映画『君たちはどう生きるか』子どもには理解できない作品なのか? 思い出されるのは作家・ロアルド・ダールの影響 宮崎駿監督の映画『君たちはどう生きるか』を観た。最初は予備情報なしで、そしてたくさんの映画レビューを閲覧した上でもう一度。 インタネット上のレビューでは、絶賛するコメントだけではなく厳しい意見も少なくない。「過去作品の中で一番の駄作」といった酷評も見かけた。 気になった意見としては、 ・子どもと一緒に映画館へ行ったが、子どもは寝てしまった ・子どもを連れて観に行く映画ではない…… など「子どもには理解できない作品」という評価が多く目に付いたことだ。壮大な世界観を構築しながら、常に子どもに寄り添ってきた宮崎映画。だが、『君たちはどう生きるか』ばかりは、子どもたちをおいてきぼりにした映画だったのだろうか。 このことを考えるとき、ある作家を思い出す。 ロアルド・ダール 映画『チャーリーと