JR只見線の秘話を一冊に 「各駅物語」を出版 福島県会津坂下町出身のフリージャーナリスト鈴木信幸さん 2024/10/10 08:56 「会津人が書いた只見線各駅物語」の表紙 JR只見線の駅周辺に光を当てた「会津人が書いた只見線各駅物語」が東京の言視舎から出版された。会津若松(福島県)―小出(新潟県)間の廃駅2つを含む全38駅の秘話を盛り込み、路線への愛をこめた一冊に仕上がった。 著者は会津坂下町出身で、都内に住むフリージャーナリスト鈴木信幸さん(74)。坂下高(現会津西陵高)、明治大卒。中学、高校時代に通学で同線を利用した。 新潟・福島豪雨で被災した同線が11年ぶりに全線再開通した2022(令和4)年10月1日、鈴木さんは1番列車が実家近くの塔寺駅付近で故障したというニュースを知った。「塔寺駅がどこにあり、どんな駅なのか関心を持った人はどれだけいるか」と感じ、生まれ育った人間の視点から全