ヒロインを演じる伊藤沙莉(C)GettyImges テレビ・エンタメウォッチャー界のはみ出し者、佃野デボラが「下から目線」であらゆる「人」「もの」「こと」をホメゴロシます。 目次 ・『虎に翼』6つの画期的要素 ・①「朝ドラの王道」を行っているのに気づかせない、ある“大発明” ・②あの「大御所脚本家」との共通点と、凌駕しようとする勢いが画期的 ・③演劇的要素&タイムトラベル感が画期的 ・④「ピーター・パン・シンドローム」を根調とした作劇が画期的 ・⑤「ふんわりイマジネーション」で書く脚本が画期的 ・⑥脚本家独自の言語感覚が画期的 『虎に翼』6つの画期的要素 『虎に翼』(NHK総合)が終盤に突入しようとしている。「連続テレビ小説」110作目となる本作は、女性初の弁護士のひとりであり、女性初の判事、家庭裁判所長として活躍した三淵嘉子さんをモデルに、主人公・佐田(旧姓・猪爪)寅子(伊藤沙莉)の法曹