ドローン操縦士のミラン・パンデイ氏。エベレストのベースキャンプにて/Airlift Technology Pvt. Ltd. ニューデリー(CNN) 世界最高峰エベレストで今年、物資の運搬などにドローン(無人機)が活用されることになった。登山に大きな変革をもたらす可能性がある。 氷河が白く輝き、数々の岩がそびえる最高峰は、しんと静まり返っている。突然その静寂を破って、空からはしごが投下された。 エベレスト・ベースキャンプに控えるミラン・パンデイ氏は、ドローンの操縦士。同氏の仕事が、エベレストの状況を一変させるかもしれない。 パンデイ氏はドローンを使い、ベースキャンプと第一キャンプの間に位置する難所、クンブ氷瀑(ひょうばく)のベテランシェルパ、通称「アイスフォール・ドクター」のチームにはしごやロープ、酸素ボンベを届ける。それはきっと人々の命を救うことになるだろう。 エベレストでは過去70年に