▼東日本大震災 津波移転跡地の3割が活用できず 3・11からの復興は、このまま中途半端に終わるのか 東日本大震災で津波に襲われた岩手、宮城、福島で、 住民が高台などに集団移転した跡地のおよそ3割について、 活用の見通しが立っていないことが分かりました。 津波で浸水した面積は東京23区のおよそ9割に及びますが、 交通アクセスのよい地域は観光農園などを開き、 人気スポットになっている一方、私有地が点在する地域は 土地を集約することができず、企業誘致が進まない現状です。 例えば石巻は、津波で何もかも流されてしまいました。 私は以前、被災した地域を国が津波プレインに指定して土地を買い上げ、 今後は人を住まわせないとすることを提言しました。 しかし、それは実現していません。 現在、被災地には私有地を持つ人々がばらばらと戻り始め、 一方ではそこには戻らず福島や宮城など別の地域に移り住んだ人も多くいます