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映画批評に関するエントリは33件あります。 映画批評movie などが関連タグです。 人気エントリには 『超映画批評『ゴジラ-1.0』90点(100点満点中)』などがあります。
  • 超映画批評『ゴジラ-1.0』90点(100点満点中)

    『ゴジラ-1.0』90点(100点満点中) 23年/日本/125分 公開日:2023/11/03 配給:東宝 監督:山崎貴 出演:神木隆之介 浜辺美波 山田裕貴 ≪『シン・ゴジラ』を超える、タイムリーかつ熱いドラマ≫ ハリウッドとの間に大人の事情があるなどと言われるが、『シン・ゴジラ』から7年間も国産ゴジラ映画が作られなかった最大の理由は、あまりに『シン・ゴジラ』の評判が良すぎて、下手なものを作るわけにはいかなかった東宝サイドの責任感によるものだろう。 そして、それだけのことはあった。『ゴジラ-1.0』は『シン・ゴジラ』と比べても劣らない、むしろ部分的には上回るほどの映画作品であり、世界中のゴジラファンやハリウッド版のスタッフらに、日本の映画人の矜持を見せつけた恰好となっている。 戦後数年がたち、ようやく復興し始めた日本。特攻隊の生き残りである敷島浩一(神木隆之介)は、戦中の混乱の中で出会

    • 安倍首相辞任会見とNHK報道は計算されたプロパガンダだった|前田有一┃映画批評家

      安倍晋三首相が、先ほど辞意を表明しました。私は記者会見前後の各局報道を見ていましたが、官邸の影響が強いメディアといわれるNHKの報じ方を見て、安倍氏の戦略が見えてきたのでここで解説します。 会見前に偏ったニュースを流すNHKまず、17時からの辞任会見までの数時間、NHKは特別枠で「首相が辞意表明予定」とのニュースを報じ続けていました。 内容は、約8年間にわたる安倍政権を振り返るものですが、驚くほど偏った内容で、眉をひそめた方も多かったのではと思います。 まずは経済政策について、アベノミクスを経済界が高く評価したとか、株価を上げたなどと絶賛。 さらにトランプ、プーチンらとの会談の数が多かったなどと、内容とは無関係の部分を不自然に持ち上げるなど、外交政策全般についても無批判に礼賛しました。 安倍政権下の株高が実体経済を全く表しておらず、年金基金等の政府系機関投資家の資金をつぎ込む形でむりやり高

        安倍首相辞任会見とNHK報道は計算されたプロパガンダだった|前田有一┃映画批評家
      • 安倍晋三元首相の国葬を映画批評家が分析したら、NHKのホンネがバレた件|前田有一┃映画批評家

        はじめに安倍晋三元首相の国葬儀が本日9月27日、執り行われました。 メディアは便宜的に国葬といいますが、厳密には国葬儀。国葬ではどうしても法的根拠が見つからなかったため内閣法制局の尻を叩いて、「国葬でなく、国の"儀式"ならば、無理筋ですが閣議だけで決められる、こんな法律がありましたヨ首相!」と見つけ出させたので、岸田首相は必ず「国葬儀」と、"儀式"であることを強調しています。 最初からそのような無理を押し通したため、反対世論が報道各社60パーセントを超える状況になったのは当然なのかもしれません。 「なんでそこまで国葬にこだわったんだ?」そんな疑問はもっともですが、意外とだれも明確に答えてくれません。岸田首相があげる4つの理由 1 在任最長!8年8か月がエライから 2 内政外交でスゴイ実績! 3 国際社会が大絶賛! 4 内外からものすごい哀弔の数! は、どれも根拠薄弱で、野党からは音速でひろ

          安倍晋三元首相の国葬を映画批評家が分析したら、NHKのホンネがバレた件|前田有一┃映画批評家
        • 「ドライブ・マイ・カー」全米映画批評家協会賞 4部門を受賞 | NHKニュース

          アメリカの批評家が去年の最も優れた映画を選ぶ全米映画批評家協会賞が8日、発表され、濱口竜介監督の映画「ドライブ・マイ・カー」が作品賞をはじめ4つの部門を受賞しました。 濱口竜介さんが監督、西島秀俊さんが主演を務める「ドライブ・マイ・カー」は村上春樹さんの短編小説が原作で、舞台俳優で演出家の男性が専属ドライバーの女性と出会い、ともに過ごすうちに、目を背けてきた亡き妻の秘密と向き合う物語です。 全米映画批評家協会は8日、「ドライブ・マイ・カー」が作品賞、監督賞、脚本賞、それに主演男優賞の合わせて4部門を受賞したと発表しました。 配給会社によりますと、作品賞を受賞した日本映画は、1985年の黒澤明監督の「乱」以来だということです。 また主演男優賞は、西島さんがアジアの俳優として初めての受賞となります。 全米映画批評家協会賞は「アカデミー賞の前哨戦」とも位置づけられています。 「ドライブ・マイ・カ

            「ドライブ・マイ・カー」全米映画批評家協会賞 4部門を受賞 | NHKニュース
          • saebou on Twitter: "町山智浩さん、 @TomoMachi あなたもネット上のデマまじりの話を信じて誹謗中傷の被害者をからかうような方だったんですね。私はあなたに憧れて映画批評を書いていたのに。 https://t.co/qgbLhm2UpN"

            町山智浩さん、 @TomoMachi あなたもネット上のデマまじりの話を信じて誹謗中傷の被害者をからかうような方だったんですね。私はあなたに憧れて映画批評を書いていたのに。 https://t.co/qgbLhm2UpN

              saebou on Twitter: "町山智浩さん、 @TomoMachi あなたもネット上のデマまじりの話を信じて誹謗中傷の被害者をからかうような方だったんですね。私はあなたに憧れて映画批評を書いていたのに。 https://t.co/qgbLhm2UpN"
            • 大手映画批評サイトRotten Tomatoes、宣伝会社が好意的なレビューに金銭を支払っていたとの報道で非難を浴びる

              映画やテレビ番組のレビュー集積サイトとして有名なRotten Tomatoes。その存在はマーティン・スコセッシのような映画監督から批判を受けたこともあったが、このたび新たな報告が出され、消費者がサイトからのレコメンドを受け取る前に熟慮すべき理由がさらに増えたようだ。 Vultureは詳細な報道記事の中で、Bunker 15という宣伝会社が、デイジー・リドリーが主演した2018年の映画『オフィーリア 奪われた王国』の批評に手を加えたと暴露している。最初のレビューが到着した段階で、Rotten Tomatoesにおけるこの作品のスコアは46%だった(同サイトでは、スコアが60%を下回ると“rotten”(腐っている)の評価が下される)。しかしVultureの報道によれば、Bunker 15はあまり名前の知られていない批評家に対し、50ドルで好意的なレビューを投稿するよう報酬を支払い始め、実質

                大手映画批評サイトRotten Tomatoes、宣伝会社が好意的なレビューに金銭を支払っていたとの報道で非難を浴びる
              • 【安倍氏国葬】"張りぼて祭壇"を映したNHKの意図|前田有一┃映画批評家

                この記事は「安倍晋三元首相の国葬を映画批評家が分析したら、NHKのホンネがバレた件」の続きです。国葬分析記事3部作の2本目です。 ◆前回までのあらすじ安倍晋三元首相の「国葬中継」という、NHKの未来をかけた「作品」があまりにも異様すぎるという分析を、いくつもの根拠とともに描きました。 前座映像のファーストシーンには「岸信介」を登場させて、安倍晋三が統一教会の継承者であることのメタファーとした。 さらに岸田首相の「国葬擁護論」が滅多打ちにされる野党の論破ショーを見せ場として配置。この国葬の妥当性に疑問符を植え付けた。 きわめつけは、モリカケ桜のトリプルコンボ。古い怒りの記憶を呼び覚ましました。 そのうえで、いよいよ本編の中継を始めるという物凄い構成です。 その序盤戦もすごい。桜を見る会と同じ会社が行ったという、イベント演出面での「段取りの悪さ」を印象付ける数々の「演出」を行い、段取りの鬼とい

                  【安倍氏国葬】"張りぼて祭壇"を映したNHKの意図|前田有一┃映画批評家
                • 人種差別も反進化論も批判しているのに…やっぱり昔のSF映画? 『猿の惑星』を初めて見た[第2回] あなたの感想って最高ですよね! 遊びながらやる映画批評

                  フェミニスト批評家・北村紗衣さんによる「あなたの感想って最高ですよね! 遊びながらやる映画批評」は、北村さんが初めて見た映画の感想をアドリブで話しながら、映画を見る際に注目してほしいポイントを紹介していく連載。取り上げる作品は読者の皆さんからも募集しつつ、北村さんの元指導学生・飯島弘規さんと、担当編集で選定していきます。 連載の中で紹介されていくポイントを押さえておけば、感想が「なんかよかった」「つまんなかった」しか思い浮かばなかった映画やジャンルも、新たな視点で楽しめるかもしれません。 本連載はテキストだけでなく、収録の様子を一部、YouTubeの太田出版チャンネルに公開していきます。記事におさめられていない話も含まれていますので、本記事とあわせてどうぞ。第二回のお題は『猿の惑星』です! ※あらすじ紹介および聞き手は飯島さん、その他は北村さんの発言になります。 ※なお、あらすじ紹介の直後

                    人種差別も反進化論も批判しているのに…やっぱり昔のSF映画? 『猿の惑星』を初めて見た[第2回] あなたの感想って最高ですよね! 遊びながらやる映画批評
                  • 確変するNHK/国葬中継に込めた隠されたメッセージ|前田有一┃映画批評家

                    この記事は、 パート1 「安倍晋三元首相の国葬を映画批評家が分析したら、NHKのホンネがバレた 件」 パート2 「【安倍氏国葬】"張りぼて祭壇"を映したNHKの意図」 に続く国葬分析記事3部作の完結編です。 早速まいりましょう! テレビ映えとは真逆の効果だった逆光における人物撮影このあとは岸田首相はじめ出席者の追悼スピーチでしたが、このときのカメラ位置がよろしくありません。 逆光で写すこと自体は、人物の輪郭を強調する撮影の基本ではありますが、中継映像だと必ずしも正義ではない。 結果を言えば、懐から原稿をとりだすたびに大量の舞い散るホコリが目立ち、岸田首相が何かを強調するたび、飛沫がキラキラと盛大に画面に映し出されてしました。 きわめて不快な「テレビ逆映え」です。 このご時世、飛沫とホコリまみれの葬儀映像とはシャレになりません。 動画撮影では人物ではなく「人物の動き」が被写体になります。上記

                      確変するNHK/国葬中継に込めた隠されたメッセージ|前田有一┃映画批評家
                    • 宮台真司インタビュー:『崩壊を加速させよ』で映画批評の新たな試みに至るまで

                      社会学者・宮台真司がリアルサウンド映画部にて連載中の『宮台真司の月刊映画時評』などに掲載した映画評に大幅な加筆・再構成を行い、書籍化した映画批評集『崩壊を加速させよ 「社会」が沈んで「世界」が浮上する』が、リアルサウンド運営元のblueprintより刊行された。同書では、『寝ても覚めても』、『万引き家族』、『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』、Netflixオリジナルシリーズ『呪怨・呪いの家』など、2011年から2020年に公開・配信された作品を中心に取り上げながら、コロナ禍における「社会の自明性の崩壊」を見通す評論集となっている。 このたびリアルサウンド映画部では、著書の宮台真司にインタビューを行った。前作『正義から享楽へ』発表直後に誕生した米トランプ政権に対する評価から、「存在論的転回の再考」に至った学問的経緯、さらに映画批評へと本格復帰を果たすまでの思想的変遷につ

                        宮台真司インタビュー:『崩壊を加速させよ』で映画批評の新たな試みに至るまで
                      • 特別鼎談 濱口竜介(映画監督)×三宅唱(映画監督)×三浦哲哉(映画批評家)映画の「演出」はいかにして発見されるのか――『ドライブ・マイ・カー』をめぐって | Creator's Words 三宅唱

                        特別鼎談 濱口竜介(映画監督)×三宅唱(映画監督)×三浦哲哉(映画批評家) 映画の「演出」はいかにして発見されるのか――『ドライブ・マイ・カー』をめぐって Creator's Words / 三宅唱, 濱口竜介, 三浦哲哉 第74回カンヌ国際映画祭にて、コンペティション部門脚本賞ほか4賞を獲得した『ドライブ・マイ・カー』は、映画監督・濱口竜介がこれまでに歩んできた様々な「演出」をめぐる冒険の先に確実に位置した作品であると言える。しかしながら、そのことはこれまでに培われた方法を別のフォーマットで「試す」ということだけを意味するわけではないだろう。この作品でなければありえなかったような方法、この作品だからこそ為し得た何かがあるからこそ、『ドライブ・マイ・カー』は私たちの目と耳と心を掻き乱す傑作として結実しているはずだ。 本作の公開にともない、濱口竜介監督と同時代の映画監督・三宅唱氏、二人とさま

                          特別鼎談 濱口竜介(映画監督)×三宅唱(映画監督)×三浦哲哉(映画批評家)映画の「演出」はいかにして発見されるのか――『ドライブ・マイ・カー』をめぐって | Creator's Words 三宅唱
                        • 映画監督・青山真治さんを悼む  蓮實重彦(映画批評家) - 日本経済新聞

                          ジャン=リュック・ゴダールの『勝手にしやがれ』(1960年)以降、映画はどう撮ってもよいという愚かな思いこみが世界に行きわたった。だが、優れた映画作家は、誰もが被写体に向けるキャメラの位置、距離、アングル、そのショットの長さなどを、これしかないという絶対的なものとして映画を撮っている。しかも、その技術的な厳格さは、彼らが世界に向ける瞳のしなやかさを損なうものではない。『空に住む』(2020年)

                            映画監督・青山真治さんを悼む  蓮實重彦(映画批評家) - 日本経済新聞
                          • 菊地成孔×森直人が語る、映画批評のスタンス 「湧いてくる悪文のリズムには忠実でありたい」

                            音楽家/文筆家の菊地成孔が映画批評書『菊地成孔の映画関税撤廃』を刊行したことを受けて、2月9日に東京・BOOK LAB TOKYOにて、映画評論家の森直人をゲストに迎えたトークイベントが開催された。自身3冊目の映画批評書となる本書の執筆の裏話や、批評についての考え方、そしてトークショー翌日に授賞式を控えた第92回アカデミー賞の話題についてまで話は及んだ。(編集部) 菊地成孔『菊地成孔の映画関税撤廃』 森直人(以下、森):『ユングのサウンドトラック 菊地成孔の映画と映画音楽の本』が2010年ですよね。前作の『菊地成孔の欧米休憩タイム』が17年だから、『菊地成孔の映画関税撤廃』は2年半ぶり。比較的早いスパンでした。 菊地成孔(以下、菊地):2015年にリアルサウンド映画部で欧米圏以外の映画、特に韓国映画を中心に取り上げて批評する連載が始まって、それが『欧米休憩タイム』になった。韓流熱がエボラの

                              菊地成孔×森直人が語る、映画批評のスタンス 「湧いてくる悪文のリズムには忠実でありたい」
                            • 飲酒推奨映画? アルコールでジェンダー境界を越える『酔拳』[第1回] あなたの感想って最高ですよね! 遊びながらやる映画批評

                              フェミニスト批評家・北村紗衣さんの新連載「あなたの感想って最高ですよね! 遊びながらやる映画批評」を開始します。本連載では、映画を見る際に注目するとよいポイントを、北村さんがいままで見たことがなかった映画の感想を話しながら紹介していきます。 これまであまり見てこなかったジャンルの映画も、「なんかよかった」「つまんなかった」しか感想が思い浮かばない映画も、あるポイントに注目して見ると、これまでと違った感想が思いつくかもしれません。昔懐かしい映画から、聞いたことのない映画まで、北村さんの感想とポイントをお楽しみください。 本連載はテキストだけでなく、収録の様子を一部、YouTubeの太田出版チャンネルに公開していく予定です。記事におさめられていない話も含まれていますので、本記事とあわせてどうぞ! こんにちは。シェイクスピアやフェミニスト批評の研究をしている北村紗衣です。本連載「あなたの感想って

                                飲酒推奨映画? アルコールでジェンダー境界を越える『酔拳』[第1回] あなたの感想って最高ですよね! 遊びながらやる映画批評
                              • 超映画批評『マッドマックス:フュリオサ』75点(100点満点中)

                                『マッドマックス:フュリオサ』75点(100点満点中) FURIOSA: A MAD MAX SAGA 24年オーストラリア/アメリカ 148分 2024/05/31公開 ワーナー・ブラザース映画 PG12 監督:ジョージ・ミラー 出演:アニャ・テイラー=ジョイ クリス・ヘムズワース アリーラ・ブラウン ≪『怒りのデス・ロード』から一転、スカッと復讐劇、ではない≫ ジョージ・ミラー監督による『マッド・マックス』シリーズの30年ぶりの復活となった前作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(17年)は、デジタル時代にガチスタントとアナログスペクタクル、電車道の単純ストーリーによる一点突破型エンタメ映画として、世界中で大ヒットとなった。 その実質的な主人公、隻腕の女戦士フュリオサの若き日の15年間を描いたのがこの最新作『マッドマックス:フュリオサ』。シャーリーズ・セロンからアニャ・テイラー=ジョ

                                • 【ネタバレ有り】「ドラクエ保守派」な私の、ドラクエ映画批評【5000字超】 - DQフリ ドラクエファンサイト

                                  タイトルにもある通り、私はめちゃくちゃに保守派だ。ドラクエに限らず保守派だ。もう少しわかりやすく言うと、懐古厨というやつだ。厳密にいえば少し違うと思うが。 そんな私が話題の『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』を観てきた。そんな私の個人的主張。 観る前のスタンス 正直、ドラクエが映画になると初めて聞いたときは不安でしかなかった。ゲームの映画化というのは別に珍しくない。有名なのはトゥームレイダー、バイオハザード、サイレントヒルあたりか。最近だと名探偵ピカチュウ、あれはめちゃくちゃ良かった。アニメ映画だと言わずもがなポケモン、アイマス、レイトン教授などなど。FFも映画になっている。 成功している作品はそれなりに多い。映画が有名になりすぎて、ゲームはやったことないけど映画なら、というものも当然ある。ゲームを映画化するのは悪くない試みだ。 だが失敗するゲーム映画も非常に多い。映画は尺が大体120分

                                    【ネタバレ有り】「ドラクエ保守派」な私の、ドラクエ映画批評【5000字超】 - DQフリ ドラクエファンサイト
                                  • 安倍首相辞任会見の決定的な矛盾/官邸のずさんな工作を暴く|前田有一┃映画批評家

                                    はじめに8月28日(金)、安倍首相は辞任の意思を表明する記者会見を開きました。 真っ先に辞任確定報道を行ったのは、どこから情報を得たのか、公共放送のNHKでした。 しかしこの「安倍首相による記者会見」は、17時の会見開始までの数時間にわたる予備報道と合わせた、NHKによる巧妙な政治宣伝、プロパガンダであった──。 映像分析を生業とする映画評論家として、私はいくつかの根拠とともに、そう指摘しました。 https://note.com/maedayuichi/n/n51c4010fa8b5 それに続く本稿では、 ・8月28日の「Xデー」を官邸が事前に決定していたと思われること ・支持率アップのための一発大逆転の秘策として準備していた ことを、前回以上に具体的な根拠とともに明らかにします。最後には、 ・「安倍晋三重病説はでたらめである可能性が高い」 ことも、報道の分析から導き出して、皆様にお伝え

                                      安倍首相辞任会見の決定的な矛盾/官邸のずさんな工作を暴く|前田有一┃映画批評家
                                    • Yuki Matsuzaki 松崎悠希📽 on Twitter: "👇の園子温のインタビュー記事を見て、こんな人が「文化人」を名乗ってただなんて…ってドン引きしてる方に、ぜひ彼の親友の「映画批評家」が「とある有名女性俳優」に対しどんな発言をしていたか見て欲しい。こんなジェンダー観の人間が「リベラル文化人」を名乗っていたのが日本の業界。 https://t.co/istoONnJqP" / Twitter

                                      • 超映画批評『オッペンハイマー』80点(100点満点中)

                                        『オッペンハイマー』80点(100点満点中) OPPENHEIMER 23年アメリカ 180分 2024/03/29公開 配給:ビターズ・エンド ユニバーサル映画 R15+ 監督:クリストファー・ノーラン 出演:キリアン・マーフィ エミリー・ブラント マット・デイモン ≪映画史に残る重要作≫ 2023年の北米市場で『バービー』と並んで興行収入を押し上げる要因となった大ヒット作『オッペンハイマー』は、日本人にとってデリケートな問題である原爆をSNSの気軽なネタにした映画会社およびそれへの対処ミスにより、日本市場では公開前から「要注意案件」として扱われてきた。 配給会社はどこも手を挙げず、結局興収1400億円を超える大ヒット作なのに23年中の公開はかなわず。それどころか日本公開未定が長く続く異常事態となった。 やがて炎上を恐れぬ会社ビターズ・エンドが引き受けたものの、さすがに原爆投下の8月(本

                                        • コンテンツが多すぎる時代、映画批評にできることとは? - 集英社新書プラス

                                          エンターテインメントの中心であったハリウッド映画は、産業として終わりを迎えつつある。そのような状況を、16本の作品批評を通して詳らかにしたのが、『ハリウッド映画の終焉』だ。本書の著者、宇野維正氏と、『映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ―コンテンツ消費の現在形』などで知られるライターの稲田豊史氏が対談。前編に引き続き、コンテンツ過多の時代の映画との向き合い方や、批評家の役割までを語り合う。 左:宇野維正 氏 稲田豊史 氏 ◆もはや新作は追わなくていい? コンテンツが多すぎる問題 稲田 今、人類にとってコンテンツが多すぎると思うんです。僕、アメコミ映画のMCU(Marvel Cinematic Universe)は一時離脱中で。ほぼ映画だけで展開していた頃は追えていたけど、Disney+で配信が始まった『ワンダヴィジョン』あたりが最後でしたね。以降は主だった映画作品しか観てません

                                            コンテンツが多すぎる時代、映画批評にできることとは? - 集英社新書プラス
                                          • 超映画批評『スペシャルアクターズ』45点(100点満点中)

                                            『スペシャルアクターズ』45点(100点満点中) 監督:上田慎一郎 出演:大澤数人 河野宏紀 ≪邦画界の悪いところが凝縮されている≫ 上田慎一郎監督は、300万円の製作費で31億円を稼ぎ出した『カメラを止めるな!』(18年)の生みの親である。『スペシャルアクターズ』はその次作と喧伝されている(間に「イソップの思うツボ」が公開されたが)が、これが『カメ止め!』を撮った監督の次の映画だとしたら、日本の映画界は厳しく批判されても仕方があるまい。 俳優の仕事だけでは食えずに困窮していた和人(大澤数人)は、弟の宏樹(河野宏紀)から「割のいい仕事をやらないか」と誘われる。じつは宏樹が所属する「スペシャル・アクターズ」なる俳優事務所は、演劇のスキルを生かした何でも屋。今回彼らはカルト集団に買収されそうな旅館を守るため「洗脳された女将を救ってほしい」との依頼を受けていたのだ。さっそく和人と宏樹は信者のふり

                                            • クィア映画批評を先駆けた石原郁子は、『燃ゆる女の肖像』にみる別離の愛をどう語るのだろうか - wezzy|ウェジー

                                              2021.05.29 16:00 クィア映画批評を先駆けた石原郁子は、『燃ゆる女の肖像』にみる別離の愛をどう語るのだろうか 1994年1月下旬号の『キネマ旬報』によるジェーン・カンピオン監督の『ピアノ・レッスン』(The Piano、1993年)特集は、映画評論家・石原郁子の作品評で始まる。『映画をとおして異国へ ヨーロッパ/アメリカ篇』(2000年、pp.122-127)にも収められた本評論において石原は、19世紀半ばにスコットランドからニュージーランドへと親が決めた結婚のために移住する女性エイダ(ホリー・ハンター)がピアノで奏でるエロティックな愛憎劇を「人の世の神秘を湛えた奥深く力強い愛の宝庫」と呼んだ(2000、 127)。 音声言語を用いず、娘の通訳を介して手話や筆談で話すエイダは、開拓を目指す入植白人の夫スチュアート(サム・ニール)が海辺に置き去りにした彼女のピアノと土地を交換す

                                                クィア映画批評を先駆けた石原郁子は、『燃ゆる女の肖像』にみる別離の愛をどう語るのだろうか - wezzy|ウェジー
                                              • 超映画批評『ジョーカー』90点(100点満点中)

                                                『ジョーカー』90点(100点満点中) 監督:トッド・フィリップス 出演:ホアキン・フェニックス ロバート・デ・ニーロ ≪現代社会への深刻なる警告≫ 『ジョーカー』は特殊な成り立ちの作品である。まず背景として、大成功を収めているマーベル・シネマティック・ユニバースに対抗したDCの似たような試みが、どうもうまくいってない状況があった。 そこでいったん、まずは独立した映画として完成度の高いものを作ってみようとの機運が関係者の間で高まり、本作の企画にゴーサインが出たのである。 題材として選ばれたのはバットマンシリーズの悪役ジョーカーだが、「とにかくいい映画作品を」ということで、この映画にコミックの原作はない。何度もだめだしされながら1年かけて書いた脚本があるだけだ。 中身は一応ジョーカーの誕生秘話ではあるが、漫画版にある「もともと売れないコメディアン」との設定も捨てた。だからこの映画のジョーカー

                                                • 超映画批評『国家が破産する日』90点(100点満点中)

                                                  『国家が破産する日』90点(100点満点中) DEFAULT 韓国/114分/ツイン/映倫:G 監督:チェ・グクヒ 出演:キム・ヘス | ユ・アイン ≪韓国の話だと思っていたら……≫ 韓国映画の『国家が破産する日』。なんだか、「韓国経済や中国経済が破綻する」系のトンデモ本を愛するネトウヨが喜びそうな邦題である。 現実は、どう考えても中韓より先に日本経済がぶっ壊れる勢いなのだが、率先してそれをやってる総理大臣を支持するくらい彼らの認知機能は衰えているのでどうにもならない。 一方韓国は『国家が破産する日』を作り、自分たちの現在の経済的苦境の遠因が97年の通貨危機にあり、それどころかそこで行われた売国的経済政策は、韓国のみならず現在の先進国に共通する問題であることまで示唆している。 まったくもって知的レベルも志の高さも現実の認識能力も段違いで、しかもあろうことかこのレベルの映画を、あちらは長編2

                                                  • 『鬼滅の刃』の令和的な物語構造を分析 映画批評にスタジオの観点を取り戻す?

                                                    映画ライターの杉本穂高と批評家・跡見学園女子大学文学部准教授の渡邉大輔が話題のアニメ作品を解説しながら、現在のアニメシーンを掘り下げていく企画「シーンの今がわかる!アニメ定点観測」。 第4回は12月5日から「遊郭編」もスタートした『鬼滅の刃』をピックアップ。本作が描いた令和的な主人公像やアニメにおける家族の在り方、さらには『鬼滅の刃』のヒットによって生まれた映画批評の変化など、あらゆる角度から本作について語ってもらった。(編集部) 動画も公開中 杉本穂高(以下、杉本):『鬼滅の刃』は今さら説明はいらないようなコンテンツですが、渡邉さんは『鬼滅の刃』という作品に最初に触れたのはいつ頃でしたか? 渡邉大輔(以下、渡邉):僕は恥ずかしながら最初から触れていたわけではなく、去年の映画(『劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編』)がヒットする直前でした。過去のジャンプ漫画の様々な要素をうまい具合に組み合わせ

                                                      『鬼滅の刃』の令和的な物語構造を分析 映画批評にスタジオの観点を取り戻す?
                                                    • 超映画批評『ダンスウィズミー』85点(100点満点中)

                                                      『ダンスウィズミー』85点(100点満点中) 監督:矢口史靖 出演:三吉彩花 やしろ優 ≪発想は100点≫ 矢口史靖監督は、日本映画界の中では突出してエンタメの才がある監督である。男子生徒にアーティスティックスイミング(シンクロ)をやらせたり、女子生徒にジャズをやらせたり、挙句の果てには航空機が離陸して着陸するだけの話を、圧倒的エンタメに仕上げてしまう。そのようなアイデアと演出力あふれる監督は世界的にも稀有であり、私のみならず多くの人が新作に注目している。 そんな彼が今回手がけたのはミュージカルコメディ映画。正直、ベタすぎてパッとしない。最初に聞いたときはそう思った。主演の三吉彩花が歌い踊る写真も、どこかチープで見る気を起こさせない。そんな風に感じていた。 しかしその思いはすぐに覆された。『ダンスウィズミー』はまぎれもない傑作であった。やはり矢口史靖監督作品にハズレなし、だ。 一流企業に勤

                                                      • アニメ・映画批評を書きはじめるための補助輪 - 虚無らがえり

                                                        はじめに――作品批評を書くことの難しさ 二項対立を定める 批評の要素ーー感想・分析・敷衍 感想:主観的判断 分析:客観的判断 敷衍:(社会的な)価値への接続 分析の対象ーー物語・画面・受容 物語 画面と音 受容 分析の枠組みーー作家論・テクスト論・社会反映論 作家論 テクスト論 社会反映論 小技 あらすじは自分で書く 文体の選択 序文の書き方 文章の締め方 書くつもりで観る 引用のしかた 公開手段 参考資料 批評の書き方 批評理論 アニメ研究 むすびに――批評を書きおえるために はじめに――作品批評を書くことの難しさ 私は大学のサークルや同人活動などで、映画やアニメの批評を書いています。自分が観た作品について考えたり書くことは面白いし、人の批評を読むのも好きなのですが、批評というジャンルは不人気がなばかりか、「批判」と字面が似ているせいで、なんだか偉そうな印象で忌避されていることも確かでし

                                                          アニメ・映画批評を書きはじめるための補助輪 - 虚無らがえり
                                                        • 北村匡平|新刊『椎名林檎論──乱調の音楽』10月11日発売 on Twitter: "蓮實重彦のパターナリズムは強烈で、この映画を観ていない者が映画批評家など目指してはならないという作品にフェリーニの『8 1/2』がありますが…とかどこかの本でしれっと言う。無論すぐに観たが、ある時、いや蓮實先生も観ていない時期があ… https://t.co/YKCcxruWb9"

                                                          蓮實重彦のパターナリズムは強烈で、この映画を観ていない者が映画批評家など目指してはならないという作品にフェリーニの『8 1/2』がありますが…とかどこかの本でしれっと言う。無論すぐに観たが、ある時、いや蓮實先生も観ていない時期があ… https://t.co/YKCcxruWb9

                                                            北村匡平|新刊『椎名林檎論──乱調の音楽』10月11日発売 on Twitter: "蓮實重彦のパターナリズムは強烈で、この映画を観ていない者が映画批評家など目指してはならないという作品にフェリーニの『8 1/2』がありますが…とかどこかの本でしれっと言う。無論すぐに観たが、ある時、いや蓮實先生も観ていない時期があ… https://t.co/YKCcxruWb9"
                                                          • 雑文エッセイが映画批評的なことも書いて何をかいわんやだな! - チコちゃんに叱られないブログ

                                                            多くのはてなブロガーに不足なもの 2020年1月30日 雑記的ブログを書いて収益をも目論んでいるのは、やはり二頭を追うもの一頭も得ず的な感じがある。 ブログをビジネスとしてやるのであれば、はてなブログ間で読者獲得して人気者になれば確かにPVも増えるかもしれないが、それでも所詮はパートの時給にもならない。 私が敬愛するはてなブログの『加藤はいね』さんは実に寡作であるが、その記事の珠玉さはたまらないほど面白い。なぜこんな方が世に出てエッセイストとして活躍しないのか、そっちの方が不思議だ。 ブログ飯 個性を収入に変える生き方 作者:染谷 昌利 出版社/メーカー: インプレス 発売日: 2013/06/21 メディア: Kindle版 加藤はいねの文体と話運びをマネして記事を書いている人もいるほど、加藤はいねはブロガーに影響を与えている。 それほどのインパクトはあるブロガーだと思うけど、彼女は単に

                                                              雑文エッセイが映画批評的なことも書いて何をかいわんやだな! - チコちゃんに叱られないブログ
                                                            • 超映画批評『君たちはどう生きるか』55点(100点満点中)

                                                              『君たちはどう生きるか』55点(100点満点中) 2023年日本 124分 2023/07/14公開 配給:東宝 監督:宮﨑駿 ≪秘密主義がどんな結果となるか≫ 宣伝なし、予告編もあらすじも含めて事前情報なしという、宮﨑駿監督の長編復帰作品「君たちはどう生きるか」は、いかにも近年の宮﨑作品らしいパーソナルかつ静かな一本であった。 母親を火事で亡くしたマヒトは、戦争がはじまって4年目に父に連れられ、再婚相手が暮らす郊外の屋敷へと越してきた。軍需工場を営む父親は裕福で、屋敷には多くのベテラン使用人がおり、マヒトは戦中ながら何不自由なく暮らすことに。 そんなとき、妙に動きが人間臭いアオサギに導かれるように沼の近くまで歩いて行ったマヒトは、そのほとりに謎めいた塔を発見する。聞くと、亡き母の大叔父が建てたらしいが、その大叔父も含めてこの近辺では神隠しが続いているという。そんないわくつきの塔に魅せられ

                                                              • 「ドライブ・マイ・カー」全米映画批評家協会賞で4冠…西島秀俊さん日本人初の主演男優賞

                                                                【読売新聞】 米アカデミー賞の前哨戦の一つ、全米映画批評家協会賞が8日発表され、濱口竜介監督(43)の「ドライブ・マイ・カー」が作品賞、監督賞、脚本賞を受賞し、主演の西島秀俊さん(50)が主演男優賞に輝いた。日本での配給会社によると

                                                                  「ドライブ・マイ・カー」全米映画批評家協会賞で4冠…西島秀俊さん日本人初の主演男優賞
                                                                • 宮﨑駿監督『君たちはどう生きるか』"宣伝一切ナシ"の裏事情|前田有一┃映画批評家

                                                                  をアップいたしました。 ---------------------------- 7月14日に公開が迫ったアニメ映画『君たちはどう生きるか』(宮崎駿監督)の鈴木敏夫プロデューサーによると、この作品の宣伝は行わず、予告編も作らず、宣材は1枚のポスターのみとするそうです。 「風立ちぬ」で監督を引退、スタジオジブリが制作チームを解散、解雇してからおよそ9年。再び始動した宮崎アニメの新作だというのに、宣伝をしないという事で各方面から驚きの声が上がっています。 この問題について私は、毎日放送の情報番組「せやねん!」に取材協力しましたが、それを機にnoteの皆さんにも改めて解説していきたいと思います。 ◆過去に例がある?これについて各メディアは大ヒット作『THE FIRST SLAM DUNK』や、庵野秀明監督の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』『シン・ウルトラマン』の例を挙げ、近年では宣伝を抑える手法

                                                                    宮﨑駿監督『君たちはどう生きるか』"宣伝一切ナシ"の裏事情|前田有一┃映画批評家
                                                                  • CDB@初書籍発売中! on Twitter: "映画批評のネタバレが厳しくなる一方、youtubeでは人気映画の市販DVD映像を違法にブッコ抜いて編集し「こういうストーリーで、こう展開し、最後はこう」と、どんでん返しから決めゼリフまで5~10分で説明する「ファスト映画」ジャンル… https://t.co/hoNN5vy1L0"

                                                                    映画批評のネタバレが厳しくなる一方、youtubeでは人気映画の市販DVD映像を違法にブッコ抜いて編集し「こういうストーリーで、こう展開し、最後はこう」と、どんでん返しから決めゼリフまで5~10分で説明する「ファスト映画」ジャンル… https://t.co/hoNN5vy1L0

                                                                      CDB@初書籍発売中! on Twitter: "映画批評のネタバレが厳しくなる一方、youtubeでは人気映画の市販DVD映像を違法にブッコ抜いて編集し「こういうストーリーで、こう展開し、最後はこう」と、どんでん返しから決めゼリフまで5~10分で説明する「ファスト映画」ジャンル… https://t.co/hoNN5vy1L0"
                                                                    1

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