この前の土曜日に放送されたTBSの『報道特集』で台湾の選挙戦を見ていて思ったのは、人々は民主主義を大事にしているなーということです。若者が続々と片道4時間の長距離バスに乗って、本籍地で投票するために帰郷している。 もちろんTVカメラに映るような人たちは政治に対する意識がある程度あるんでしょうけど、多くの人たちが政治を他人事にしていない。我が事として語っている。 それに対して政治家も応える。前回の地方選挙で敗北した台湾の総統、蔡英文は政策面での自分の間違いを認めたうえで『蔡英文2.0』として選挙に臨んだ。香港の問題はあるにしても自らの間違いを認める姿勢がなければ再選はおぼつかなかったでしょう。 日本では嘘と開き直りばかりの安倍晋三は勿論、民主党だって政権当時の自らの過ちをまともに総括してないのとは大きな違いです。 台湾にしても、香港にしても、知らない間に日本より遥かに民主的な国になっている。