「自分がヘイトスピーチの対象になるのは初めてでした。日常が変わってしまったようにも思います。人と会うのが大好きだったのに、待ち伏せでもされるのではないかと、外に出るのが怖くなってしまいました」 BuzzFeed Newsの取材にそう心情を吐露するのは、金愛蓮さん。相模原市に30年近く暮らす韓国籍の女性だ。 「いままで長く日本で暮らしているなかで、多くの理解者に囲まれて過ごしてきました。自分が個人攻撃の標的になるとは、思っていなかったんです」 金さんに何があったのか。まず状況を振り返る。 相模原市では今、「ヘイト禁止条例」(相模原市人権尊重のまちづくり条例)の制定に向けた動きが進んでいる。在日コリアンなど外国籍市民に対する差別的、排外的な言動を食い止めるのが大きな目的だ。 同様の条例制定の先駆けとなった川崎市に続こうと、本村賢太郎市長は就任直後の2019年、条例の必要性やその内容について、有