北海道新幹線の開業で函館やその周辺を訪れる観光客が増える中、この地域のホテルの多くが客室や従業員が不足していると考えていることが国の調査で分かりました。 調査は、財務省函館財務事務所が7月下旬に函館市や隣の七飯町にある主要な20のホテルを対象に行い、宿泊の状況や課題などを聞きました。 それによりますと、ことし4月から9月までの宿泊の実績や予約の件数はほぼすべての19の施設で去年の同じ時期を上回り、このうち13の施設が「夏のピーク時は客室が不足している」と答えました。 また、今後の経営課題について複数回答で尋ねたところ、9割にあたる18の施設が「人材育成と人手不足」をあげました。 こうしたホテルからは「継続して募集しても応募がない」とか「部屋数を増やしたくても従業員が足りず、設備投資を進められない」といった意見も聞かれたということです調査を行った函館財務事務所は、「宿泊業界はなぜ従業員を確保