「虎に翼」杉田太郎役・高橋克実インタビュー「空襲で家族を亡くすという悲劇に直面した人を演じるのは、やっぱり難しい。自分なりの向き合い方で演じるしかないと思っています」 新潟地家裁・三条支部の支部長兼判事として赴任した寅とも子こ(伊藤沙莉)の前に現れた、地元の弁護士・杉田太郎。温かく歓迎してくれたかと思いきや、一筋縄ではいかない人物で、寅子は赴任早々、杉田との付き合い方に悩まされることに。しかし第17週のラストでは、そんな“くせもの”の杉田が、実は大切な家族を戦争で失って、心に大きな痛みを抱えていたことがわかりました。 太郎を演じるのは、ご自身も三条市出身の高橋克実さん。ドラマへの思いや、地元のPRにかける意気込みを、高橋さんに伺いました。 太郎は太郎なりのやり方で、町の平和を守ってきた ――ドラマの前半をご覧になって、感想はいかがですか? 僕はこれまで、ほとんどの朝ドラを見てきたのですが、