安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件をきっかけに、過去に霊感商法や献金強要被害が指摘された世界平和統一家庭連合(旧統一教会)やその関連団体と、国会議員との関係に焦点が当たっている。今後の大きな政治課題となる可能性があり、与野党とも対応に追われている。 次々と関係あらわ、与野党に動揺走る 安倍氏の実弟の岸信夫防衛相(自民党安倍派)は26日の記者会見で、旧統一教会について「(関係者と)お付き合いがあり、選挙の際もお手伝いをいただいている」と明かした。電話による投票依頼などのボランティアとして運動に関わっていたという。 銃撃事件で逮捕された山上徹也容疑者(41)は動機について、旧統一教会に家庭を壊され、教会の友好団体の集会にビデオメッセージを寄せた安倍氏への恨みを募らせた、との趣旨の供述をしている。これを契機に、教会や関連団体と国会議員の関係がクローズアップされた。 特に自民党で取り沙汰されるケ