社会の残酷な本質
                                                • 原田マハの小説に出てくる【画家や美術作品】好きな絵画の本を読んでみる? - 光の人生ノート ~ My Scrap Book~

                                                  原田マハさんの本で、アートを題材にした小説の中心となる画家に作品などをまとめてみました。 美術鑑賞が好きな方なら、原田マハさんの小説を読まれる方も多いのではないでしょうか。 私も、原田マハさんの小説が大好きです。 ご存じの方も多いでしょうが、原田マハさんは、美術館の勤務にキュレーターという専門職にも就かれていた経歴を持つ作家さんです。 だから、画家や作品に関した小説を多数、出版されています。 私もほとんど読んできましたが、小説に登場する画家を書き出してみたいと思い、まとめてみました。 すべてが事実ではなくフィクションも多いですが、画家の生い立ちや活動していたときの社会情勢や風景などは、詳しく描かれています。 物語としても、じゅうぶんに読みごたえのある本ばかりです。 好きな画家や作品があれば、マハさんの小説を読むことで、作品が生まれた背景がわかって、より興味が増すかもしれません。 好きな画家

                                                    原田マハの小説に出てくる【画家や美術作品】好きな絵画の本を読んでみる? - 光の人生ノート ~ My Scrap Book~
                                                  • 音声学者とーちゃん、娘と一緒に言葉のふしぎを見つける

                                                    本連載は大幅加筆の上、書籍化されています。気になる方は、ぜひぜひ書籍もご覧ください! https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255012759/ みなさま、はじめまして。私は川原繁人。研究者であり、とーちゃんでもあり、サブカル好きの言葉マニアでもある。社交辞令でもいいから「ご専門は?」と聞いてくれれば嬉しい。しからば、「専門は言語学で、特に音声学を研究している」とお答えする。 大半の人が「言語学? 音声学? それって何を研究するの?」と思ったかもしれない。 心配しないでほしい。その反応には慣れっこだ。 音声学に身を捧げる覚悟をして早20年、何度その怪訝な表情と出会ってきたか。今は妻となった彼女の実家に結婚のご挨拶に伺った時にも、義理の父から「音声学とは、何を研究しているのかね」という質問を頂いた。人生の分岐点とも言えるあの状況で、相手

                                                      音声学者とーちゃん、娘と一緒に言葉のふしぎを見つける
                                                    • 【美術館】4人きょうだいそれぞれの鑑賞法 - 親男日誌 ―4人きょうだいとベリーさんと私―

                                                      どーも、Eテレの「日曜美術館」が大好きな親男です。 (子育て中、なかなか美術館に行けないので、本編もさることながらアートシーン(最後の10分くらいで全国の企画展を紹介するコーナー)で想像を膨らませてます。。。) さて。 実は私。 こう見えて、美術館や博物館が好きなんです。 とある仕事で。 お世話になった方々が学芸員の先生方だったというご縁で。 門前の小僧さながら。 いろんな資料(収蔵品のことを「資料」って言います)に触れたことがあります。 なので。 知らず知らず興味を持つことになり。 気が付いたら、案外いいものとそうでもないものが明らかにわかってくるという不思議。 で。 本日、だいぶ大きくなってきた我が家の下の子チーム(5歳、3歳)もいよいよ美術館デビューさせようと。 家族6人で世田谷美術館に行ってまいりました。 美術館にたどり着く前。きぬた公園のたぬき焼きで寄り道。 ©親男 イチョウ並木

                                                        【美術館】4人きょうだいそれぞれの鑑賞法 - 親男日誌 ―4人きょうだいとベリーさんと私―
                                                      • 加藤陽子の示唆、心にしみます。 - bdshirt 自分用の索引

                                                        こんばんは。 待ってました! 加藤陽子の 近代史の扉 です。 毎日新聞 2020年5月16日 オピニオンより コロナ禍の下で暮らす私たちが、 心に留めておくべき基軸を示しています。 著者はこのように問題提起します。 神なき国の近代化を進めた日本、そこに住み人々は、自国や自国民に 対する確固とした評価軸を持たずに来てしまったのではないかとの疑念に たどり着く。ならば、揺るぎない自らの評価軸を手に入れるにはどうすれ ばよいのだろうか この問題提起に対する彼女の答えは2つです。 まず、一つ目歴史が教えてくれる。 太平洋戦争を取り上げ、彼女はこう述べています。 究極の他者たる敵国の行動を理解し、いわば相手になりきらねばならない 時、当時の政府がやっていたのは自国民への情報統制だった。(中略) 外国の情報を正確に伝えない日本のお家芸は今回のコロナ禍でも 随所で見られた。 武漢封鎖時の中国が体育館等を

                                                          加藤陽子の示唆、心にしみます。 - bdshirt 自分用の索引
                                                        • 人文的、あまりに人文的 - 本の雑誌社の最新刊|WEB本の雑誌

                                                          やわらかな対話が提案するのは考えるたのしさ、意見交換のおもしろさ。しあわせとは? 哲学とは? 人文学とは? 人文的思考がぐんと身近になるブックガイド。 俎上に載せた40冊からあれやこれやと対話がはずむ、〈山本くん〉と〈吉川くん〉の読書会。古代文明からエピクテトス、モンテーニュ、カント、フーコー、千葉雅也、加藤陽子、読書猿、神経科学、多元宇宙論まで、新旧の基本図書を総ざらい。「ゲンロンβ」(ゲンロン)の人気連載を書籍化。 初心者歓迎。人文的読書会へようこそ! 【著者略歴】 山本 貴光 やまもと たかみつ 1971年生まれ。文筆家、ゲーム作家。慶應義塾大学環境情報学部卒業。著書に『コンピュータのひみつ』(朝日出版社)『文体の科学』(新潮社)『「百学連環」を読む』(三省堂)『文学問題(F+f)+』(幻戯書房)『マルジナリアでつかまえて』(本の雑誌社)『記憶のデザイン』(筑摩書房)など。 吉川 浩

                                                            人文的、あまりに人文的 - 本の雑誌社の最新刊|WEB本の雑誌
                                                          • シャガールが好き - 独身ほんわかねこの日記

                                                            寝不足で実家から帰って来ると、絵が売れていました。 とても嬉しい、感謝です(o^^o) ところで、私はマルク・シャガールという画家さんが好きです。 正直写真で見ただけならば、ファンにはならなかったかもしれない。 実物を先日観たのです。 絵の中に、一箇所魂のようなものを感じました。 言葉では言い表せない、何か。です。 その一箇所とは、美しい赤のような、そんな色で描かれていました。 びっくりしてシャガールを調べてみると、色彩の魔術師と呼ばれているそうですね。 納得!!!!! 本当に素晴らしい色彩なのです。 天才っているんですね。 素晴らしいです。 いつかシャガールの絵をたーくさん飾ってある美術館に行ってみたいです。 あと、アンリ・ルソーも好きです。 日曜画家と言われていたそうですネ。 私は写実的なものよりも、幻想的な物、個性的なものが好きみたいです。

                                                              シャガールが好き - 独身ほんわかねこの日記
                                                            • 甘やかされた王子様の行く末。マリア・テレジアとヨーゼフ2世母子の葛藤物語1。ハイドン『交響曲 第50番 ハ長調』 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~

                                                              ヨーゼフ2世(1741-1790) 息子とはじめた共同統治のゆくえ 1765年。 女帝マリア・テレジアは、最愛の夫、神聖ローマ皇帝フランツ1世に先立たれました。 帝位は、すでに選帝侯によってローマ王に選ばれていた長男、ヨーゼフ2世に受け継がれました。 しかし、法的に男性しかなれないのは、中世のフランク王位に起源のあるローマ王と皇帝だけであって、マリア・テレジアが正式に即いていたオーストリア大公、ハンガリー王、ボヘミア王の位は、夫が逝去したからといって退位することにはなりません。 長男が受け継いだのは、ハプスブルク家出身ではない父が名目だけ即いていた地位であって、同家当主は依然として母だったのです。 そこで、マリア・テレジアが逝去する1780年までの15年間は、母子の共同統治時代となりました。 公式文書は、ふたりの署名がなければ発効しません。 〝マスオさん〟の立場をわきまえ、政治にはほとんど

                                                                甘やかされた王子様の行く末。マリア・テレジアとヨーゼフ2世母子の葛藤物語1。ハイドン『交響曲 第50番 ハ長調』 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~
                                                              • 「万国の魔女よ、団結せよ!」─魔女の復権をめざす署名運動にフランスの大臣らが参加 | 1970年代以来の魔女ブームが到来

                                                                いま、フランスで魔女が注目を集めている。 日本では『魔法使いサリー』から『プリキュアシリーズ』まで、いわゆる「魔法少女」と言われるコンテンツや、『魔女の宅急便』のキキのような魔女が親しまれており、かわいらしい魔女のイメージが主流だ。 しかし、西洋では『白雪姫』の魔女や『眠れる森の美女』のマレフィセント、『オズの魔法使い』の西の魔女など、物語の悪役として描かれることも多い。また、主に16世紀から17世紀にヨーロッパを席巻した魔女狩りの歴史もあり、どこか暗く怪しいイメージも残る。 そうした中、魔女の復権を訴える声明文がフランスの週刊誌「ジュルナル・デュ・ディマンシュ」に掲載された。 「万国の魔女よ、団結せよ!」 11月2日、フェミニストのシンボルとして、魔女の地位を復権しようとする著名人女性200人が署名する声明文が、週刊誌「ジュルナル・デュ・ディマンシュ」に掲載された。この声明文は具体的なア

                                                                  「万国の魔女よ、団結せよ!」─魔女の復権をめざす署名運動にフランスの大臣らが参加 | 1970年代以来の魔女ブームが到来
                                                                • 人は自由なんて求めていない - 「童貞のまま結婚した男」の記録

                                                                  「人類が柵を作るようになった時に文明が生まれた」 ジャン・ジャック・ルソーの言葉、 これは誰の所有物でどこに権利がある。 そうやってルールを作ることで、 安心を得ると同時に不自由を手にする。 法に守られるためには、 法を守らなければならない。 本当に自由な世界に放り出されたら、 きっと途方に暮れてしまうだろう。 「だから人は自由なんて求めていない。 私だってそう。 限度はあるけれどもね」 村上春樹『海辺のカフカ』でのワンシーン、 「やることがない」 忙しいよりも、 人は必要とされないことに耐えられない。 だから忙しいアピールをするし、 有能であるかのように見せたがる。 何かに縛られていたいのだ。 仕事だったり家庭だったり、 何かに身を委ねて、 何かに所属していることに安心する。 そこに役割があることに、 自由ってことは、 自分の存在意義を自分で見出す強さが必要、 誰から認められなくても、

                                                                    人は自由なんて求めていない - 「童貞のまま結婚した男」の記録
                                                                  • 「人間は、全員が軽度の依存症である」哲学者・國分功一郎、若者と嗜好を語る | DIG THE TEA

                                                                    お茶、お酒、たばこ、シーシャ、ノンアルコール……。 現代の若者たちにとって、嗜好品とはどのような存在なのか。 2023年、大学生を対象にした初開催されたエッセイコンテスト(主催:日本たばこ産業株式会社(JT)エッセイコンテスト実行委員会)には、「時代とともに移り変わる嗜好」「現代の嗜好をめぐる論考」「嗜好の生成メカニズム」をテーマに、感性豊かな論考が寄せられた。 そんななか、ある大学生の「DIG THE TEAを読んでいる」という声がきっかけとなり、座談会の記事と同コンテストの入賞作品の掲載に協力することになった。 2021年にDIG THE TEAに公開した記事「嗜好品は思考に不可欠な『孤独』を生み出す」が大きな反響を生んだ哲学者で東京大学大学院教授の國分功一郎さんと、入賞者やエッセイに応募した学生たちとの座談会を2023年9月に実施。 國分さんは、『新潮』2023年7月号にて「享受の快

                                                                      「人間は、全員が軽度の依存症である」哲学者・國分功一郎、若者と嗜好を語る | DIG THE TEA
                                                                    • 人類の「暴力の歴史」を変えてきたのは哲学と教育 苫野一徳氏が語る、歴史の転換点

                                                                      哲学は物事の本質をとらえ、さまざまな問題を解き明かす 苫野一徳氏(以下、苫野):みなさん、どうもこんにちは。苫野と申します。今日はどうぞよろしくお願いいたします。 こどもの日ですので、ここにたくさんのお子さんがいらしてくれたらうれしいなとも思っておりますけれども。気軽にご家庭のお子さんたちも……。ちょっと難しいお話もしますけれども、気軽にご一緒できたらなと思っております。 私からは20分ほどお話をしたいと思います。なんとか20分でがんばります。 いただきましたテーマは『コロナ後の社会と教育の可能性』ということで、副題を『~「よい社会/教育」の本質と構造転換~』としてお話をさせていただきたいと思います。 少しだけ自己紹介をさせていただきますと、私は哲学者、そして教育学者をやっております。哲学というのは、一言で言うと『本質洞察に基づく原理の提示である』という言い方をしています。 物事の本質、一

                                                                        人類の「暴力の歴史」を変えてきたのは哲学と教育 苫野一徳氏が語る、歴史の転換点
                                                                      • 起業家たちが選ぶ「今年の一冊」 2019年に影響を受けた書籍・漫画とは?(前編) | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

                                                                        年末年始は書籍を読んで、インプットの時間に充てる──そう意気込んでいる人も多いのではないだろうか。とはいえ、限られた休みの間でどんな本を読うべきか。頭を悩ませている人も多いと思う。 今回、Forbes JAPANは起業家たちにアンケートを実施。2019年に読んでよかったと思う本を聞いた。 世の中に新しい価値を生み出してきた起業家たちがオススメする一冊とは? hey 佐藤裕介 ・ウォークス 歩くことの精神史(左右社) 私に直接レポートしてくれているメンバーとの週次定例の60分間はほぼ全て、恵比寿にあるオフィス付近を歩きながらプロジェクトの進捗や課題、その週に感じたことなどを話し、途中でコーヒーやらミルクやらをテイクアウトするフォーマットで運用されています。 歩くことはこのように思索のツールでもあるし、巡礼のように信仰の発露でもあり、行進は政治活動の原始的な形のひとつですらあります。登山は娯楽

                                                                          起業家たちが選ぶ「今年の一冊」 2019年に影響を受けた書籍・漫画とは?(前編) | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
                                                                        • 才色兼備のプリンセス、その短い悲劇の生涯。マリア・テレジアとヨーゼフ2世母子の葛藤物語3。ハイドン『交響曲 第52番 ハ短調』 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~

                                                                          可憐なプリンセスの生い立ち 幼い頃のイザベラ・フォン・パルマ 1760年、神聖ローマ皇帝の実質的な皇太子である、ローマ王ヨーゼフ2世のもとに嫁いだ19歳の花嫁、マリア・イザベラ・フォン・ブルボン=パルマ。 彼女の可憐な美しさは、新郎だけでなく、ハプスブルク家の面々、宮廷に仕える人々、ウィーン市民の全ての心を奪いました。 パレードの沿道には、一目その姿を見ようという人々が押し寄せ、皆口々に〝天使のよう〟と感歎しました。 しかし彼女は、その微笑みの裏で、心に深い闇を抱いていたのです。 彼女は、1741年12月31日にスペインのマドリードで生まれました。 父は、スペイン王フェリペ5世の王子、フィリップ。 母は、フランス王ルイ15世と、王妃マリー・レグザンスカの長女、ルイーズ・エリザベート。 オーストリア女帝マリア・テレジアは、オーストリア継承戦争の結果、夫フランツ・シュテファンが神聖ローマ皇帝に

                                                                            才色兼備のプリンセス、その短い悲劇の生涯。マリア・テレジアとヨーゼフ2世母子の葛藤物語3。ハイドン『交響曲 第52番 ハ短調』 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~
                                                                          • ララビアータ:左翼の保守主義的バックボーン - livedoor Blog(ブログ)

                                                                            拙著『読む哲学事典』における「保守主義と左翼」の小文に、コメントをいただいたのをきっかけに気づいたことがあったので、それをここに書き留めておきたい。 私は左翼も愛国的コミットメントを持つ必要を主張してきた。ここでいうコミットメントの対象は必ずしも国家ではなく、むしろ伝統である。たとえばロストロポーヴィッチの言葉を引いて伝統について考察した項では、チャイコフスキーの演奏についての「ロシア的伝統」が、上辺ばかりの効果を狙うものでしかないと批判し、真の伝統に立ち返らねばならないとする考えを紹介している(「歴史と伝統」の項参照)。この伝統は、ロストロポーヴィッチの音楽を培ったものであり、その音楽の表現とその文法を彼に教えたものである。自分自身の音楽的実存の根幹を育て上げた母胎であればこそ、その歪曲を許しがたいと感じるのである。ここに深いコミットメントが生まれる。 他の芸術や哲学でも宗教でも、かかる

                                                                            • シャトー・サンミッシェル - 英語が苦手な私の北米暮らし

                                                                              アメリカでワイナリーと言えばカリフォルニア州のナパを思い浮かべる方も多いと思います 実際にアメリカで一番ワインの生産量が多いのはカリフォルニア州 2位は?というと実はここワシントン州なのです シアトル地域で有名なワイナリーがあるのはWoodinvilleという町で、コロンビアワイナリーwww.columbiawinery.comと、シャトー・サンミッシェルwww.ste-michelle.comが一番規模が大きいところです どちらもテイスティングルームがあり、自然と融和したまるでヨーロッパの田舎のような雰囲気を味わえます 引っ越してきてすぐ両方訪れたのですが、私たちはシャトー・サンミッシェルが好きになったので会員になりました 色んなプランがありますが、4半期に2本ワインをサブスクリプションするプランを選択 どの会員になっても2名までテイスティング無料(会員以外は$25/人)と言う太っ腹なワ

                                                                                シャトー・サンミッシェル - 英語が苦手な私の北米暮らし
                                                                              • 人は愛のあるコミュニケーションで生きているんだ - 「今」を大事に生きていく

                                                                                今日の朝 せしおさん (id:Seshio-Researcher) の記事を 読ませていただきました。 ルソー著の『エミール』について 触れてありました。 そこで思い出したのです! 大学の幼児教育学科に在籍していた 若くてかわいい?時代に 『エミール』を読んでいたことを。。。 それは宿題として出され 指定されたページの感想を 講義のたびに提出するというものでした。 当時の私たちには 『エミール』がとても難しく 感想を書いたところで 教授から採点があるわけでもなし 「なんの意味があるんやろ?」 っていうくらいに 意味のない宿題でした。 ちなみにその宿題を出し続ける教授のことを 学生たちは『エミール』と呼んでいました。 若気の至りです。 ごめんなさいm(_ _)m せしおさんの記事を読んで 読み直してみたいと思いましたが すでに『エミール』は手放していました。 そりゃ。。。 そうです。 『エミ

                                                                                  人は愛のあるコミュニケーションで生きているんだ - 「今」を大事に生きていく
                                                                                • 美しい夏の一日の物語。ベートーヴェン:交響曲 第6番『田園』より第3~5楽章 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~

                                                                                  クロード・ロラン『渡渉』(1644年) ベートーヴェンが目指したもの ベートーヴェンの交響曲 第6番 ヘ長調『田園』作品68、今回は最後の第3楽章から第5楽章までを聴きます。 この最後の3つの楽章は、途切れることなく、連続して演奏される「アタッカ」という手法で、ひとつの物語となっています。 バロック時代にオペラの序曲として誕生し、古典期にはコンサートのはじまりの〝ガヤ鎮め〟として発展した、器楽だけで演奏されるシンフォニーは、ハイドンによってコンサートの主役になり得るジャンルに高められました。 俳句の五七五のように洗練された形式は、抽象的、絶対的な芸術表現の受け皿として整えられ、ベートーヴェンはその基礎のもとにさらなる深化と可能性の追求に突き進んでいました。 この曲でベートーヴェンが試したのは、テーマをもったストーリー性をシンフォニーに持ち込むという、一見逆行しているかのような試みです。 そ

                                                                                    美しい夏の一日の物語。ベートーヴェン:交響曲 第6番『田園』より第3~5楽章 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~