(韓光勲:ライター、社会学研究者) 韓国の5人組ガールズグループ、NewJeans(ニュージーンズ)の東京ドーム公演が話題を呼んでいる。ライブではメンバーが松田聖子の「青い珊瑚礁」や竹内まりやの「プラスティック・ラヴ」をカバーし、ファンがその様子を撮った動画が数百万回再生され、韓国メディアでも大きく取り上げられているのだ。 筆者は、7月3日に日本デビュー曲を発表したaespa(エスパ)と合わせて、K-POPアイドルが日本進出する際の戦略が変わってきたと見ている。ニュージーンズとエスパ、日本でも大人気の両グループの戦略を比較してみたい。 聖子ちゃんカットに扮して歌い上げた「青い珊瑚礁」 以前書いたように、ニュージーンズは事務所トラブルの真っ只中にある(「“激しすぎるお家騒動”に揺れる韓国K-POP界、大ブレイクした『NewJeans』は大丈夫か?」)。所属事務所ADOR(アドア)の代表である