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太陽系外縁天体の検索結果1 - 40 件 / 94件

  • 地球外文明は宇宙船を使わずに「自由浮遊惑星」に乗って宇宙を旅している可能性

    SF作品では高度な文明を持った人間や宇宙人が恒星間を移動する恒星間航行が登場することがありますが、記事作成時点の地球文明の技術力では、太陽系から別の惑星系へ移動するには膨大な時間がかかります。そんな恒星間航行について、ヒューストン・コミュニティ・カレッジの天体学者であるイリーナ・ロマノフスカヤ氏が、「高度な地球外文明は宇宙船ではなく『自由浮遊惑星』を使って恒星間航行している可能性がある」と主張しています。 Migrating extraterrestrial civilizations and interstellar colonization: implications for SETI and SETA | International Journal of Astrobiology | Cambridge Core https://doi.org/10.1017/S1473550422

      地球外文明は宇宙船を使わずに「自由浮遊惑星」に乗って宇宙を旅している可能性
    • 冥王星の発見から91年。科学者の想像をかき立てた幻の「第9惑星」が準惑星に転じるまで

      冥王星の発見から91年。科学者の想像をかき立てた幻の「第9惑星」が準惑星に転じるまで2021.10.03 21:0079,062 Isaac Schultz - Gizmodo US [原文] ( 山田ちとら ) 幻の第9惑星に魅せられて。 かつて、太陽系の惑星は6つしかないと考えられていました。土星みたいな巨大ガス惑星は、夜空にひときわ明るく輝くので肉眼でも見られます。でも土星軌道より外側にそんな明るい星は見当たらないどころか、地球からあまりにも遠く離れているので、科学の力に頼るほか発見の手段はありませんでした。 9番目の惑星人類が望遠鏡で見つけた最初の惑星は天王星でした。1781年、イギリスの天文家・ハーシェルが自作の反射望遠鏡を使って発見し、太陽系の領域をぐっと押し広げました。さらに興味深いことに、天王星の観測された位置が軌道計算から予想される位置とズレていたため、天王星の軌道に影響

        冥王星の発見から91年。科学者の想像をかき立てた幻の「第9惑星」が準惑星に転じるまで
      • 小惑星「アオ(Ao)」命名 『恋する小惑星』にちなんだアプリによる市民科学的発見

        【▲ 図1: 今回アオと命名された697402番小惑星「2017 BX232」の、すばる望遠鏡における撮影画像。(Credit: COIAS & NAOJ)】 太陽系に無数に存在する「小惑星」は、一定の条件を満たすことで名前を付けることができます。命名に関するルールは比較的緩いため、フィクション作品に登場する架空の人物に由来する名称も多数あります。 国際天文学連合(IAU)の小天体命名作業部会(WGSBN)は、提案された小惑星の名称が適切かどうかを審査する作業部会です。このWGSBNが2024年9月2日付で発行した速報にて、697402番小惑星「2017 BX232」の名称として提案された「アオ(Ao)」が承認され、正式に命名されたことが公表されました(※1)。これは漫画作品『恋する小惑星(アステロイド)』の2人の主人公が交わしたある “約束” に由来しています。その理由は、同漫画の略称に

          小惑星「アオ(Ao)」命名 『恋する小惑星』にちなんだアプリによる市民科学的発見
        • 太陽系外縁部から移動してきた?「非常に赤い小惑星」が小惑星帯に存在することを発見

          【▲ 岩石や塵を含む小惑星帯を描いた想像図(Credit: NASA/JPL-Caltech/T. Pyle)】宇宙航空研究開発機構・宇宙科学研究所(JAXA/ISAS)の長谷川直氏ら国際研究グループは、火星と木星の間に位置する小惑星帯に、スペクトル(波長ごとの電磁波の強さ)が非常に赤い特徴を持つ小惑星が2つ存在することが明らかになったとする研究成果を発表しました。研究グループは、この2つの小惑星から初期の太陽系外縁部の情報が手に入る可能性があるとして注目しています。 ■探査すれば初期の太陽系外縁部の情報が小惑星帯で得られる可能性初期の太陽系にはガスや塵でできた原始惑星系円盤が存在しており、そのなかで塵が集まって微惑星が形成され、微惑星どうしが衝突・合体して原始惑星へ成長したとみられています。研究グループによると、小惑星帯に存在する直径100km以上の小惑星は太陽系初期に形成された微惑星の

            太陽系外縁部から移動してきた?「非常に赤い小惑星」が小惑星帯に存在することを発見
          • 太陽系で最も遠い天体「ファーファーアウト」が確認される

            太陽からの距離を示した図。「Farout」の先に「FarFarOut」 Roberto Molar Candanosa, Scott S. Sheppard/CIS, and Brooks Bays/UH <観測史上、太陽系で最も遠い天体「2018 AG37」が確認された。「ファーファーアウト(FarFarOut)」との愛称がつけられている...... > 観測史上最も遠い、太陽から132AU(天文単位:約198億キロ)の地点で、天体「2018 AG37」が確認された。これまで太陽系で最遠の天体とされてきた「ファーアウト(Farout)」(仮符号「2018 VG18」)の発見時の距離124AU(約189億キロ)よりも遠いことから、「ファーファーアウト(FarFarOut)」との愛称がつけられている。 「ファーファーアウト」は、2018年1月、ハワイ島マウナケア山頂にある国立天文台のすばる望

              太陽系で最も遠い天体「ファーファーアウト」が確認される
            • 1万年に1度の好機? 太陽系外縁天体「セドナ」に向けて探査機を打ち上げるなら2029年が最適か

              【▲ 2004年に公開された太陽系外縁天体「セドナ」(左)の想像図。遥か彼方で輝く太陽(右)も描かれている(Credit: NASA/JPL-Caltech)】ロシア宇宙科学研究所のVladislav Zubkoさんを筆頭とする研究グループは、無人探査機による太陽系外縁天体「セドナ」(90377 Sedna)の接近探査に関する研究成果を発表しました。セドナは太陽から最も遠ざかる時は約1000天文単位(※)、最も近付く時でさえ約76天文単位も離れているとされる、地球から遠く離れた天体です。研究グループによると、そんなセドナへ探査機を送り込むのに条件の良いタイミングが、今から7年後の2029年に訪れるのだといいます。 ※…1天文単位(au)=約1億5000万km、地球から太陽までの平均距離に由来 ■セドナ接近探査、最良条件下の打ち上げタイミングは2029年太陽系外縁天体とは、太陽系の天体のうち

                1万年に1度の好機? 太陽系外縁天体「セドナ」に向けて探査機を打ち上げるなら2029年が最適か
              • 「修正ニュートン力学」は「プラネット・ナイン」を否定する? 短距離での修正ニュートン力学の影響が初めて明らかに

                正体不明の「暗黒物質(ダークマター)」を仮定せずに宇宙の重力の謎を説明できるとされる「修正ニュートン力学」は興味深い仮説ですが、あまり多くの支持を受けてはいません。特に、恒星や銀河程度のスケールと比べて距離が短い太陽系程度のスケールにおける修正ニュートン力学の効果は、これまでに説明されたことがありませんでした。 ハミルトン大学のKatherine Brown氏とケース・ウェスタン・リザーブ大学のHarsh Mathur氏の研究チームは、修正ニュートン力学の下で太陽系外縁天体の公転軌道のシミュレーションを行った結果、軌道に偏りが生じたことを明らかにしました。これは、短い距離における修正ニュートン力学の効果を示した初めての事例であるとともに、太陽系外縁部に未知の惑星があるとする「プラネット・ナイン」仮説を否定するものです。 ただし、結果の前提となるデータ量の限界から、この結果が偶然生じたもので

                  「修正ニュートン力学」は「プラネット・ナイン」を否定する? 短距離での修正ニュートン力学の影響が初めて明らかに
                • 惑星の重力を利用して物体を高速移動させる「宇宙空間のスーパーハイウェイ」が発見される

                  by NASA Solar System Exploration 太陽系に存在する天体は中心に位置する太陽の重力に強く影響されている一方で、地球を含めたさまざまな惑星もそれぞれ重力を持っており、その周囲を公転する衛星をはじめとする天体に影響を及ぼしています。セルビアやアメリカの研究者が行った新たな分析により、こうした重力の相互作用を利用して太陽系内を高速で移動できる「宇宙空間のスーパーハイウェイ」の存在が明らかとなりました。 The arches of chaos in the Solar System | Science Advances https://advances.sciencemag.org/content/6/48/eabd1313 Researchers discover a new superhighway system in the Solar System https

                    惑星の重力を利用して物体を高速移動させる「宇宙空間のスーパーハイウェイ」が発見される
                  • カイパーベルトの準惑星クワオアーに予想外の環を発見。通常は環ができないロッシュ限界の外 | テクノエッジ TechnoEdge

                    ガジェット全般、サイエンス、宇宙、音楽、モータースポーツetc... 電気・ネットワーク技術者。実績媒体Engadget日本版, Autoblog日本版, Forbes JAPAN他 太陽系の多くの天体は、その周囲に環を持っています。象徴的なのは土星のような巨大ガス惑星ですが、それだけでなく準惑星や小惑星にも目立たないものの環を持っているものがいくつもあります。 2月8日にNatureに掲載された新しい論文も、太陽系外縁天体のひとつ、「クワオアー」に見つかった環についての報告です。ところが、この環は本来あるはずがない大きさの径を持つ、変わったものでした。 2002年に発見された、冥王星の約半分の大きさ(直径約1100km)のクワオアーは、太陽からおよそ60億km離れた位置で公転しており、2007年にはハッブル宇宙望遠鏡による観測で衛星が見つかり「ウェイウォット」と名付けられました。現在では

                      カイパーベルトの準惑星クワオアーに予想外の環を発見。通常は環ができないロッシュ限界の外 | テクノエッジ TechnoEdge
                    • 「クワオアー」に謎の大きな輪 太陽系外縁天体―国際チーム:時事ドットコム

                      「クワオアー」に謎の大きな輪 太陽系外縁天体―国際チーム 2023年02月12日07時14分 太陽系外縁天体「クワオアー」(画像中央)を取り巻くちりや氷の大きな輪の想像図(画像左は衛星)(欧州宇宙機関提供) 太陽系の外縁で2002年に発見された天体「クワオアー」の周囲にちりや氷の輪を発見したと、国際研究チームが11日までに英科学誌ネイチャー電子版に発表した。この天体は大きさが冥王星の半分程度で、半径555キロ。これに対し、輪の半径は約4100キロと非常に大きく、維持されている仕組みが謎だという。 〔写真特集〕世界と日本の超常現象~UFO、大聖堂に謎の光線~ クワオアーの太陽からの距離は地球―太陽間の44倍もある。輪を直接観測するには遠くて暗いため、欧州宇宙機関の宇宙望遠鏡やスペイン領カナリア諸島にある大望遠鏡で間接的に観測した。クワオアーが遠くの明るい恒星の手前を横切る様子を捉えると、恒星

                        「クワオアー」に謎の大きな輪 太陽系外縁天体―国際チーム:時事ドットコム
                      • すばる望遠鏡により太陽系の最も遠くで発見された天体の記録が更新 | 観測成果 | すばる望遠鏡

                        図1:すばる望遠鏡が2018年1月15日と1月16日に観測した、ファーファーアウト (2018 AG37) の発見画像。時間をあけて撮影された画像から、新天体の動きが見て取れます。(クレジット:Scott S. Sheppard) すばる望遠鏡に搭載された超広視野主焦点カメラ Hyper Suprime-Cam (ハイパー・シュプリーム・カム, HSC) によって、太陽-地球間の距離の約 132 倍 (132 天文単位) という非常に遠い場所で、新たな天体 (愛称:ファーファーアウト, Farfarout) が発見されました。 現在知られている太陽系天体の中で、発見時の距離が最も遠い天体となります。 Farfarout は、米国・カーネギー研究所、ハワイ大学、北アリゾナ大学の研究者達により、2018年にすばる望遠鏡の観測で発見後、ジェミニ北望遠鏡とマゼラン望遠鏡を用いた数年間にわたる追観測

                          すばる望遠鏡により太陽系の最も遠くで発見された天体の記録が更新 | 観測成果 | すばる望遠鏡
                        • HORIZON LEADER - SHIPS OF THE PORT

                          ヘタフェに移籍した久保建英選手が入団会見を行いました。 入団会見の前に試合に出てアピールに成功しているのでちょっと変な感じですが、ヘタフェにとっても久保選手にとってもいい移籍になったと思います。 リーグ戦の順位は下から数えた方が早いところにいるので、そこから脱して上を目指すことに貢献できるといいですね! それでは今日の記事のもくじです。 今日は何の日?? ニュー・ホライズンズ打ち上げの日 今日はこの船 Vessel Information 今日は何の日?? 1月19日は「ニュー・ホライズンズ打ち上げの日」です! ニュー・ホライズンズ打ち上げの日 ニュー・ホライズンズ(New Horizons)は、冥王星などの太陽系外縁天体の探査を行うためにNASAが2006年1月19日に打ち上げました。 現在も探査を行っているようです。 宇宙の探査は夢があっていいですね! 今日はこの船 ニュー・ホライズン

                            HORIZON LEADER - SHIPS OF THE PORT
                          • 美しすぎる太陽系の写真15選

                            美しすぎる太陽系の写真15選2020.07.05 18:00300,454 George Dvorsky - Gizmodo US [原文] ( 山田ちとら ) 宇宙には、およそ1兆個の銀河があると言われています。 その1兆個のひとつである天の川銀河には、およそ2000億個の恒星があると言われています。 その2000億個のひとつである太陽には惑星が8つ。そして、それらのうち唯一ハビタブルゾーンに含まれている地球に、わたしたちは生を授かったわけです。 そんなちっぽけな存在である人間が科学の力で無人宇宙探査機を飛ばすようになり、太陽や、惑星や、衛星や、彗星や、小惑星の姿を次々と明らかにしてきました。 もう、ものすごいロマンとしか言いようがないじゃないですか。いざ、太陽系のめくるめくロマンの旅へ。 火星のオリンポス山オリンポス山のCGイメージ。Image: NASA/MOLA Science T

                              美しすぎる太陽系の写真15選
                            • 彗星のふるさとは・・・? - 星たちの座談会 ☆ ★ ☆ ☆ ★ ☆ 地球号の未来

                              彗星のふるさと どこにあるか ご存知ですか??? そもそも46憶歳の太陽系さん の端っこは どうなってますかねぇ??? 太陽系は 海王星のさらにずっと遠くまで広がっていて そこにある天体を「太陽系外縁天体」と呼んでいて 冥王星もこの中に 更にその外側にあるのが 「エッジワース・カイパーベルト」と呼ばれる 太陽系をドーナッツ🍩のように取り囲んでいる場所が ここでは、1000個以上の天体が発見されております 更に 更にその外側には 「オールトの雲」と呼ばれる 惑星にならなかった 氷混じりの天体がたくさん たくさん住んでいて 太陽系全体を 球のように包み込んでいます 「エッジワース・カイパーベルト」と「オールトの雲」 この二つの場所が 「彗星のふるさと」 と 呼ばれていて 彗星のもとになる 小さな天体が住んでいる場所でした・・・(^^♪ ☆太陽さんのまわりを 200年未満で回る彗星は 「エッジ

                                彗星のふるさとは・・・? - 星たちの座談会 ☆ ★ ☆ ☆ ★ ☆ 地球号の未来 
                              • 私たちはみな星屑からできているのだそうです。天文学は面白いですね! - bdshirt 自分用の索引

                                こんにちは、 奈良北西部、断続的に激しい雨が降り続いています。 一般社団法人日本天文教育普及研究会のHPで 面白いPDFを見つけました。 www.tenkyo.net このPDFの内容は以下の通り。 06   大要 08  はじめに 10  概要 ビッグ アイデア ―天文学の主要概念― 12  ビッグ アイデア ―天文学の主要概念― 18  天文学は人類の歴史の中で最も古い学問の一つ 22  日常生活の中の天文学 26  夜空は豊かでダイナミック 30  天文学は天体と宇宙の現象を研究する学問 34  天文学は技術と共に発展する 38  宇宙論は宇宙全体を探究する学問 44  私たちは太陽系の中の小さな惑星に暮らしている 48  私たちはみな星屑からできている 52  宇宙には何千億もの銀河がある 58  宇宙にいるのは私たちだけではないかもしれない 62  宇宙で唯一の故郷である地球を守

                                  私たちはみな星屑からできているのだそうです。天文学は面白いですね! - bdshirt 自分用の索引
                                • 月にも土星のようなリングがあったかもしれないとの研究結果、「現在の太陽系の衛星に環がない謎」が一層深まる

                                  土星などの惑星には美しい「環(わ)」があるほか、太古の地球にも環があったかもしれないとの研究も報告されています。しかし、準惑星や小惑星にさえ環を持つものがあるにもかかわらず、太陽系に約300個もある衛星には、環を持つものが1つも見つかっていません。この謎に切り込む詳細なシミュレーションを行った結果、事実とは異なり「多くの衛星に環があるはず」だということが判明したとの論文が発表されました。 The missing rings around Solar System moons | Astronomy & Astrophysics (A&A) https://www.aanda.org/articles/aa/full_html/2024/11/aa49453-24/aa49453-24.html Earth's moon could've had Saturn-like rings, new

                                    月にも土星のようなリングがあったかもしれないとの研究結果、「現在の太陽系の衛星に環がない謎」が一層深まる
                                  • 地球に似た未知の惑星、太陽系外縁部に存在か | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

                                    太陽系の外縁部に未知の惑星が存在する可能性が、第8惑星の海王星の外側にある天体が描く奇妙な軌道から明らかになった。 学術誌The Astronomical Journalに掲載された研究論文によれば、太陽から遠く離れたカイパーベルトにある天体の軌道を調査した結果、太陽系に第9の惑星が存在する可能性が示唆された。 カイパーベルト(エッジワース・カイパー・ベルトとも呼ばれる)は、海王星の軌道の外側の太陽系外縁部にある円盤状の領域で、太陽からの距離は約50AU(AU=天文単位、地球と太陽の距離)。冥王星、マケマケ、エリスなどの準惑星がある。彗星や、天文学者らが「太陽系外縁天体(TNO)」と呼ぶ一部の奇妙な天体も存在している。 海王星の向こう TNOの1つであるセドナは、氷でできた、赤みを帯びた天体で、米国の天文学者マイケル・ブラウンが2003年に発見した。海がある可能性があり、離心率が大きく細長

                                      地球に似た未知の惑星、太陽系外縁部に存在か | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
                                    • プラネット・ナインの正体はブラックホールであるという仮説が提唱される | カラパイア

                                      この画像を大きなサイズで見るプラネット・ナインはブラックホールの可能性 image by:Artist’s conception. (M. Weiss) 海王星軌道の外側には、「エッジワース・カイパーベルト」という天体が密集した円盤状の領域がある。そこにある天体の軌道は、なぜだか同じ方向に膨らみ、楕円軌道を描いている。 ここから想定されたのが、「プラネット・ナイン」という大型の天体だ。これが太陽系外縁を公転しているために、その重力によってカイパーベルト天体の軌道に規則性が生じたというのである。 この仮説が提唱されたのは2014年のことだが、プラネット・ナインの発見は困難で、今のところ仮説上の存在にとどまっている。 このほど、プラネット・ナインについて新しい仮説が提唱された。それはこの謎の天体が、じつは「原始ブラックホール」であるというものだ。 初期宇宙の密度のゆらぎによって誕生したブラック

                                        プラネット・ナインの正体はブラックホールであるという仮説が提唱される | カラパイア
                                      • 赤外線天文衛星「IRAS」と「あかり」のデータで「プラネット・ナイン」の候補を探索

                                        【▲ 図2: プラネット・ナインの想像図。もしもプラネット・ナインが実在する場合、地球の5倍程度の質量を持つ海王星型惑星であると推定されています(Credit: Caltech/R. Hurt (IPAC))】 太陽系の惑星は現在8個ですが、9個目の惑星が存在するかもしれない、とする説があります。これは2006年に惑星から準惑星へと分類が変更された冥王星のことではありません。現在未発見であるこの惑星は、仮称として「プラネット・ナイン」と呼ばれています。この説が唱えられたのは、太陽系外縁天体が多数見つかった事に起因します。 太陽から非常に離れた公転軌道を持つ太陽系外縁天体は、非常に細長い楕円形をしています。この軌道の遠日点 (太陽から最も遠くなる位置) の分布を調べると、その位置に統計学的な偏りがあるという事が近年明らかとなりました。 【▲ 図1: 太陽から非常に遠くを公転する太陽系外縁天体

                                          赤外線天文衛星「IRAS」と「あかり」のデータで「プラネット・ナイン」の候補を探索
                                        • 太陽系の外縁に11個の未知の天体 太陽系は想像よりずっと大きい | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

                                          千葉工業大学惑星探査研究センターは、太陽系の外縁に広がるカイパーベルトのさらに外側に11個の未知の天体が存在する可能性を発表した。太陽から地球の距離(1天文単位:1au)の80倍という遠いところに天体が発見されたことで、太陽系はこれまで思われていたよりも大きい可能性がある。 ハワイのマウナケアの山頂にある国立天文台のすばる望遠鏡は、2020年からNASAの太陽系外縁天体探査衛星ニューホライズンとのカイパーベルト天体の共同観測を行っている。カイパーベルトとは、海王星の軌道の外側で、太陽から約30〜55auの黄道面に小惑星や氷などがリング状に密集している領域のことだ。 すばる望遠鏡には、暗い天体を撮影できる超広視野の巨大なデジタルカメラHyper Suprime-Cam(ハイパー・シュプリーム・カム:HSC)が備えられている。ただ、これを使っても地上からでは遠くの天体は太陽の光を反射して見える

                                            太陽系の外縁に11個の未知の天体 太陽系は想像よりずっと大きい | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
                                          • あの小惑星の周回探査も。NASAが惑星科学ミッション8件の延長を発表

                                            【▲ 小惑星探査ミッション「OSIRIS-APEX」のイメージイラスト(Credit: Heather Roper)】アメリカ航空宇宙局(NASA)は現地時間4月25日、現在実施されている以下の惑星科学ミッション8件が延長されることを発表しました。 ・「OSIRIS-REx」(オシリス・レックスまたはオサイリス・レックス):小惑星の周回探査と表面からのサンプル採取 ・「MAVEN」(メイブン):周回機による火星の上層大気に関する探査 ・「InSight」(インサイト):着陸機による火星の内部や地震活動に関する探査 ・「Lunar Reconnaissance Orbiter」(LRO:ルナー・リコネサンス・オービター):周回機による月の表面と地質の探査 ・「Mars Science Laboratory」(MSL:マーズ・サイエンス・ラボラトリー):探査車「キュリオシティ」による火星表面の

                                              あの小惑星の周回探査も。NASAが惑星科学ミッション8件の延長を発表
                                            • アニメをキッカケに新小惑星「Ao」誕生!由来はキャラの名前、作中の夢が“リアルで叶う”出来事に感激の声(オタク総研) - Yahoo!ニュース

                                              研究者と学生、一般市民とが協力し小惑星などの未発見天体を探索するプロジェクト「COIAS」は3日、運用開始から1年が経過するなか、新たに小惑星を発見し、同天体の命名提案権を得て「Ao(あお)」を命名したことを発表した。 【関連】望遠鏡がなくても未知の天体を発見できる「COIAS」の使用イメージ・原作者によるコメント COIAS(よみ:コイアス)は、ハワイ・すばる望遠鏡の画像データを用いることで、これまでに誰も見つけていない数100m程度の小さな小惑星を見つける市民天文学プロジェクト。小惑星のほか太陽系外縁天体を見つけることを目指し、2023年夏に一般提供を開始している。発表当時は国際会議のACMにてポスターセッションも行っていた。 このプロジェクトの興味深い点はその誕生経緯にあり、発足のきっかけからアプリケーション名まで、2020年に放送されたアニメ『恋する小惑星(通称:恋アス)』から来て

                                                アニメをキッカケに新小惑星「Ao」誕生!由来はキャラの名前、作中の夢が“リアルで叶う”出来事に感激の声(オタク総研) - Yahoo!ニュース
                                              • 観測史上最大の「メガコメット」となるか? 60万年旅する太陽系外縁天体が今後10年で土星軌道へ接近(秋山文野) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                1997年のヘール・ボップ彗星を上回る、観測史上最大の彗星核を持つ「メガコメット」になるかもしれない太陽系外縁天体(TNO)発見の報告が天文学者の注目を集めている。太陽系の広大な外縁部で、“彗星の巣”と呼ばれる「オールトの雲」から来たと見られる小天体「2014 UN271」は、60万4000年もの周期で太陽系の内側に接近し、2031年1月に土星の軌道のすぐ外側までやってくる。 2021年6月19日、国際天文学連合(IAU)の小惑星センターに新たな天体の報告が掲載された。全天の14%を観測する米フェルミ国立加速器研究所の「ダークエネルギー・サーベイ(DES)」で発見された天体群のひとつで、チリのセロ・トロロ汎米天文台のビクター M. ブランコ4m 望遠鏡の観測データから見つかった。 2021年6月23日の「2014 UN271」の軌道。出典:JPL Small-Body Database B

                                                  観測史上最大の「メガコメット」となるか? 60万年旅する太陽系外縁天体が今後10年で土星軌道へ接近(秋山文野) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                • 推定直径100~200kmの巨大な彗星が見つかる、2031年に太陽へ最接近

                                                  【▲「バーナーディネリ・バーンスティン彗星」(画像左)を描いた想像図(Credit: NOIRLab/NSF/AURA/J. da Silva)】長い尾が印象的な「彗星」の正体は、氷と塵でできた比較的小さな天体です。細長い楕円形の軌道を描くことが多い彗星は、太陽に近付くにつれて彗星の本体である核(彗星核)の氷が昇華してガスや塵が放出され、彗星核を取り巻くコマや尾が形成されるようになります。 彗星核のサイズは数百m~数十km程度のものが多く、たとえば有名な「ハレー彗星」の彗星核は最大約15km、「ヘール・ボップ彗星」は約50~60km、欧州宇宙機関(ESA)の彗星探査機「ロゼッタ」が間近で観測を行った「チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星」は最大4.1kmとされています。しかし今、彗星核のサイズがハレー彗星のおよそ10倍、ヘール・ボップ彗星と比べても2倍以上の直径100~200kmと大きく、一般的

                                                    推定直径100~200kmの巨大な彗星が見つかる、2031年に太陽へ最接近
                                                  • アオ (小惑星) - Wikipedia

                                                    (697402) アオ(英語: Ao[1])は、小惑星帯を公転する小惑星の一つである[3][4]。すばる望遠鏡の2017年1月の観測データから2024年2月に検出され、5月に小惑星番号が付与、9月に命名が発表された。 (697402) アオの軌道。各天体の位置は2024年9月1日0時 (UTC) 時点のもの。 アオは、太陽からの軌道長半径が約 3.23 au(約4億8320万 km)離れた、軌道離心率が約0.09の真円に近い楕円軌道を約5.8年(約2,119日)の公転周期で公転している[3]。黄道面に対しての軌道傾斜角は約8.94°となっている[3]。物理的特徴についてはほとんど分かっていないが、絶対等級は約17.1等級とされる[2][3]。この絶対等級を基にアルベドを 0.15 と仮定すると、直径は 1.3 km と推定される[注 1]。 アオは2017年1月23日に、ハワイ島のマウナケ

                                                      アオ (小惑星) - Wikipedia
                                                    • NASAの探査機ニュー・ホライズンズ、史上最長距離の恒星の視差観測に成功

                                                      米国航空宇宙局(NASA)は2020年6月17日、探査機「ニュー・ホライズンズ」を使って太陽系の近くにある恒星を撮影し、地球から撮影した場合と位置がずれる、「視差」が起こる様子を捉えることに成功したと発表した。 撮影時、地球と探査機との距離は約70億km。これにより、史上初めて、肉眼でもはっきりと恒星の視差がわかる画像が取得された。 ニュー・ホライズンズと地球の望遠鏡が同じ日に撮影した、太陽系に最も近い恒星「プロキシマ・ケンタウリ」の画像。両者の間の距離が非常に遠く離れていたため、肉眼ではっきりわかるほどの視差が生じた (C) NASA ニュー・ホライズンズを使った史上初の実験 「視差」とは、異なる2つの場所から同じものを見た際に、見え方に差ができる現象を指す。 最も身近な例は人間の目で、片目をつぶって物体を見ると、右目と左目では見え方に違いがあることがわかる。この両眼視差という現象によっ

                                                        NASAの探査機ニュー・ホライズンズ、史上最長距離の恒星の視差観測に成功
                                                      • 【宇宙クイズ】惑星を逆行して公転している衛星は?

                                                        【▲ 左から火星の衛星「フォボス」「ダイモス」、海王星の衛星「トリトン」(Credit: Shutterstock)】次の衛星のうち、惑星を逆行して公転しているのはどれ? 1.「フォボス(火星)」2.「ダイモス(火星)」 3.「トリトン(海王星)」 ■フォボスとダイモス、トリトンの解説近い将来、人類が火星に降り立って空を見上げた時、東から昇る「ダイモス」と西から昇る「フォボス」、2つの「月」を見ることになるのかもしれません。 火星の衛星フォボスとダイモスは、火星のほぼ赤道上を周回していて、その軌道は円(真円)に近い形をしています。 【▲ 火星の衛星「フォボス(手前)」と「ダイモス(右奥)」を再現したCG(Credit: Shutterstock)】火星の表面からの距離はフォボスが約6000km、ダイモスが約2万kmで、フォボスは太陽系の衛星の中でも惑星から一番近いところを公転しています。

                                                          【宇宙クイズ】惑星を逆行して公転している衛星は?
                                                        • 太陽系を物体が高速移動できる「宇宙の高速道路」が発見される。惑星の重力を利用 | カラパイア

                                                          この画像を大きなサイズで見る 太陽系にある天体の高速道路 / Pixabay 太陽系内の惑星の重力が生み出すカオスは、「宇宙多様体」という目に見えない構造を作り出している。 太陽はもちろん、地球を含めた惑星はそれぞれの重力を持ち、これらが相互につながりあっており、「惑星間輸送ネットワーク」すなわち宇宙の高速道路を作り出しているのだそうだ。 星の王子さまはこれで星々を旅したのかもしれないし、異星人もちゃっかり地球に遊びに来ちゃってるのかもしれない。 宇宙の高速道路の手がかり この隠された構造を見つける手がかりは、彗星や小惑星にある。 木星と海王星の間を公転する彗星・小惑星のグループ「ケンタウルス族」は、軌道が不安定で、巨大惑星の影響によっていずれは太陽系の外に飛び出すだろうと推測されている。 こうした一時的な性質から、その起源は散乱円盤天体といった「太陽系外縁天体」で、やがてケンタウルス族の

                                                            太陽系を物体が高速移動できる「宇宙の高速道路」が発見される。惑星の重力を利用 | カラパイア
                                                          • 太陽系外縁部にあるかもしれない未知の惑星をシミュレーションで検証 質量は地球の1.5~3倍か

                                                            近畿大学総合社会学部准教授のPatryk Sofia Lykawka(パトリック・ソフィア・リカフィカ)さんと国立天文台天文シミュレーションプロジェクト講師の伊藤孝士さんからなる研究チームは、海王星よりも遠くに存在する太陽系の天体の特性をシミュレーションで検証した結果、まだ見つかっていない惑星が太陽系に存在する可能性を示すことができたとする研究成果を発表しました。 太陽から遠く離れた太陽系の外縁部には未発見の惑星が存在するのではないかと指摘されていて、観測と理論の両面から探索が続けられています。Lykawkaさんと伊藤さんの研究成果をまとめた論文はThe Astronomical Journalに掲載されています。 【▲ 太陽系の外縁部に存在するかもしれない惑星の想像図(Credit: Fernando Peña D'Andrea)】 太陽系には水星から海王星まで8つの惑星がありますが、そ

                                                              太陽系外縁部にあるかもしれない未知の惑星をシミュレーションで検証 質量は地球の1.5~3倍か
                                                            • 殺戮の中で地球に笑顔と自由が定着する日までの道程を、秩序と無秩序の同居を主張する「不和と争いの女神」エリスの言葉から知る - In Deep

                                                              ブログ記事の引用・転載はすべて自由です。その際、ページのリンクを示していただけると嬉しいです。以下でキーワード記事検索ができます。 女神エリス主義者の教典『プリンキピア・ディスコルディア』よりエリスの言葉 「私は混沌(カオス)です。 私は、芸術家や科学者たちがリズムを構築するための物質です。 私はあなたの子どもたちや道化師たちが幸せな無秩序の中で笑う精神です。 私はカオスです。私は生きています。そして私は、あなたがたはみな自由だとあなたがたに宣言します」 The Principia Discordia 2020年3月にパンデミックが始まったときの天体座位 最近、天体の位置についてたいへんお詳しい方から、「2020年3月」の頃の天体座位の位置が「数百年規模で見ても特異なものとなっていた」ことをお知らせいただいたことがあります。 2020年3月は、パンデミックが宣言されたときでした。 社会が徹

                                                              • アルマ望遠鏡、オリオン座の三連星の周囲に特異な巨大原子惑星系円盤を発見

                                                                工学院大学と国立天文台は9月4日、アルマ望遠鏡を用いた観測から、若い三連星「オリオン座GW星」の周囲に、特異で巨大な三重の塵のリングが存在していることが確認されたことを発表した。 成果は、カナダ・ビクトリア大学のジャーチン・ビー氏、同ルオビン・ドン氏、工学院大学教育推進機構の武藤恭之准教授らの国際共同研究チームによるもの。詳細は、米天体物理学専門誌「アストロフィジカル・ジャーナル・レターズ」に掲載された。 天の川銀河の恒星の過半数は、ふたつ以上の恒星が共通重心を中心にして公転する「連星系」として生まれていることが知られている。太陽も現在は単独だが、46億年前に誕生した際にはパートナーがいたという説もあり、星の形成領域で同時期に複数の恒星が誕生することから、ふたつ以上の星が連星系をなすのは至って普通のできごとのようである。 現在、4000個以上の系外惑星が発見されているが、連星の周囲を公転す

                                                                  アルマ望遠鏡、オリオン座の三連星の周囲に特異な巨大原子惑星系円盤を発見
                                                                • オールトの雲からやって来る長周期彗星の分布には偏りがあることが判明

                                                                  国立天文台は9月29日、200年以上の公転周期を持つ長周期彗星は、あらゆる方向から満遍なくやって来るのではなく、軌道の向きが特定の2つの面に集中していることが、解析的手法を用いた研究で予測され、さらに数値計算と彗星カタログによっても確認されたことを発表した。 同成果は、国立天文台RISE月惑星探査プロジェクトに所属していた樋口有理可特任研究員(現・産業医科大学医学部助教)によるもの。詳細は、米天文学専門誌「The Astronomical Jounal」に掲載された。 太陽系は、無数の小天体が球殻状に広がっている「オールトの雲」と呼ばれる仮想上の天体群に包まれているとされている。仮想上とされているのは、現時点で直接オールトの雲に属する天体が観測されていないためである。オールトの雲とは、海王星の外側の軌道、冥王星などを含む太陽系外縁天体が含まれるエッジワース・カイパーベルトとはまた別の天体群

                                                                    オールトの雲からやって来る長周期彗星の分布には偏りがあることが判明
                                                                  • すばる望遠鏡が発見した「ファーファーアウト」観測史上最も遠くで見つかった太陽系の天体と確認される

                                                                    「ファーファーアウト」こと「2018 AG37」(右下)を描いた想像図。左上で輝いているのは太陽(Credit: NOIRLab/NSF/AURA/J. da Silva)アメリカのカーネギー研究所、ハワイ大学、北アリゾナ大学の研究者らは、国立天文台ハワイ観測所の「すばる望遠鏡」によって2018年1月に発見された天体について、太陽系の天体としては観測史上最も遠くで発見されたものだったとする研究成果を発表しました。 今回の研究対象となったのは「2018 AG37」という仮符号(新天体に付与される仮の名前)が与えられた天体です。研究者からは「Farfarout(ファーファーアウト)」の愛称でも呼ばれていますが、これは同じ研究グループが発見し、これまで観測史上最も遠くで見つかった太陽系の天体とされていた「2018 VG18」の愛称が「Farout(ファーアウト)」だったことに由来します。 カーネ

                                                                      すばる望遠鏡が発見した「ファーファーアウト」観測史上最も遠くで見つかった太陽系の天体と確認される
                                                                    • アンテナ展開に成功した商業衛星、明るすぎて天体観測への影響が憂慮されている

                                                                      アンテナ展開に成功した商業衛星、明るすぎて天体観測への影響が憂慮されている2022.11.20 18:0069,284 Passant Rabie - Gizmodo US [原文] ( たもり ) オリオン座並みに目立つ。 今週、9月に打ち上げられた試験衛星「BlueWalker 3」がアンテナアレイの展開に成功しました。朗報には違いありませんが、天文学者らにとって同衛星の明るさは天体観測を脅かす光害となりそうです。 現地時間の月曜AST SpaceMobile社は、同社の試験衛星が地球低軌道上でアレイの展開を完了し、通信アレイが693平方フィート(64平方メートル)に広がったと発表しました。このアレイは地球低軌道で展開された商業通信衛星のアレイとしては最大規模で、スマートフォンに直接通信を提供できるよう設計されています。 何でもビッグサイズなことで知られるテキサス州に拠点を置く同社にと

                                                                        アンテナ展開に成功した商業衛星、明るすぎて天体観測への影響が憂慮されている
                                                                      • オウムアムア - Wikiwand

                                                                        オウムアムアが太陽系を通過した軌道を想像したアニメーション 2017年10月19日、マウイ島のハレアカラ山頂にあるパンスターズの天体望遠鏡「PS1」によって、見かけの等級が20の暗い天体が発見された[18]。発見以前の9月9日に近日点を通過し、0.248au(約3710万km)まで太陽に接近、[7]10月14日、地球から2400万kmのところを通過[7]、その5日後に発見されたことになる。当初は彗星であると考えられたため、「C/2017 U1」という仮符号が与えられたが、観測からこの天体が明確な双曲線軌道にあり、太陽からの脱出速度よりも速いことが示されたことで、太陽系の重力に束縛されていない恒星間天体である可能性が示唆された[19]。10月25日、ウィリアム・ハーシェル望遠鏡が観測を行ったところ、表面は太陽系外縁天体に似た赤色であることが示された[20]。また超大型望遠鏡VLTの観測によっ

                                                                          オウムアムア - Wikiwand
                                                                        • “冥王星のハート” は低速の巨大衝突が起源? 地下に海はないかもしれない

                                                                          「冥王星」の表面には、目を引くハート型の地形「トンボー地域」があります。トンボー地域は東西で地形が大きく異なっており、特に西側は「スプートニク平原」と呼ばれる非常に平らな低地となっています。 ベルン大学のHarry A. Ballantyne氏などの研究チームは、スプートニク平原の起源は衝突クレーターではないかと考察し、シミュレーションを実行しました。その結果、直径約730kmの天体が低速で斜めに衝突すると、スプートニク平原に一致する涙形の低地が形成されることが判明しました。一方、このシミュレーションが正しい場合、冥王星の地下には液体の水でできた海がないという、これまでの推定とは異なる内部構造が予想されます。 【▲ 図1: 冥王星に大きな天体が衝突する様子の想像図。今回の研究で、冥王星のハート型の地形の成因として示されました。(Credit: Universität Bern / Illu

                                                                            “冥王星のハート” は低速の巨大衝突が起源? 地下に海はないかもしれない
                                                                          • 探査するなら、これ? 小惑星帯に太陽系外縁天体のような非常に赤い天体を発見 | 宇宙科学研究所

                                                                            宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所 主任研究開発員の長谷川直を中心とするマサチューセッツ工科大学、ハワイ大学、ソウル大学、京都大学、マルセイユ天体物理学研究所の国際研究チームは、火星と木星の間にある小惑星帯の小惑星に非常に赤いスペクトル※1を持つ小惑星が2つ(203 ポンペヤと269 ユスティティア)存在していることを見出しました。 この2つの小惑星は、小惑星帯の中で最も赤い天体であると考えられていたD型小惑星※2よりもスペクトルの傾きが更に急であり、寧ろ、太陽系外縁天体やケンタウルス族天体※3に見られる非常に赤いスペクトルを持つ天体に、そのスペクトルは似ています。 分光学的な結果から、これらの小惑星の表層には複雑な有機物が存在することが示唆されます。また、これらの天体は太陽系外縁部近傍で形成され、太陽系形成初期の段階で小惑星帯に移動してきた可能性が考えられます。この発見は、木星よりも内側

                                                                              探査するなら、これ? 小惑星帯に太陽系外縁天体のような非常に赤い天体を発見 | 宇宙科学研究所
                                                                            • 太陽系外縁部から移動してきた?非常に「赤い小惑星」が小惑星帯に存在することを発見(sorae 宇宙へのポータルサイト) - Yahoo!ニュース

                                                                              宇宙航空研究開発機構・宇宙科学研究所(JAXA/ISAS)の長谷川直氏ら国際研究グループは、火星と木星の間に位置する小惑星帯に、スペクトル(波長ごとの電磁波の強さ)が非常に赤い特徴を持つ小惑星が2つ存在することが明らかになったとする研究成果を発表しました。研究グループは、この2つの小惑星から初期の太陽系外縁部の情報が手に入る可能性があるとして注目しています。 初期の太陽系にはガスや塵でできた原始惑星系円盤が存在しており、そのなかで塵が集まって微惑星が形成され、微惑星どうしが衝突・合体して原始惑星へ成長したとみられています。研究グループによると、小惑星帯に存在する直径100km以上の小惑星は太陽系初期に形成された微惑星の生き残りではないかと考えられていて、研究グループではその組成や分布を解明するべく近赤外線の波長を中心とした分光観測(天体のスペクトルを捉える観測手法)を行っています。 研究グ

                                                                                太陽系外縁部から移動してきた?非常に「赤い小惑星」が小惑星帯に存在することを発見(sorae 宇宙へのポータルサイト) - Yahoo!ニュース
                                                                              • 太陽系外縁から移動してきた?小惑星帯に非常に赤い天体

                                                                                小惑星帯に極めて赤いスペクトルを持つ小惑星が2つ見つかった。両者は太陽系外縁で誕生し、その直後に小惑星帯まで移動してきたと推測されている。 【2021年8月3日 JAXA宇宙科学研究所】 太陽系形成時の様子を知る上で、太陽系外縁部の情報をそのまま残している天体の調査が必要とされている。太陽系外縁天体の一部が彗星となって地球に水や有機物をもたらしたという見方が有力なことからも、その調査の意義は計りしれない。しかし、冥王星などをフライバイしたニューホライズンズのような探査機を太陽系外縁へ送るにはたいへんなコストと時間がかかる。地球に接近する彗星や、彗星が小惑星帯付近にとどまって小惑星に変化した天体を調べることも考えられるが、既に太陽からの熱によって表層はある程度蒸発しているはずだ。 海王星より外側に散らばる太陽系外縁天体には、火星と木星の間の小惑星帯を中心に分布するあらゆる小惑星と比べて表面が

                                                                                  太陽系外縁から移動してきた?小惑星帯に非常に赤い天体
                                                                                • 太陽系の外側は予想よりも “埃っぽい” ことが判明 塵の量の実測結果

                                                                                  【▲ 図1: 天体同士の衝突で塵が発生している様子。実際の太陽系外縁部はこれほど “埃だらけ” ではありませんが、それでも測定可能な量の塵が存在します。 (Image Credit: Dan Durda, FIAAA) 】 太陽系の外側には冥王星などの氷天体が無数にあり、「エッジワース・カイパーベルト」という密集した状態を作っています。エッジワース・カイパーベルトがどこまで広がっているのかはよくわかっていませんが、これまでの予測では太陽から約75億kmを超えた距離で天体の密度が低くなり始めると予測されていました。その場合、空間内にある塵の量も少なくなるはずです。 しかし、コロラド大学ボルダー校のAlex Doner氏などの研究チームが、NASA(アメリカ航空宇宙局)の冥王星探査機「ニュー・ホライズンズ」の観測データを分析したところ、塵が減少すると予測された距離を超えてもほとんど低下していな

                                                                                    太陽系の外側は予想よりも “埃っぽい” ことが判明 塵の量の実測結果