新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、大阪や兵庫など7つの都府県を対象に最初の緊急事態宣言が出されてから5年経ちました。大阪市内のクリニックには感染した後の「後遺症」に悩む患者がいまも多く訪れていて、医師は感染対策の徹底を呼びかけています。 新型コロナウイルスは、国内では2020年1月に初めて感染者が確認されたあと4月7日に大阪や兵庫など7都府県を対象に最初の緊急事態宣言が出されました。 感染した人の数はおととし5月に感染症法上の位置づけが「5類」に変わるまででおよそ3380万人にのぼり、感染したあとにけん怠感やせき、息切れなどさまざまな症状が続くいわゆる「後遺症」に悩む人は少なくありません。 大阪・生野区にある呼吸器内科のクリニックは2022年7月に開院してから▼全身のけん怠感で1年ほど寝たきりに近い生活が続いた患者や、▼夜眠れないほどせきが続く患者など「後遺症」の診療にあたってきました