競プロで道具として用いられる様々な賢いアルゴリズムやデータ構造の多くは, 非常に賢い研究者たちによって発見されており, ほとんどは理論計算機科学の論文として国際学会の会議録や学術雑誌の形として出版されています. ここではアルゴリズム系の研究論文がよく出てくる様々な国際会議を紹介します. ちなみに各国際会議は基本的に年1回の頻度で開催され, そのために我々研究者はがんばって研究して論文を締め切り前に間に合わせるという「論文執筆マラソン」をしています. ちなみに以下の説明では「(会議名)に論文を通す」という言い方をしますが, これはその会議に論文が採択されるということを意味します. 以下に重要な注意事項を書き添えておきます: 国際会議は基本的に複数人(大体3人くらい)による査読の評価によって採択の可否が決定されます. 一般に査読の期間は1ヶ月程度であることが多いため, 細かい証明の隅々まで読ま