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  • 【国立科学博物館】謎の寄生虫「芽殖孤虫」のゲノムを解読 -謎に包まれた致死性の寄生虫症「芽殖孤虫症」の病原機構に迫る-

    本研究成果のポイント 〇芽殖孤虫はマンソン裂頭条虫とは別種の裂頭条虫目条虫である 〇芽殖孤虫は成虫になることのできない真の孤虫であると考えられる 〇芽殖孤虫の病原性に関連する一群の機能不明の分泌性タンパク質が発見された 宮崎大学(池ノ上克学長)の菊地泰生博士(医学部感染症学講座寄生虫学分野准教授)を中心とする研究グループは、致死率がほぼ100%とされる寄生虫感染症の原因である条虫(サナダムシ)の一種「芽殖孤虫」の、全ゲノムの解読に成功しました。これは、宮崎大学、国立科学博物館、東京慈恵会医科大学を中心とする国際共同研究の成果です。 芽殖孤虫症は、最初の症例が明治37年(1904年)に東京で見出されて以来、これまでの全世界での報告数が疑い例を含めても 18 例という、きわめて稀な寄生虫感染症です。病像は特異で、典型的な例では条虫の幼虫が皮膚をはじめとする臓器で無分別に増殖し、致死的な経過をと

      【国立科学博物館】謎の寄生虫「芽殖孤虫」のゲノムを解読 -謎に包まれた致死性の寄生虫症「芽殖孤虫症」の病原機構に迫る-
    • 5億5000万年前の世界最古となる「ほぼすべての動物の祖先」の化石が発掘される

      南オーストラリアの奥地で、最も古いもので5億5000万年前のものとみられる化石が発見されました。化石には2mm~7mmという米粒のように小さな生物がひしめいており、化石を発掘した研究チームは「人類を含むほとんどの動物の祖先の化石としては世界最古かもしれない」と報告しています。 Discovery of the oldest bilaterian from the Ediacaran of South Australia | PNAS https://www.pnas.org/content/early/2020/03/17/2001045117 Fossil hunters find evidence of 555m-year-old human relative | Science | The Guardian https://www.theguardian.com/science/20

        5億5000万年前の世界最古となる「ほぼすべての動物の祖先」の化石が発掘される
      • 愛媛県立長浜高等学校水族館部がクラゲ予防クリームを企業と共同開発! | 海と日本PROJECT【日本財団】

        愛媛県立長浜高等学校水族館部がクラゲ予防クリームを企業と共同開発! 高校生たちの研究から、海にもクラゲにもやさしいクラゲ予防クリームが商品化されました。そしてこの夏、日焼け止め機能を追加した新商品『JELLYS GUARD SUN SCREEN』をラインナップに追加! 2021.08.16 “駆除ではなく危険を緩和して海洋生物との共存を目指す”。そんな生き物にも環境にもやさしいクラゲ予防UVクリーム『JELLYS GUARD SUN SCREEN』が2021年4月に発売されました。 これは海と日本プロジェクト推進パートナーの愛媛県立長浜高等学校の研究を発端に、静岡県の株式会社エイビイエスとの共同開発によって発売したものです。 発端となったのは、それまで多くの研究者が長年解明できなかった世界的大発見となる研究でした。 今回は、その長浜高校水族館部の顧問である重松洋先生と、研究班メンバー1年生

          愛媛県立長浜高等学校水族館部がクラゲ予防クリームを企業と共同開発! | 海と日本PROJECT【日本財団】
        • 全球凍結後に真正細菌が増殖した後に真核生物が繁栄した証拠を東北大が発見

          東北大学は8月23日、6億5000万年前から6億3000万年前の地球が赤道直下の熱帯地域まで氷河で覆われた「全球凍結」時代からその解氷時に形成された地層の岩石資料を分析し、全球凍結中にも光合成生物(藻類)が存在した証拠および解氷後に生物量極小を経て真正細菌が増殖し、その後に真核生物が繁栄した証拠を得たと発表した。 同成果は、東北大大学院 理学研究科 地学専攻の静谷あてな大学院生(現・福井県立恐竜博物館研究職員)、同・海保邦夫教授(現・東北大名誉教授)、中国地質大学のJinnan Tong教授らの国際共同研究チームによるもの。詳細は、環境から生態学まで地球を題材とした学術誌「Global and Planetary Change」に掲載されるに先立ち、オンライン版に先行して掲載された。 地球の環境は誕生後、決して平坦だったわけではないことがさまざまな研究から分かってきている。例えば気温だけを

            全球凍結後に真正細菌が増殖した後に真核生物が繁栄した証拠を東北大が発見
          • 絵文字に菌類や甲殻類が少なすぎ、生物多様性の反映を 伊研究

            携帯電話の画面に映し出された絵文字。米首都ワシントンで(2023年12月11日撮影、資料写真)。(c)Nicholas KAMM / AFP 【12月12日 AFP】猫の絵文字は多過ぎて、甲殻類は少な過ぎる──イタリアの保全生物学者らによると、今の絵文字は自然界の生物多様性を正しく反映しておらず、それが自然保護活動に悪影響を及ぼしている。 学術誌「アイサイエンス(iScience)」に11日、現在使われている絵文字には多種多様な動物が含まれているが、植物、菌類、微生物はあまり扱われていないとする論文が掲載された。 論文を執筆したミラノ大学(University of Milan)の研究者らは、「生物多様性の危機はインターネットの世界から遠いことのように思えるが、デジタル化が進む中、地球上の生物多様性に対する意識向上と理解促進における絵文字の可能性を軽視すべきではない」と指摘する。 研究チー

              絵文字に菌類や甲殻類が少なすぎ、生物多様性の反映を 伊研究
            • 夢か悪夢か。深海にひそむ異形の生きものたち

              夢か悪夢か。深海にひそむ異形の生きものたち2020.11.22 12:0077,928 George Dvorsky - Gizmodo US [原文] ( 山田ちとら ) 人の想像力を軽く超えていく。 地球の表面面積の約70%は海。その海面面積の約80%は水深200メートル以上の深海です。 深い深い海の底には、なんだかよくわからないけど無性に美しい生物たちがたくさんうごめいています。まるで地球外生命体のようないでたちをしたこれらの生物たちは、夢なのか、はたまた悪夢なのか。 「現実」の定義をくつがえすような異質な生物たちの姿を、じっくりとご鑑賞ください。 暗黒の海をたゆたう妖しい光Image: NOAA via Gizmodo USぶっとんだSci-Fi映画に出てきそうなこちらのUFO…いえ、クラゲの一種は、深海にしか棲息していない「ヒドロクラゲ(hydromedusa)」です。2016年

                夢か悪夢か。深海にひそむ異形の生きものたち
              • 生物の進化は決して後戻りしないと専門家、一見すると進化が逆行したように見える「退行進化」とは?

                天然の精密カメラと言える動物の眼球や、脳に匹敵するニューロンで8本の足を自由自在に動かすタコの神経節など、生き物は驚くほど複雑な進化を遂げてきました。その一方で、盲目になった洞窟の動物や貝殻をなくした貝類など、一見すると進化が逆戻りしたかのような形態を見せる生き物もいます。そんな進化の不思議について、生物学者らが解説しました。 Does evolution ever go backward? | Live Science https://www.livescience.com/regressive-backward-evolution 科学系ニュースサイトのLive Scienceによると、生き物の中には「退行進化(regressive evolution)」という現象により、複雑な機能を失ってより単純な方向へと逆戻りしたように見える変化を遂げるものがいるとのこと。しかし、退行進化も前向き

                  生物の進化は決して後戻りしないと専門家、一見すると進化が逆行したように見える「退行進化」とは?
                • 動物はいつから眠るようになったのか? – 脳のないヒドラから睡眠の起源を探る

                  脳があるから眠るのか? 睡眠は私たちにとって欠かすことのできない生理現象のひとつです。生物は睡眠をとることで、身体を休養させ、心身のメンテナンスを行っています。睡眠不足になると、疲労が溜まり、考えがまとまらなくなるといった体力や集中力の低下が起こります。 睡眠はヒトをはじめとする高等哺乳動物にのみ与えられた生理現象ではありません。爬虫類や魚類などの脊椎動物にくわえ、ショウジョウバエなどいわゆる下等動物にすらその存在が確認されています。では、動物の睡眠の起源は一体どこまで遡れるのでしょうか? 睡眠の起源を遡るうえで重要なキーワードがあります。それは「脳」です。睡眠は脳によって制御され、脳機能の維持や安定性に深く関わっていることが、多くの研究結果からわかっています。言い換えると、睡眠と脳は密接に関与しているため、お互いに切り離せない関係性になっています。 一方で、脳は動物の進化過程で獲得された

                    動物はいつから眠るようになったのか? – 脳のないヒドラから睡眠の起源を探る
                  • カツオノエボシを食べるにあたりどう考え扱うか

                    みんな大好き(大嫌い)カツオノエボシ。 生き物的にはクラゲっぽいのにヒドロ虫の群体で部位により役割分担している不思議な生物で、あの成りして単細胞生物というウミブドウと真逆の意味でわけわからないやつ。 美しい風船状の部分は10㎝前後にも関わらず毒のある刺胞を発射する触手は数mから50mにも達するものまでいるという不思議な魅力の塊なのだけど、海水浴客やサーファーなどにとってはアンドンクラゲと並ぶ恐怖の対象。 初めて見たのは小学生だったか中学生だったかはっきり覚えていませんが、海水浴に行った時の夜明けの浜辺。 親戚のおじさんに触ったらあかんと言われ、風船部分をつついて終わった記憶。 時は流れ、2chで「カツオノエボシを茹でるとカツオみたいな出汁が出る」的な書き込みを目にする。 ホンマかいなと、それから大量打ち上げのニュースを耳にする度に海へ行ってはみたものの、サラリーマン生活しながらだとどうして

                      カツオノエボシを食べるにあたりどう考え扱うか
                    • 「蚊に刺されたら熱い蒸しタオルで温める」が話題 小児科医が根拠を探ってみた(堀向健太) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                      新型コロナウイルス感染症の関係で換気に気をつけながら窓を開け放す方が多くなったためか、虫刺されの心配をされる方が急に増えてきました。 そんな中、SNSで『蚊に刺されたときに(冷やすのではなく)蒸しタオルで熱するとよい』という話題が拡散していました。 さて、この『蚊にさされたときの温熱療法』には本当に根拠があるのでしょうか? 蚊に刺されたところを熱する?イラストACそのSNSで拡散している情報をみてみると、『蚊の毒素は43度以上で不活化される』という考え方が書き込まれていました。 実際に試している方もおり、効果を実感されている方もいれば、かえって悪化したという方もいらっしゃいました。 心配なのは、『ライターで炙る』や、『“あちち”と思うくらいのお湯で熱する』といった、リスクが高いのではと思えるような方法も見受けられたことです。 子どものやけどは少なからず経験し、大人より起こりやすいイラストA

                        「蚊に刺されたら熱い蒸しタオルで温める」が話題 小児科医が根拠を探ってみた(堀向健太) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                      • フォッシルコーラル2 - Ushidama Farm

                        サンゴは、クラゲやイソギンチャクなどと同じ刺胞動物の仲間で、石灰質の外骨格を作ります。 最も古いサンゴの化石は、古生代カンブリア紀に見られ、床板サンゴの仲間が出現しています。 床板サンゴは、古生代オルドビス紀からデボン紀にかけて繁栄しましたが、古生代末にほとんど絶滅しました。 オルドビス紀には、四放サンゴや六放サンゴが出現し、四放サンゴは、オルドビス紀からペルム紀かけて繁栄しましたが、中生代初期に絶滅しました。 中生代には六放サンゴが繁栄しました。 現在は、六放サンゴや八放サンゴが生息しています。 カルセオラ 四放サンゴ クラタニオフィルム 四放サンゴ ヘキサゴナリア 六放サンゴ ヘリオフィラム 四放サンゴ 枝状サンゴ 六放サンゴ サンゴの風化した面 研磨した面

                          フォッシルコーラル2 - Ushidama Farm
                        • 裏設定の宝庫『ポケットモンスター図鑑』

                          ポケモンで有名な都市伝説。 あるあさのこと。 ちょうのうりょく しょうねんが ベッドから めざめると ユンゲラーに へんしん していた。 ゲーム「赤・緑」のポケモン図鑑で読める、ユンゲラーというキャラクターの説明文だ。ポケモンの正体が、実は人間だったというセンセーショナルな内容から、話題にあがりやすい。実はこの文章には続きが存在しているのだ。 「ある朝のこと。超能力少年がベッドから目覚めるとユンゲラーに変身していた」ユンゲラーを題材にした小説『変身』が、<第2回>ポケモン文学賞を受賞したのは記憶に新しい。ピカチュウが"アイドルのポケモン"だとすれば、ユンゲラーは"玄人好みのポケモン"といえる。/『ポケットモンスター図鑑』(1996) なんと、少年がユンゲラーに変身した話は、小説の架空の出来事だったのだ…… 出典もなしに引用、誤解を与える形で切り取るとは、"図鑑"にあるまじき記述! 伝説の攻

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                          • ホモ・サピエンスと一緒に暮らす生物は「生き物たち」じゃない - お気楽日和

                            俺はカタツムリじゃねぇよ パソコン画面じゃないとちっちゃくてなんだかわからないかなぁ。 写真の中に文字が書いてあるんです。 生き物にカメラを当てるとそれがなんと言う生物なのか教えてくれるアプリを見つけた。 散歩の時や庭で出会う小さな命のあるものたち、なんて名前なんだろ・・と一瞬気になってもそのまんまの私にとってこれは楽しい。 本来、実際目の前にいる生物にカメラを向けて使うものなのだが、静止画に向けても反応してくれる。 上の写真も、京都の高雄を歩いていたとき見つけたカタツムリなんだが、ちゃんと「ヒラマキミズマイマイ」と教えてくれる。カタツムリでなくて「マイマイ」なんだ。 いつだったか庭にやってきて雀もヒヨドリも追い払って柿を鱈腹食べ尽くしていったコヤツは「ワカケホンセイインコ」。 なんだあの、オウムみたいな奴・・ってのがたちまち「ワカちゃんかぁ」と憎めないあいつになる。 名前を知るって不思議

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                            • しまね海洋館アクアスの魚たち(12)島根県浜田市・江津市 - fwssのえっさんブログ

                              クラゲ  ① しまね海洋館アクアスを巡っています。 今回はクラゲです。説明プレートにク ラゲは2つのグループに分けられると 記されています。 刺胞動物門と有櫛動物門とに‥。 ユウレイクラゲと、コクラゲも紹介し てあります。どちらのグループなので しょう?

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                              • 読書日記・温暖化のお話 - クルルのおじさん 料理を楽しむ

                                備忘録の読書日記です。相変わらず、千種図書館で本を借り続けています。珍しく、最近の本=本年に第一刷が発行された本を読みました。 『温暖化で日本の海に何が起こるのか』---水面下で変わりゆく海の生態系---、著者は山本智之さん。2020年8月第一刷、講談社BLUE BACKSです。山本さんは1966年生まれ、科学ジャーナリストで朝日新聞記者、編集委員の方です。 近年、異常気象は頻繁に起こっていますから、もはや「異常」ではなく、これが当たり前の状態と覚悟して対応するしかないと思っていますが、一方では、あまり物分かり良くなり過ぎないで、”おかしい”ものは、おかしいと受け止める感性は必要かと。この“異常”な状態を「当たり前」と了解してしまうことも怖いなあ、と感じております。 たまたまですが、12月3日の日経記事に「世界気象機関(WMO)が、2020年の世界の平均気温が史上三位以内の高さになるとの予

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                                • 日本一周 山形 巨大なクラゲ水槽のある加茂水族館

                                  Zackey98ですなぜかここ数年で字が 上手になった気がします 元々そんなに字が上手い方では ないですけど自分の名前を書くのは 人に見せて恥ずかしくない程度には 上達していると思います あと昔のボールペンって左利きが使うと カスレることが多かったんですけど 最近のものはカスレない気がします 体感なので分かりませんが 進化してるんですかね 実は前回の記事で一旦 日本一周は終わっていて 地元青森へ帰っていました 今回からは日本縦断で 現在住んでいる福岡までの旅路なので 正確には日本を一周半してるのですが 便宜上日本一周とします ということで山形の加茂水族館 クラゲ推しの水族館です 入るといきなりケセランパサラン 人に見せると効果が無くなるのに めちゃくちゃ衆目にさらされてる ケセランパサランって アザミの綿毛だと思ってたんですけど こんなしっかりした奴なんですね まずは渓流魚 水族館って大体

                                    日本一周 山形 巨大なクラゲ水槽のある加茂水族館
                                  • 無脊椎動物と軟体動物の違いとは?一言でまとめると?

                                    無脊椎動物と軟体動物の違いは外骨格があるかないかの違いです。 軟体動物と無脊椎動物は見れば区別がつくけれど よくよく考えると無脊椎動物のカテゴリーに入っている 骨がないから軟体動物と言われるのだから 結論から言えば軟体動物も無脊椎動物の一種 無脊椎動物の特徴 無脊椎動物は、脊椎(脊髄を守る骨の列)を持たない動物の総称です。彼らは非常に多様な形態、生態、生息地を持っており、昆虫、軟体動物、刺胞動物、節足動物などが含まれます。以下に、無脊椎動物の一般的な特徴をいくつか挙げてみましょう: 脊椎の不在: 名前の通り、無脊椎動物は脊椎を持っていません。脊椎は脊髄を守り、体の支持や運動を助ける役割を果たす骨の列ですが、無脊椎動物はそのような構造を持っていません。体の多様性: 無脊椎動物は非常に多様な体の形態を持っています。例えば、昆虫は六本の脚を持ち、節足動物の一例です。軟体動物は柔軟な体を持ち、多く

                                    • 書評 「進化する形」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                                      進化する形 進化発生学入門 (講談社現代新書) 作者: 倉谷滋出版社/メーカー: 講談社発売日: 2019/03/13メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 本書は進化発生学(エヴォデヴォ)の日本の第一人者である倉谷滋による新書.倉谷は最近「分節幻想」と「新版動物形態進化学」という大著を2冊書いているが*1,本書はこの2冊を執筆しながら,書き切れなかったテーマに絞った一冊ということになるのだろう.そのテーマは「生物の形が変わるとはどういうことか」という進化発生学の最も深い疑問になる. 倉谷の解説は冒頭「はじめに」のところから深い.発生学は「卵がいかにして成体になるのか」を扱う学問だが,還元主義的にのみ突き詰めてもシステム全体は見えてこない.パターン把握を行う構造主義の視点も重要になる.進化学以前の観念形態学においては構造主義的に「基本形」を追い求めたが,進化という足場を持たな

                                      • ムカデに咬まれたらお湯で温めるべき?誤解されやすい「虫刺され」の知識を医師が解説(坂本昌彦) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                        夏真っ盛り。虫との遭遇も増える時期ですね。 虫といえば、以前こんなことを聞かれました。 「虫刺されは冷やせばいいと言われるけど、『ムカデに咬まれたときはお湯で温めるといい』とネットに書いてあります。どっちが正しいんですか?」 一般に虫に刺されたときには局所の炎症を和らげることが大事なので冷やすことがお勧めされています。でも、確かにネットには「ムカデの毒は熱に弱いので、咬まれたら温めるのがよい」という情報がいくつか見つかりました。 中には医療機関のウェブサイトにも書いてあるものもあります。さて、どれが正しいのでしょうか。 今回はこのムカデの話を含め、虫刺されについて誤解されやすい内容を中心にお話しします。 ムカデに咬まれたらお湯で温めるのがよい? ムカデに咬まれると激しい痛みが生じますので、痛みへの処置が必要になります。 オーストラリアでムカデ咬傷14例の経過を追った研究では、咬まれた後、多

                                          ムカデに咬まれたらお湯で温めるべき?誤解されやすい「虫刺され」の知識を医師が解説(坂本昌彦) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                        • 共同発表:餌生物から酵素を盗み利用する生物を発見~キンメモドキは食べたウミホタルの酵素をそのまま使って発光する~

                                          ポイント 発光魚キンメモドキ(Parapriacanthus ransonneti、スズキ目ハタンポ科)は自前の発光遺伝子を持たず、餌であるウミホタルから発光酵素を獲得して利用していることを明らかにした。 これは、餌由来のたんぱく質を消化せず特定の器官の細胞内に取り込み、本来の機能を保ったまま利用することを示した世界で初めての例であり、この現象を「盗たんぱく質」(Kleptoprotein)と命名した。 キンメモドキにおける「盗たんぱく質」の進化プロセスとそれに関わる遺伝子メカニズムの研究を始め、キンメモドキ以外にも(生物発光に関わらず)盗たんぱく質現象が普遍的に生物界に存在するのかについてなど、さらに今後の研究の展開が予想される。 生物が持つこれらの仕組みを解明し、それに倣う(バイオミメティクス)ことでさまざまな応用展開(例えば、たんぱく質性医薬品の経口投与方法の開発などの医学分野への貢

                                            共同発表:餌生物から酵素を盗み利用する生物を発見~キンメモドキは食べたウミホタルの酵素をそのまま使って発光する~
                                          • ブエルトリコの深海で発見された不思議な生物、有櫛動物の新種だと判明

                                            2つの触手のある不思議な生物 その有櫛動物を発見したのは、「アメリカ海洋大気庁(National Oceanic and Atmospheric Administration:NOAA」の科学者たちだ。 彼らは2015年、中米のプエルトリコの深海、3900mの地点を調査していたという。その際、2つの長い触手を伸ばした不思議な生物を発見した。 そして今回、それが有櫛動物(ゆうしつどうぶつ:クシクラゲ類)の新種であることを発見。「Duobrachium sparksae」と名付けられたという。 YouTube/NOAA Fisheries YouTube/NOAA Fisheries 動画だけで新種と判断される 通常、科学者たちはサンプルを回収し、一定期間近くで観察することで新種かどうかを研究するが、今回の生物に限っては撮影された動画だけに基づいて、有櫛動物だと特定されたという。 NOAAの生

                                              ブエルトリコの深海で発見された不思議な生物、有櫛動物の新種だと判明
                                            • サンゴ - Ushidama Farm

                                              サンゴは、刺胞動物であるサンゴ虫が群体を作り、炭酸カルシウムを分泌してできた霰石で、化学組成はCaCO₃、モース硬度は3.5です。 サンゴには、サンゴ礁を形成する造礁サンゴと、宝石になる宝石サンゴがあります。 造礁サンゴは、主に六放サンゴ類で、浅い海に生息し、成長は早いです。 ほぼ白色で、骨格は泡状構造で崩れやすいです。 宝石サンゴは、主に八放サンゴ類で、数100m~1000mの深い海に生息し、成長はとてもゆっくりです。 骨格は緻密で硬く、色は赤、ピンク、白、金、黒などで、美しいです。 赤サンゴ 白サンゴ ルース

                                                サンゴ - Ushidama Farm
                                              • 南極の厚さ900mの氷の下で未知の生物が発見される - ライブドアニュース

                                                2021年2月16日 17時0分 リンクをコピーする by ライブドアニュース編集部 ざっくり言うと 英国観測隊がで、氷の下約1200mの海中で新種の生物を複数発見した 茎のような部位を持つ海綿動物、逆に持たない海綿動物などとみられる 最大の個体は約6.6cmだったそうで、研究者らは詳しい調査を開始するという 2021年2月15日、で調査を行っていたイギリス観測隊(BAS)が棚氷の下約1200mの海中で新種の生物を複数発見したと報告しました。生物は海綿動物を含む数cm程度の種で、このような過酷な環境下で生息する種は今までにほとんど発見されておらず、研究者たちは詳しい調査を開始するとしています。 Discovery of life beneath Antarctica’s ice shelves - British Antarctic Survey https://www.bas.ac.uk

                                                  南極の厚さ900mの氷の下で未知の生物が発見される - ライブドアニュース
                                                • 24個の眼を持つ新種の生物が見つかる

                                                  <香港の米埔自然保護区で発見> 香港浸会大学の研究チームは米埔自然保護区で新種の水生生物を発見し、その詳細を4月18日に公表。研究はWWF香港、香港オーシャンパーク、マンチェスター大学と共同で実施した。 【動画】24個の眼を持つ新種の生物 研究チームは2020年から2022年の夏、米埔自然保護区内にある、エビの養殖池に生息するクラゲを調査。その結果、新種のクラゲが見つかった。 発見されたのは、新種のハコクラゲ。地名の米埔にちなんで、「Tripedalia maipoensis」と命名された。四角い姿をしており、他のハコクラゲと同様に24個の目を持つ。その体は透明で、1.5センチメートルほどのサイズ。触手は最大で10センチメートル程度の長さだという。 香港浸会大学の生物学の教授である邱建文は「(新種は)まだ米埔以外では確認されていませんが、珠江河口域の近海にも分布している可能性があります」と

                                                    24個の眼を持つ新種の生物が見つかる
                                                  • #01 序論「巨人と/をつくる──涯てしない“わたしたち”の物語」

                                                    制作とは、作品とは、展示とは「誰」のものなのか。学術運動家・逆卷しとねが毎回異なるゲストと共に、オリジナルなクリエイターという“古いフィクション”を乗り越え、「動く巨人」と共に行う制作という“新しいフィクション”の可能性を考察する対話篇。第一回となる序論では、港千尋氏の翻訳文盗用問題から、近代的な「作者性」を再考する。 港千尋氏の盗用問題を生んだ美術業界の「なれ合いの風土」 昨年10月に刊行されたAKI INOMATAさんの作品集『AKI INOMATA: Significant Otherness 生きものと私が出会うとき』(旧版、美術出版社、2019年)に、写真家であり美術評論家でもある港千尋さんが寄稿した文章が物議を醸した件を覚えていらっしゃるでしょうか。すでにお忘れの方も多いと思うのですが、同寄稿文において港さんは、科学史家であり、近年は共生の思考実践を大胆に展開しているダナ・ハラ

                                                      #01 序論「巨人と/をつくる──涯てしない“わたしたち”の物語」
                                                    • 深海ファンタジー。オーストラリアの海にいる神秘の水中生物を高画質で : カラパイア

                                                      生命の源といわれる海の奥深く。今もなお前人未到なエリアだらけの深海は多くの学者を引きつけてやまないミステリーゾーンだが、ネット上ではある海洋研究チームがシェアした映像が話題を呼んでいる。 今年3月、オーストラリア西部の海を探ったチームが目にした光景は、過去最長クラスの巨大な刺胞動物やまぶしい光を放つイカなど、神秘的な生き物たちがもりだくさん。 未知なる海の領域で人知れず暮らしてる生き物のユニークな姿を撮影した映像がYoutubeやInstagramに投稿されていたので、見ていくことにしよう。

                                                        深海ファンタジー。オーストラリアの海にいる神秘の水中生物を高画質で : カラパイア
                                                      • 愛媛県立長浜高等学校"水族館部"がクマノミがイソギンチャクに刺されない仕組みを解明しそれを応用したクラゲ予防クリームの開発した

                                                        博物月報 @hakubutu クマノミがイソギンチャクに刺されない仕組みを解明し、それを同じ刺胞動物門のクラゲに応用。クマノミの体表粘液にマグネシウムイオンが高濃度で存在していることを調べ、そこから予防クリームの開発にまでたどり着いたという‼️ uminohi.jp/special/ehime_… 2021-08-16 19:11:38 リンク 海と日本PROJECT【日本財団】 愛媛県立長浜高等学校水族館部がクラゲ予防クリームを企業と共同開発! | 海と日本PROJECT【日本財団】 高校生たちの研究から、海にもクラゲにもやさしいクラゲ予防クリームが商品化されました。そしてこの夏、日焼け止め機能を追加した新商品『JELLYS GUARD SUN SCREEN』をラインナップに追加! 34 users 900 博物月報 @hakubutu こちらのリンク先PDFに詳しい経緯が 〈ユウレイク

                                                          愛媛県立長浜高等学校"水族館部"がクマノミがイソギンチャクに刺されない仕組みを解明しそれを応用したクラゲ予防クリームの開発した
                                                        • 【画像】全長120mの超巨大なヒモのような生物が深海で発見される : 暇人\(^o^)/速報

                                                          【画像】全長120mの超巨大なヒモのような生物が深海で発見される Tweet 1: 風吹けば名無し 2020/04/10(金) 15:18:56.47 ID:OQQubY4Y0 .net 既知の生物の中で最大の動物はシロナガスクジラだと考えられていますが、全長がシロナガスクジラを超えて最長になる可能性のある「巨大なヒモのような生き物」が、深海探査により発見されました。 シュミット海洋研究所によると、このヒモは大型のクダクラゲの一種であるApolemiaとのこと。一見すると1つの生物のようですが、実は無数の個体が連なってこの形状をしているそうです。 しかし、Apolemiaは単に群れて集まっているだけではありません。 単一の受精卵から生まれたApolemiaの各個体は、「神経毒のある触手を広げる個体」「獲物を消化する個体」「移動のために海水を噴出する個体」「精子や卵子を生成して生殖する個体」

                                                            【画像】全長120mの超巨大なヒモのような生物が深海で発見される : 暇人\(^o^)/速報
                                                          • 【国立科学博物館】謎の寄生虫「芽殖孤虫」のゲノムを解読 -謎に包まれた致死性の寄生虫症「芽殖孤虫症」の病原機構に迫る-:時事ドットコム

                                                            【国立科学博物館】謎の寄生虫「芽殖孤虫」のゲノムを解読 -謎に包まれた致死性の寄生虫症「芽殖孤虫症」の病原機構に迫る- [文化庁] 本研究成果のポイント 〇芽殖孤虫はマンソン裂頭条虫とは別種の裂頭条虫目条虫である 〇芽殖孤虫は成虫になることのできない真の孤虫であると考えられる 〇芽殖孤虫の病原性に関連する一群の機能不明の分泌性タンパク質が発見された 宮崎大学(池ノ上克学長)の菊地泰生博士(医学部感染症学講座寄生虫学分野准教授)を中心とする研究グループは、致死率がほぼ100%とされる寄生虫感染症の原因である条虫(サナダムシ)の一種「芽殖孤虫」の、全ゲノムの解読に成功しました。これは、宮崎大学、国立科学博物館、東京慈恵会医科大学を中心とする国際共同研究の成果です。 芽殖孤虫症は、最初の症例が明治37年(1904年)に東京で見出されて以来、これまでの全世界での報告数が疑い例を含めても 18 例と

                                                              【国立科学博物館】謎の寄生虫「芽殖孤虫」のゲノムを解読 -謎に包まれた致死性の寄生虫症「芽殖孤虫症」の病原機構に迫る-:時事ドットコム
                                                            • 淡々と画像を貼るスレ 世界記録・ギネス記録編 : 哲学ニュースnwk

                                                              2023年03月02日12:00 淡々と画像を貼るスレ 世界記録・ギネス記録編 Tweet 1: 名無しさん@おーぷん 2015/07/26(日)21:29:26 ID:7FA 転載元:http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1437913766/ 淡々と画像を貼るスレ UMA編・後編 http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4897697.html 淡々と画像を貼るスレ UMA編・前編 http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4895965.html 淡々と画像を貼るスレ 秘密結社・犯罪組織編 http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4888006.html 淡々と画像を貼るスレ 兵士・軍人編 h

                                                                淡々と画像を貼るスレ 世界記録・ギネス記録編 : 哲学ニュースnwk
                                                              • 一杯の池水から「小さな世界」をつくった科学実験がおもしろい - ナゾロジー

                                                                池の水を一つすくうだけで、豊かな生態系ができることを示すユニークな実験動画が公開されました。 動画は、「Atomic Shrimp」として活動する男性ユーチューバーが公開したものです。 小ビンの中にひとつのスモールワールドが完成するまでの2週間の軌跡を追っています。 ビンの中に「小さな世界」ができるまでまずは、近くの古池から泥混じりの水をすくうことから始まります。 泥水の入ったビンにはフタをし、窓辺に置いておきます。 この時点では、泥で濁った水しか見えません。 しかし、最初の一夜が明けると、重たい泥がビンの底に沈下して、水の透明度が増していました。 水中には、なにやらうごめくものが見られます。 どうやら、扁形動物の一種である「ヒラムシ」のようです。 さらに翌日、ビンの水は一層澄んできて、粒のように小さなミジンコたちが多数見られるようになりました。 そして、刺胞動物である「ヒドラ」の登場です

                                                                  一杯の池水から「小さな世界」をつくった科学実験がおもしろい - ナゾロジー
                                                                • カツオノエボシを食べるにあたりどう考え扱うか

                                                                  みんな大好き(大嫌い)カツオノエボシ。 生き物的にはクラゲっぽいのにヒドロ虫の群体で部位により役割分担している不思議な生物で、あの成りして単細胞生物というウミブドウと真逆の意味でわけわからないやつ。 美しい風船状の部分は10㎝前後にも関わらず毒のある刺胞を発射する触手は数mから50mにも達するものまでいるという不思議な魅力の塊なのだけど、海水浴客やサーファーなどにとってはアンドンクラゲと並ぶ恐怖の対象。 初めて見たのは小学生だったか中学生だったかはっきり覚えていませんが、海水浴に行った時の夜明けの浜辺。 親戚のおじさんに触ったらあかんと言われ、風船部分をつついて終わった記憶。 時は流れ、2chで「カツオノエボシを茹でるとカツオみたいな出汁が出る」的な書き込みを目にする。 ホンマかいなと、それから大量打ち上げのニュースを耳にする度に海へ行ってはみたものの、サラリーマン生活しながらだとどうして

                                                                    カツオノエボシを食べるにあたりどう考え扱うか
                                                                  • リザードマンが呉れたもの 下 - 辺境にて

                                                                    私がこれまで釣ってきたものは、ガティン(アジ類)を除けばあとは珊瑚(刺胞動物の集合住宅)、軍手(軍手)などの魚類というよりは雑貨類だ。基本的にはゴミを釣るのが得意だ。だからこんなに手応えのある魚は初めてだ。 泳がせ、引き、岩に逃げれば出るまで待つ。ごく短い攻防ではあったがこれには新種の愉しさがあった。 やがて引いても立ててもただ重くのっぺりとした手応えになった。それはもう浜まで揚がったからだそうだ。その頃には、もういつのまにか夜の帳はこの世界を覆っていた。 ランタンを片手に頼りない梯子をたわませデッキから浜へ降りる。 獲物へ向かう。先を早足で急いでいたトラボルタが、喜色を帯びた声で叫んだ。 「タマン!」 波打ち際には形の良い奇麗な色の魚が暴れていた。「ここで締めます」と言うのでポケットから折り畳みナイフを取り出し渡す。 「リザードマンからの贈り物じゃ」 「ホントそうス!」 それからトラボル

                                                                      リザードマンが呉れたもの 下 - 辺境にて
                                                                    • 光があまり届かない海に生息するサンゴが光る理由とは?

                                                                      サンゴといえば熱帯の浅い海に密集してサンゴ礁を形成しているイメージがありますが、中には深い場所に生息するタイプのサンゴも存在します。そんなサンゴには蛍光色を発する種がいることも知られており、イスラエルの研究チームが「一体なぜ光のあまり届かない場所に生息するサンゴが光るのか?」という謎に迫る研究結果を発表しました。 Coral fluorescence: a prey-lure in deep habitats | Communications Biology https://www.nature.com/articles/s42003-022-03460-3 A scientific mystery solved: Why corals glow | EurekAlert! https://www.eurekalert.org/news-releases/959057 Scientists

                                                                        光があまり届かない海に生息するサンゴが光る理由とは?
                                                                      1