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図書館史の検索結果1 - 40 件 / 532件

  • 日本経済新聞社を退職しました - 銀色うつ時間

    いわゆる退職エントリ。興味のない人は閉じるボタンを。 11月末で日本経済新聞社を退職した。2年8ヶ月という短い期間だったが、素晴らしい経験をさせてもらった。 やっていたこと 日経に入社して、日経電子版のwebを新しくモダンなアーキテクチャで作り直すプロジェクトの立ち上げから参画した。これは現在r.nikkei.comというドメインから配信されている。 r.nikkei.com 結局退職までこのプロジェクトがメインの仕事になったわけだが、最後まで全く飽きることはなかった。技術的な面で飽きずに働けるということはエンジニアにとって簡単なようでいて難しいことで、それができたのは最初のアーキテクチャの設計が優れていたこと、特定のフレームワークやライブラリに過度にロックインさせないポリシー、新しい取り組みにどんどん挑戦していけるカルチャーや環境(これは単純に人手不足という話もあるかもしれない)があって

      日本経済新聞社を退職しました - 銀色うつ時間
    • 消えたキーマン──「新プロジェクトX」のスパコン「京」回が批判を受けた理由 富士通とNHKの見解は?

      スーパーコンピューター「京(けい)」を取り上げたNHK「新プロジェクトX~挑戦者たち~」が、ネット上で波紋を広げている。当時、京の開発責任者を務め、その後富士通を離れた人物に番組でほとんど触れられなかったことで、企業の都合が番組に反映されたのではないかという見方だ。一体、何があったのか。 京は、富士通と理化学研究所が開発し、2011年に稼働したスーパーコンピューター。演算性能は約10PFLOPS(ペタフロップス)で、これが1秒間に1京回(10000兆回)の計算にあたることから京と名付けられた。番組では富士通の技術者が登場し、当時の状況を語った。 しかし放送後、X上である投稿が注目を集めた──「プロジェクトX見た。京の開発責任者で、その後富士通と道を違えた父が一切出ず、直属の上司や部下で、今も富士通との関わりが深い人たちのみが登場する内容には、家族としては非常に複雑な気持ちである。集合写真で

        消えたキーマン──「新プロジェクトX」のスパコン「京」回が批判を受けた理由 富士通とNHKの見解は?
      • 92歳の古書店主が語る戦後の本屋の風景

        大阪でイベントがあった(ショートショートフィルムフェスティバルという短編映画祭にぼくらのプープーテレビが出たのだ)。 本番まで時間があったのでたこ焼きでも食おうと音響の池田くんをさそって天五の商店街にむかった。うまい屋のたこ焼きはソースなしでもうまいのだ。 天満の駅からぶらぶら歩いていると看板が目についた。大阪で一番年よりの文学青年がやってる古書店だそうだ。行き先は路地を指している。 あの店なんだったんだろう。ビールを飲んでちょっといい気分でいたぼくは「池田くん、ちょっと取材してみよか」と冷やかし気分で行ってみることにした。

          92歳の古書店主が語る戦後の本屋の風景
        • 京都新聞 凡語 - Xバンドレーダー

          「京都は蜂の巣つついた騒ぎに」北陸新幹線小浜ルートの詳細公表で 神戸国際大教授が指摘、住民不安が最高潮に 地域

            京都新聞 凡語 - Xバンドレーダー
          • 日本兵を癒した幻のアイドル雑誌 軍発注のグラビアが心の支えだった

            Search, watch, and cook every single Tasty recipe and video ever - all in one place! News, Politics, Culture, Life, Entertainment, and more. Stories that matter to you.

              日本兵を癒した幻のアイドル雑誌 軍発注のグラビアが心の支えだった
            • JAIRO : Japanese Institutional Repositories Online

              メインコンテンツに移動 検索 すべて 本文あり 詳細検索 タイトル 内容記述 著者名 著者所属 著者ID 出版者 刊行物名 日付 巻 号 開始ページ 終了ページ DOI 各種ID 資源タイプ 出版タイプ 助成機関名 プログラム情報 機関 学位授与機関 学位授与番号 検索 並び替え

              • 最近はこんな書き方で書いているーフレームド・ノンストップ・ライティング

                時間がない人のための要約 1.フォーマットを細分化して、〈ここでは何を書くべきか〉を示すフレームを作っていく 2.フレームごとに、このトピックについて書けることを、順不同/思いつくだけ止まらずに書く(フレーム内で殴り書き) 3.2のなぐり書きを読み返し重要そうなところに下線を引き、下線部を一文にまとめる。 4.殴り書きできない(足りない)フレームについては、要調査、要発想のタグをつけておいて、まとめて処理する (クリックで拡大) 〈書きべきこと〉と〈書けること〉 文章を書くには、正反対の方法が二つある。 一つは書くべきこと(NTW: need to write)を先に定めるアプローチである。 何を書くべきかを細部に至るまで決めることができれば、究極には、文章を書くことは穴埋め作業に還元される。 そこまでいくのは現実的には無理でも、多くの文章には、どんな順序で何を書けばいいかを示す大まかなフ

                  最近はこんな書き方で書いているーフレームド・ノンストップ・ライティング
                • 「今では考えられない…」中世ヨーロッパの図書館が本を盗まれないように行っていた仕組みがこちら : らばQ

                  「今では考えられない…」中世ヨーロッパの図書館が本を盗まれないように行っていた仕組みがこちら 15世紀にグーテンベルクが活版印刷技術を確立するまでは、 ほとんどの書物は手書きによる写本であり、それはそれは高価なものでした。 そのため中世ヨーロッパの図書館では、本の亡失・盗難を防ぐために、非常にわかりやすい手法を採っています。 いったいどんな方法かというと……。 答えは「鎖でつなぐ」! 中世ヨーロッパの書物の大半は宗教(キリスト教)関係のものでしたが、修道院の図書館では本の厚紙に鎖をつけ、机や本棚に固定することで紛失を防いだそうです。 「鎖付図書」“Chained Library”と呼ばれています。 1. こちらはイギリス西部にあるヘレフォード大聖堂の図書館。 当時の姿を残す鎖付図書館としては最大。 現存する本の多くは、歴史的な状況を保存するため再発行されたレプリカ。 現在も営業(有料)して

                    「今では考えられない…」中世ヨーロッパの図書館が本を盗まれないように行っていた仕組みがこちら : らばQ
                  • リアル”図書館戦争”を考える―戦時下の図書館は自由を守るために戦ったのか – カーリルのブログ

                    舞台は「公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる法律」として成立した「メディア良化法」が「すべてのメディアの監視権」を持つ検閲の道具となり、不適切としたメディアを自在に排除出来るようになってから30年が経過した近未来の日本。 メディア良化法を運用する「メディア良化委員会」とその実行組織「良化特務機関(メディア良化隊)」は年々強権的な言論弾圧を強めてきた。 図書狩りに対抗して、公共図書館は蔵書の収集所蔵と提供の自由を守るため、「図書館の自由に関する宣言」を元に成立した「図書館の自由法」を盾に、武力に対して武力で抵抗する「図書隊」を創設し、激しい抵抗を続けている。 (あらすじはWikipediaより) 図書館の自由に関する宣言 第1 図書館は資料収集の自由を有する 第2 図書館は資料提供の自由を有する 第3 図書館は利用者の秘密を守る 第4 図書館はすべての検閲に反対する 図書館の自由が

                    • 本に書き込みすることに関する資料集 | 筑波大学附属図書館

                      本に書き込みすることに関する資料集 「図書館の本は書き込み禁止」『朝日新聞』2006年11月26日(日) 朝刊, p.8「声」 「線引きしてくれるあなたへ。たくさん引けば引くほどに、理解力の程度が疑われます。」 本に書き込むということ (古風なラプソディ rapsodie antique) 本に線を引きますか (ghostbuster's book web.) 芥川龍之介「路上」 「その書物の上には、色鉛筆の赤い線が、何本も行(ぎよう)の下に引いてあつた。」 『朝日新聞』1996年10月31日(木) 朝刊、p.1「天声人語」 「さて、読み進んで記憶したい個所や感銘を受けた部分があったとき、どうするか▼紙片をはさむ。ページの端を折って目印にする。付せんを張る。傍線を引く。鉛筆やボールペンで書き込む。ノートを取る。方法はさまざまだ。... 。▼夏目漱石は、書き込み派だった。」 池田清彦, 西條

                      • 紙厨「紙の本は温かみがあるし、集める楽しみもあるから電子書籍より好き」

                        写本厨「写本は温かみがあるし、集める楽しみもあるから活版印刷より好き」

                          紙厨「紙の本は温かみがあるし、集める楽しみもあるから電子書籍より好き」
                        • 『公共図書館の冒険』書評(書き出し) by 読書猿 - Togetter

                          読書猿『独学大全』14刷26万部、『文章大全』執筆中 @kurubushi_rm 『公共図書館の冒険』(みすず書房)です。ようやく登場した、カウンターの外にいる私達のための図書館史です。 書評を書きたいと思って書き出したのですが、収集がつかなくなってまだ途上のままです。 #マシュマロを投げ合おう marshmallow-qa.com/kurubushi_rm?u… pic.twitter.com/fQEcBJ1YJZ 2018-12-15 08:06:36

                            『公共図書館の冒険』書評(書き出し) by 読書猿 - Togetter
                          • The Ideal Librarian - 自分のいる図書館のすべての書物を読むことができた最後の司書

                            史上最高の司書は誰か? この問いは「歴史上実在した」という意味を含んでいる。 自分の図書館にある本をすべて読んでいる司書は、今ではフィクションの中にしか存在しない※。 ※ フィクションには、『鋼の錬金術師』のシェスカ、『神のみぞ知るセカイ』の汐宮栞、『少女海賊ユーリ』のボルド、『武蔵伝II ブレイドマスター』のリコッタ、『冬のロンド』のダイアナ・ルミアウラ、京都大学附属図書館マスコットキャラクターのクラちゃん、インちゃん……と、このリストはいくらでも続けることができるだろう。 図書館はもはや個人の手に負えないものになってしまった。 あるいはこうも言える。 人類はすでに/とうの昔に、個人が読むことができる以上の書物を生み出すようになってしまった。 しかし書物の数が爆発的に増えたのは、人類の歴史の中で見れば、それほど古いことではない。 現在、世界最大の蔵書を誇るアメリカ合衆国の議会図書館も、1

                              The Ideal Librarian - 自分のいる図書館のすべての書物を読むことができた最後の司書
                            • 日野市立図書館市政図書室とは何か―現代公共図書館論を考えるための一里塚

                              9月30日(土)に、東京渋谷の実践女子大学でJissen Librarianshipの会 特別シンポジウム 「公共図書館の地域資料サービス:日野市立図書館の実践から考える」が開かれた。これに、元小平市立図書館長蛭田廣一氏、前日野市立図書館長清水ゆかり氏とともに登壇して、私は「日野市立図書館市政図書室の21世紀的意義」と題するお話しをさせていただいた。お二人とも、三多摩地域資料研究会を通じて四半世紀になるお付き合いで、さまざまな刺激を受けて私はこの分野の重要性を問い続けてきた。2018年3月には「図書館はオープンガバメントに貢献できるか」の公開シンポジウムを開き、その報告をブログ上で行っている。 蛭田さんは地域資料関係の本の執筆や講演を続けているこの分野のエクスパートで、地域資料サービスの全体像と小平市立図書館がいろいろと革新的な地域資料サービスを実施してきたことについてのお話しがあっ

                                日野市立図書館市政図書室とは何か―現代公共図書館論を考えるための一里塚
                              • 「闘う図書館」豊田恭子氏|著者インタビュー

                                近年、日本各地の公立図書館で講演会やセミナー、展示会など本を貸す以外のことも行われるようになった。そんな日本の図書館の動向を報告するために、2017年、著者は米シカゴで開催されたアメリカ図書館協会の年次大会に参加したところ、アメリカ図書館界のケタ違いのスケールの大きさに圧倒された。 「ヒラリー・クリントンら大物政治家からイーサン・ホークら映画スター、スポーツ界の人までが集い、自身の読書体験などについて語り合い、ライブラリアン(図書館情報学修士号所持者)たちがグーグルなどIT企業や出版社の人たちと熱く議論する場もありました。そんな中でも私が最も衝撃を受けたのは、ライブラリアンたちが自分たちの社会的役割を見定め、連帯感や気概を持っていたことですね」 本書は、著者が出合ったアメリカの図書館での事例紹介に始まり、その背景を解き明かしたものだ。 コネティカット州の図書館では館長が呼びかけて警察官や治

                                  「闘う図書館」豊田恭子氏|著者インタビュー
                                • 【日本の元気 山根一眞】日本唯一の「雑誌図書館」を守りたい 「大宅壮一文庫」がなければ取材や執筆は成り立たない(1/2ページ)

                                  大宅壮一文庫理事長は評論家の大宅映子さん。後ろの書棚の写真は大宅壮一氏と初代理事長、大宅夫人の昌さん。最近行った対談の際に山根事務所スタッフが撮影 1923(大正12)年9月1日、相模湾を震源とする関東大震災が発生した。東京都心は大火災に見舞われ、首都は壊滅。死者・行方不明者は10万5000人。その犠牲者の87%が焼死という生き地獄だった。 その関東大震災を予測し、想定焼失戸数や死者数を18年前の1905(明治38)年9月に発表した偉大な地震学者がいた。今村明恒(1870~1948年)だ。 雑誌『太陽』(博文館)に「市街地に於る地震の生命及財産に對する損害を輕減する簡法」という一文を寄稿したが、一般向け雑誌であったため大反響があり、その後「ほら吹き」という批判にさらされることにもなった。2013年には『関東大震災を予知した二人の男 大森房吉と今村明恒』(上山明博著、産経新聞出版発行)という

                                    【日本の元気 山根一眞】日本唯一の「雑誌図書館」を守りたい 「大宅壮一文庫」がなければ取材や執筆は成り立たない(1/2ページ)
                                  • 新図書館計画について | 東京大学附属図書館

                                    東京大学では、教育と研究のための新たな拠点構築として総合図書館を大幅に拡充する「東京大学新図書館計画」を実施しています。 2017年7月には別館ライブラリープラザがオープンし、本館の改修工事も予定どおり順調に進捗しています。 一方で、新図書館計画は具体的なサービスフェーズに入っていることもあり、新図書館計画に関する情報は附属図書館ウェブサイト等から発信していくことになりましたので、お知らせします。 今後も、総合図書館の改修工事等について、ご理解とご支援をどうぞよろしくお願いいたします。 「東京大学新図書館計画公式ウェブサイト」の更新は、2018年3月31日をもって停止しました。 2018年3月末までに掲載されていた情報は、以下のURLから参照することができます。新図書館計画公式ウェブサイトに掲載されていた情報、ニュース、イベント情報等を確認したい方は、以下のURLから目的のページにアクセス

                                    • エッセイ●岡部晋典「錆びはじめてきた、図書館の伝家の宝刀を研ぐことは可能か」【リポート笠間53号・掲載】 | 笠間書院

                                      ホームリポート笠間掲載コンテンツエッセイ●岡部晋典「錆びはじめてきた、図書館の伝家の宝刀を研ぐことは可能か」【リポート笠間53号・掲載】 リポート笠間53号に掲載されたエッセイを公開していきます。 ※「リポート笠間」を読んだことがない方で、購読希望の方は、info@kasamashoin.co.jp宛に、郵便番号・住所・お名前をお知らせ下さい。無料でお送りいたします【送料無料・購読料無料】。 ———— エッセイ● 岡部晋典「錆びはじめてきた、図書館の伝家の宝刀を研ぐことは可能か」 岡部晋典[近大姫路大学教育学部専任講師]▼一九八二年生まれ。筑波大学大学院図書館情報メディア研究科博士後期課程、千里金蘭大学現代社会学部専任講師を経て現職。論文に『Popper理論の情報学への適用に対する批判的検討:客観的知識のPopper哲学内部の関連性に着目して』 (社会情報学研究13・2、二〇〇七年)等。

                                      • ガリレオ・ニュートン・ファラデー・キュリー夫人など歴史的書物を集結させた「世界を変えた書物」展に行ってきました

                                        1300年間も信じられてきた「天動説」は、コペルニクスの「地動説」によって克服されて、人類の科学技術が大きく進歩したように、「世界を変えた」と評価できる歴史的書物は人類の英知そのものです。そんな歴史的な科学技術書をほとんど初版で一挙に100冊以上も展示・公開する「世界を変えた書物」展が大阪で初開催されたので、歴史の一ページの数々を目に焼き付けてきました。 [世界を変えた書物]展 人類の知性を辿る旅|金沢工業大学 http://www.kanazawa-it.ac.jp/shomotu/ グランフロント大阪の北館に到着。 地下1階のナレッジキャピタルイベントラボで「世界を変えた書物」展が開催されています。世界を変えた書物展は、金沢工業大学が所蔵する科学技術書の中でも世界を変える科学上の重大発見、新技術挑戦の歴史を刻んだ書物100冊以上が無料で一般公開されています。 入り口はこんな感じ。「本の

                                          ガリレオ・ニュートン・ファラデー・キュリー夫人など歴史的書物を集結させた「世界を変えた書物」展に行ってきました
                                        • 『私たちが図書館について知っている二、三の事柄』批判

                                          10月16日付け朝日新聞の書評欄に標記の本(中村文孝・小田光雄著、論創社, 2022年8月刊)の書評が出た(https://book.asahi.com/article/14744652)。「とんでもない本を手にとってしまった」で始まる記事の書き手はサンキュータツオという人である。これを要約しておこう。 図書館の数は1970年代からの半世紀で4倍近くになったのに対して、書店は、1990年代以降減り続けている。年間の書籍販売部数よりも図書館の個人貸出冊数の方が多くなった。本の購入はアマゾンをはじめとするネット購入と「公営無料貸本屋」である図書館が代行するようになった。こうなった理由が、図書館流通センター(TRC)のMARCの利便性にあるが、図書館が自らの存在意義を再定義し損ねた部分もあり、それによって職員は嘱託で済ませ専門性を育めることもない。おしゃれで新刊雑誌や書籍をお茶を飲みながら読める

                                          • 敢えて読書史と読者史に思うことの断片いくつか - みちくさのみち(旧)

                                            ――和田敦彦『読書の歴史を問う―書物と読者の近代』読書メモ 読書の歴史を問う視点 和田敦彦著『読書の歴史を問う―書物と読者の近代』(2014年、笠間書院)を読んだ。 読書の歴史を問う: 書物と読者の近代 作者: 和田敦彦出版社/メーカー: 笠間書院発売日: 2014/07/28メディア: 単行本この商品を含むブログ (9件) を見る 刊行前から楽しみにしていた本で、出たらぜひとも感想をまとめておきたいと思っていた。発売後すぐに読んだのに、身辺が少し慌ただしかったためにブログの更新自体が停滞してしまったが、以下、本書を通じて考えさせられたことについてまとめていきたい。 本書の目次については、すでに版元が詳細なものを公開しているが、以下に掲げる全10章からなる。 第1章 読書を調べる 第2章 表現の中の読者 第3章 読書の場所の歴史学 第4章 書物と読者をつなぐもの 第5章 書物が読者に届くま

                                              敢えて読書史と読者史に思うことの断片いくつか - みちくさのみち(旧)
                                            • 辞書事典にしたしむの話 - みちくさのみち(旧)

                                              図書館におけるレファレンスってのは、何なんだろうとこの頃考えている。私がレファレンスの担当になって、ひと月ほど経った。 『夜明けの図書館』の葵ひなこさんなら、「Q.レファレンス・サービスって何」と聞かれたら、 「司書が利用者の調べもの、探しものをお手伝いするのが「レファレンス・サービス」」 と答えるのだろうか(というかそれは帯に書いてある)。いっぽう私はというと、何か釈然としないまま仕事しているところがあって、そうして再びこの問いに返ってしまうのである。レファレンスというのは、結局何なんだろうか。 夜明けの図書館(2) (ジュールコミックス) 作者: 埜納タオ出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2013/05/16メディア: コミックこの商品を含むブログ (7件) を見る レファレンス・スキルとは図書館員の資質に関わることなのか、もっと普通の能力なのか。そんなことを考えつつ「昔の人ってどう

                                                辞書事典にしたしむの話 - みちくさのみち(旧)
                                              • 小学校の図書室で本を借りるときに板を使う地域があるらしい

                                                クレア@仕立てよりも製品買っちゃうな @Claire_Nico_ やだ、代本板なんて懐かしい!!(残念ながら売り切れてるけど)と思って夫に見せたら、夫の小学校は代本板なかったらしい。 全国にあるわけじゃないのね? みなさんどうですか? 代本板ブローチ シール付き | TOY FUKURO thebase.page.link/zRZP @yyyry_ikeda 2022-03-25 11:48:37 se @m_seriina ウワーッ!代本板ていう単語聞いたの何年ぶりだろう。存在も使い方も忘れてた。写真とかぐぐって思い返したけど、小学校卒業の時自分の名前書いた板持って帰ったような…多分。今なさそう〜知ってます? あとこのサイト面白い yyyry.theshop.jp/items/29502205 2022-03-26 09:04:51

                                                  小学校の図書室で本を借りるときに板を使う地域があるらしい
                                                • 国民国家・ナショナリズム・図書館 - みちくさのみち(旧)

                                                  先日出席した勉強会で、とある友人から 「国民国家を構成する図書館、という視点に対し、図書館屋はあんまりにも無自覚すぎるんじゃないか?」 ということを言われた。それを聞いて、「そうだなあ」と思ったのだが、勉強会全体の議論が明後日の方向に行ってしまいそうなところがあり、その場では議論できなかったので、後だしの宿題ということで、少し応答をしておきたいと思って書く。 いわゆる国民国家論については、私が学生時代だった頃は結構流行(そして大学院を中退する頃には徐々に終息・・・)の気味があったのだが、今回のその話を受けて、少し調べてみたら、以下のようになっていた。 NDL-OPACでタイトルに「国民国家」を含む雑誌記事を検索して集計したものである。 1990年以前は、いわゆる国民国家論の文脈とは違うと思われるので除外した。また、雑誌記事索引自体が限定されたデータベースで、採録されていない紀要類もあるので

                                                    国民国家・ナショナリズム・図書館 - みちくさのみち(旧)
                                                  • レファレンス・サービスは自らの来歴を語りうるか - みちくさのみち(旧)

                                                    不遇のサービス? 図書館におけるレファレンス・サービスの真価が理解されていないという話がある。 図書館関係者の嘆きでよく聞く類の話題である。海外で資料調査してきた人だと、「すごいね向こうの図書館!レファレンスライブラリアンってのがいてさ、何でも資料のこと教えてくれるんだよ。ダメだねうちの図書館は。日本遅れてるよ!」というような会話が、レファレンスカウンターの前でなされる悲劇。もしかしたら、今日もどこかで繰り返されているかもしれない。 エビデンスを出すのが難しいが、レファレンスというのが図書館のサービスであること、しかもそれは大学でも公共でも館種を問わずやっているということまで含めて認知されているとはおそらく言い難い状況にあろう。 そもそもレファレンスとは何であるのか。『図書館情報学用語辞典』第4版(丸善、2013)は次の定義をしている。 何らかの情報あるいは資料を求めている図書館利用者に対

                                                    • 美術館の展示が白い空間「ホワイトキューブ」で行われるようになった知られざる歴史

                                                      by Lux & Jourik 近年は美術館やギャラリーの多くで「白い天井・白い壁の空間に余裕を持って作品が展示される」という方法が取られていますが、「美術館」という施設が作られるようになった当初は、実は壁一面に作品がびっしりと展示されていました。白い展示空間は「ホワイト・キューブ(白い立方体)」と呼ばれていますが、なぜこの展示方法が現在の主流となっているのか、芸術情報サイトのArtsyが明かしています。 How the White Cube Came to Dominate the Art World https://www.artsy.net/article/artsy-editorial-white-cube-dominate-art 1759年に大英博物館が、1793年にルーブル美術館が開館するなど、現在まで続く美術館の多くは18世紀ごろから作られるようになりました。しかし、当時の

                                                        美術館の展示が白い空間「ホワイトキューブ」で行われるようになった知られざる歴史
                                                      • 重文の版木から刷る! 稲本義彦さんの鉄眼一切経見学記

                                                        稻本義彦 @zinofrancescatt 塙保己一記念館の『群書類従』の版木には度肝を抜かれたが、黄檗山寶蔵院の『鉄眼一切経』の版木はそれを軽く凌駕していた。6万枚の版木が小さな体育館ほどの収蔵庫の2・3階を埋め尽くしている。しかもこの版木からいまもお経が刷られている。 pic.twitter.com/nVRnXo7XJ8 2014-06-10 19:42:03

                                                          重文の版木から刷る! 稲本義彦さんの鉄眼一切経見学記
                                                        • 【研究者必見!】"ツタエルコト"はどこにある!? 科学コミュニケーションと学術コミュニケーション【研究者以外も必見!】 - かたつむりは電子図書館の夢をみるか(はてなブログ版)

                                                          一昨日は日本図書館情報学会第57回研究大会で発表、昨日は同じく図書館情報学会で他の方の発表とシンポジウムを聞いており、本来であればそちらのエントリを先にまとめるべきなのですが。 そちらはまだ記事をまとめきっていないので、先に今日参加してきたサイエンスアゴラ2009でのシンポジウムについてアップします。 ってことで「野家啓一×長尾真×李明喜×折田明子×江渡浩一郎×長神風二×内田麻理香×岡本真」と言う、冗談のような豪華メンバーによるシンポジウム、「"ツタエルコト"はどこにある!? 科学コミュニケーションと学術コミュニケーション」に参加してきました! Science Communication: シンポジウム “ツタエルコト”はどこにある!? -科学コミュニケーションと学術コミュニケーション 2009-10-13(Tue): 11月2日(月)は野家啓一×長尾真×李明喜×折田明子×江渡浩一郎×長神

                                                            【研究者必見!】"ツタエルコト"はどこにある!? 科学コミュニケーションと学術コミュニケーション【研究者以外も必見!】 - かたつむりは電子図書館の夢をみるか(はてなブログ版)
                                                          • 図書館は単なる無料貸本屋なのか? ニューヨーク公共図書館が貫く“民主主義”とは

                                                            映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』の公開を記念して来日したNYPLのキャリー・ウェルチさんと、『未来をつくる図書館』の著者である菅谷明子さんに話を聞いた。

                                                              図書館は単なる無料貸本屋なのか? ニューヨーク公共図書館が貫く“民主主義”とは
                                                            • 図書館研究所あるいは「図書館の頭脳を持ちたいという夢」について - ささくれ

                                                              まずはカレントアウェアネスの話から NDLこと国立国会図書館の刊行物に『カレントアウェアネス』というものがあります.図書館や図書館情報学などに関する記事を掲載する季刊誌で,1979年に創刊,少し前に30周年を迎えました.カレントアウェアネスの各記事には「CA****」という通番が振られており,それによると,これまでに1767本の記事が掲載されたことが分かります. このカレントアウェアネス,現在はNDL関西館の図書館協力課にある調査情報係が編集・発行をおこなっていますが,1979年の創刊当初は総務部企画教養課(内の図書館情報室)→1984年からは参考書誌部一般参考課(内の図書館学資料室)→1986年からは図書館協力部図書館研究所と,その担当部署は移り変わってきています. 刊行頻度も当初月刊だったものが,2002年に関西館に移ってからは季刊になっています. また,当初カレントアウェアネスはND

                                                                図書館研究所あるいは「図書館の頭脳を持ちたいという夢」について - ささくれ
                                                              • TechCrunch | Startup and Technology News

                                                                To give AI-focused women academics and others their well-deserved — and overdue — time in the spotlight, TechCrunch has been publishing a series of interviews focused on remarkable women who’ve contributed to…

                                                                  TechCrunch | Startup and Technology News
                                                                • 民主主義を支える場としての図書館

                                                                  「図書館」という言葉から最初に連想するものはなんですかと問われたなら、本の貸出、新聞や雑誌の閲覧、調べもの、受験勉強……といったあたりを思い浮かべる人が多いのではないか。もしそこに「民主主義」という言葉が加わったら、はたして違和感はあるだろうか。 図書館を舞台にしたドキュメンタリー フレデリック・ワイズマン監督の映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』を、先月の終わりに試写会で観た(5月18日より東京・岩波ホールほか全国で順次公開)。約3時間半にわたる超長尺のドキュメンタリー作品であるにもかかわらず、不思議なことにいつまでも観つづけていたい気持ちにさせられた。その理由はこの映画のテーマと深く関わっている。 『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』の主題は、図書館を題材にしていることから想像されがちな「本」や「読書」ではない。あえてキーワードを挙げるとすれば、「コミュニティ」「文

                                                                    民主主義を支える場としての図書館
                                                                  • 世界最古にして最大の独立系図書館「The London Library」

                                                                    イギリス・ロンドンの中心地にほど近いセントジェームズスクエアにある「The London Library(ロンドン図書館)」は、大英図書館よりも古い歴史を持つ世界最大の独立系図書館です。イギリスの一般市民や王室からの寄付によって誕生したロンドン図書館は、公営サービスとして提供される図書館のモデルにもなったと言われており、今なお多くのイギリスの知識層に愛され、会員制で運営されています。 Secrets Of The London Library | Londonist http://londonist.com/2016/06/secrets-of-the-london-library 1840年当時、イギリスには公営の図書館というものがなく、書物は自分で購入するか、大英博物館の図書閲覧室にある本を読むのが一般的でした。読みたい書籍をすべて購入することは経済的に不可能だったので、歴史家のトーマ

                                                                      世界最古にして最大の独立系図書館「The London Library」
                                                                    • オートメーションの歴史、全自動化250年史

                                                                      ●本の流通システムの誕生 現在、本の背表紙にはバーコードがついています。これはISBN(アイエスビーエヌ)という世界共通の図書管理番号で、日本では1981年から導入されています。 出版物は点数が非常に多いため、在庫管理や流通管理に膨大な手間がかかります。逆に言うと、出版業界は、長らく効率のよい管理システムを模索してきたわけです。 1970年以降、ISBNが登場する前まで、本には書籍コードというシステムが使われていました。これは数字4桁-6桁-4桁(xxxx-xxxxxx-xxxx)の形式です。また、雑誌には同じく5桁の雑誌コードが使われています。 本にしろ雑誌にしろ、業務用コンピューターの普及が、管理の効率化をもたらしたのです。 でだ。 ほとんど知られていませんが、実は、雑誌の管理は1955年からスタートしました。それが「IBMナンバー」と呼ばれる4桁の番号で、東京出版販売(トーハン)が開

                                                                      • 図書館系ブロガーの皆さん、御協力お願いしますm(_ _)m - かたつむりは電子図書館の夢をみるか(はてなブログ版)

                                                                        以前、カレントアウェアネス-Rにこんな記事が掲載されていたのを覚えている方はいるでしょうか? 世界各国の図書館と図書館関連ブログを紹介する“LibWorld” | カレントアウェアネス・ポータル Blog statt Facebook – Infobibというドイツのブログの中で、LibWorldという世界各国の図書館系ブログをレビューする企画が立ち上がっていて。 各国有志の図書館系ブロガーに原稿を依頼しながら、現在北はノルウェーから南はアルゼンチンまで、世界各国の図書館系ブログに関する記事が次々と寄せられているのだそうです。 現在25カ国分のレビューが集められていて、年末にはイタリアとマラウィが加わるので27カ国になるのだとか。 いや実に壮大な話・・・っていうか世界中に図書館系ブログってあるんだな、と思うと夢が膨らむ感じですね。 ちなみにまだ日本の記事はアップされていません。 ・・・で。

                                                                          図書館系ブロガーの皆さん、御協力お願いしますm(_ _)m - かたつむりは電子図書館の夢をみるか(はてなブログ版)
                                                                        • 「読書と人々」シリーズその7:選書はあなた方が思っているほど甘くないわよCCC - 今日もてんてこ舞

                                                                          2015-09-26 「読書と人々」シリーズその7:選書はあなた方が思っているほど甘くないわよCCC CCC*1が指定管理者をつとめる各地の公共図書館の運営上のスキャンダルが次々と明るみに出ている*2。まったくもって腹立たしい。私個人は武雄市にも海老名市にも小牧市にも何のゆかりもないのになぜ腹立たしいかというと,ひとつは私が公共図書館を愛しているからで,もうひとつは8月末に脱稿したWeb原稿に大幅に修正を加えなければならないからだ。 私は個人的に,公共図書館と商業施設のコラボレーションには大きな可能性があると考えている。これからの図書館は何にもまして,場所として魅力的でなければならないと思うからだ。図書館がただ本を無料で借りられて,さらに静かに読書するためだけの場所である時代はもう終わった。これは菅谷明子*3や猪谷千香*4らのジャーナリストによって叫ばれてきたことでもあると同時に,私も図書

                                                                            「読書と人々」シリーズその7:選書はあなた方が思っているほど甘くないわよCCC - 今日もてんてこ舞
                                                                          • 図書館史の勉強をはじめた理由 - みちくさのみち(旧)

                                                                            最近、図書館史を専門にしているわけではない友人たちが、続々と図書館史関係の優れた発表をしていて、焦っている。 図書館系勉強会KLC 「図書館史を勉強したい!教科書分析編」(発表者:min2flyさん) 図書館研究所あるいは「図書館の頭脳を持ちたいという夢」について(kitoneさん) 本来私だって焦るほど専門ともいえないのだが、図書館史勉強会の事務局なども引き受けているので、今回は「なぜ図書館史なのか」ということについて、個人的な出発点を書いてみたい。 むろんここに書かれることは私個人の動機であって、勉強会総体の意志では全くないし、勉強会にはむしろいろいろな関心の方が参加していただいて議論したほうが面白いと思っているので、あくまで私見ということをお断りしておく。 もともと私は、大学・大学院で日本近代の思想史を専攻していた。図書館でのアルバイト経験はあったが、図書館情報学を専攻したわけではな

                                                                              図書館史の勉強をはじめた理由 - みちくさのみち(旧)
                                                                            • 総合図書館 | 東京大学附属図書館

                                                                              本日の開館時間 本館(Main bldg.) 9:00-22:30 ※非在籍者は予約制 Non UTokyo members reservation required 別館(Annex)9:00-17:00

                                                                              • グーグル・プロジェクトは失敗するだろう

                                                                                昨秋、アマゾンで、まもなくロバート・ダーントンの『The Case for Books』という本がでることを知った。でもこれ、なんと訳したらいいのかね。たぶん「本という事件(事例)」あたりなのだろうが、そこに「本の容器」という意味がかぶさっているのかもしれない。 ダーントンは、18~19世紀フランスの出版業界をフィールドとするアメリカの高名な書物史家で、日本でも『革命前後の地下出版』『歴史の白日夢』『猫の大虐殺』『禁じられたベストセラー』などの翻訳がでている。 ハーヴァード大学図書館の館長でもあり、近年は『ニューヨーク・レヴュー・オブ・ブックス』をおもな舞台に、本の電子化にかんする積極的な発言をつづけてきた。おそらくこんどの本も、それらの最近のエッセイをあつめたものなのだろう。 私は書物史家としてのかれを信頼している。とくに『猫の大虐殺』が好き。文章もいい。そこで、すぐ予約注文しておいたら

                                                                                • 図書館体操第一【公開ver 01】

                                                                                  図書館体操とは、みちのく図書館員連合(略称:MULU:ムル)の庄子(@yunbo_7)が考案した、図書館員のための体操です。 図書館員の日常業務を体操にすると共に、2011年3月11日に発生した東日本大震災で大きな被害を受けた東北の図書館員として、記憶が風化しないように、また防災意識を体操を繰り返すことで持ち続けるという思いを込めています。

                                                                                    図書館体操第一【公開ver 01】