謎めいたアーティストが繰り広げる、奇想に誘うポップミュージック 2019年1月、YouTube上にアップロードされたある楽曲がSNSを中心に話題を呼んだ。「芸術と治療」という楽曲の変拍子と複雑なハーモニー、奇想に満ちた詞は、まさか処女作とは思えないクオリティと魅力を持っていた。著名人からも注目されたこの音楽家はシングルを中心にコンスタントに作品を発表し続ける。2年間の集大成として、2020年10月には初のミニ・アルバム『音楽と密談』をリリースしたばかり。高度な技巧とポップスとしての引力をあわせもった楽曲群は、改めて浦上のアーティストとしてのポテンシャルを感じさせるものだ。 そんな浦上に、ビデオ会議ツール上でインタビュー。バックグラウンドや創作のプロセス、この2年間の活動、そして今後の展望まで話を聞いた。まずは、活動をはじめたきっかけから。 1st mini album『音楽と密談』トレイラ